【柊】ナイトウィザードクロスSSスレ【NW!】Vol.12
- 1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 15:51:57 ID:wOqa2wfx
- アニメでも大活躍し、過去リプレイ作品で異世界慣れした我らが“下がる男”柊蓮司……
そんな彼や他の登場人物達がもしも○○の世界に飛ばされたらor○○キャラが第八世界にやって来たら…?
そんなナイトウィザードのifストーリーを語るスレです。
■ 注意事項 ■
・不要な荒れを防ぐ為に、sage進行で御願い致します。
・冥魔(荒らし)に反応するあなたも冥魔です、スルーしましょう。
・次スレは>>975を踏んだ方、若しくは475kbyteを超えたのを確認した方に御願い致します。
また、重複防止の為に次スレを立てる人は立てる前に宣言を御願い致します。
・荒らし、カッコ悪い。
・Q.ナイトウィザードって○○のパクリ?
A.とりあえずほぼ全て何かのパクりです。初版が2002年3月発売なのでそこから判断してください。
■ SSを投下する方へのお願い ■
・NWキャラをクロスさせたい作品世界に送り込むも良し、
逆にクロスさせたい作品のキャラをファー=ジ=アースを中心とした
きくたけワールドに招いてNWキャラ達と掛け合い活躍させるも良し、
SS創作者の想像の赴く儘に楽しめる物語を書き込んで下さいませ。
但し、NW関連スレと云う事で片方は「ナイトウィザード」で御願い致します。
・801等、特殊なものは好まない人も居るので投下する場合は投下前にその旨を伝えましょう。
・各作品の初投下時は、クロスする作品名を最初に御願い致します。
そうすれば読者も読み易いでしょう。
・SSの内容が18禁の場合は地下スレ(検索ワードは「卓上ゲーム」)へ。
・NW側からのホストキャラはNW公式作品に登場しているキャラを主軸として、
SS創作者オリジナルのキャラをストーリーに絡める場合はあくまで脇役としての
立場で参加させて下さいませ。
・御互いの作品を尊重しましょう。一方的なクロスは荒れる原因ですよ。
■前スレ
【柊】ナイトウィザードクロスSSスレ【NW!】Vol.11
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1219245550/
■関連スレ
ナイトウィザード -Night Wizard!- セッション41
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1215748300/
【ネタバレ】ナイトウィザードその16【卓ゲ雑談】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1214298480/
菊池たけし セブンフォートレス ナイトウィザード71
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1221917733/
■関連リンク
http://www.fear.co.jp/nw/(原作ナイトウィザード公式)
http://www.nightwizard.jp/(TVアニメ公式)
http://www42.atwiki.jp/nightwizard/(アニメ版まとめWiki)
http://www32.atwiki.jp/nwxss/(過去SS保管庫)
- 2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 15:59:35 ID:FWWynM1+
- >>1どの乙〜
- 3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:01:06 ID:QO+DoxID
- 乙でやんす
- 4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:02:02 ID:jx9tLGb7
- >>1乙なのです。
- 5 名前:ゆにまほ中身:2008/09/21(日) 16:03:45 ID:rPC82H4q
- 1乙。ごめんなさい、ご迷惑をおかけします……。
つーか桃魔ん時もやったなコレ。成長しないなぁ……。
あ、それからとあるの人、どうぞです。自分はその後なんとかしますんで。
- 6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:05:49 ID:QO+DoxID
- テンプレ追加案。
非クロス作品の場合は、卓上ゲーム板の専用スレへの投下も検討してください。
卓上ゲーム板作品スレ その2
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1204870381/
- 7 名前:とある偽善使いの人 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:06:32 ID:5KAEjAnw
- 1乙はにゃぁ
では、4時20分から恐れながら単発の前後編SS【聖剣/乱舞】を投下させていただきやす。
支援お願いします。
- 8 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:20:20 ID:5KAEjAnw
- そろそろ投下開始します。
支援をお願いします。
それと作中に出てくるNW側のキャラには独自解釈が含まれていますので、ご注意下さい。
一振りの剣があった。
偉大なる王が携えた聖剣。
あらゆる困難を切り裂く魔法の剣。
騎士王たる彼の象徴――約束された勝利の剣【エクスカリバー】
されど、王は裏切りの刃により致命傷を負い、湖の貴婦人より受け賜わりし勝利の聖剣は湖へと帰された。
既にこの世には聖剣は存在しない。
歴史は、御伽噺はそう語る。
されど、本当にそうだろうか?
もしも失われた剣を再びこの世に出現させる方法があったなら?
もしも失われた聖剣を継承するものがこの世にいたら?
どちらか片方の条件でも満たせば聖剣はこの世に蘇る。
そして、二つの条件を満たせば――この世に聖剣は二つ存在する。
再現されしもの――約束された勝利の剣。
継承せしもの――受け継がれし王の刃。
どちらが優れているのだろう。
どちらが本物なのだろう。
それを決める方法はただ一つ。
勝利すること。
例え元来的に本物であろうとも、偽者が勝ることがある。
偽者に負けぬ本物もある。
ならば真偽など関係ない。
より価値の高いものにこそ価値がある。
今ここに二振りの聖剣が激突する。
- 9 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:22:49 ID:5KAEjAnw
-
聖剣/乱舞
再現せしもの/継承せしもの
冬木市。
夜も更けた新都の夜行バスから降り立つ少年がいた。
長袖のパーカーを羽織り、ジーンズをはいた少年。歳は高校生ぐらいだろうか。
茶色く染めた髪に、端正とも言える顔立ちの少年。本来ならば幼さの残る年頃だろうが、寂しく寒い冬の風に浮かべる鋭い目つきで幼さを打ち消し、大人びた気配を纏わせている。
緋色にも似た瞳がまるで墓場のように立ち並ぶ高層ビル群を眺め見て、周囲を油断無く見渡していた。
「……彼を知り己を知れば、百戦危うからず。というものの、己の実力も分からず、敵地に踏み込むか。とんだ愚策だな」
やれやれと首を振り、周囲を見渡しながら、懐から一つの携帯を少年は取り出す。
それは0−PHONEと呼ばれる特殊な機器だった。
「柊 蓮司、緋室 灯、ナイトメア、伊右衛門さん、グィード・ボルジア……これだけの面子を集めて、一体ここで何が起こっている?」
彼が名前を上げたウィザードは世界でも有数の実力者たち。
単独でも魔王クラスとも渡り合える戦闘能力を持つ人材。
そして、少年は六番目の人材として選ばれていた。
あと数名サポートウィザードが来ていると聞いていたが、そちらはあくまでも援護らしく名前は聞いていない。
先だって到着しているはずの人員と合流するか、そう考えて少年は足を踏み出そうとした瞬間だった。
「っ!?」
ゾクリと肌を打つ殺気を感じた。
気配の位置を探り、少年は手に持っていたバッグを周囲からの視線がないことを確認してから、消失させる。
否、消失ではなく、格納。
彼が纏う“異相結界”へと押し込んだのだ。
「なん、だ?」
彼が感じたのは剣気。
まるで触れれば切り裂かれそうな殺意。
しかし、その対象は己ではない?
「しかし、どこから――」
そう呟いた瞬間だった。
視覚の端っこで何かが瞬いた気がした。
高層ビルの屋上、そこで撃ち出される殺意――そして立ち上がる閃光。
それは魔力の気配。
「あそこか!」
何かが起こっている。
それを確認するために少年は走り出した。
そこで宿命とも言える出会いがあるとも知らずに。
- 10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:25:18 ID:Cv4MDO2D
- しーえーんー
- 11 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:25:20 ID:YlL4V90g
- 支援仕る
- 12 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:25:34 ID:5KAEjAnw
-
一つの戦いが終わっていた。
一人の少女――剣の名を冠する英雄が、弓の名を冠する英雄を両断した瞬間、雌雄は決したのだ。
「今回はオレの負けか――先に行くぞセイバー。せいぜい、このオレに騙されていろ」
潔く散ることなく、敗者の恨み言を残してその男は消え去る。
後に残るのは一人の少女。
月光に輝く髪、輝く鎧を纏い、一つの偉大なる聖剣を振り抜いたセイバーと呼ばれた少女の姿のみ。
「何故……」
彼は襲い掛かってきたのか。
彼は討たれなければいけなかったのか。
彼と己が対峙しなければならなかったのか。
無数の何故がある。
鈍痛にも似た疑問が膨れ上がり、彼女の胸を締め付ける。
彼女の人生は後悔だらけだ。
ああしとけば、ああやっておけば、もっと誰かが救われたのではないか。
己の悔いではなく、誰かのための悔い。
それは尊いけれど、愚かとも言えた。
過去は修正できぬ。
それこそ魔法でも使わぬ限り出来ないのだ。
「……」
彼女は沈黙と静寂の中に沈み込む。
聖剣を不可視の風の鞘に納め、静かに残心を払う。
どうすればいいのか、マスターの元に戻るべきか、それとも待ち続けるべきか。
それすらも決断できずに――迷い続けるはずだった。
バンッと一時間も立たずに、彼女が沈黙に沈み込んでから数分後に屋上の扉が開かれるまでは。
「っ、士郎ですか?」
何気なく、ただ察知したままにセイバーは振り返る。
しかし、それは外れていた。
同じ茶髪の髪、同じような年頃の少年だが、それは別人だった。
赤い外套を纏った姿――まるで先ほど葬った男の普段着のよう。
鋭く険しい目つき――戦いの選択を決断したマスターのような目つき。
そして――その全身が帯びる剣気は尋常ならざるもの。
「これは、どういうことだ?」
周りを見渡し、セイバーへと向ける警戒をまったくもって怠らぬまま、少年が周りを見渡す。
「っ!」
一瞬にして、構えを取るセイバー。
彼女の頭の中は一瞬混乱していた。
何故私は士郎と彼を間違えたのだろう。
本来ならばラインが繋がり、決して間違えるはずのない主従の繋がり。
だというのに、セイバーは一瞬やってきた彼を見るでもなく、士郎と勘違いした。
勝手な期待? 馬鹿な、それほど耄碌したのか。
あるいは状況からの推測? ありえない、士朗の脚からしてここまで来るのにもっと時間がかかると解り切っている。
なのに、何故?
- 13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:28:52 ID:YlL4V90g
- 魔術支援
- 14 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:29:16 ID:5KAEjAnw
-
「貴方は……誰だ?」
混乱する己の思考を鉄壁の仮面の中に押し隠し、セイバーは冷たい相貌で静寂を切り裂いた少年に告げる。
このような現場にやってきたこと、纏う格好から考えて魔術師か?
英霊ではありえない。
生身の人間だとセイバーの目は看破している。
だがしかし、何故か油断は出来ぬと己の本能が全力で鳴らしていた。
無手の少年、なのにまるで油断が無く、剣に手を掛けたかのように鋭い剣気が肌を打ち、背筋を振るわせる。
「それはこちらの台詞だ。貴方はウィザードか? 紅い月は昇っていないし、エミュレイターには見えないが」
ウィザード?
こちらを魔術師だと勘違いしているのか?
しかし、聖杯から与えられた知識は魔術師をウィザードと呼ぶ風習はないと告げる。
違和感がある。
まるで掛け違えたボタンのような違和感が。
「一つ訊ねる」
「なんだ?」
「聖杯戦争の参加者か?」
この質問の反応で確かめる、とセイバーは僅かに突き出した前足から、蹴り足へと重心を僅かに傾ける。
音も無く、僅かな数ミリにも満たない挙動。
しかし、それを少年は察知し、身構える。
虚空に手を伸ばし、まるで何かを掴むような動作。
「聖杯戦争? なるほど、それがこの地の異変か」
知らない?
だが、調べに来た。
――と今の一言で理解する。
聖杯戦争の関係者ではない、だが関わりあろうとする人間だということを。
嘘かもしれないが、見る限り発せられた態度は自然なものだった。
「知らない、と?」
確認し、念を押すかのように告げる。
聖杯戦争に関わろうとする魔術師であれば、それはもはや敵であることは明白である。
もはや聖杯戦争は終わったが、彼女達英霊は限りなく利用価値の高いサーヴァントだ。
令呪を奪えれば従えることも可能な例外的な英霊。
それを狙うものがいないわけではない。
聖杯戦争を知らぬとも、知れば欲しがる。それが人の性だろう。
- 15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:31:40 ID:Cv4MDO2D
- 支援致しますわ
- 16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:32:04 ID:YlL4V90g
- 支援=拳に強化
- 17 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:32:17 ID:5KAEjAnw
-
「ああ、知らないな。だが、一つ分かることがある」
高まる剣気。
振れば珠散る刃の具現。
温度すらも凍りつきそうな殺気に晒された真冬の大気の中で、蒸気じみた白い息を吐き出しながら少年は応える。
「おそらく君は俺の敵だ」
そう告げた瞬間、セイバーの闘気が高まる。
空気が圧縮されたかのように張り詰め、重力が増したかのように重みを与える。
見るがいい、剣において並ぶもの少なき偉大なる騎士王の構えを。
幾十、幾百の戦を乗り越え、千は超えるだろう敵兵を切り捨てた偉大なる騎士の姿を。
その身は剣を振るうために在る。
剣士の名を与えられし英雄。
英雄に立ち向かえるのは英雄のみ。
ただの人間では立ち向かえぬ、決して歯が立たぬ、破れる事無く高貴なる幻想。
目の前の少年は高貴なる幻想に立ち向かえるほどのものか。
「凄いな。人とは思えない」
少年は告げる。
目の前の騎士たる少女に、虚空に伸ばした指をゆっくりと折り曲げながら、鋭き眼光を発する。
常人ならば――否、人間であれば瞬く間に怯え震え、膝を屈すだろう英霊の闘気を受けても揺るがない不動の精神。
明確なまでにもはや一般人ではないことを、只者ではないことを告げる。
「……」
剣の英霊は答えない。
不必要な情報は与えない、答える必要性はないと判断した。
ただ切り捨てるのみ。
四肢を切断し、その後に情報を問い詰められば十分だろうと考える。
「先に言っておこう」
じわりと踏み込む瞬間を狙っていた少女に、目の前の少年はぼそりと呟いた。
「俺の名は流鏑馬 勇士郎」
己の名を少年――流鏑馬 勇士郎は名乗る。
それが礼儀だと、譲れぬルールだと告げるかのように己の名を騎士王に告げながら、手を伸ばす。
瞬間、虚空より何かが握り締められる。
投影魔術かと一瞬考えるも、違うと判断。
まるで違う場所から引き抜かれるようなギルガメッシュの王の財宝/ゲート・オブ・バビロンのような感覚。
そして、セイバーは視る。
引き抜かれていく柄を見た。
ゾクリと何故か肌が震える、その剣を抜かせはいけないと全本能が叫んでいた。
「ブルー・アースと呼ばれるウィザードだ」
だがしかし、剣の英雄には誇りがある。
切りかかろうとする己を押さえつけ、名乗りを上げる勇士郎に名乗りを返す。
言葉で相手を断ち切らんと、鋭さを帯びた言葉を発した。
「私の名はセイバー。真名ではありませぬが、それを名乗れぬことを詫びましょう」
サーヴァントにおいて真名を知られることは命取りだ。
それに彼女の名は有名すぎる。
誰もが知る故に、知られては不味すぎる真名。
故に名乗れぬ無礼を詫びる。
- 18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:34:10 ID:YlL4V90g
- 支援=援護射撃
- 19 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:34:33 ID:5KAEjAnw
-
「私の名はセイバー。真名ではありませぬが、それを名乗れぬ無礼を詫びましょう」
サーヴァントにおいて真名を知られることは命取りだ。
それに彼女の名は有名すぎる。
誰もが知る故に、知られては不味すぎる真名。
故に名乗れぬ無礼を詫びる。
「構わないさ。元々期待はしていなかったからな」
それに勇士郎は応える。
構わぬと。
ただ斬るための礼儀だけを済ませたとばかりに、彼は身構えた。
既に二人は言葉を必要としなかった。
虚空に融けゆく言葉が拡散した瞬間、二人は同時に踏み出した。
――瞬くような刹那で二人の距離――十数メートルの間合いがゼロとなる。
疾い。
英霊たるセイバーの踏み込みよりはやや劣るも、その速度は異常。
撃針に打ち出された銃弾のように踏み込みから接触までゼロコンマの間もない、一瞬の交差、一刹那の邂逅。
全身を捻り上げ、互いに振り抜いた剣の軌道が重なり合い――甲高い金属音と共に火花が散った。
セイバーは不可視の剣を、勇士郎は鋭く伸ばされた槍のような長剣を両手で振り抜いていた。
「っ、どこにこれだけの膂力が!?」
戦闘機が直撃してきたかのような衝撃に、勇士郎が驚愕の声を上げる。
英霊たる彼女の斬撃は人間の出せる膂力を軽く凌駕する。
岩を切り、鉄を切り裂き、金剛石すらも容易に粉砕する馬鹿げた威力の刃。刃という名の形をした粉砕機といってもいい、それほどの次元の差がある。
しかも、不可視の武器。
いつ直撃するのかも分からない、身構えることも難しい突然の繰り返し。故に二重の驚きだった。
驚いたのはセイバーも同様――否、それ以上だった。
人の身で手加減抜きのセイバーの剣撃を受けたのだ、強化魔術でも行っていなければ一撃で腕がへし折れて、血肉がはじけ、砕けた骨が飛び出してもおかしくない威力。
なのに、勇士郎は受けた一撃の威力に無理に踏ん張ることも無く、されど負けることも無く、コンマ数秒の淀みもなく手首を捻り、柔らかく反動を受け流している。
恐るべき技量。
されど、それ以上に驚くべきことがあった。
勇士郎が振り抜いた長剣、それをまるで食いつくかのようにセイバーは見た。
発せられる魔力を感じ取る。
「馬鹿なっ!?」
驚愕は声に。
驚きは瞳に。
震えは剣に伝わる。
喉が渇く。
止まらぬ剣戟を交わしながら、一瞬でも油断をすれば切り捨てられそうな剣の舞踏を行いながら、セイバーは目を見開く。
数十、数百合目の激突。
雷光と旋風の衝突とでも例えれば正しいだろうか。
風のように素早く、稲妻のように鋭く、互いに似た、けれども質の異なる斬光の鬩ぎ合い。
圏内に立ちはだかる刃全てと打ち合い、振り抜かれた鋼の牙同士の激突の瞬間、火花を散らしながら、互いの一撃の威力を刀身に伝えながら、セイバーは震える。
鍔迫り合いをしながら、あまりの技量に金属音すらも打ち消して、互いの威力を伝え切りながら、セイバーは見るのだ。
理解する。
把握する。
真贋を確かめる。
その剣を、相手の長剣の正体を――彼女が理解出来ぬわけがない。
何故ならばそれは己の剣なのだから。
- 20 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:37:03 ID:5KAEjAnw
-
「エクス、カリバー?」
姿は違う。
己のよく知る聖剣とは形状が異なる。
けれど、理解する。
分かるのだ、悟れるのだ。
それは私の剣だと吼えそうになった。
それは私の刃だと激昂しかけていた。
だがしかし、勇士郎は表情を変えぬ。
ただ少しの驚きと、当然のような顔を浮かべて告げる。
「よく分かったな」
その声にエクスカリバーを持っていることに対する違和感などなかった。
その声に目の前に相対する騎士王への違和感などなかった。
どういうことだと、セイバーは混乱する。
混乱してもなお、その斬光は衰えない。
「その剣、どこで手に入れたのか後ほど聞きましょう!」
怒りを力に変えて。
汚された誇りを熱に変えて。
彼女の刀身が熱く輝き、その身はさらなる刃を求める。
もはや敵を生身の人間とは考えない。
敵を英霊と同等ものだと考え、速度を上げる。
「っ!」
それに勇士郎は応えた。
己の四肢に、莫大なるプラーナを注ぎ込み、人外の身体能力を得る。
見るものが見れば戦くであろう。その量に、その質に。
彼の身は勇者、星に選ばれし戦士。
保有する存在力、それは常人とも、通常のウィザードとは比類にならない量を持っているのだと。
「っ、おぉ!」
セイバーが咆哮を上げる。
息を洩らし、一瞬だけ驚愕し、硬直した己の四肢を奮い立たせるために。
「はぁ!」
勇士郎が唸り上げる。
声を上げて、迫る人外の、人の身では立ち向かえぬはずの英霊を葬るために。
互いに常人では認識不可能な高速空間に突入する。
瞬く間に火花散る、斬撃と斬光と剣閃の乱舞を繰り広げる。
視界全てを埋め尽くすかのような刃の応酬。
震え立つは二つの聖剣、二つの刃、二つの剣士。
互いに引けぬ、互いに退かぬ、互いに負けれぬ。
ならば、叩き切るしかあるまい。
眼前両断。
その言葉を掲げて、剣を振るい上げる雌雄。
- 21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:37:40 ID:YlL4V90g
- 支援=令呪ブースト
- 22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:39:49 ID:jx9tLGb7
- 支援だッ! 無敵カバァァァリングッ!!
- 23 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:39:49 ID:5KAEjAnw
-
「しかし、お前の持っているものはなんだ? セイバー、剣士、ならばその手に持つは刀剣だろう」
不意に勇士郎が言葉を告げる。
不可視の武器、それを防ぎ続けながらも、勇士郎はセイバーに訊ねる。
「重みは日本刀では無い。されど、その振りは青龍刀でもなく、鉈でもない。ならば」
その四肢に存在するための力――プラーナを注ぎ込み、触れれば両断されかねない剣の嵐に対峙しながらも勇士郎は独り言のように呟く。
「――西洋剣、それもロングソードと見た」
「っ」
触れれば切れる剣気の中で、剣を交えながら二人は会話をしているようなものだった。
打てば響く。
それが道理だ。
看破された瞬間、僅かな剣の淀みが、勇士郎に伝わり、理解される。
「正解、だな」
「隠せない、か」
剣士は剣で語るものだ。
打ち合えば互いの心すらも理解する。
剣技はまさしく心を写す鏡なのだから、偽ることは許されない、見破られるだろう。
もはや隠せぬとセイバーは割り切り、速度を上げる。
「っ、まだ!?」
セイバーの剣速が上がる。
不可視の剣が、視認外の速度を帯びて、振り抜かれる。
決してセイバーは手を抜いていたわけではない。
だが、本気ではなかった。
己の剣の形状を看破されぬように癖を抑え、西洋剣術の本来の型を取り戻す。
ただ純粋に叩き切る。
その一念を篭めた斬撃。
見えぬ刀身、視えぬ刃、ならば防ぐ手段は――ない。
銃弾よりも疾い、斬光の連撃を勇士郎は予測だけで数発防ぎ、最後に振り抜かれた刃を後退して躱す。
されど、それは愚策。
彼女の足取りは止まらぬ、永劫に続く剣舞。
全てが必殺、一撃目で殺し、一撃目で殺せぬともニ撃目で殺し、それで殺せぬとも三撃、四撃。
全撃全殺。
全てをもって殺し、全てを持って死なす。
ただ切り伏せるための刃。
戦場の剣。
士郎とのラインから魔力を吸い上げ、さらなる加速を、さらなる力を高めながら振り抜かれる人外の一撃。
- 24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:41:35 ID:YlL4V90g
- 支援=ガンド連射
- 25 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:42:21 ID:5KAEjAnw
-
「っ」
一瞬よりも短い刹那、勇士郎が息を僅かに吐き出す。
瞬間、セイバーの振り抜く斬光の前に光の盾が出現――やはり魔術師、しかし知らぬ術式。
だが、問題ない。
その身の対魔力Aランクは防御魔術にも影響される、その身自体が魔術を打ち破る最強の盾であり矛。
コンマ数秒にも満たない間に光の盾を粉砕し、勢い衰えぬままに不可視の刃を勇士郎に食い込ませる。
だが、そのコンマ数秒があれば十分だったのだ。
彼が異相空間――【月衣】からモノを取り出すには。
金属音が響き渡る。
肉を切り裂く音ではなく、甲高い金属音が泣き声のように虚空に響き渡る。
並みの武具ならば容易に両断する一撃だった。
彼の剣が決して間に合わぬ角度で、振り抜いた刃だった。
だが、それは弾かれている。
彼の左手に握られた、虚空より出現せし――巨大なる“鞘”によって。
それは巨大な盾にも見えた。
それは巨大な刀身にも見えた。
だがしかし、それは鞘。
彼が握る聖剣と共に在り続ける、あらゆる災厄から彼を護る守りの鞘。
――本来ここに存在せぬはずの鞘だった。
そして、セイバーの混乱も限界に達する。
全てが不可解だった。
目の前の鞘――アヴァロン、それは本来彼女のマスターである衛宮士郎の体に埋め込まれているはずの鞘なのだ。
それが形状も違う、そして何より士郎の無事をレイラインを通じて感じているのに、目の前の少年が手にしている理由が不可解だった。
世界は贋作を認めない。
例え投影魔術で贋作を生み出そうとも、例外たる贋作者/フェイカー以外では数分と持たずに、劣化したものしか生み出せぬはず。
なのに、セイバーは目の前のそれを本物と理解していた。
何故ならば彼女は“ただ一人の本来の所有者”であるからだ。
原型を持つ英雄王を除けば、それを持ちえる英霊などいやしない。
否、仮に彼女以外の“彼女の可能性”が顕現しようとも、それは目の前の少年ではありえない。
何度視ても彼は英霊ではないのだ。
生身の人間に過ぎない。
受肉化していようとも、見分けが付かぬはずがないのだ。
「……大敵と見て恐るるなかれ、小敵と見て侮るなかれ――か。油断はしない、侮りもしない、全力で行かせて貰う」
己の全力を見せ付けると、己の全てを使い打ち込むと、勇士郎は告げる。
聖剣を右手に、守護の鞘を左手に、攻防一体の構えを取り、吼える。
セイバーには不可解だった。
迷いはある、混乱はある。
ありえないはずの聖剣に、ありえないはずの鞘を携えた相手。
だがしかし、今は迷う暇は無い。
戦いを続けよ、迷いを断ち切れとばかりに踏み込み。
「おぉおおっ!」
――何者だ!
その思いを込めて、翻した不可視の聖剣の一撃。
だが、それを――勇士郎の握られた守りの鞘が受け止める。
真正面から受け止め、弾き払う。
- 26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:43:47 ID:YlL4V90g
- 支援=淑女のフォークリフト
- 27 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:45:02 ID:5KAEjAnw
-
「っ!」
英霊の一撃である。
戦車の装甲すらも両断する人外の一撃を、片手で、それも弾かれること無く逆に弾き逸らした。
物理法則ではない紛れもない神秘の作用。
破れぬ、この鞘を被ったままの聖剣では。
切れ味が足りぬ、覚悟が足りぬ、全てが不足する。
セイバーは考える。
鞘から抜くか、風王結界を解き放つか。
思考しながらも剣は停まらない。唸るように打ち合い続ける。
互いの剣の質が変わり行く。
まるで日が暮れ、朝日が昇り、月の形が変わるかのように。
本質は同じであれども、その形容が変わるのだ。
セイバーは細かくステップを踏みながら、その小柄な体重の全てを一切の無駄なく刀身に乗せて、叩き切る荒々しい王者の剣に変わる。
勇士郎は左手に握った盾を持ち、右手に携えた聖剣を振るい、攻防一体の剣技を振るう。
先ほどまで両手で握っていた聖剣、それを片手で振るえば威力が落ちるのは必然。
不可視の剣撃、その見えぬ刃をセイバーの手首の角度と怖気立つ肌の感覚を信じて弾き払う。
真正面から受け止めれば手首が砕け、腕が折れるだろう。馬鹿げた威力のそれを捌くかのように、受け流すかのように、柔らかく、されど鋭く打ち放つ。
互いに切り込ませぬ、竜巻のように迅い回転速度で、されど轟風のように荒々しい斬光を繰り出しあう。
斬撃――それは線であることの極みたる殺害行為。
刺突――それは点であることの極みたる殺傷行為。
剣戟、それは点と線による芸術活動とも言えるのではないのだろうか?
ラインアート、空間に斬光という名の色を塗りつけ、刺突という名の点を穿ち絶ち、描き出すは対象の死という凄惨なる芸術活動。
待ち受ける結果はどう足掻いても死という報われぬ結末だというのに、何故にこれほどまでに美しい?
剣の英霊たるセイバー、見れば人を引き付ける、視れば心すらも蕩かす美しき聖剣の乙女よ。
剣技を極め、幾多の戦場で埋もれるほどに手を赤く染め上げた騎士たるもの王。
幾多の人を切り殺し、殺傷し、罪に塗れてもなお、その美しさには何の陰りもない。
美しいと、ただその一言で飾ることしか出来ぬほど、眩く神々しい聖剣の如き美しさを持ちえる少女。
対峙するものは誇らしく、打ち放たれる斬撃は震え立つほどに極められた最高の剣。
それと対峙することは剣士としての誉れに他ならない。
故に、必然として勇士郎は笑みを浮かべる。
紅い外套を纏い、その左手に鞘を、右手に聖剣を携えた、歴史には語られぬ――“聖剣の後継者”は嬉しそうに、されど荒ぶる獅子の如く笑う。
試すのだ。
確かめるのだ。
目の前の正体とも知れぬ少女、騎士たる剣技を振るう、不可視の聖剣を担う剣の英霊に、己の技量を全て魅せよと奮い上がるのだ。
幾多に転生を繰り返し、数百年にもいたる研鑽の高みにある剣技を叩きつけよと剣士としての本能が咆え上がる。
互いに敵だと理解し尽くす。
油断も奢りもしてはならぬと骨の髄まで染み渡っている。
故に、だから、それだからこそ――嬉しい。
一片の容赦もなく、一切の慈悲も必要なく、ただただ全力を注ぎ込めばいい。
単純にして明快であり、己が全力を発揮できる舞台に踏み出せばいい。
遠慮するな。
相手は敵だ。己が全力を出しても勝てるかどうかも分からぬ敵。
血肉の一滴まで搾り出し、ただ目の前の敵を粉砕せよ。
- 28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:45:52 ID:YlL4V90g
- 支援=蛇
- 29 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:47:44 ID:5KAEjAnw
-
「うぉおおおおお!」
「はぁあああああ!」
互いに上げた獣じみた咆哮。
それは静寂に満たされた新都の大気を揺さぶり、潜むものたちを震え上がらせる獅子の声か。
穿ち、斬りつけ、叩き砕く。
一閃、二閃、三閃、四閃――剣閃を繰り返す毎に速度が上がる、加速する斬撃乱舞。
まるで燃え上がる炎の勢いの如く止まらない。
さらに、さらに、さらに、限界を超えて。
むしろ、むしろ、むしろ、この程度ではないと吼え猛るかのように。
一合毎に速度が上がる、衝突し合う度に重さを増す威力に手が震える、最高であったものがさらなる最高の刃に限界を上書きされ続ける。
骨が軋みを上げる、恍惚と共に。
肉が悲鳴を上げる、歓喜と共に。
全身を巡る血管が、全身に纏う皮膚が、引き攣り、うねりながらも吼え猛る。
進化せよと、強くなれと、されに上へと登り上げよと。
肉体が、魂が、さらなる強さを、目の前の敵を葬るための強さを求め、昂ぶる。
進化・共鳴。
二振りの聖剣が、火花を散らし、金属音を鳴り響かせて、激突を繰り返す。
互いに気付かぬ、互いに気付く。
お互いの刃が進化していると。
十数年の修練にも匹敵する鋭さを、瞬く間に身に付けつつあると。
僅かな刹那にも満たぬ逢瀬に火花を散らして不可視と可視の刀身が貪り合うかのように噛み付き合い、雷光のように引き裂かれ、瞬くよりも早く再び出会う。
どこまで達する。
どこまで登り詰める。
自分でも分からない、相手にも分からぬだろう、凄まじき速度の成長と進化。
強くなり続ける剣の担い手達の斬り合いはまさに世界の歴史。
星が生まれてから過ごした時間に対する人の輪廻の如く、それは切なく、それは短く、濃厚な輝ける剣舞。
闘気、殺気、鬼気、剣気。
あらゆる感覚が、あらゆる大気が、あらゆる気配が入り混じり、優れた感覚が受け止めた幻覚は虚実入り混じりて刃と成し、現実の刃が、幻覚の刃が共に斬りつけ合う。
流れ零れる汗の一滴、それが飛び散り、地面に落ちるまで振り抜かれる斬撃の数は数十合にも至る。
袈裟切り、刺突、切り上げ、逆袈裟、廻し切り、etcetc――
セイバーの振り抜く流星雨の如き隙間無い剣閃はあらゆる角度から勇士郎の鞘の守護を掻い潜ろうとした結果である。
不可視の刀身。
それを利用し、手首を返し、或いは体で握りの位置を押し隠すかのように、無数の斬撃を放った。
されど、それを幾年の経験で、或いはプラーナを注ぎ込み強化した視力で捉えて弾き払い、或いは主を護るために発動する守護の鞘が自動で受け止め、遮断し続ける。
なんという堅牢さだとセイバーは内心舌を巻く。
かつてアサシン――佐々木 小次郎と対峙した時の記憶を思い出す。
彼の繰り出す長刀、その長い間合いから、なによりその全てが斬首の魔性染みた鋭さを持つ全殺の刃に踏み込みかねた。
下手に踏み込めば、瞬く間に首を刈られる。
待ち受けるは死、直線を描くセイバーの剣戟において、曲線を描きながらも匹敵する妖の如き剣鬼の刃。
それと状況は似ていた。
突き崩せぬという一点において。
汗が零れる、全身の細胞が震えて、ドクドクと流れる心臓の動きを感じ取る。
セイバー、異例なる英霊。
その肉体は成長を止めた生身の人間だからか。
英霊として強化はされている、されど生前と全く変わらぬ己の肉体が囁いているのだ。
――抜けと。
- 30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:48:36 ID:YlL4V90g
- 支援=メシ
- 31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:48:41 ID:jx9tLGb7
- 支援魔法【小さき風の盾】
- 32 名前:聖剣/乱舞 前編 ◆265XGj4R92 :2008/09/21(日) 16:50:11 ID:5KAEjAnw
-
聖剣を解き放て、鞘に納めたまま斬れるほど敵は甘くはない。
敵は全力を出した、ならば答えるのが礼儀だろう。
騎士の誇りがそう告げるのだ。いや、それは騎士の誇りでは無い。
剣への渇望。
全力を出したい、己の全てを持ってぶつかり合いたいという剣に魅せられた魂が囁く誘惑。
騎士王たる修練の果て、潜り抜けた戦場の果てに身に付けた剣技が魂すら縛り上げ、本音を引き出すのだ。
剣に生きた、剣に選ばれた、剣により死に絶える。
選定の剣を引き抜きし時よりセイバーは剣と共にあることを定められし剣の申し子。
もはや剣無しでは生きられぬ。
もはや剣無しでは存在意義はない。
ならば、迷う必要もあるまい。
「ふっ!」
息を吐き出し、降り注いだ勇士郎の斬撃を弾き払うと、とんっと風のようにセイバーが一歩後ろに下がる。
「……これまでの無礼を詫びましょう」
「?」
勇士郎は眉を歪め、鞘たる楯を構えながら、セイバーの動向に注意する。
「貴方は強い。正体は知りません、何故そこまで強いのかも知りません。何故貴方がその聖剣を、鞘を持っているのかも知りません」
ゆっくりとセイバーは不可視の聖剣を握り締め、ただ真っ直ぐに、勇士郎に燃え滾る双眸を向けながら告げる。
「しかし、一つだけ分かることがあります」
……風が唸り出す。
世界が突如戦慄き出した。
まるで怯えるかのように、世界が震撼する。
来たぞ、来たぞ、と喝采を上げるかのように大気が渦巻き、風が踊り狂い、その開封を見届ける。
祝福せよ、祝福せよ。
喝采せよ、喝采せよ。
その開封を、世界により選ばれし神造兵器の美しき姿に歓喜せよ。
「貴方には私の全力を見せる必要があると!」
そして、聖剣は引き抜かれた。
恐れるがいい。
星が鍛えし最高の聖剣の輝きに!
*サルが怖いのでここであとがき**
前編、投下完了です。
後編は今日明日にでも投下する予定です。
セイバーの強さや、勇士郎の強さに納得が行かない人もいるかもしれませんが、どうぞお許し下さい。
これが自分の書ける最大限の剣戟描写です。
ゆにまほ氏、割り込んですみませんでした。
少しでも楽しんでもらえれば幸いです。では、また今度お会いしましょう。
- 33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:52:41 ID:jx9tLGb7
- 支援魔法【風の護り】
- 34 名前:ゆにまほ中身:2008/09/21(日) 16:54:54 ID:rPC82H4q
- お気になさらずー。
っつーかたぶん丸一日ここのっとってる自分のほうがスレ倫理的にはマズい(汗)。
さぁて。その3いきましょうかねっと。
- 35 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 16:56:26 ID:rPC82H4q
- <なにいろバカンス>
UGNと書かれたビーチパラソル。
そこで、ロッキングチェアに横になってサングラスをかけてリラックスしているビキニの少年がいた。
パッションフルーツのジュースをなみなみと注いで、ハイビスカスを飾った大きなグラスを片手に、せわしなく動く同じ仕事場の従業員を見ていた。
ビーチバレー班は今第二試合に移行しており、戦力外かと思われていたミミズクの意外な好プレーにより、ミナリや紫帆が次々アタックを決め、それを以蔵が顔面レシーブ。
そんな光景が広がっている。
そんな光景を鼻で皮肉気に笑って、彼は―――
「『ふっ、くだらん』とでもいうつもり?」
からかいの混じった声で、機先を制された。
その声自体は聞いたことがあるもので、いぶかしく思うことはなかったものの、逆にその声に精神を逆なでられて不機嫌になる少年こと左京。
彼の眉間のしわを見て、くすりと笑って左京の台詞をとったのは鈴木和美(すずき・かずみ)。「謎の女(パープルレイン)」の二つ名を持つUGNのエージェントだ。
黒地の胸元に白い小さな蓮の刺繍のワンポイント、布地が最低限しかない紐で結ぶ形の水着に黒いパレオ。そんな蟲惑的な格好で、いつもどおりのサングラス。
左京の機嫌が傾いたのがおかしかったのか、彼女は笑みをたたえたまま答える。
「ごめんなさい。悪いことをしてしまったかしら?」
「……わかっているのなら最初からやるな」
「ふふっ、私もバカンスで少し気が大きくなっているみたいね。
今回は私が来たからといって何が起きるというわけでもないのだから、もう少し態度を柔らかくしてくれてもいいんじゃないかしら?」
その言葉に左京はふん、と鼻を鳴らすのみ。
無言のその間を埋めるのは、潮騒と喧騒だけ。
沈黙を打ち破ったのは、珍しいことに左京の方だった。
「―――お前でも、心躍らせることなどあるんだな」
「あら。私を機械かなにかだとでも思っていた?」
「ワーカーホリックのようなものだとは思っていたな。お前が俺に会うこと自体がお前にとっては仕事の時間だ、そう感じるのも仕方がないのかもしれんが」
そうね、と頷いて―――和美は、まぶしそうに子供達を見て、独り言のように呟く。
「―――こうして見ていると、あの子たちもまるで普通の子に見えてくるから不思議ね」
和美はUGNのエージェントだ。
オーヴァードと呼ばれる存在が、普通の世界にはまだあっていいものでないことを知っている。
それでも。
それでも彼女は、この陽の当たる世界の光景が続いていってほしいと思うのだ。
彼女の言葉に、左京はふっ、といつもの通りシニカルな笑みを浮かべる。
「くだらんな」
「そう、ね。一度変わってしまったものが普通に戻れるはずが―――」
「その考えそのものがくだらない、と言っている」
- 36 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 16:57:28 ID:rPC82H4q
- つまらなそうに切って捨てられた和美が、え?と不思議そうな顔で左京を向く。
左京は目を閉じたまま答えた。
「確かに、俺たちは『普通の』連中から見れば化け物なんだろう。当たり前だ。まっとうな連中は殺し合いをしては生き返る、なんてバカな真似できるはずもない。
だがな―――では、化け物のような力を持ってしまった俺たちには普通なんてものは存在しないのか?」
淡々と、彼は告げ続ける。それが唯一の真実であるとでもいうように。
「普通、というのは並であるということ。どこにでもある、ということだ。つまりこれは日常と言い換えられなくもない。
では普通でないと言われる俺たちには日常は存在しないのか?それは違う。真っ当な連中とは違うかもしれん。形が歪かもしれん。だが―――確実に続く毎日は、ある。
友人がいる。戦友がいる。戦うべき敵がいて、守りたいものがある。それは、全て俺たちの日常の一部だ。俺たちにもどこにでもある日常が存在するということだ。
つまりは―――俺たちはその日常に絶望しない限りにおいて、『普通の人間』だということだ」
淡白で、その上配慮のあるようには見えない言葉。
その言葉が左京から出たことに、本気で目を丸くしてしばらく言葉を失った和美。
彼女の知っている左京は、もっと他人に興味がなく、もっと自分の殻に閉じこもっていて、もっと自分以外に無頓着だったはずだ。
そんな彼が、和美を気遣ったような言葉を吐いた。それも、彼らしく理路整然としていながら彼らしくない希望に満ちた屁理屈をこねて。
そのきっかけがなんだったのかはわからない。外から見ただけではそうわからない変化だろう。よりアクが強くなったとも言える。
この夏の間に、それでも左京は何かしらの心境の変化があったのだろう。
それはきっと人間との絆を得たがための成長。あの街にいて、たくさんの人間にあったからこその変化だ。
くすり、と笑って和美は言った。
「あなたにそんなことを言われるとは思ってもみなかったわ」
「フッ。単に率直に思ったことを言っただけだ」
じゅー、とジュースをすする左京。
それで?と和美はたずねる。
「あなたは、あの日常の中に入っていかないのかしら?」
「生憎と体を動かすのは苦手でな。あいつらのバカな行動を見ているのも俺の日常の一部だということだ」
そんな左京にふふ、と笑って。じゃあ、と彼女は続けた。
「6時半には、ちゃんと戻ってきなさいね。あなたも楽しいと思うものがあると思うから」
ふん、とそれを鼻で笑う左京。和美はそれを楽しげに眺めて、ご飯を食べ終わりスイカをもしゃもしゃかじっている娘達の区画へと歩き出した。
- 37 名前:とある偽善使いの人 ◆CPytksUTvk :2008/09/21(日) 16:57:56 ID:5KAEjAnw
- ちょっとまってください!
あれ、最低30分とかは置くんじゃないんですか!?(間隔)
それともこっちにはそんなローカルルールはないんでしょうか?!
- 38 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 16:58:16 ID:rPC82H4q
- <真夏の浜辺熱血出店勝負!完結編>
日もだいぶ傾いた砂浜。そこには、やり遂げた顔の男が二人、座り込んでいた。
彼らの所持する屋台にはそれぞれ『材料終了のため店じまい』と書かれた掛札がかけられていた。
司が、満足そうな笑顔で言った。
「あー……つっかれた」
「はっはっは。こちらもいささか疲れましたがね。まさか、最後まで張り合ってくださるとは思っていませんでした。失礼しました」
「安心しろ。こっちも最後まで張り合うと思ってなかったから」
「私も露店には多少自信があったんですがねぇ。それも一番得意のヤキソバ屋台で勝てなかったのは、あなたが始めてです」
「勝つも負けるもねぇだろ。同時に材料がなくなっただけで」
先ほどまでデッドヒートを繰り広げていた司と謎のローブ男。
が、しかし彼らがどれだけ無限に戦えるとしても先に材料がへたってしまえばどうしようもなかったりする。
そんなこんなでシロップとミネラルウォーターのなくなった司と、麺と野菜のなくなったローブ男は同時に店じまい、という形になってしまったのだった。
私もこのお金をちょっと振り込む先があるんでそろそろおいとましますよ、と言い、ローブ男は笑顔で司に手を差し出す。
「いつか、またあなたと再戦したいものです」
「俺は別に屋台専門ってわけじゃないが……まあ、アンタとまた勝負ってのなら悪くないかな」
「では、いずれということで」
がしっ、と男らしく握手。その向こうには沈む夕日がある。二人には満足そうな笑顔がはかれていた。
ぽん、とお互いの肩を叩くとすれ違いながら―――ローブ男がささやいた。
「じゃあ、また会いましょう。ツカサくん」
おそらくは紫帆に呼ばれていたのでも聞いていたのだろう名前で呼ばれ、そういえば、と司は思い至る。
「待て。そういえばアンタはなんて―――」
振り返ってそうたずねようとし―――そこにはもうローブ男の姿はなかった。
海風が吹き抜けるだけの、なにもない空間。あまりに唐突にいなくなった男にちょっとだけ目を見開いて、一拍置いてにっと笑う。
「どこまでわけがわかんねぇんだか。まぁいいや。名前は次に会った時に聞いてやるよ」
また会おう、という気持ちをその言葉にこめ、手をひらひら振って、司はパーカーのポケットに手をつっこむと、その場を去った。
……素直じゃねぇ連中である。
- 39 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:58:33 ID:wOqa2wfx
- >37
無いよ。
- 40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 16:59:19 ID:YlL4V90g
- 続けて支援
- 41 名前:ゆにまほ中身:2008/09/21(日) 16:59:55 ID:rPC82H4q
- うわ。単にまずいのを知らないだけっす(汗)。
マズいかな?
- 42 名前:とある偽善使いの人 ◆CPytksUTvk :2008/09/21(日) 17:00:10 ID:5KAEjAnw
- >>39
了解です、お騒がせ失礼しました。
支援
- 43 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:00:53 ID:YlL4V90g
- 夏色支援
- 44 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:02:56 ID:rPC82H4q
- そんじゃ
***
<UGNの財政力>
日の暮れかけた頃。男性陣は海から戻り、私服に着替えて旅館の前で女性陣を待っていた。
相手がいる男性陣はそわそわそわそわしているが、特に気にしない連中は超高速あっち向いてホイしたり叩いてかぶってじゃんけんポン大会したりしている。
と、そこへ。山吹色に朱色の紅葉が腰から裾にかけてあしらわれた浴衣を着た、笑顔が魅力的な少女が現れて隼人に声をかけた。
「やっほ。久しぶり、隼人」
「え―――おまっ、伊織かっ!?」
柏木伊織(かしわぎ・いおり)。隼人や椿と同期のチルドレンで、色々とごたごたがあった後今もUGNに監視付きとはいえ所属する少女である。
彼女は久しぶりに会う仲間に笑顔で来ちゃった、というものの、先も言ったとおり彼女は監視付きで動かなければならない立場の人間である。
「なんでこんなとこにいるんだよ、お前自由に外出られないはずだろ?」
「うん。だから、お仕事お仕事。
あのバカ兄さんがね、薬王寺支部長に頼まれた物を運ぶのに、私を指定したってだけの話」
呆れたように肩をすくめる伊織。
なお。伊織の兄は苗字が違うものの、UGNの日本支部長こと霧谷雄吾であることを追記しておく。
彼女の言葉に隼人が頼まれ物?と不思議そうに問うと―――
「お待たせしましたっ」
そこにいたのは、色とりどりの花々だった。
「委員長、おかしくないかな」
「よく似合ってるわよ、紫帆」
淡い桃色の地に小さな白いピンドット柄。バレッタ上げの髪。
黒地に露草が月光を受けたように浮き上がった浴衣。ポニーテールにした黒髪がつややかに踊る。
「えぇと、どうでしょうかケイトさん」
「史朗。どうかな、選んだの着てみたんだけど」
白地を赤から薄桃までのさまざまな花が飾る。海色の髪留めで前髪を留める。
鮮やかな赤に白薄紅の桜の花が風に踊り舞う。いつもとは違う桜色のリボンが風に揺れる。
「狛江、上に空手着着るのはどうかと思う……」
「え?だってこれははずせないもん」
深く暗めの青に映える白と紅の椿。短めではあるものの髪をアップに上げる。
青に白の踊る夏らしい白波模様になぜか羽織った空手道着。その着こなしはいかがなものかと。
「マーヤさんもモルガンちゃんもよく似合ってるよ」
「というか。浴衣を着たいがためにアキハバラから飛んでくるというのはどうなんです、モルガン」
「いいんじゃー!わらわだってたまには外に出ないとダメなんじゃー!海辺は日に焼けるから嫌だけど」
藍色に、紅葉と同じ秋の花である撫子。ぽん、と二人の背中を叩く笑顔がとてもまぶしい。
薄い浅葱色に大きな白百合のあしらわれている浴衣。飾り耳にはおしゃれなのか真っ白なリボン。
紺地に華やかなたくさんの色のコスモス。薄桃色のリボンでくくったツインテール。
「ほら綾、隠れないの」
「……恥ずかしい」
落ち着いた臙脂色にいくつもひらひら蝶が舞う。髪は職場と同じく一まとめにされている。
濃い目のピンクに白くふわふわした小さな花がいくつも咲く。小さな三つ編みをいくつも下げている。
- 45 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:03:56 ID:rPC82H4q
- 「可愛いの着れてよかったねーアイヴィ!」
「……ちょっと可愛すぎません?」
黒地に赤バラ、フリル付きの浴衣。いつもは飾り気のない金髪は、バラの髪留めで留められている。
白地に黒猫が何匹も歩く。三つ編みをぴこぴこと揺らしながら歩く姿は猫の尻尾のようで愛らしい。
「ほらほらテレーズも逃げてないのでありますよっ!」
「え、ちょっとま、待ってってばノーチェ!髪!髪の毛が崩れるってばっ!」
白地に赤い金魚と波模様。ツインテールの銀髪は今はお団子に巻かれている。
薄めの黒地に紅の彼岸花。金髪は一回シャワーを浴びてくるくるしっかりと巻きなおし。
おぉ。と感嘆の声が上がる。
伊織が得意げにお届けモノでーす♪と言う。
カップルはそれでなんか微妙な空気を作り出し、どうかな?と聞かれて馬子にも衣装と答えたヤツが2、3箇所でフルぼっこにされている。
具体的に言うと柊だったり隼人だったり。
そんな光景を見ながら、一つため息とともにぱんぱん、と手を叩く和美。
「ほら、縁日に行くわよ。店仕舞っちゃったら寂しいでしょ」
そういうことになった。
- 46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:04:27 ID:YlL4V90g
- 漣支援
- 47 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:04:53 ID:rPC82H4q
- <夜店めぐり−射的>
縁日と言えば夜店、夜店といえば―――
「射的だろうやっぱり!」
「スーパーボールとか金魚とかすくってこーよー」
「なにあれなにっ!?」
店がいっぱいあるわけで。これだけの人数で来ればさすがにばらけるのも当然といえば当然だった。
ともあれ、ここは射的の屋台。
せいやぁっ!と正拳突きとかしそうな掛け声とともに引き金を引くのだが、銃口があらぬ方向を向いていればとれるはずもなく。
ダメだった!と笑顔で言う狛江。残念だったね、というのは自分も取れなかった椿。
そんな二人にふふん、と笑いかけ、伊織は肩に担いだコルク式のおもちゃの狙撃銃を2、3度回して構えた。
その銃口はブレることなくぴたりと止まり、狙い違わずぱこんっと重そうな金属製のライターを打ち抜き、台から転げ落ちさせる。
硝煙の匂いのするはずのない銃口に、ふっと息をかけて半分笑いながらざっとこんなもんだよ、と芝居がかった様子で告げる。
店の親父から残念そうな様子でライターを渡され、伊織はそれを暖かい目で見る。
椿がそれに気づき、たずねた。
「そのライター、どうするの?」
「ん?あぁ―――ま。人にこんな仕事押し付けた迷惑な兄貴にお土産ってこんなもんでいいかなーって」
照れたようにそう言う伊織に、椿も笑ってそれがいいよ、と答えた。
そんなことをしている横で、ノーチェは一人じっとお財布と相談していた。
すでに3回ほどチャレンジし、お金だけがいなくなった。具体的には一番大きな硬貨三つ分くらい。もともと野口さん数人程度の戦力だ、これ以上の出費はしたくない。
だがしかし、せっかくのお祭りをこんなところで諦めていいものだろうか。むしろくすくす笑ってごーごー、なんてよく分からない電波すら届いてくる。
こうなれば全部の力をここで使いきったとしても―――
「おじさんっ!もう一回おねが――へぶっ!?」
意気込んでノーチェが一番大きな硬貨を突き出そうとした時、彼女の顔にぼふっ!となにかがつきつけられて発声を邪魔された。
「……なにやってるんだキミは」
呆れたようにそう言ったのは、なぜか甚平姿の応理。
ノーチェは応理の姿を見て笑顔で答えた。
「応理。なかなかお祭りエンジョイしてるでありますな。そのめっちゃ腕輪にしてるサイリウムとか」
「サイリウムはアメリカ製品の商標。正確にはケミカルライトと言うのが正しいし、日本製品で商標でいうならこれはルミカライト、だよ」
「意外と細かいでありますな」
「いいの。ボクはボクの思うように生きてく、それがボクのピーターパンライフなんだよ。わかるかいティンク?」
「ですからわたくしはー……」
何度目かになる名前への訂正をしようとするノーチェの鼻面に、応理は先ほど彼女にぶつけた物体を突き出す。
わ、と一歩退り、ノーチェはそれを見た。
それは、どこか間の抜けた表情をした薄い灰色のうさぎのぬいぐるみだった。
垂れ耳を横に垂らしている、うさぎを擬人化させたような形の10センチくらいのぬいぐるみで、目は真っ赤。
真っ黒なリボンが首元についていて、なにかに引っ掛けるため用なのか紐が首の後ろから出ていた。
それを見て硬直しているノーチェを目にし、ぷい、とそっぽを向くとそのぬいぐるみをノーチェに向けて放り投げた。
わわっ、と慌ててそれを空中で引っつかむノーチェ。
「あげるよ。ボクは取るまでは興味あるけど、それから先は必要ないし―――こんなものもらったままで、何もしないのはボクのプライドに関わる」
- 48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:05:13 ID:wOqa2wfx
- 《夜闇の眷属》
- 49 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:05:51 ID:rPC82H4q
- すたすたと背を向けて歩き出しながらそう言って、甚平から彼が出した腕には、銀の鎖と水晶の腕輪があった。
それににわかに笑顔になって、ノーチェは両手でメガホンをつくると、この気持ちよ届けとばかりに叫ぶ。
「ありがとうでありますよ応理っ!箒につけてずっと大事にするでありますっ!」
「叫ぶなよ恥ずかしい奴だなキミはっ!?」
叫び返せばその分だけ注目されるわけだが、そんなことにも気を割けない応理だった。
放たれるコルク栓。あらぬ所に当たると、ぱかん、とマヌケな音を立ててあらぬ方向に飛んでいく。
青筋が一つ増えて、彼女は口元をひくつかせると店の親父にたずねた。
「―――ねぇ、おじさん」
「なんだい金髪のお嬢ちゃん?日本語上手いな」
「そんなことはどうでもいいわよ。この銃ちゃんと手入れしてるの?」
「はっはっは、当たらないからっておじさんに八つ当たりはいかんぜ嬢ちゃん」
わかってるわよ、と心の中で呟く。
落ち着いて?と言うように逆の肩に乗ったミミズクがほぅ、と鳴く。
わかっているのだ。そもそも自身が射撃が得意でないことくらいは。けれど、このレクリエーションですでに紙幣が三つも飲み込まれていることを考えれば意地にもなる。
普通ならばそこまでになれば諦めもつくのだが、どうしても彼女は諦めたくないものがあったのだ。
それは、20センチくらいのシンプルな黒い起毛したテディベア。
硬貨一枚で取れるならラッキーすぎるほどに出来がよかった。よくある客寄せパンダの類ではあるのだが。
そのテディベアに目を奪われたテレーズは、財布のことを考えずに連コイン。今に至る。
最後のコルク弾を見て彼女はため息をつく。
正直、まだ諦める気にはならないのだ。まだ欲しい。どうしても欲しい。金を積んで買えるものならすぐ買っているが、そうもいかない。
変なところで律儀な彼女は、それをよしとしないのだ。
当たらないだろうな、と思いながら、それでも最後の一個を銃口に詰め、狙おうと照星もどきを覗いたその瞬間だった。
「待った」
ひょい、と上から取り上げられるおもちゃの銃。
聞き覚えのある声に一度びくんっ!と反応して、テレーズはゆっくりと視線を上げる。そこには果たして柊がいた。
返しなさい、と叫ぼうとするテレーズに、彼女にしか聞こえないように彼は耳打ちした。
「―――お前の狙ってるあのクマ、おもりがついてる」
あ。と呟くテレーズ。そもそも、まったく当たらないわけではない。4度に1度くらいは当たるのだ。
なのにほんの少しも動かないことを、彼女はそういうものなのだろうと思っていた。
経験が足りないからということもあるが、違和感を全て銃のせいにして置かれているものへの注意を怠ったともいう。
それを指摘された気がしてうつむく彼女を見て、クマが手に入らないことに落ち込んだんだろう、と感じ取った柊は困ったように苦笑すると、彼女の肩にぽんと手を置いた。
「ま、それがわかってんならやりようはあるさ。あの黒いのでいいんだよな?」
- 50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:05:54 ID:YlL4V90g
- 砂浜支援
- 51 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:06:29 ID:rPC82H4q
- そう確認する彼にえ?と上を向くテレーズ。そこには、照星を射抜く真剣な瞳があった。
それを見て、彼女には珍しく頭の中から全てのことが消え、真っ白になる。
同時、なんだか顔が熱くなる気がする。しかしそんなことよりもなによりまず、その目に魅入られた。
呼気を吐き出す。
たったそれだけの動作が、彼の可能性の力―――プラーナを外に出すトリガーになる。
それは、柔らかな風のように顕現して彼の周囲をくるりとまわり、なめらかにコルク弾に纏われた。その動作に一切の途切れはない。
常人には見て分かるものではないが、もしもウィザードならばその力の輝きに目を細めたことだろう。
テレーズはウィザードではないので光を見ることは叶わないが、力の流れになんの抵抗もなく従い起こる風の流れを感じ、それを引き起こしているのが柊と知り―――
―――それを、彼女は純粋に綺麗だと思った。
店の親父に異変を悟られるよりも先に、柊は自らのプラーナを乗せた弾を込めた銃の引き金を引く。
プラーナを纏ったコルク弾は、狙い違わず黒いテディベアを打ち抜き―――
―――同時、纏っていた風の属性を隷属させるプラーナにより爆発的に巻き起こった突風により縦回転しながら吹き飛んだ。
……お前はどこの真っ赤な勇者ですか。
親父は何が起きたのか分かっていない様子で腰を抜かしている。
柊は落ちたテディベアと一緒に落ちた隣の猫を銃口で引っ掛けて掴むと、傷やほつれがないかを確認して、猫を月衣に突っ込んでクマをテレーズに手渡した。
「ほらよ。欲しかったんだろ」
イタズラを成功させて満足げな子どものような笑顔を見て、空気を裂く音が聞こえるほどのスピードで下を向くテレーズ。
テレーズとしては顔を見られたくないのと心臓の鼓動を悟られるのが嫌でそんな行動をとっただけなのだが、柊としてはそんなにテディベアが欲しかったのか、と脳内補完。
大事にしろよ、とだけ言って隼人の方へ歩いていこうとする。
少女は、とんでもなく早く脈打つ鼓動を抑えるように左手で心臓の位置を押えて、それでも届いてくれることを祈って、呼び止めた。
「ひ―――柊蓮司っ!」
呼ばれ、振り向く柊。ちびっ子にフルネームで呼ばれることを訂正しないのはどうなんだ、柊よ。
振り向いた柊に視線を合わせることができずやはり下を向くが、それでも彼女は声を絞り出すようにして、告げた。
「あ、その、あの……ありがと」
「……そんなかしこまって礼言われるようなことでもない気がするけどな、気にすんな」
今度こそ去っていく背中を見つめることができなくて、彼女はぎゅっとテディベアを抱きしめるしかできなかった。
肩のミミズクが毛づくろいした。くるっくー。
- 52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:06:46 ID:YlL4V90g
- 潮風支援
- 53 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:07:11 ID:rPC82H4q
- <夜店めぐり−お面>
「あ、委員長委員長。お面屋さんだよー!」
「……紫帆。なんで私にそれを言うのかしら?」
「ほら、ミナリ君UGN仮面とか言ってたじゃないか。思う存分できるよ?」
「やりませんっ!」
そんな鳴島市の面々。そんな面々を横目に、狛江が近くにいた真也を呼ぶ。
「真也真也ー」
「なんだっけ……えっと、狛江?」
うんっ!と元気に答え、彼女は真也を手招きする。
「なんだよ、なにか用?」
「あたし思うんだけどさ、真也にははっちゃけっぷりが足りないよ」
「くっ!?バカのクセにまともなことをっ!」
中の人出てる中の人。
閑話休題。
ともかく、はっちゃけが足りないと言われたやさぐれモードに戻った真也はたずねた。
「だからなんだっていうんだ。僕にどうしろと?」
「いやさ、ここらでお面でもつけてみたらちょっとはっちゃけるんじゃないかなー、と思って」
「どういう理屈だ」
割り合いとこの中ではまともな子どもの幼少期を送った真也はお面の屋台といえば子どもの行くものだと思っている。
お面ではしゃぐ趣味はない、という彼に、えー?と首をかしげながら狛江が言う。
「そうかなぁ、これとか真也すごい似合いそうな気がするんだけど」
そう言って彼女が指すのは―――奥歯に加速装置とか仕込んでる黄色いマフラーの最新型の平成アニメ版のお面。
半分涙目になりつつツッコミをいれる真也。
「確信犯かっ!?」
さらにその横では、ノーチェが興味津々でお面を手にとっている。
これとかいいでありますなー、と言って彼女がとったのは……丸くて黄色い帽子をかぶった緑色の某小隊軍曹。
やめてください、と結希から5分ほどお説教されるノーチェであった。
- 54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:07:30 ID:nweV8sbR
- 支援
今までここまで投下が連続することってなかったよな
だから30分ルールはいらなかった
今後もたぶんいらないとは思うけど、投下が多くなってきたら30分ルール設けた方がいいかもしれない
- 55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:08:08 ID:YlL4V90g
- ここでもフラグ立て逃げか柊w支援
- 56 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:08:39 ID:rPC82H4q
- <夜店めぐり−食べ物>
金魚すくいをしているグループも、カルメ焼きを見ているグループも、銀細工を見ているグループもいる中、色気などまるでないグループがあった。
たこやきをぱくつき、ヤキソバをすすり、あんずあめが溶けないように一口で口に入れ、醤油みりん味の焼きイカをかじり、お好み焼きをつつく。
「日本の食文化ってすごいねぇ。こんなにいっぱいお菓子が出てるなんて思ってもみなかったよ」
「あ。エミリアそれわたくしのイカ焼きでありますよっ!とるのズルいでありますっ!」
「うわごめーんノーチェ。……ところで、イカ焼きと焼きイカってどう違うの?」
「―――検索完了。焼きイカというのはイカのツボ、胴体を串刺しにしてみりん醤油をつけて焼き上げたもの。
イカ焼きは関西圏で行われている縁日によくある軽食で、小麦粉主体の生地にイカを混ぜたものを押し潰して焼いた簡易お好み焼きのようなもの、とのことです」
エミリア・ノーチェ・マーヤのグループだ。
エミリア&ノーチェのイタリア娘コンビは初めて会った時から仲がよく、お菓子を食べながら話し出すとまったく止まらない。
……こんな妙な生き物を複数生み出すようなイタリアの風土はいったいどうなっているのか。不思議でしょうがない。
マーヤはといえば、以蔵のためのレシピ研究である。
……その以蔵はといえば、勇と一緒に女の子をナンパしては吹っ飛ばされているわけなのだが。
300円で詰め放題のから揚げを一つ口に入れ、エミリアはノーチェにたずねた。
「ところでさ、ノーチェはたこ焼きの中身知ってる?」
「知ってるでありますよ。これでも旅暮らし長いでありますから、デビルフィッシュの一匹くらいではもう驚きもしないでありますけどな」
「そっか。私はさすがにちょっと蛸はダメかな……」
「西洋圏ではタコを食べない地域もあるようですね。日本は割と雑多ですが」
そんなどうでもいい話をしながら、エミリアは笑顔で言った。
「ねぇノーチェ」
「なんでありますか?」
「こうやって皆がいて、みんなで騒ぐのって楽しいよねっ!」
エミリアからすれば、最近まで、もっと具体的に言うのなら監獄の島を抜け出すその時まで、こんなにもたくさんの仲間がいることはなかった。
その上みんなで騒ぐなんてことはそれ以上にあるはずのない出来事だった。
実感に万感を込めた思いが、明るいその言葉には込められていた。まるで、今現在が希望であるというように。
ノーチェはそれに気づいたのか気づかなかったのか。一瞬だけうつむくが、綺麗な笑みでエミリアを見た。
- 57 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:09:34 ID:rPC82H4q
- 「―――そうで、ありますな。
みんながいる、というのはとても嬉しいことでありますよ」
かつて、未来の悲劇を恐れて戦う相手に未来なんか誰にもわからない、と言ってのけた少女がいた。
かつて、過去から未来まで全てを視通すと言われた神に与えられる滅びの運命を、跳ね除けた少年がいた。
その通りだ。未来は誰にもわからない。それこそ神様にもわからないことが証明されてしまっている。
だからこそ、人間は今を一生懸命生きて、少しでもマシな未来を手に入れようとするのだ。悲しい過去を繰り返さぬように。
けれど、いつかは訪れる確定した未来、というものは確実に存在する。
それは終わりであり別れ。始まり(げんかい)のあるものであるからこそ、終わりがある。
この、エミリアが楽しいと言った日常の幕引きの一端を担うことになるからこそ、ノーチェは微笑んだ。
「けれどエミリア。エミリアにも、やるべきことが―――いえ、やりたいことがあるのでありましょう?」
ノーチェのはじめて見る笑顔に呆然としていたエミリアは、その声に意識を引き戻された。
「へっ!?え、あ……うん、そうだね。
UGNのお仕事して、みんなの故郷を見て回って、ファントムセルぶっ潰して、いつか絶対に―――ママのいるイタリアに帰るんだ」
「ここもUGNのお仕事らしいではありますがな。
でも、それならそろそろ本当にしたいことのために走ろうとするべきであります。
ちゃんと走り抜けた後。エミリアの望む未来を掴んだあとに、また。みんなに会いにくればいいのでありますよ」
夢は終わる。けれどまた、いつでも始められる。それを告げるように言ったノーチェに、エミリアも笑った。
「そうだね。また、会いにくるよ。私たちはバイバイするんじゃなくて、皆がやりたいことやりに行くだけなんだから」
そう。毎日がお祭り騒ぎのあの町に行けば、きっとまた、こんな騒々しいお祭りに会うことができるだろうと信じるように、彼女は笑顔で夜の空を見つめた。
それまで静かにしていたマーヤが、ぽつりと言った。
「―――そういえば。そろそろ集合時刻のようですね、花火が始まるまであと5分32秒ほどです」
「えっ?ちょ、ちょっと待ってよマーヤさんっ!それヤバいじゃんっ!」
「うわっジャパニーズ花火でありますよっ!見逃したらもったいないでありますっ!それではマーヤ、先導をお願いするでありますよっ!」
了解しました、と言ったマーヤは、エミリアにはどこか苦笑したように見えた。
もっとも、それは一瞬のことな上マーヤは基本無表情なので、彼女には見えた、としか言いようがなかったのだが。
ともあれ、三人は集合場所に向かって駆けていく。
―――夏の終わりを告げる大輪の八重芯が、夜空に菊のように開いて、散った。
- 58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:09:39 ID:YlL4V90g
- 潮騒支援
- 59 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:10:03 ID:wOqa2wfx
- 《秘密公爵の告げ口》
- 60 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:10:56 ID:rPC82H4q
- <金色の別れ>
大花火を見てテンションが上がったせいなのか、子供達は旅館でごはんを元気よく食べた後、コーラファイトしたり、大枕投げ大会したり、智世にドSいお説教受けたり。
王様ゲームして残念なことになったり、麻雀して薫のサイコメトリーVS応理の戦術な展開になったり、紫帆が第三の目使ったりモルガンが卓ひっくり返したり。
叩いてかぶってじゃんけんポン大会で結希対ケイトでケイトがなかなか叩けなくて超時間かかったり決勝が隼人対勇のハヌマーン同士の超高速戦になったり。
ビンゴ大会で幸薄そうな真也が一抜けして皆に祝福されたり、一位の商品が米一升で、必要ないからと司にあげたら泣いて喜ばれたり。
大人は酒盛り大会に移行したり、間違って一ビン子ども部屋にまぎれこんで、えらいことになりかけたりとかしたらしい。
……オーヴァードがこれだけ集まって旅館が崩壊しなかったことの方をよかったと思うべきかもしれないが。
ともあれ、リミッターなしの加速装置のようにはしゃぎにはしゃぎまくり―――電池が切れたように眠り込んでいる子供達の中、のっそりと起き上がる影が二つ。
影は他の人間を起こさないようにひっそりと動き、音を立てぬよう外に出て行った。
夜の浜辺。
海風に銀髪が大きく流されながら、ノーチェは浜辺に木の棒で何かを描いている。
だいぶ傾いた白い月。海には、道のように月光が白い光を落とす。
それを両手を組んで柊はじっと見ている。
やがて書き終えたのか、ノーチェは月衣から赤い石―――魔石を取り出し、所定の場所においてぱん、と拍手を打つ。
同時、魔石の中に蓄積されていたプラーナが魔力に存在を変換されて、ノーチェの砂浜に描いた図形―――魔法陣に満ちる。
それを確認してずるり、と月衣から引きずり出すのは魔導具「水銀鏡」。人外のみ世界間移動を可能にする、異世界を覗く鏡。それと彼女と彼女の水晶球を魔力的にリンク。
彼女の目に、帰るべき場所が映る。
ノーチェは、柊に告げた。
「蓮司、月匣をお願いするでありますよ」
その言葉にあぁ、と頷いて己の世界を広げて周囲を囲う月匣を展開する。
夜の浜辺が青い空間に区切られる。魔石の力を使って行う空間転移は、割と派手なことになるのでその配慮のためだ。
それを確認し、ぺちんとノーチェは魔石を叩く。すると存在を変換された魔力はさらに存在を変換されて魔法陣を循環し、ぼうっ、と滲み出すように金色の光の粒子を放つ。
ひらひらと、金色の雪のように一粒、また一粒と区切られた青い天井に向けてさまざまな軌跡を描き立ち上っていく。
幻想的な光景が青い世界を満たす。
と。その時だ。
世界の持ち主である柊は目を見開いた。彼の世界の境界に異変があった。まるで一部分だけ一瞬でごっそりと穴をあけられたような異様な感覚。
彼は、思わずそちらを向く。
そこには、あの町で出会った仲間が立っていた。
- 61 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:11:03 ID:YlL4V90g
- 太陽支援
- 62 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:11:18 ID:wOqa2wfx
- 《黒星粉砕》
- 63 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:11:53 ID:YlL4V90g
- 白雲支援
- 64 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:12:24 ID:rPC82H4q
- 「―――随分と薄情だな。挨拶もナシにいなくなるなんてよ」
「ノーチェ、ダメだよそういうの」
そう告げたのは、隼人と椿だった。二人とも、どこか楽しげに笑っている。
「お前ら、どうして―――」
「お前の考えることなんかお見通しだっての」
「薬王寺支部長と話してるのを聞いたの。満月の夜が一番帰るために必要なものがそろうって―――今日が、夏の終わりの満月の日でしょう?」
ノーチェは吸血鬼だ、月の満干により多少能力が変動する。
ゆえに、万全な用意をするには魔力の一番増大する満月を選ぶという話を結希にしたのを椿に聞かれたのだった。
いやそうじゃなくて、と柊は続ける。
「オーヴァードは月匣の中に入ってこれないはずだろうがっ?なんでその前提無視してんだよ」
「無視してない。一度でも操った領域を、俺が操れなくなるはずもないだろうが」
そう言ったのは、月匣の壁に背を預けてたたずむ司だった。
彼はあの戦いの中で短いながらも月匣内で一人で月匣を維持していた。つまりは月匣の中でオーヴァードを動かす程度なら彼にはいつでも可能であるということである。
柊は、呆気に取られた後、笑った。
「ったく、人が後を濁さないように出てこうとしてるってのによ」
「後濁さないのと挨拶もナシに出てくのは別もんだろ、最低限礼くらい言って出てくのが普通じゃないのか?」
そう二人が言うのを横目に、椿がノーチェに駆け寄り、ぎゅっと抱きしめた。
「最後に、お別れくらいは言わせてよノーチェ。勝手にいなくなられるのは―――さみしいから」
「椿ー、ちょっと苦しいで、ありま、す」
半分以上鯖折り上体のノーチェ。ストップスプラッタ。
あわてて離れる椿。ノーチェは思う存分空気を肺の中に入れると、笑顔で言った。
「椿。あの水晶球、大事にしてほしいでありますよ。あれがあれば、わたくしいつでも椿とお話できるでありますし、会おうと思えば会いに来れるでありますから。
狛江にもよろしく言っておいてほしいであります」
椿は、うん、うん、と何度も言って何度も頷く。
だから、とノーチェは続けた。
「これが終わりではないであります。また、いつでも会えるでありますよ」
「―――絶対だからね」
「約束するであります。また、いつか」
そうやって指きりする二人。
- 65 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その3:2008/09/21(日) 17:13:00 ID:rPC82H4q
- 柊は隼人に告げる。
「まぁ、俺のほうはノーチェと違ってほいほいこっちに来ることはできないだろうけど。でもま、話はできるからな。
こっちの携帯は特別製だから、世界超えてても声は届くんだし」
「あぁ。無事についたら連絡しろよ、仕事のグチくらいは聞いてやるからさ」
それに頷き、柊は言うべきだと思ったことを言った。
これを逃せば、おそらくはいう機会はないだろう、と。
「ありがとうな、隼人。お前に拾われて本当に助かった。拾ったのがお前でなきゃ、たぶん仕事も完遂できなかったし、帰ることもできなかった」
「単に偶然が重なっただけだろ。俺がやったことっつったら、お前を拾ったこととあのバケモンぶった斬ったことくらいだぞ?」
「それでもだ。運命なんて言葉は嫌いだが、お前と会ったことは本当にラッキーだったと思ってる。だから、お前にも、司にも、他の連中にも―――」
「蓮司ー、わたくしはどうなんでありますか?」
手を上げて言うノーチェ。空気をぶち壊さないでいただきたい。
余計なちゃちゃ入れんなっ!?と言ってから、柊はこの場にいるみんなに向けて、言った。
「―――まぁ、ともかく。感謝してる。助かった、ありがとうな」
「安心しろ。お前にんなこと言われるまでもないから」
「だな。商売やってるところであんなことされたら腹立つどころの話じゃなく営業妨害だし」
「そうです。私たちもあの町を守りたいから戦ったんですから、感謝されるようなことじゃありません」
どいつもこいつも強い笑みで返す。
そうかよ、と笑って呟く。もう、言うべきことなんかない。まったくもって未練を残させてくれない連中だ。
ノーチェがそんな柊に声をかけた。
「蓮司、準備オーケーでありますよ」
それにあぁ、と頷いて。彼は金色の燐光を巻き上げる魔法陣の中に入る。
燐光は徐々に強さを増し、ノーチェは最後のしかけを起動させる。光が強さを増す中、隼人が叫んだ。
「柊、ノーチェ―――またなっ!」
同時。燐光は巨大な金色の光の渦となり二人の姿を覆い隠して―――光が、上から解けるように降ってくるのと同時に、青い世界は消え去った。
それが、異邦人達がもとの世界に戻ったその瞬間の出来事だった。
- 66 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:13:31 ID:YlL4V90g
- 夕立支援
- 67 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:14:01 ID:wOqa2wfx
- 《黒星招来》
- 68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:14:07 ID:FWWynM1+
- 支援にてござる
- 69 名前:ゆにまほ中身:2008/09/21(日) 17:16:40 ID:rPC82H4q
- うーい……ごめんなさい30分ルールって確か感想流れとかスレの許容量的な問題だったよね。ご迷惑おかけしました。
次でおしまい、のはず。後はそんな長くないんで。予定では18時より。
……外雨すげー。帰れんのかおいら.
- 70 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:19:12 ID:YlL4V90g
- おつ。
30分ルールはともかく、
574 名前:ゆにまほ追記 投稿日:2008/09/21(日) 15:50:49 ID:Cv4MDO2D
次は5時15分前開始予定ッス
577 名前:とある偽善使いの人 ◆265XGj4R92 投稿日:2008/09/21(日) 15:53:48 ID:5KAEjAnw
えっと、ちょっと投下したい作品があるのですが、ダメでしょうか?
16時20分当たりから投下したいのですが、自分が投下すると時間被ってしまいますね。
ORZ
事情はあるんだろうが、あらかじめ予告された時間にあとから割り込んで、
30分置くはずじゃ? はちょっとどうかと思う。
- 71 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:21:47 ID:wOqa2wfx
- 人が居るときは居るけど居ないときは全然居ないこのスレだと30分くらい開けても
正直あんまり意味無いと思う
- 72 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 17:30:28 ID:YlL4V90g
- 個人的には、連続投稿されようがされまいが、感想が出るべき作品には
きちんとでると思う。
と言うわけで改めて。
>聖剣/乱舞の人
あっちで告知を見て、楽しみにしてました。
さすがに二人の剣戟に焦点を絞っただけあって密度が濃いですね。
後編をお待ちしています。
>ゆにまほの人
なにやらものすごい絨毯爆撃ですが、それでも質を落とさずこれだけの
話を書けるアナタは相変わらずスゲェ。
豪華メンバーの賑やかな夏休み光景萌えでございます。
所用にて最後の投下の支援は出来ませぬが、帰宅後に投下されていることを
楽しみにしておりまする。
- 73 名前:とある偽善使いの人 ◆CPytksUTvk :2008/09/21(日) 17:34:25 ID:5KAEjAnw
- すみませんでした。
口を挟む権利ありませんでしたね。
どうもゆにまほ氏、後迷惑をおかけしました。
誠に申し訳ございませんでした。
- 74 名前:ゆにまほ中身:2008/09/21(日) 18:00:20 ID:rPC82H4q
- はわっ、いえ、その、あの……そんな真摯に謝られても困るっつーか
もともとはこんな大爆撃してる自分が悪いのでその、そんな謝られるほどのことじゃないっていうかっ!
お気になさらないでください、です。今回はたまたま運が悪かっただけみたいなモンですしっ!
そう、事故、事故みたいなもんだと、はい。
さて。
投下行いたいと思います―――長かったこの話もこれで幕。最終回完結編ですっ!
- 75 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その4:2008/09/21(日) 18:02:00 ID:rPC82H4q
- <月下 -after->
「……まったく、お別れ私も言いたかったんですけどね」
「あの子たちも唐突にいなくなるんだから困ったものねぇ」
「フッ、せわしない連中だ」
正確に言うと、中に入れる人間が3人だけだったというだけで、月匣の外には「ゆにばーさる」の面々が集まっていた。
中には月匣が消えた後も名残のように振るきらきらと輝く光の粒子を名残惜しそうに見つめる者や、彼らの残したものをじっとみつめるものもいる。
と、その時。
「なんだなんだ今の光はっ!?敵襲かっ!?そうか俺を狙ってきたんだな上等じゃねぇかタマとったらぁー!」
……空気をまったく読まない声。
全員がそちらを向くと、そこには黒いコートの男がいた。胸ポケットに、血のように赤いバラを挿している。
男は「ゆにばーさる」の人の群れから知り合いを見つけたらしく、声をかけた。
「お、支部長じゃないか。元気そうでなによりだ。っていうかなんでこんなところに?」
「……永斗、さん?」
黒いコートの男の名は上月永斗(こうづき・ながと)。
司の兄であり、「ゆにばーさる」の料理長をしている伝説の暗殺者である。
コートの中から免税店で買ったらしい土産をごそごそと取り出しつつ、彼は言う。
「あ、そうそうとりあえずこれお土産。テキーラとメキシコば奈々。
いやーよかったよーメキシコ。俺のコルトがずきゅんどきゅーんって火ぃ吹いてさー、やっぱ打ち放題っていいよネっ」
お前今度はメキシコでなにやらかしてきたんだ。
そんな心の声が聞こえてきそうな中―――結希は笑顔でその話をうんうん、と聞いて、一通り止まったところで、一言告げた。
「なるほどなるほど、大変だったんですねぇ永斗さん。
―――それで。言い残したいことはそれだけですか?」
「……し、支部長?」
笑顔の圧力。よく見れば、彼はなんだか大量の「ゆにばーさる」の店員に囲まれているのに気づく。
しかも全員名前持ちオーヴァード。シャレになんねぇ状況過ぎる。出来たてPCならはだしで逃げ出す面々がぞろっとそろっているのだ。
結希は、笑顔で続ける。
「トイレはいきました?
神さまにお祈りは?
部屋の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOKですか?」
ま、ここ屋外ですけど、と絶望の言葉を口にする結希。
え?え?とじりじり迫る絶望の壁を前にしながら、結希は言った。
「皆さんっ!今ここに集まった全てのみなさんっ!あの地獄を生き抜いてきた真の勇者たちよっ!
この一月の恨みも疲れもいらだちも。すべてすべて、こちらの大魔王が引き受けてくださるそうですっ!さぁ、思う存分に殺ってしまってかまいませんっ!
遠慮なし、配慮なし、手加減なしの―――大盤振る舞いでおねがいしますっ!」
あ、最期は司さんですからその分だけはとっておいてくださいねー。と気楽に言いながらワーディング。
直後。
浜辺に殺戮の宴が開幕した。
結論。みんな、じぶんのしたことにはせきにんもとーね?
- 76 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その4:2008/09/21(日) 18:02:43 ID:rPC82H4q
- <エンディング・司の場合。>
仕事を終え、帰ろうとした彼の足元に、わんっ!と小さなかたまりがまとわりつく。
ため息をついて抱きかかえると、尻尾をぶんぶか振ってご満悦。
「こら、ボタン。あの部屋から出てくんなって言ったろうが」
椿と隼人があの慰安旅行からすぐに任務に直行してしまい、双枝市に戻れなくなってしまったボタン。
わざわざわんこ一匹のためにUGNが車を出してくれるわけもなく、今ボタンは懐いている司のいるアキハバラ支部預かり、という形になっているのだった。
なお、ボタンをお願いね、と言う椿の横から入ってきた永斗が、
『おぉ、司。いいなこの子犬、うまそうだな?』と無神経な発言をして椿にスペシャルお仕置きされることになったのは完全な余談である。
閑話休題。
あまり変わらない毎日と言えば毎日だが、ちょっと前まではこのぬくもりは彼にはなかったものだ。
そのぬくもりに触れるのを怖がっていたのは彼の方で、そのぬくもりは触れてみれば意外に強く、暖かかった。
そうだと気づくことができたのはあの夏の日々のおかげで、彼がボタンと短い間とはいえ一緒にいられるのはこの街があるおかげで。
そんな他愛もないことを思いながら、部屋に戻る。
と。
なんだか、玄関の前からして焦げ臭い。
またトラブルのもとか、とため息をついて意を決して一度ボタンを下ろし、ここでおとなしくしてろよ?と言い含めると、思い切りドアを開いて叫ぶ。
「うぉいこらバカ兄貴ぃぃぃっ!今度は何しやがったっ!?」
「つつつつ司っ!?い、いやこれはけしてちょっとスプレー缶しゅーってしながら髪の毛を整えていたとかそういうわけでは―――」
「100%それが原因だっ!?つーか火ぃついてるだろうがバカかあんたはちったぁ反省しろっ!」
がしゃーん、ぱきーん、<ブレインコントロール>+<氷の塔>!
……ここ、敷金とかどうするんですか?日本支部長。
ともあれ、天井まで衝く巨大な氷の塔にくすぶる火と兄貴を閉じ込めた後、彼は一つため息をついて支部長の部屋に向かった。
今月もあのバカの給料を全額カットするくらいですめばいいのだが、と思いつつ歩き出すと、ボタンがその後をついてくる。
こんなのも悪くないか、と内心思い―――彼はボタンを抱き上げると、足を速めた。
- 77 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 18:03:22 ID:Cv4MDO2D
- しえん
- 78 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その4:2008/09/21(日) 18:03:49 ID:rPC82H4q
- <エンディング・ノーチェの場合>
「ただいま戻りましたでありますよ」
「―――君は今何月かわかってるかね?」
絶滅社の上司のところにでかでかと『お中元』と書いた紙を張ってある東京土産の東京ば奈々を渡して返ってきたその返答に、首を傾げるノーチェ。
意外に季節感、しかも日本の季節のことを知っている上司だった。
ともあれ、彼は胃が痛そうにノーチェに言った。
「まったく……君はこれでも結構優秀な傭兵なんだ。『休暇をいただきます』の一言で半月も休まれては困るんだよ。わかってもらえるかね?」
「イタリア人の傭兵に何期待してるでありますか?」
「全イタリアンに謝りたまえ」
ヘタリアアニメ化らしいですね。おめでとうございます。
閑話休題。
「まぁ、休んだ分は働くでありますよ。お金ほしいでありますしな」
「うむ……さっそくだが、君には日本に飛んでいただきたい」
日本でありますか?と尋ねるノーチェ。うむ、と唸って上司は告げる。
「あの世界の危機大国でまた魔王が観測されたらしくてな。現地要員の斉堂一狼、その所有物の姫宮空とともになんとか世界の危機を救ってきてほしい」
「帰ってくるなり世界の危機でありますか……もう少し神さまはわたくしにお休みをくれてもいいような気がするのでありますが」
「待ちたまえ吸血鬼」
もっともである。
ともあれ、いつまでもへこんでいるのは彼女のキャラではない。すぐに元気に笑顔になると、告げた。
「任務了解でありますよっ。……っていうか、所有物ってスゴい響きでありますな」
「上ではそういうことになっているが、彼女自身の自意識はある。その辺りは配慮するように気をつけてくれ」
「別にいいでありますけど……って、日本のどのあたりに行けばいいので?」
「世界の危機は彼らの修学旅行先で起きようとしているようだ。具体的に言うと京都だな」
「ワーオマイーコ、ゲイーシャ!」
「いきなり似非外国人にならないでくれたまえイタリア吸血鬼」
胃が痛い、という表情をする上司に気のない返事を返し、彼女は部屋を出ようとして……一言だけ、聞いた。
「質問があるであります」
「―――ほう、なんだね?事件の概要についてはそちらにメールで送るが」
「いえ。お土産は木刀でいいでありますか?と聞こうと……」
「いらんっ!」
「え。だって今日本の木刀が外国人の間で大流行とこの間新聞で……」
「それは洞爺湖の話だっ!」
洞爺湖の木刀ならほしいのか、名もなき絶滅社上司よ。サミット効果すげー。むしろ銀魂効果すげー。
- 79 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その4:2008/09/21(日) 18:04:27 ID:rPC82H4q
- <エンディング・柊の場合>
「……まぁ、マシになったと思うべきなのかね、こりゃあ」
柊はファー・ジ・アースに帰還。
どうやらノーチェは場所指定までして転移してくれたらしく、東京の秋葉原にこれたまではよかったものの、上から某ポケットに入るモンスターのカプセルが襲来。
人一人入るサイズのそれにぱっくん、と食われた彼はなす術もなくアンゼロット宮殿へとご招待されたのだった。
ともあれ、今度は京都でなぜかは分からないが飛騨(現在の岐阜県飛騨地方)の大鬼侵魔が復活し、それを魔王が写し身の体にしようとしてるみたいなんでなんとかしてこい
と言われて珍しく一人新幹線に乗ることになっていた。
なぜ電車移動なのかと聞くと、
『最近公共交通機関でぽこぽこ姿を確認されてる魔王がいるそうです。Suicaまで持ってるとのこと。もし見かけたら駆除しといてください』とのこと。
駆除とか言われても魔王は魔王、そもそも柊一人に任せていいようなものではないはずなのだが。殺られる前に殺れってことだろう。たぶん。
世界の守護者の横暴に頭を痛めるのは今に始まったことではないが、もう少しあの娘は使われる側の気持ちを考えてくれないだろうか、と思うのは悪いことではないだろう。
たぶん落下よりもなお心臓に悪い列車の旅を送りながら、彼はあいにくの曇天を見る。
今から行く先の状況の困難さを暗示するような空色を一瞥してすませると、彼は車内販売のお茶とパンを買って、一息つく。
その時、柊の0-Phoneにメールの受信を知らせる音が鳴った。
電車内はマナーモードにしておくのが基本なのだが、久しぶりの交通機関移動で切るのを忘れていたらしい。あわてて操作しマナー設定して、メールを開く。
差出人は隼人。
世界を超えてメールが届くのはちょっと嬉しい。
なんだろうな、とメールを開いて、添付ファイルを開いて―――知らず、口元に笑みが履かれた。
ファイルは二つ。両方とも画像ファイルだった。
一つは最終日のお祭りに行った後従業員全員で撮った写真。
テレーズに右腕を掴まれ、ミミズクに羽で打たれ、司の逆側で隼人にヘッドロックされ、マーヤに慈愛のまなざしで見られている柊。
椿とエミリアと狛江に三箇所からぎゅっと抱きしめられ、応理にそっぽ向かれて目をぐるぐる回しているノーチェ。
なつやすみの思い出、とタイトルをつけたくなるような写真。
そして、もうひとつは―――
- 80 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 18:05:49 ID:Cv4MDO2D
- 支援
- 81 名前:「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編・その4:2008/09/21(日) 18:06:09 ID:rPC82H4q
- <エンディング・隼人の場合>
「隼人」
呼ばれて、ん?と彼は名前を呼んだ相棒―――椿の方を向く。
どこかの路地裏。あまり記憶力もなければ覚える努力もしない隼人にとってはここがどこかなんてことはどうでもいい。
それまで張り詰めた表情をしていた椿は、呆れたように表情を厳しくした。
「わかってるの?今は任務の待機中でしょ?」
「へいへい。わかってますよ」
相変わらずお堅い相棒にため息が出る。
「……ったく、ノーチェと会って少しは柔らかくなったかと思えば」
「なにか言った?」
「いや何も」
必死に首を横に振って否定する隼人に、椿はため息をついた。
とはいえ、任務中とはいえ待機中である。そこまで確かに意味もなくぴりぴりしていても仕方がないか、と思い直し、隼人にたずねた。
「それで、どこにメール送ってたの?隼人はそんなにメール送れる知り合いいた覚えがないけど」
「失礼なこと言うなよっ!?
……ちょっと前にヒカル支部長からメールが来て、その写真画像を送っただけだ」
実物は送れないからな、と彼はそれでもどこかうれしそうに言った。
あぁ、とその話を聞いた覚えのある椿は声を出した。
「あの事件の時、ヒカルさんが秋葉原全域を衛星カメラからジャームの位置を捕らえてくれてたんだっけ。
その時の偶然撮れたって例の写真?」
それに肯定の意を示す隼人。
偶然の産物であるそれは、しかし実によくに撮れている、と隼人は思う。
おかげで胸ポケットの定期入れに一枚プリントアウトした写真が増えたくらいには。
見せてよ、と言われて隼人は定期入れを取り出して広げる。
そこにいるのは、ぼろぼろの四人組。
血に汚れ、焼け焦げ、それでも満更でもない表情で、笑顔で、拳を打ち合わせている、四人の少年少女の姿が―――。
同時に鳴る隼人と椿の携帯。
いつものとおりに話を聞いて、いつもの通りに軽口を言って、いつもの通りに目で打ち合わせ。
そして彼らは戦場に赴く。
約束を守るために。あの、魔法使いが落ちてきた夏と、騒がしい「ゆにばーさる」の面々の思い出を胸に。
fin
- 82 名前:ゆにまほ中身:2008/09/21(日) 18:09:33 ID:rPC82H4q
- 最終話、テキストファイルで110オーバー。……いやー、ねぇわ。馬鹿じゃね?(挨拶)
魔法使いと超人の交差点、いかがだったでしょうか。
以上をもちましてゆにばーさると魔法使いの夏、完結でありますっ!
……ねー。やりたいこといろいろ詰め込んだら100とか軽く超えるんだよね。これでも結構削ったんですけども。
いや、個人的過去最高が一話で回想シーンとか含んで150なんでまぁアリな範囲ですな。大丈夫大丈夫スレ的には大迷惑だよすんません。
さて。色々感慨深いがまずはレス返しといきましょうか。
前スレですけどね
>>370
はい、タイタス復活です。隼人は160台ロイス4つ生還者の二倍ぶり、つかちゃんはラストがたたって140オーバーの3倍で帰ってきました。
>>371
復活自体は侵魔超人です。そのあとライトスピード一発目をクリティカル値下げて達成値100オーバー出しやがってます。
>>372
100%自分の妄想の話になりますが、ノーチェの研修やったのは背教者会議の人(人?吸血鬼?)です。
吸血鬼にもいろんな奴がいるんで、ウィザードにふさわしいかどうかを背教者会議のレオンっちの方の子飼いの連中が審査・研修してるのです。
それをクリアした後、好きな組織に所属しんさいって言われてノーチェは手早く稼げる傭兵稼業を選んだわけですな。
吸血鬼は背教者会議に所属するのが普通ですが、連中は色々のんびりしてるもんで、お金の必要なノーチェは別の組織を選んだわけです。
あと冴絵っちは言動はともかくまじめでまともな女の子だと思うので、そんなドSなことはしませんよ?
>>373
り、りろんはしってる(なぜよつばと)。
いや、単に持ってないんすよライブボックス。ついでにまたまいりも。
あーぁ、どっかに落ちてないかねぇ二つとも。一目でいいから見たいもんです。
>>374
まぁ、あそこで柊死ぬとは思わんよなぁ普通……もうちょっと危機感あおる書き方できるようになろう、自分。要精進。
個人的にはギミック一人でもだましきれたんなら大満足っス。頭コネてコネて考えたモンなんで、そう言われると心底うれしい。
王子の頭は本気でノイマン入ってんじゃなかろうか。
>>435
隼人がカッコいい、と言われるのはかなり嬉しい。実は初稿ではあそこまで活躍してないんすよ。バランスとってとってようやくあれっす。
もともと結構普通の男の子な隼人の頑張りが書けてたならよかったです。
柊が英雄王か―――いやまぁ、三千世界の剣ってそういうスキルなんでいいんですけどね。スキルらしいってことで。
見せ方はいろいろ考えました。柊の状況から無限の〜の方は無理と判断。後は魔剣さんに全世界の剣をインストールすんのも考えた。かぶるんでやめました。自分的にはあのssは超好物。
血……データ的にはウィザードには吸血鬼化する可能性がないんですが。まぁ、演出っつーことで。血を飲むとかかなり地下表現になりますしね。柊もそういうの好きじゃないだろうし。
つかちゃんはツンデレ。異論は認める。
絨毯爆撃ほんとに申し訳ない。超一身上の都合なんで身勝手とののしられても仕方ないとは思います。すんません。
キャラこれだけ出した以上はなんとかみんなにスポットを当てたかったんです。普通なら自分はこれだけの人数は死んでもやんない。
だいぶダブルクロスキャラだけの話も多くなってしまったので、ナイトウィザード主体の人にはわかり辛い点もあったかと思います。
さて。とりあえずはスペシャルサンクスを。
JGC中など、投下代理してくれた友人に。最終話80超えたんだけど、と言ったらがんば、とだけ返ってきた。
絨毯爆撃頑張ったらばーか、と返ってきた。当たり前ですね。
次に、支援をくださった皆様。毎回さるさんに泣かされつつも皆さんのおかげで頑張ってこれました。あざーっす。
感想をくださった皆様。なによりの励みでした。レス返書いてる時はめがっさ楽しかったです。
保管庫管理人様。毎回毎回楽しいAAとともに保管してくれるあなた様に、ものすごく助けられました。ありがとうございます。前スレ>>368は余力があったらお願いします。
いつも楽しいリプレイを書いてくださっている元ネタの作家様方。いつも楽しんで読んでます。ありがたいことです。
柊蓮司はじめ、おそらくこの話が生まれるために一番の原動力になっている王子に、勝手ながら感謝。
最後に、この話を最後まで読んでくださったあなた―――最大限の感謝を。
このお話を、ありがとうございました。
- 83 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 18:16:35 ID:nweV8sbR
- すごいのが一挙に投下されてるんだが
どちらも読み返したくなる文章というのがすごい
- 84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 18:34:39 ID:mOSqSGjg
- >聖剣/乱舞の人
GJでした。
後編も楽しみに全裸待機しています。
一つ気になったこと
勇士郎は確かアトランティス時代から転生してた筈。
セイバーより遙かに「エクスカリバー使い」として古い気が。
- 85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 18:36:57 ID:YlL4V90g
- 帰ってきたら、終わってた。
ゆにまほの人、大長編お疲れ様でした。
今はその身体を休める事だけを考えてください つ紅茶
- 86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 18:47:58 ID:4kKQw5QI
- >ゆにまほの人
GJ!です。戦闘の演出、日常、てかギャグパートもとても面白かったです。
>王子の頭は本気でノイマン入ってんじゃなかろうか。
王子のシンドロームはノイマンのピュアって言っても過言ではないと
自分も思います。
あと、柊のフラグがさらに増えるのは予測してましたが、その対象と
中の人つながりでノーチェまでフラグ立てているのには驚きました。
PC的に見れば微笑ましいっすね。でも中の人的には
ノーチェ×応理=王子×天=柊×グィーdザスッ!(魔剣で斬られた音)。
(リザレクト中)流石は王子、天すら落とすとは恐るべし。
あと、結局柊は某鉄オタ魔王に遭遇したんでしょうか?
遭遇してもなんか戦わなさそうな気はしますが。
ダブルクロス勢ではつかちゃん&隼人という好きなキャラがかっこよくて
良かったです。あえてわがまま言うならあんちゃんの出番がもう少し
欲しかったです。天キャラ扱い難しいですけど。あと、つかちゃんは
ツンデレだと思いますよ。たぶん王子も。でも、柊だと想像できないんだよなぁ。ツンデレ。
終わったばかりで気が早すぎますがもし次回作を作る気になられたら
頑張ってください。ネタ考えても文章に出来ない人間にはこうゆうスレは
天国です。
それでは、本当にお疲れ様でした。 つ下がるお茶
- 87 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 19:06:12 ID:iJU6xtmZ
- 聖剣/乱舞の方、GJ!
剣の使い手と言えばやはり柊に目が行き易い中、
流鏑馬勇士郎を主人公に据えたのは暫新でしたね。
そして、肝の剣戟シーン、迫刃の火花すら幻視出来そうな程に
迫力も躍動感も静動感も有って実に読み応えが有りましたよ。
Fateクロスに限らず次作が有れば楽しみにしています。
- 88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 21:42:58 ID:HveBzaPh
- ヤキソバンは誰だったんだろう…
- 89 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 21:59:32 ID:wOqa2wfx
- >88
アリアンロッドリプレイルージュのトラン=セプターだろう。
世界観的になんの繋がりも無いが、中の人が王子w
- 90 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 22:31:47 ID:HveBzaPh
- >>89
アリアンロッド!?
そっちは読んだ事なかったから分からんかった。
小ネタ大量祭りだったんだな〜
改めてゆにまほの人乙&GJでした!
- 91 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/21(日) 23:31:43 ID:LQ2SWRU1
- ゆにまほのひと、GJ&乙でした!
いや、完結編長いなぁ。嬉しいけど。
やっぱ、出てきたキャラ全部にスポット当てると、長くなるのは仕方ないかと。
まあダブルクロス勢の人数が多いからなんでしょうが…。
何にしても非常に楽しめました。
長々とお疲れ様でした! 次回作も期待しております。
あといちおー気になった箇所をいくつか上げておく。
>淡白で、その上配慮のあるようには見えない言葉。
『聞こえない』が正しいのかなぁ、と愚考。
>短めではあるものの髪をアップに上げる。
状況から『上げている』が正しいかも。
>日本製品で商標でいうならこれはルミカライト
日本製品『の』、かと。
>テキーラとメキシコば奈々。
>東京ば奈々
…『バナナ』ですよね? たぶん。きっと。おそらく…。
あとは行頭、「?」や「!」の後に空白を入れてくれると、個人的には言うことないです。
- 92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 00:32:47 ID:ap8mH17j
- >>91
ttp://www.tokyobanana.jp/
- 93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 00:45:03 ID:hWSVQ836
- >>92
脳内でばな奈が銘菓ひよこになってた
墨西哥銘菓ひよこって何じゃいw
- 94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 02:33:09 ID:WIE9A0u1
- まとめWikiに転載されることを前提とした記述のSSがあってもいいと思うんだ。
- 95 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 07:34:51 ID:F9V4q+rX
- >>82
ああ、ライブボックス売ってないですからね。
ちょっと前までイエサブで通常価格で売ってましたが。
また参りはプレミア付きだと売ってるような。
イエサブ、マジ自重。
>>91
> >テキーラとメキシコば奈々。
これはDX2無印リプにあったネタで、
> >東京ば奈々
これは実際に売ってる土産物の商品名です。
- 96 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 11:30:55 ID:Tt9t+cBH
- すごい遅レスですけれどー
>W聖剣の人
剣戟シーン、格好良かったですよー。
しかしセイバーはあれだね。ファー・ジ・アースにきたらあいでんてぃてぃ・くらいしすだねっ!
それはランサーも同じか。<遺産所持でエクスカリバーとかゲイボルグとか持ってる奴たくさんいるから
ギルガメッシュはウィアードエイジに行けばくらっしゅするよね、ナチガメッシュ的な意味で。
>ゆにまほの人
完結お疲れ様ですー。
コレは何というお祭騒ぎ。此処まで全力で二次創作されると原作者の王子やきくたけも大喜びではないでしょうか?
つか<Watermelone Clash!>のサブタイトルを見た瞬間
『巨乳組を襲うのか!?そこまで堕ちたかこいのぼりっ!!』といらん発想が脳内を駆け巡り…
あれ、こんな時間にだれdあsdfgh
- 97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 11:56:04 ID:0tAXUvoF
- ゆにまほの人乙でございます。次回は京都でゲーシャでマイコサーンなんですね! ……京都出てくる作品でクロスに使えそうなのか、タイトル忘れたが三丁目の夕日の作者の別の漫画とかか?(でねーよ
- 98 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 12:03:05 ID:kNFz6y7B
- >96
あいでんてぃてぃくらいしすはクロス作品では期待したいシチュエーションの一つですよね
ところでランサーはアリアンロッドとクロスさせてみたいな
技のゲイボルグの使い手がいる世界だし
問題はここではスレ違いということだけどな
- 99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 12:31:26 ID:Tt9t+cBH
- 今気づいた。
京都への修学旅行で飛騨の大鬼って…ネギまじゃねーかっ!(w
ネギは魔術師>龍使いへクラスチェンジしてるんだろーか?
ネギまキャラは真・女神転生200Xの方が再現しやすい気がするw。
- 100 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 12:40:38 ID:MjvgB7N7
- 京都といえばエイリアンだろ。いろんな意味で。
- 101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 12:48:15 ID:y/dZudBi
- 掘って埋めてなエイリアンですね!
- 102 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 12:52:28 ID:PTA8dJSV
- 検非違使自重
- 103 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 13:02:21 ID:Tt9t+cBH
- >>97
…鎌倉ものがたりのことか?
あれは関東が舞台なんだが。
てゆかまえに適当ハンドアウトかなんかを書いてトウカしたようなしなかったような…?
- 104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 13:33:10 ID:ZUaB7xjW
- >103
まとめWikiにありますね。
- 105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 14:37:02 ID:M64FZ963
- 鬼で思い出したけど、地獄先生ぬ〜べ〜ってある意味非常にテンプレな魔物使いだな。
- 106 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 16:40:14 ID:or+jFk2V
- 1stのサンプルキャラ的な意味で?
- 107 名前:とある偽善使いの人 ◆CPytksUTvk :2008/09/22(月) 17:40:08 ID:GfmRnEtg
- 今夜19時50分ごろ、【聖剣/乱舞】の後編を投下させていただきます。
容量は一応短く20KBです。
- 108 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 17:41:28 ID:nSSmzq0D
- はいな、お待ちしてますー
- 109 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 18:05:26 ID:74BXeXRO
- 待ってました
そして
待ってます
- 110 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 18:28:05 ID:Tt9t+cBH
- >>104
?まとめwikiには載ってないぞ?
そしてW聖剣の人、お待ちしてます。
全裸にネクタイが正装だよな?
- 111 名前:聖剣/乱舞 後編 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 19:52:31 ID:GfmRnEtg
- 時間ですので投下開始します。
容量が大きいので支援してくださるとありがたいです。
それは輝ける聖剣。
それは輝ける神聖。
謳い給え、祝福せよ、其は聖剣たるものの最高位。
星が鍛え上げた神造兵器の一振り。
「なっ……」
不可視の鞘を取り払い、抜き放たれたそれは美しき装飾の施された聖剣。
嗚呼、美しきかな。
嗚呼、偉大なるかな。
その聖剣の正体を知らぬものなどいない、その刀身に戦慄が走らぬものなどいない。
だがしかし、対峙する流鏑馬 勇士郎だけは違う態度だった。
困惑に、驚愕を顔に張り詰めて、呟くのみ。
「エクスカリバーだと?」
それは姿が違えども、己が握る聖剣と同一。
握り手など居ないはず。
己以外に使い手がいないはずの遺産。
勇士郎は理解する。
何故己が握っていた聖剣に驚愕していたのかを。
何故己が手にした鞘に動揺したのかを。
なるほど、彼女もまた担い手。
同じ聖剣の――
「そう、これが私の剣。再び訊ねましょう、何故貴方がエクススカリバーを持っている?」
同じ聖剣。
再現されし宝具。
継承されし遺産。
姿は変わり、使い手も変えて、二刀の聖剣がこの地にて相見える。
「それはこちらの台詞だな、何故君がエクスカリバーを所有している。もうこれは……俺以外が手にするはずもない剣なのに」
勇士郎は静かに言葉を紡ぐ。
かつての養父を思い出す。
湖に沈められた王の刃、それを継承した己を育ててくれた円卓の騎士。
ベディヴィエール。
湖に聖剣を沈めた張本人。
アーサー・ペンドラゴンの最後を見届けた騎士。
彼は告げたのだ。
この手に継承した聖剣は紛れも無くエクスカリバーだと。
だがしかし、それならばどうなる?
目の前のエクスカリバー、そこから感じられる魔力は輝きこそ差があるものの質は同一。
自らも聖剣の担い手である以上、見間違えるはずなどない。
あちらも本物だ。
真作と真作、二つが出会えば、どちらかが贋作だと常識ならば告げるだろう。
だがしかし、その常識の通用しない場所にウィザードは立つ。
“常識の領域外である魔法使い”、それがウィザードなのだから。
- 112 名前:聖剣/乱舞 後編 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 19:53:40 ID:GfmRnEtg
-
「一言告げよう。君の聖剣は本物か? 俺のエクスカリバーと同一の力を感じる、まるで同じもののように」
吹き荒ぶ風のような剣気を発し、夜闇に吹くビル風が勇士郎の紅い外套をなびかせる。
彼はただ立ち尽くしていた。
鋭く構えられた刀身のように油断無く、偽りを貫き切り開いて真実を手に入れようとするかのように。
「でしょう。私もそれが本物だと感じている、だからこそ不可解だ。同じ聖剣が二つ存在する、そんな矛盾を世界が許すはずがない」
冷たく、鋭い刃先のような双眸が勇士郎を射抜く。
息を飲むほどに鮮烈な少女の顔が剣気を纏いて、一種の芸術品じみた美しさを放っていた。
二つの聖剣の担い手。
二つの聖剣、それは合ってはならぬ矛盾の塊。
同一たる聖剣が対峙するなどありえないのだ。
ならば、その謎を紐解くには互いの聖剣、その逸話を語るしかあるまい。
「ならば、告げよう。俺の聖剣の由来を」
勇士郎は判断し、言葉を奏で上げる。
右手に構えた麗しい、かつて幾多のエミュイレターを切り裂き、貪欲の魔王を滅ぼす一因となった受け継がれし王の刃を掲げる。
「湖の貴婦人より授かりし聖剣、かつての死せし騎士王より継承された剣。それが俺の聖剣だ」
「っ」
セイバーは眉を潜める。
ほんの僅かだが、驚きに目を見開く。
湖に返された聖剣、それを受け継いだと目の前の少年は告げたのだ。
それはすなわち――己の死を意味するのではないか?
忘れていたわけではない。
今は時を乗り越え、英霊としてあるだけの身。
本来の我が身は己が息子の恨みの刃を受け、死を待つだけの身だということを忘れていたわけではない。
いずれは死ぬ。
人と同じように、決して逃げられない事実。
けれど……その事実にセイバーは怯えることなど許されない。否、当然のものとして受け止める。
この身は世界との契約にして成り立つ仮初の命。
泡沫の夢。
それを自覚するべきだ。
だがしかし、一つだけ喜ぶべきことがある。
「そうですか……」
ふっとセイバーの口元が和らぐ。
嬉しそうに、雪が温かく溶けるかのような、ほんの少しの温かさ。
「ベディヴィエールは確かに聖剣を返してくれたのですね」
「? 彼を知っているのか」
聖剣を継承せし時に自らに剣技を教え、育ててくれた養父の名前に勇士郎は反応する。
- 113 名前:聖剣/乱舞 後編 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 19:55:27 ID:GfmRnEtg
-
「ええ。彼は私にもっとも仕えてくれた忠臣なのですから」
「なに?」
「私は喜ぶべきなのでしょう」
勇士郎の疑問の言葉も捨て置いて、セイバーの身は歓喜に満ち溢れる。
記憶を思い出す。
英霊となり永き時が重ねられた。
未だに肉体を持ち、記憶を重ね続ける己には遠き過去。
けれど、忘れることなどない。
円卓の騎士の戦いを。
自らの国が滅び行く様を。
最後の死せし時を、聖剣を返すように命じたベディヴィエールの顔を忘れることなどない。
喜びたまえ、約束は果たされた。
歓喜せよ、目の前に立つ少年に。
己の刃は死してもなお終わる事無く、継承されたのだ。
聖剣は終わらぬ、自らが死んでも、誰かが振るい続ける。
正しき心を持って、誰かのために振るわれ続けるのだろう。
彼の真っ直ぐな心は打ち合いながらに理解し、把握し、共感している。
剣士の心は太刀筋に現れる。
卑しき心はどこか卑屈になり、歪んだ心は歪んだ太刀筋になり、正しき信念は無駄なく刃に力を乗せるだろう。
彼の振るう太刀は邪法でも外道でもなく正道。
どこかで見覚えのある、どこかで感じ取る、かつての円卓の騎士の太刀筋によく似ていた。
誰かに教わったのだろう。
己が死んだ後か、それとも前か、いずれかの円卓の騎士より剣を習ったに違いない。
(私の聖剣を振るうために)
エクスカリバーの担い手として振るい続けたのだろう、それだけの練度が、一体感が彼にある。
ならば、ならば、ならば!
「確かめてあげましょう」
「どういう意味だ?」
己が内に言葉走らせるセイバーに、勇士郎は眉を潜め、警戒を強めていた。
「貴方がエクスカリバーを……かつての私の聖剣の継承者として相応しいかどうか!」
「なっに? な、まさか君は!」
勇士郎はセイバーの言葉に、同時に彼女が握る聖剣を見て、一つの確信を得る。
まさか、まさか、まさかと疑問は反芻し、ありえないと叫ぶ理性がある。
されど、本能が叫ぶのだ。その身に刻まれた魂の歴史が、己の埋没した記憶の中で語られる養父の物語に合致するのだ。
ブルー・アース。
流鏑馬 勇士郎。彼がこの手にエクスカリバーを手にし、使いこなした人物はただ一人。
知らぬものなどいない。
世界に届く最高の騎士たる王。
「今こそ名乗りましょう! 我が真名を、アーサー・ペンドラゴンの名を!」
剣の英霊にして、騎士王たる少女は吼える。
歓喜に、剣気に、殺意に、全細胞を震わせて闘争に挑むのだ。
魔力を放出し、その身が光に溢れる。
- 114 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 19:57:29 ID:nSSmzq0D
- 支援しますか
- 115 名前:聖剣/乱舞 後編 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 19:57:51 ID:GfmRnEtg
-
「……なるほど」
驚愕はその名を聞いた次の瞬間には掻き消えた。
変わりに浮かび上がったのは奇しくも同じ歓喜。
自らが所有する聖剣、その最初の担い手。
ならば、納得しよう。
その苛烈なる剣技を、見るもの全てを魅了する美しき剣舞の数々を。
ならば、楽しもう。
自らの養父が生涯をかけて仕え続けた、円卓の騎士たちの主君との戦いを。
「ならば、名乗ろう! 俺こそがエクスカリバーの継承者だと! 我が師は円卓の騎士が一人、ベディヴィエール!」
全身に溢れるほどの神々しいプラーナを放射する。
周囲がひび割れ、その圧倒的な存在力に押し負けるかのようにビルの屋上がひび割れていく。
かの者は勇者。
蒼き惑星に選ばれし守護者が一人――ブルー・アース。
その力は、その誇りは、その存在は決して世界の守護者たる英霊に劣るものではない。
「古き名は捨てた。今の我が身は流鏑馬 勇士郎として存在する! 故に告げよう、アーサー・ペンドラゴン! 貴方に決闘を挑むと!」
「――受けて立ちましょう!」
互いに浮かぶのは笑み。
凍れるほどの冷たく、肌が切れるほどの鋭い剣気を放つ剣の英霊は己の聖剣を油断無く構え。
煮え滾るほどに熱く、肌が裂けるほどに苛烈な剣気を放つ勇者は己の聖剣を、守護の鞘を左右に構え。
『参る!』
ほぼ同時に叫び、踏み込んだ。
「おぉおおおお!」
剣の英霊たるセイバーの踏み込みは亜音速を超え、その剣閃は音速を凌駕する速度を持つ。
未熟な魔術使い衛宮士郎と契約し、本来の能力から大幅に弱体化した身であっても、それだけの能力を保有している。
ならば、今魔力放出で一時的に本来の能力に近い状態であれば?
その踏み込みは――音速を超える。
音響の壁という障害すらも強靭な身体能力と迸る魔力による干渉により無効化し、剣圧が大地を抉るほどの剣閃を放てる。
人の身ではありえない、到達し得ない領域に存在する動作。
それが英霊たる規格外の存在、人の身でありながら精霊の域にまで転位したかつての英雄。
そして、それに立ち向かうのは言うならば現世の英雄。
世界を守護する常識外の住人、夜闇の魔法使い。
その身は英霊に追いつけるか、立ち向かえるのか、本来の強さを誇る英霊に人の身で追いつけるのか。
「あぁあああ!!!」
共に踏み込んだ、勇士郎の速度は音速を超えた。
音響の壁が物理法則に基づき、彼の体を粉砕しようと襲い掛かり――発生した“月衣”により無効化される。
月衣、ウィザードを常識外の領域に位置させる異相結界。
月衣を纏えば如何なる環境であろうとも生存を約束し、熟達した使い手であれば虚空すらも足場と変える、己の常識を世界に押し付けるまさしく異能。
その領域内で物理法則は我侭に改竄されるのだ。
鍛え上げた肉体は限界を知らずに増強し、鍛え込まれ続ける。
加速し続ける速度は限界を知らず、如何なる壁をも乗り越える、光速に至ろうとも光に還元されない無限大の速度へと達することを可能とする。
ならば、莫大なプラーナによって後押しされ、強化された四肢を持って踏み込んだ勇士郎の速度は隔てられることはあるか?
否!
いかに精霊の領域にある英霊であろうとも、その身がウィザードであり力量が追いつけば太刀打ち出来る。
超音速の衝撃破を撒き散らしながら、聖剣の担い手達が激突する。
- 116 名前:聖剣/乱舞 後編 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 19:59:14 ID:GfmRnEtg
-
我に敵する聖剣よ、折れろと聖剣が吼える。
輝ける蒼き刀身が、青白く光る刃によって打ち弾かれる。
王は剣によって語る。
我は正当なる剣の所有者、始まりの剣にて、幾多の戦場を潜り抜けし騎士王だと。
勇者は剣によって語る。
我は正当なる剣の後継者、続く剣にて、永劫の戦いを切り開き続けた勇者だと。
聖剣/乱舞。
踊る、舞う、剣舞する。
音速を超えた斬撃が、先ほどまでの斬撃とは比べ物にならない初速を魅せ、終速にて加速する。
弾く、弾く、捌く。
火花散る、金属音が鳴り響く、獅子の咆哮が如く剣風が大気を抉り、衝撃破がアスファルトの床を粉砕していく。
先ほどまでは技量の戦い。
先ほどまでは殺意ある探り。
ならば、ここからは斬り砕くための死合に他ならない。
己の誇りにかけて、己の手に持つ聖剣にかけて、前に立つ剣士に敗れることは許されない。
魅せよ。約束されし勝利の剣よ。この手に勝利を見せよ!
魅せよ。受け継がれし王の刃よ。この手に重ねた歴史が無駄ではなかったことを証明せよ!
剣を重ね、刃を繰り返し、人ならぬ闘争を見せる二人は果たして人なのだろうか?
否、まさしく獣、あるいは怪物、或いは幻想。
約束されし勝利の剣、聖剣を振るい放つ騎士王は例えるならば竜。
己が血脈に繋げた最強の幻想たる血を滾らせ、牙の変わりに聖剣を、炎の代わりに魔力を放出し、鮮烈なる王者の威厳を放つ。
受け継がれし王の刃、聖剣を担い掲げる勇者は例えるならば虎。
己が歴史に積み重ねし闘争の経験はもはや本能として息吹を上げ、爪の代わりに聖剣を、しなやかなる動きの代わりに守護の鞘を持って剣閃を翻弄し、苛烈なる勇者の闘気を発す。
共に同じ聖剣。
されど、重ねた歴史は異なる、形状も異なる、使い手も異なる。
故に同一ではありえない。
二つに分かれた聖剣たちは同じではありえない。
共鳴し、感応し、共に同じ自分でありながらも憎悪し、恋焦がれる聖剣たちの歌を聞け。
二振りの聖剣は使い手と同じく、あるいは異なりながらも、息吹を発し、互いの聖剣へと噛み付き合う。
己こそが本物だと主張するかのように。
己の使い手こそが優れていると褒め称えるかのように。
近親憎悪にして同類愛。
憎みながらも愛し、愛しながらも憎む、刃たちの心はまるで塗り固められた感情の塊のようだった。
切れろ、砕けろ、切り裂け。
刃に篭められし念、刀身に染み渡る一念、斬撃にこめし切断の士魂。
剣士としての念こそが勝負を付けるとばかりに、セイバーは、勇士郎は心を刃に乗せて、振るい貫く。
「らぁあああ!」
「ぉおおお!」
床を踏み砕きながら、高速のステップを踏む。
全ての剣を躱すのではなく、見切り、逸らし、互いに有利な位置へと移動する。
脚の技法、これもまた剣士には必須。
戦場で囲まれれば命は絶えるだろう、その戦いを十の年月で、十二もの会戦を潜り抜けたアーサー王が身に付けていないわけが無く、幾多の異世界――月匣に侵入し、少数で無数のエミュレイターを斬り屠り続けた勇士郎もまた熟知。
少しでも有利な位置を、少しでも均衡を崩せば、流れは途端に引き寄せられる。
完全なる同一体による綱引きのように、或いは百日戦争のように、二人の力量は拮抗していた。
間断なく剣を交えながらも、足を動かし、踊るように場所を変え続ける。
ソードダンス、剣舞、命がけの演舞を二人は演じ続ける。
どちらかが死に果てるまで。
この振り下ろす、殺すための刃が、敵の肉体に食い込むまで。
- 117 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:00:20 ID:nSSmzq0D
- もっきゅもっきゅしえんー
- 118 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:02:08 ID:nSSmzq0D
- AとBどっちがいいしえんー
- 119 名前:聖剣/乱舞 後編 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 20:03:22 ID:GfmRnEtg
-
「ふっ!」
「しゅっ!」
――セイバーは横薙ぎに、勇士郎は縦に剣を振り翳し、聖剣同士が衝突する。
何合目の激突か、もはや数えることも馬鹿らしい。
世界有数の、最高の聖剣同士の衝突、そこから発せられる衝撃は計り知れぬ。
一度でさえも受け流すのをしくじれば途端に骨は歪み、肉は千切れ、神経は歪み狂うだろう。
例えるならばセイバーと勇士郎は戦車の主砲を至近距離で撃ち込み続けているようなものなのだ。
それを捌き続ける、或いは打ち出し続ける、一つのミスで崩壊する、ガラスのような均衡。
いつ崩れるか。
いつ終わるのか。
魂を削り、刃を削り上げ、果てしなき螺旋階段を登り続けるかのような二人、足を踏み外せば途端に奈落へと落ちる綱渡り。
重なる金属音の悲鳴の中で、セイバーは見る。勇士郎の喉が鳴らす、渇きを。
重なる火花の閃光の中で、勇士郎は見る。セイバーの額に浮かぶ汗を、疲れを。
人間は決して永遠を続けることなど出来ない。
いつか限界は来るのだ。
疲労という形で、軋みを上げる血肉はいずれ朽ち果てる。
両手で聖剣を振るい続ける剣の英霊にもまた放出し続ける魔力の限界は近づき、右に聖剣、左に鞘を掴んだ、言うなれば二つの武具を操りこなす勇士郎もまた肉体の限界が近づいていた。
勇士郎の全細胞が悲鳴を上げているのだ。
もはや無理だと、骨は断末魔のように軋みを上げて、肉は断裂したかのように痛みを発し続けて、流れる血は激流のごとく心臓を打ち鳴らし続ける。
強化を施し、肉体を鍛え続け、全ての無駄を削り取り続けた鍛錬の果ての極みたる剣技においても疲労は蓄積し、重なり続ける。
まずい、このままではいずれ剣閃は鈍り、切り捨てられるだろうと勇士郎は考えていた。
セイバーの肉体もまた限界に近づいていた。
士郎からのレイライン。
彼からの魔力量からしてこれ以上の放出は危険、彼の命にすら関わる――只でさえ危険な投影魔術を使い放った後だというのに。
主を考える彼女は判断する、これ以上長引くことは危険だと、大胆なる一手を打ってでも終止符を打つ必要があると。
奇しくも――否、同一の聖剣を持ち、同一なる剣士は必然として同じ結論に出る。
最後の一手を打つ必要があると。
己が最強の一撃を放ち、それで雌雄を決するしかあるまいと。
「おぉおおおおお!!」
そして、息吹を上げたのはセイバーが先だった。
降り注がれる剣戟、それらを受け弾き、捌き払うと、ピタリと魔力放出を抑える。
代わりに膨大なる魔力が刀身に注ぎこまれ――閃光を放つ。
「っ!?」
勇士郎は判断する。
彼女は賭けに出たと、何かを使う気だと、否――彼女が握る聖剣、それが己と同一であればやることは一つ。
「るぅうおおおおおお!!」
勇士郎もまた四肢に注ぎ込んでいたプラーナの量を莫大的に増幅させる。
己の命を燃やし尽くさんとばかりに、己の四肢すらも壊れるほどのプラーナを放出し、己の聖剣に宿す。
蒼き惑星の守護者、その勇者たる命を宿し、聖剣が神聖なる光を宿し始める。
その左手に握っていた守護の鞘を床に突き刺し、右手の聖剣を両手で握る。
- 120 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:05:25 ID:ydV0urub
- 支援
- 121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:05:57 ID:nSSmzq0D
- ―――その支援は誰が為に
- 122 名前:聖剣/乱舞 後編 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 20:06:12 ID:GfmRnEtg
-
「っ!」
セイバーの目が一瞬見開かれ、確信する。
そうか。
やはり、同じものか。
「そうでしたね、貴方も――エクスカリバー!」
「アーサー・ペンドラゴン! 貴方のエクスカリバー、俺のエクスカリバー! どちらが上か!」
世界最高の聖剣が二つ、世界を割らんとばかりに吼え猛る。
光の柱が吹き上がる。
世界が狂乱し、怯え、喝采した。
見よ!
夜空の星よ、夜闇の月よ!
汝らでは決して届かぬ、太陽の如き二振りの聖剣の降臨を。
――勝負!
心同じく、無声の咆哮を上げる竜虎。
二人が同時に踏み込む。
最後の決着を付けるために。
「エクス/勝利すべき」
セイバーは腰溜めから前へと振り翳し。
「エクス/受け継がれし」
勇士郎は掲げ上げるかのように振り上げて。
【カリバー/約束の剣!!】/【カリバー/王の刃!!】
――解き放った。
その夜、空とビルは切り裂かれた。
- 123 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:08:20 ID:nSSmzq0D
- あぁっ!ビルがやられたっ!支援。
- 124 名前:聖剣/乱舞 後編 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 20:08:41 ID:GfmRnEtg
-
それは天を切り裂かんばかりの光景だった。
セイバーが立っていたはずの場所から立ち上る――かつてライダーを■■するために解放された聖剣の一撃。
それが“二つ”
地上から空へと立ち上る光の柱のように噴き上げ、大気が震えるほどの衝撃だった。
「セイバー!」
屋上の歪んだ扉を蹴り破り、衛宮 士郎は滝のような汗を流しながら、己のサーヴァントの元に駆けつけた。
そして、そこに居たのは……
「あ、シロウ……来てくれたのですね」
震えるほどに美しい一人の少女だった。
結い上げていたはずの髪は解け、風に靡きながら、月光の元で輝く少女。
纏っていた鎧は無残に砕け、その頬には、その手には幾つものきり傷がある。
けれど、士郎は彼女を美しいと思った。
一瞬見惚れてしまった、けれどフルフルと頭を振って雑念を払うと、慌ててセイバーに駆けつける。
「セイバー、大丈夫か!? 何があったんだ、まさかアーチャーの奴が……」
「いえ、大丈夫です……少し疲れましたが」
一度ぐらいの聖剣解放ではさすがに消失はしないが、堪えた。
汗が白銀の如きブロンドから滴り落ち、床で砕けた。
セイバーは改めて周囲を見渡す。
それは凄惨な状態だった。
たった十数分前まで繰り広げていた剣戟が、二つの聖剣の激突で荒れ果て、砕け散り、もはや崩壊近い状態だった。
セイバーからの要請で少なくない魔力を振り絞られ、滝のような汗を流しているにも関わらず士郎は心配そうな顔でセイバーを覗き込んでいる。
クスリとその様子にセイバーは微笑んだ。
「まぁ、無事だったらいいんだけど……本当に何があったんだ? アーチャーの姿は見えないけど、倒したのか?」
「いえ、彼はもう既に斬りました。私が聖剣を抜いたのは別の相手です」
「え?」
士郎が驚愕の瞳を浮かべて、セイバーに目を向ける。
「まさか、他のサーヴァントが――」
「違います。相手は流鏑馬 勇士郎と名乗る――私の剣を受け継いだ少年でした」
「しょう、ねん? いや、私の剣を受け継いだって!?」
士郎の困惑は限界だった。
何があったのか。
サーヴァントであるセイバーをここまで追い詰める、それはサーヴァントでしかありえない。
そう考えていたのに、今この冬木市にいるサーヴァントのどれでもないというのか?
「歳は……士郎と同じぐらいでしょうか。ウィザードと名乗るおそらく魔術師ですが、サーヴァントである私と互角の剣技を使いこなし、エクスカリバーまで持っています」
「え、エクスカリバー!? そんな、あれはセイバーしか」
「私の聖剣、ベディヴィエールが湖に沈めた聖剣の後継者らしいです」
マスターに先ほどであった少年の情報を伝えながらも、セイバーの意識は過去に飛んでいた。
- 125 名前:聖剣/乱舞 後編 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 20:14:45 ID:GfmRnEtg
-
あの瞬間、互いに聖剣を解放した瞬間。
永劫にも思える一瞬の時間、拮抗し、そして英霊としてのポテンシャルでセイバーのエクスカリバーが優ったのだ。
本来ならばそこでケリが付くはずだった。
しかし、それを――鞘が防いだ。
勇士郎の足元にあった守護の鞘は彼を護り、聖剣の一撃を受け止めた。
そのはずだ。
その後、勇士郎はセイバーの前から姿を消した。
ビルから落ちたのかもしれない。
普通ならば死んでいるはず、だがしかし、セイバーにはそう思えない。
何故ならば聖剣が囁くのだ。
まだ終わっていないと、まだ戦いは続いているのだと、感応し共鳴を続けている。
「敵なのか?」
士郎は考えかねるかのように熟考し、その果てに出した質問。
それにセイバーは我に返り、静かに答えた。
「分かりません」
そう分からないのだ。
彼の背後にあるものが、彼が何の目的だったのか。
ただ風のように現れ、対峙し、姿を消した。
――ウィザード。
それは本当に魔術師のことなのか?
それとも……
「ただ何かが起きるのかもしれません」
静かにセイバーは空を仰ぎ見る。
美しい夜空だった。
嗚呼、今日も月は綺麗だった。
- 126 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:15:52 ID:gZpLRxUV
- 勇士郎が転生途中にはらぺこさんになったのかと思ってたが違ったか支援
- 127 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:16:30 ID:Tt9t+cBH
- し・え・ん!し・え・ん!
…もしかして第2幕、あるのかな?かな?
公式槍使いもいることだし〜。
- 128 名前:聖剣/乱舞 後編 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 20:16:50 ID:GfmRnEtg
-
嗚呼、今日も月は綺麗だな。
「やれやれ、死ぬかと思った」
ビルより遥か真下、地上を歩く勇士郎は静かに傷口に当てた光る指先――レイ・オン・フィンガーで止血をしながら呟いた。
聖剣の激突は彼の負けだった。
どうやらまだまだ聖剣としての使い手は先代の方が上らしい。
「しかし、助かった」
月衣に仕舞った己の鞘に静かに礼を告げて、勇士郎は先ほどの激闘の舞台になったビルの屋上を見上げる。
プラーナで強化した視力で、屋上の縁に立つ二人の人影を見つめることが出来た。
アーサー・ペンドラゴン。
既に死んだはずの人物、転生者であろうともこの手にエクスカリバーがあり、持つことはありえないはずの少女。
そして、もう一人は仲間だろうか?
「いずれにしても、今回も簡単には事が済みそうにないな」
プルルと0−PHONEの着信音を聞きながら、勇士郎は静かにため息を吐き出した。
これから続くだろう激闘の数々の到来を予見しながら。
こうして、聖剣を持つ二人の邂逅は終わる。
これはこれから先に待ち受ける戦乱の引き金か、それともただの偶然か。
それは誰にも分からない。
運命の夜は未だに終わりを告げないのだから。
- 129 名前:とある偽善使いの人 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 20:24:01 ID:GfmRnEtg
- 長々とした投下ですみませんでした。
趣味完全丸出しの剣戟でしたが、楽しんでもらえたでしょうか?
一応勇士郎に関しては独自設定を織り込んでおります。
さすが転生途中でアーサー王になったのはありえなさそうだったので、転生途中でエクスカリバーを継承したという設定です。
型月とのクロスということでいささか反発などもあるかと思いましたが、快く受け入れてくださりうれしく思っています。
次があるかどうか分かりませんが、感想にちょこっとでも戦って欲しい組み合わせがあれば参考にしたいと思っています(強制では無いのですよ!)
追記:
勇士郎のエクスカリバーに関しては1stと2stのいいところだけ抽出しました。
具体的には1stの能力に、2stの聖剣解放能力が付与されていう扱いです。
それと>>84氏の
一つ気になったこと
勇士郎は確かアトランティス時代から転生してた筈。
セイバーより遙かに「エクスカリバー使い」として古い気が。
>
ですが、勇士郎はアトランティス時代からというソースはないですよー。
多分転生者柊と勘違いしているのかも?
一応ロンギヌスなどで調べたのですが、抜けがあったら申し訳ございません。
以上、ありがとうございました。
- 130 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 20:54:51 ID:Y+Gj1fSH
- 乙。
アトランティスの記述は知らんが、「太古」なので有史以前の戦士ではあるな。
その時からエクスカリバーと付き合ってたかは記述にないが。
- 131 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 21:09:44 ID:74BXeXRO
- >聖剣/乱舞
すさまじいばかりの剣激戦の描写堪能させていただきました
文章で手に汗握ったのは久しぶりです
闘って欲しい組み合わせのリクエストもいろいろ考えつきますね
アーチャーvsあかりん で近距離戦もできる遠距離攻撃対決とか
キャスターvsまゆり で魔術対決とか
言峰vsグィード で尋常という言葉からは無限遠点ほど離れてしまった聖職者対決とか
共通点なんか考えずに 黒桜vsナイトメア とか。いや……服装が尋常ではないという共通点があるか
- 132 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 21:37:16 ID:HyKhFWyr
- >129
GJ。戦闘描写もさることながら折り合いと着地点が見事だ。
二人ともおっとこ前〜。
>131
黒桜は戦うのにPC1補正か、特定条件を満たしたロイス取得とかが必要になるタイプだからなあー。
ナイトメアはむしろ桜の精神内に他PCを送り込む立ち位置な気がする。
……黒桜の精神世界ってエログロ18禁かつ、物質世界で戦うより凶悪で苦戦しそうな予感がするが。
- 133 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 21:44:44 ID:nSSmzq0D
- >>131-132
そーゆー話しは向こうでやろうよー。寂しいんだよ向こうー。
ともあれ、相変わらずの戦闘描写。素晴らしかったです
時間軸がちとわからなくなりそうだけども。hollowの決戦直後ってことかな?
- 134 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 21:46:11 ID:C+VIU3IR
- 実はマサトがマーリンにコネがあるのは勇者ピップとして召喚されていたという電波を受信した
- 135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 22:01:05 ID:upXegsSF
- >110
あれ? おかしいな。
保管した気がするんだけど、載ってないや。
- 136 名前:とある偽善使いの人 ◆265XGj4R92 :2008/09/22(月) 22:01:05 ID:GfmRnEtg
- それなりに感想が来たので、レス返しです!
>>130さん
一体いつから勇者やっているのかが不明ですが、多分永いのでしょうね。
最初のクラスは勇者で、途中から転生者ですから転生途中でエクスカリバーをゲットしたのかも?
と自分は独自解釈しております。
公式でどうかは知りません!(苦笑)
>>131さん
さすがにマユリで、キャスターに勝てる気がまったくしないw
弓兵VSあかりん&ロンギヌスOOで銃器狙撃勝負とかもちょっくら妄想しております。
>言峰vsグィード
……想像すらしなかったです、異常ってレベルじゃねーぞ!
>>132
ありがとうございます。
やっぱり最後はエクスカリバー勝負ということで、決着を付けさせてもらいました。
しかし、ウィザードが少々強すぎるような気もしますが、勇者だからこんなに強いんだよとお願いしますw
>黒桜
はるみのことも経験において、夢語りで昔やったウィルス駆除の勢いで刻印虫を駆除とか出来そうですね。
制限時間内にやらないと桜の心臓が大変なことにw とか?
>>133
戦闘描写には頑張りました。
少々癖の強い文章になってしまいましたが、楽しんでもらえて幸いです。
ちなみに時間軸としてはhollowの弓兵との決着直後ですね。
令呪ブーストでロケットの如く吹っ飛んだ剣士さんがアーチャーさんをぶった切った直後です。
それではまた電波が降りれば、書かせていただきます。
ありがとうございました〜
- 137 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 22:13:24 ID:xlf4eG1r
- >>134
ピップこそ転生者な気がするなぁ
数多の読者の化身(逆ゲシュ様)であり、セクション14からの帰還率を考慮して
あ、遺産はE・Jで
- 138 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 22:15:31 ID:9qLriBAn
- >129
勇士郎がアーサー王でもそれはそれで面白そうだと思いつつ、GJ!
楽しませて頂きました
双方が納得出来るであろう落としどころでしたね
こいつ確か、能力的には力が6しかない貧弱なボウヤだったなーw
よくセイバーと正面から打ち合えたもんだ
- 139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 22:22:14 ID:ydV0urub
- 対決はくれはVS凛で男の趣味の悪さ対決を。
エリスVS桜で先輩の鈍感ぶり対決でもいいや
- 140 名前:84:2008/09/22(月) 22:22:17 ID:O/r2R4ML
- >>129
GJっす
……あいつって「アトランティス」を経由しないと不自然なぐらい「海産物アーマー」と縁があるんでああ書き込んでました。
普通の転生者ならどっちかって言うと「博物館」や「図書館」の方が仲間との思い出に浸れる気がしたんで。
- 141 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 22:24:23 ID:fB9e7Kod
- >>138
1stルールの勇者だと素の能力値が多少貧弱でもプラーナでかなりの底上げが可能だからなぁ
- 142 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 22:57:27 ID:74BXeXRO
- >139
エリスを持ち出すのなら家庭料理対決というのもあるな
凛が勝手に挑んで勝手に轟沈しそうではあるけど
勝利してもエリスの悪意全くなしトークに打ちひしがれて勝手に膝をついたりな
- 143 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 23:00:06 ID:HN9Ekbs4
- 士郎がレシピを教わりにエリスのところに行って、必死にメモを取り始めかねん。
- 144 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 23:09:06 ID:F9V4q+rX
- ごめんなさい、1st時代に全然前衛に出る気ないのに「守りの鞘」欲しさに
転生者1lvだけかましてエクスカリバー入手してました。
そーいや、昔本スレでエクスカリバー持ちは流鏑馬弟に確定なのか?
流鏑馬弟=アーサーの転生者?って話が出て、「アーサーはエクスカリバー
使いだが、エクスカリバー使いがアーサーなのではない」「おれの鳥取じゃ
エクスカリバー同士の聖剣戦争シナリオやったぜ?」とか会話したのが
記憶にあるな。
あと、NWPCだとアーサー王は魔剣使いって説明があった。セイバーさんが
転生してないのと整合性が取れてたり。
- 145 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 23:17:06 ID:BQHklU3Y
- 新スレのっけから怒涛の投下・・・!
前スレラストから読んでたら結構な時間が(汗)。
ゆにまほの人も聖剣の人もマジGJッスーっ!
…ところで両作品ともなんだか次回作に続きそうなのは、
期待しても…いいのかしらー!?
- 146 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 23:38:36 ID:upXegsSF
- 〈 ,'!ヽ./ / / ./ / .,! ! ! ヽヽ
/ー 、 ./'| '、/ .,'ヽ/, /., / ./ ! ! l ! i 【保管】
 ̄ヽ'、 `ri'´' ,レ7ー`iく// , ' .l. ,'| ,l .ハ.! ●ファイナルファンタジー:アンリミテッド(前スレ585)
ー- 、 r`ー '、!,' i !.i::!;;:、! ヽ'/ ,..-r、i''/ !./ / ●聖剣/乱舞 前編&後編
‐- 、ヽ '、ー 、_i ,! .!、ー-'-' ´ ./;:;;/ノ!',ヽ' ● 「ゆにばーさる」と魔法使いの夏 完結編3&4
`ヾ、ー_,三ニl !! !``, '"' - 、ヾン ./ ヽ.ヽ
,. ‐',7/"' ‐!!.', ll、.i ./ ,ゝ' '、 ヽ、ヽ <¨¨i,へ‐ '´ ̄ ̄` ヽ、「¨>
/ _,,...,ヾ、_ 'l`ヽ .lトヾ、 __ノ- '",....,,_ ', ! ヽi. <// / ... ヽ ` //イフ ̄ヽ、
ゞ',´,ニ_三ミ !ヽ、 ',リ`ニニiニl-‐、´ ヾ;ヽ !. リ / / /, '/{ ヾ三彡'<_」ヾ }` }
./', '/.,__;;7=ト、 ヽ '/、ー=、s〃ゝ ii l / | { 〃{ {⌒`∨レ `ヽl.{ l || | ./
i'// ,-':'r''' i´ .ヾ;、.i ./  ̄ _,i'"´ ヽ 〃/ | i | |小| ● ●亅|,―、jj .}
'i i /':i'´'、 ';-‐7!'i' , ‐'.,-,♀``ヽ',〃 / リ ノ| |l⊃ 、_,、_, ⊂⊃l、/リ j |
.ヾ'`くヽ. ヽ=7-‐'、i-.、/ '´ ! ` ! く /⌒ヽ| |ヘ. ゝ._) | |/⌒i j.ノ
. ヽ ー 'ニ-'ヽ'フ ヽ 、-、ヽ、 ,ィ /i,'! i´ \r'^`ヽ_.l^^ヘヘ^^^/、| |'ー::〈ル
` ー‐ '" ト、 / \`ヾ、ヽiイ',イ,ヘi !. └<ノ:::E| <,.ロ、> |ヨ::::レヾ./
',/ ̄ヽ 'へ、ニィ_- .! ! . `ヽ'E| <,.ロ、> |ヨ:::ヽ::;ノ
「ゆにまほ」の解説欄に、前スレ368のキャラ紹介を追加。
完結お疲れさまでした。
また、以前「小ネタ」のページ容量飽和につき、ジャンルごとにページを分割した際、
「鎌倉ものがたり(2-938)と「笑ゥせぇるすまん」(3-105)が消えてしまっていたので、これを復帰させました。
気付いた>103氏に感謝。他にもあるかも。
- 147 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 23:43:27 ID:9nfcZlyD
- 乙。なんかだんだんAAが増えてくるなw
- 148 名前:中身:2008/09/23(火) 00:12:12 ID:8yhTnavo
- >>146
ノー、チェッ!ノー、チェッ!(キャラ崩壊中)
……申し訳ない、取り乱しました。
えー、大変ご迷惑おかけいたしました管理人様。100k超えはやっぱり迷惑以外の何物でもないっすねー……本当すいませんでした。
わがままを聞いていただきありがとうございます。
明日、もう一カ所の方にラストを投下しに行きがてら、こちらにも最後のレス返しに伺いたいと思う次第です。
取り急ぎ業務っぽい連絡で失礼いたします。
- 149 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 00:16:42 ID:G+FSApqb
- >147
右側のノーチェに合うような、
ちっちゃいセイバーさんのAAも探したんですけどねー。
- 150 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 03:06:07 ID:kyfodji1
- >>149
,r‐-、
. ,! _
. i, _,r‐''''''''''''''''ヾ,_`、_
,r'''''''ブ、 `.、`フ
,r' .,f'´ ,r f .i 、 , i i`ト、
,f ,f ,'´i ,'`、 ;`、ヽ,! .! Yi、
i i i, ' ' ヽ; ヾ,'`ヽi__ i、!``ー‐┐ ←これでよいではないですか。
` i'''''i ̄ ̄  ̄ ̄ ! .! ,ト、`ヾ;┘
. ! ┿━━ ━━┿ .!' `ー′
. i ,ト、 , , i ,!
i ! ` 、__________,,/i,`′
ヽ,! .f /人;!/ i,
ヽ,r`i___iヽ,/___!
. ,r`.、,!:.:.:レ':.:.:.:.:>-、
,r:i;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':,ゞ-ゝ
`ー--''´`ー--‐''´
- 151 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 12:40:51 ID:5JuHTRIX
- それセイバーだったのか。(fate知らない
- 152 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 12:49:17 ID:Aa2dm0wt
- ……(棄てプリのキャラだと思ってた)
- 153 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 13:05:50 ID:U4NJkux/
- 俺は落語家かと思ってた
なんかそんな感じの服着てるし
- 154 名前:ゆにまほの中身・カーテンコールその1:2008/09/23(火) 13:14:49 ID:snqtr5GK
- カーテンコールですー。ゆにまほの中身がレス返しに参りましたよっと。
レス返し前にちょろっと製作小話。
つかちゃんとノーチェ動きすぎ(汗)。バランスとんの難しい難しい。
柊も積極的に誰かが絡んでいかないと動かないけど隼人は輪をかけて動いてくれませんでした。これだけキャラいてくれたのはむしろ僥倖にも思えます。
サブキャラでは狛江が超動く。いや、あんまりにも動きすぎるんで話のオチにはもってこいなんですが。ありがとう安達さん、狛江もいいんちょもすごい動かしやすかった。
書いてるうちにいいんちょと柳也さんの短編とか書きたくなってしまった。いや、たぶんお蔵入りになるんだろうけど。
応理がただのツンデレになってんのは仕様っす。いやでもまだ舵取りはしやすかった、応理は本編でまともなことも言うから。こんなん応理じゃねぇって言葉は受けます。
あ、別に応理→ノーチェはラブってほどラブじゃないですよ?執着→懐旧/不快感くらい。なんでボクと一緒にいてくれないんだよ、ティンクなのに、みたいな。ネガ表。
応理からノーチェへの思いみたいな小話も考えたけどまとまりにくかったんでばっさりカット。
テレーズ好きの全国の皆様。自分も好きです。すいません(土下座)。さぁ……俺の心臓はここだ、外すんじゃねぇぞぉぉっ!!(落ち着け。)
さておき。テレーズやベッキーみたく若いのに懸命につっぱって生きてる頭いいちびっ子って、全面的に肯定して何があっても受け止めてくれる人に弱いと思う。偏見だが。
悪意、敵意、ねたみ、嫉妬、権謀術数みたいなのの渦の中で抵抗しまくってたら、そのへんのことまったく考えない奴は信用し辛いけど、したら割と一直線だと思われ。
ベッキーとテレーズの邂逅ネタも書こうかと思ったけど、さすがにろんぎぬすじゃできんわなー、10歳と14歳の邂逅が居酒屋は無理があるわー。
ノーチェを仲介させようにもベッキーとノーチェはまったく面識ないしね。
さて、それじゃあ後は出れなかった人々について。
支部長勢はそれぞれ守る町があるのと、支部長増えると支部長って呼称が誰を指すのかわかんなくなるので。柳也さんとかは支部長って呼ばれない気はするが。
ハルカとヒカルと柳也のグチり話をろんぎぬすで書こうかとも思ったがあそこの店主を考がえりゃ無理っスね。
就学年齢的に無理だった人たち。シザーリオは出したけども学ないんであれ以上は無理(汗)。イサムなんかはこれですね。あと勇と名前的にかぶる。表記はかぶらないが。
ステージ的に無理だった人たち。……快男児とか?まぁトワイライト、ヴァリアントの人たちは100%無理です。ことみとかもあそこから出れないんで無理ってことで。
嵯峨童子? フィン? ありゃ、公式でやるからこそ面白いことだと思いますよ(笑)?
最終話はミュージックアワー→夏祭り→seacret base のイメージ。聞きながら書いてました。
では。
前スレより
>>532
あぁぁ申し訳ない。やっぱこんだけ絨毯爆撃は基本ないっスよねぇ……(遠い目)。
楽しんでいただけましたでしょうか。だとしたらうれしいな、と思います。
>>556
うぅ、どうせ、どうせおいらはさるさんの星のもとに生まれたのさ、ハハンっ(目に涙)!
>>558
絨毯爆撃ホントに申し訳ない。100k超えは本気で自分でもねぇわ、と思いました(汗)。皆さん寛大な気持ちで許してくださったのが嬉しいです。
いや、内心いい加減にしろよお前とか思われてるかもしれんが。すんません、ほんっとすんません。
今スレ
>>83
あわわわわ……まさか、剣劇の方と一緒くたに評価していただけると思ってませんでした(汗)。
あちらの作家さんの書く文体は私には絶対に真似できない代物なので、毎回毎回じっと恋焦がれるように待っては読んでます。ぶっちゃけ一読み手としてファンです。
まぁそれはさておき。
自分の書いたものを、読み返したくなる、といってくださったのはとても嬉しいです。ありがとうございます。次もそう言っていただけるようこれからも精進したいです。
>>85
前にも見たけど、それって休んでいいってことっスよね……? 休みますよ? 休んでいいんですよね? よね(汗)?
- 155 名前:ゆにまほの中身・カーテンコールその2:2008/09/23(火) 13:16:09 ID:snqtr5GK
- >>86
あざーっす。戦闘部分は頭こねくり回し、ギャグパートはキャラの動きたいように動いてもらったと思ってます。
ノイピュアなのにこいのぼりよりもはるかにスゴそうな気が……(笑)。ごめん支部長。電車内では遭遇しませんでした。リオン様は興味ないものには目をつぶる性質。
つかちゃんも隼人も大好きです。あの二人が描けて非常に楽しかった。
え? あんちゃん? なに言ってんですかこの話永斗に始まり永斗に終わってますよ! 大活躍ですよ!
次回作……前は色々思いついたのですが、まぁぼちぼちってところで。いつかまたなにか書けたらいいなと思います。下げないで(がたがたぶるぶる)。
ものを書こうとするのに必要なのは、書きたいっていう気持ちとアイデア、それとほんのちょっとの勇気だけですよ?
>>88-90
ルージュは正直名作ですよ(マテ。)?
5、6話、幕間をシリアスにもっていくための反動で、今回は小ネタ大乱舞のキャラクタースペック任せストーリーでした。楽しんでいただけたでしょうか。
数ある王子キャラの中でトランを選んだのは、自分が好きなキャラだということもありますが、最後のシーンをやりたいがためだったり。
ザ・捕まる男もレグニツァ王女も大好きですよ!ただ、あれができるのはトランだけなのです。とネタバレなようなそうでないような。
>>91
すいません。自分でも単なるムチャクチャだよなー、とは思いました。数えたら台詞ある名前PCだけで総勢34名……正直馬鹿しかやらないよなこんなこと。
ご指摘ありがとうございます。ば奈々はちょっと狙った(正解はばな奈)けど。この話は死ぬほど誤字多かったな自分……まるでダメな物書き、略してマダモっすねマダモ。
行頭空白抜きは意図的です。もともとさるさん受けやすいので、ちょっとでも省けるところは減らしときたいというせせこましい知恵です。見苦しい場合は申し訳ないです。
感嘆符の後は……単に知らなかっただけだったり(馬鹿)。うぁ、今度から気をつけさせていただきますっ! ご指摘ありがとうございますっ!
>>92-93
補足ありがとうございます。墨西哥銘菓ひよこはすごい言霊っすねww
>>94
管理人様、かな?
申し訳ないです……。
>>95
あっはっは。
……両方とも諭吉さん二人くらいまでなら許すんで売ってるとこ知りませんか(目が真剣)?
>>96
はっはっは、こいのぼりはケイトに誉めてもらえれば別になんの問題もないんですよまったくあのつるぺたとロリコンのカップルは。
あれー? なんだろう>>96っぽいこの浜辺に咲いた赤い、花、は……。
【惨劇中】
>>97
書かないよ?>京都話
いや、ネタ的に面白そうとは思うのだけどたぶん書かない。整合性とりきれんのと捌くキャラが多すぎるので。
>>99
Yes。あの大鬼は地元の伝承に出てくる(地元では)英雄さんなんでありましてな?実は結構好きなのです。
つまり実はあの辺出身。いまだに人狼がいるとか鬼の血族がいるとか忍者集団がいるとか最強の巫女さんがいるとか言われる山の奥からちょいと修行しに来てる身です。
別にウィザードじゃねぇけど。割と普通の理由だけど。
まったく関係ないけど某地元近くのダムに沈む村のモデルになった世界遺産ですが、あそこの土産物屋兼コロッケ屋の店頭に某鉈女と某あぅあぅのフィギュアが
飾ってあった時は商魂たくましいなと思うべきなのか終わったな日本と思うべきなのかで悩みました。いやマジで。
>>145
あい(汗)。すんません。つまりは自分のせいですすんません。
ですから続きません。無理です。NG。
ノーチェのAAまで作っていただいた方。本当に嬉しかったです。ありがとうございます。
たくさんの応援、感想、ありがとうございました。またいつか、お会いできたら嬉しいです。
シナリオなしのバトル限定でいいならちょいと書きたいもんはありますが(汗)、しばらくは無理かなー。
では。またいつか。といいつつこれから投下行って来る。
- 156 名前:94:2008/09/23(火) 13:49:03 ID:5JuHTRIX
- >155
ええと、>94の発言は>91氏の最後の1行に対するレスのつもりでした。
ローカルでテキストエディタに書いた時の読みやすさ、
2chに投稿した時の読みやすさ、そして、まとめサイトに転載されたときの読みやすさ。
それぞれ違うと思うんですよね。多分。
具体的にどうすりゃいいの?って聞かれても分かりませんし、
分かったとしても、全部に気をつけるのはかなり難しいかなと思いますが…。
- 157 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 13:59:52 ID:zZxgp+RQ
- >154
さて、一息ついたところで次の作品ですが……
- 158 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 15:05:50 ID:umCgALGu
- >>157
アンゼロット様、柊じゃないんだから自重
- 159 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 16:15:14 ID:F8Q/kq01
- クロス作品が多いのは良いけどいつも柊ばっかりでてる(柊は好きだけど)
ので柊の出ない作品を作ろうかな。とおもって、
零-刺青の聲-とのクロスで要ねがいが出てくるのを考えたんだが。
舞台が現実・夢を行き来するから夢使いが出しやすい状態だし。
でも、ナイトメアだと流石に零側のキャラと関わらせるのは格好的に
きつい(零の人たちは一応一般人)し、刺青の前の紅い蝶で双子が出てきて
それが刺青にも関係してるから出しやすいと思うんだけどどう?
例えば紅い蝶主人公の天倉澪がねがいの友達(ネットで知り合ったとか)
で彼女が眠りの家に囚われて眠り続けていることを知ったねがいが
夢語りで眠りの家に侵入するとか。そこで零側主人公sとあったり
協力するとか。TRPGでやる場合どうするかも少し考えている。
例えば敵の能力だとか、刺青の侵食についてだとか。
ただ、問題なのはそれをSSにできないこと。
ということでもうちょっと設定が煮詰まったら設定だけでもあげて
みようと思うので少しでもそれでSSを書く気になられる方がいれば
幸いです。
- 160 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 16:33:31 ID:Aa2dm0wt
- しかし仮にもアニメ板のNWスレなのでアニメNWの登場人物が出ないのはどうかと
- 161 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 16:36:59 ID:U4NJkux/
- テンプレではアニメに出てなくても公式作品に出てればOKになってるからかまわんでしょう
- 162 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 16:54:43 ID:KHzvdqvs
- 「赤毛のあくま」とか「居酒屋ロンギヌス」とか先日の「聖剣」とかは普通に受け入れられてたから
とりあえずアニメのキャラがいなくても問題はないんじゃないかと思う
というか今更だが、このスレでアニメNWしか知らない割合ってどれくらいなんだろうな?
- 163 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 17:23:09 ID:5JuHTRIX
- まあ、もし可能であるならば、アニメに登場したキャラを
何らかの形で参加させた方がいいんじゃないかなと思うけどね。
極論だけど、アニメのキャラが出ない(もしくは少ない)作品ばかり投稿されるようになった場合、
このスレ自体の存続が危ぶまれるから。
(もちろん適切な板に行くのはありだろう)
- 164 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 18:23:32 ID:U4NJkux/
- そうなったらその時に考えた方がいいかと
このスレってまだまだマイナーで投下数も某クロススレのように激烈に多いというわけじゃないから十分に考える余裕はあるとおもいますよ
- 165 名前:159:2008/09/23(火) 18:28:26 ID:F8Q/kq01
- アニメキャラを出そうにもアニメキャラで夢使いはナイトメアくらいで
零キャラと絡ませづらい(主に格好で。あと「どり〜む」)うえに
自分の考えた設定では1・世界の危機ではない。2・エミュレイター
以外(地球に元からある)存在の力が起こした事件。ということで
アンゼロットなどが感知していないか関与できない(ある意味自然現象に
近いので)から他のウィザードを一緒に連れていこうにもねがいが
引きこもりなので知り合いが少ない(と思われる)のでアニメ組みとの
接点がなくなるので難しくなりそうなんですけど。
まあ、自分が作ってるのはあくまで設定ですけど。
あと、ねがい一人にNWキャラを絞ったのは刺青の操作キャラが
ちょうどPC1・2・3で分けられそうだからハンドアウトとか作る時に
上手くいきそうだなと思ったからです。一応京介たちを連れて行っても
いいのですが、京介と静はともかくいのり、つーか天は話がぶち壊れ
そうなほど明るくやりそう、またはすぐ死にたがりそうのでどうかなーと。
あえて言うなら京介と一緒に澪のお見舞いから事件に関わる。静といのりは
別件でいないというのはどうでしょう?
- 166 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 19:04:02 ID:bF4nm8Wb
- >>165
ぶっちゃけ、設定の是非について相談されても、どう返せばいいのか困っちゃう。
ネタを募ること自体は問題ないと思いますが。
まあ、それを踏まえた上でアドバイスするならば、
「○○は●●という設定なので△△できない」ということにこだわりすぎないことかと。
設定に捕われすぎて動けないというのは、
TRPGのセッションだと、よくないプレイの例としてよく挙げられる1つです。
TRPGとSSを一緒に考えるのは、少し違うかもしれませんが。
念のため、設定をガン無視しろと言っているわけではありません。
そのキャラの行動をうまく理由付けするというのも楽しいですよ。
- 167 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 19:12:58 ID:bF4nm8Wb
- 追記です。
失礼を承知で言わせてもらいます。
携帯からのアクセスなのかもしれませんが、159さんの書き込みは相当読みづらいと感じます。
特に、これからSSを書こうとしている方なら尚更。
●句読点での改行
●箇条書き
●段落の区切りは1〜2行空ける
このあたりを意識されてみると良いのではないでしょうか。
- 168 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 19:28:57 ID:Ut/R3mFb
- >162
一応、アニメしか見てない自分がここにいる
ぶっちゃけ知らない作品のキャラだとオリキャラと変わらない印象がある
しかし、うまくキャラ立てしてくれたら瑣末なことは気にならない
- 169 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 20:49:33 ID:IJCn7pKz
- クロス作品で柊を『セブン・フォートレスAP』や『エルフレア』とか『エル=ネイシア』のサンプルシナリオに登場させる(ロンギヌスとしてPC4〜5な位置づけ)な電波を受信したけど、良く考えたらクロスSSじゃなくて絶望した!(笑)
- 170 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 20:54:59 ID:8yhTnavo
- >>157
クロスでなくてもいいなら卓上板の作品スレに行けばいいと思いますアンゼロット様。
あっちも今日完結させてるし。
- 171 名前:159:2008/09/23(火) 21:17:43 ID:F8Q/kq01
- >>166
>>167
ご指摘ありがとうございます。自分としては他のキャラを出しづらい理由を
答えようと思っていたのですが。あと、書き込みが読みづらい点については自分の能力不足です。
スイマセン。これから少しでも変えていければと思います。
あと、零-刺青の聲-を知らない人にはキャラを出しづらい理由が分かりづらいと思うので補足を。
1・舞台が特殊
零-刺青の聲-の舞台は主に夢の中にあるので少なくとも夢使いかそれに近い力を持つものが必要。
2・敵の種類
零シリーズの敵は悪霊です。エミュレイターではないのでウィザードが関わる理由が薄いです。
といっても、所謂常識外の存在なので全くないわけではありませんが。
というような理由です。あまり上手く説明できたとは思えませんが。
- 172 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 21:18:56 ID:Z9vgc39l
- そこで一応クラスは夢使いだったらしい糸目のお姉さんな魔王様ですよw
- 173 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 21:35:51 ID:U4NJkux/
- 万年お寝坊さんの魔王じゃないよな?
- 174 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 21:42:52 ID:E8yyNup2
- >>171
>夢使いかそれに近い力を持つものが必要。
RXを出せばおk、夢の中に入る機械持ってて夢の中に入って戦ったこともあるぞ。
- 175 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 21:55:34 ID:5JuHTRIX
- >171
夢使いが必要な部分だけドリームマンに登場願ってもらって
それ以外の部分は他のウィザード、とか
- 176 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 22:00:16 ID:5JuHTRIX
- ちゃんと読んでなかった、すまん。
>171
悪霊は、NW的にはまさにエミュレイター(もしくは憑かれし者)じゃねーのかなw
- 177 名前:159:2008/09/23(火) 22:07:39 ID:F8Q/kq01
- >>172
>>173
零の登場人物は作者が設定変えない限り一般人のうえ、もとから即死攻撃付きの敵もいるんで
魔王なんぞ出したら零キャラが瞬殺されかねないので出しづらいんですよ。
しかも一般人だから夢の中とはいっても月コウはられたら無力化されかねないですし。
あ、でも紅巫女の夢使い(敵)が出てきて早々ラスボスの即死攻撃で退場ってのはありだと思いますが。
>>175
それもありかなとは思ったんですけど、そうするとNWの濃いキャラに零キャラが目立たなくなるか、
パワーバランスが崩れかねないので断念しました。事件だけ同じで零キャラは敵のみって言うなら
問題なさそうですが、それだとクロスじゃないっぽいんで。あとは、零の終了後に今度はそれを
エミュレイターが利用して事件起こすって感じくらいですかね、やるなら。
>>174
RXって誰?
>>176
どちらかって言うとエネミー:地球ですね、種類的には。あと、もともと悪霊は人間なので
エミュレイター(侵略者)ではないですよ?
- 178 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 22:10:59 ID:E8yyNup2
- >>177
>RXって誰?
仮面ライダーBKACK!RX!またの名をてつを。
- 179 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 22:17:47 ID:5JuHTRIX
- >177
そのパーティバランス調整したり、設定の矛盾を解決するのがGMの腕ってもんだぜ、旦那!
- 180 名前:159:2008/09/23(火) 22:43:13 ID:F8Q/kq01
- >>178
BLACKなのでは?元ネタ見たことないです。
>>179
そ、それ言われると(汗)。一応物理攻撃無効にして零キャラは射影機装備で通常攻撃を魔攻で
判定するようにしようかと思ってはいますが。それでもちょっときついんで登場キャラは絞ったほうがいいかなと。
ちなみに、悪霊の攻撃は(なぜか)物理攻撃扱いです。
- 181 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:03:41 ID:KCzWIq9x
- >>169
つか、シナリオのネタばれはやめれ
FEARのシナリオにはネット上でプレリポとかを公開するのは
やめてくれ、と書いてあるだろ?
つまり、逆を言えば他社のシナリオを柊でクリアすれば良いのだ(嘘)
- 182 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:05:39 ID:LSbbjyZy
- では「神官戦士が六人!」をナイトウィザード風にアレンジしてみようか。
- 183 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:08:38 ID:9wcmCrul
- ネギま!とのクロス投下しますー。
オープニングなのでナイトウィザード側しか登場しませんが。
以前スレでネギま!とのクロス投下されてた方とは別人です。
SS書いたり投下したりするの初めてなんで不手際があるやもしれませんが、
どなたかいらっしゃいましたら支援お願いします。
- 184 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:09:49 ID:9wcmCrul
-
東京、秋葉原。
私立輝明学園秋葉原分校へと向かう通学路は、学生達であふれていた。
制服姿の少年少女たちは皆楽しそうに学校へと向かっているが、そんな中に一人。
異様なまでに周囲を警戒している学生がいた。
「なあ、くれは。
空中に怪しいクレーンが浮いてるとか、
黒塗りの車がうろうろしてるとか、
どこからかヘリのローター音が聞こえてくるとか、
そういったことはないよな?」
彼の名前は柊蓮司。
ウィザードであり、これまで何度も世界を救ってきた歴戦の魔剣使いである。
ついこの間も、あの金色の魔王が手を引いていた事件を解決したばかり。
この挙動不審な様子からはとてもそうとは見えないが。
「はわ、別に何もないみたいだけど?
それよりひーらぎ、はやくしないと遅刻しちゃうよー?」
あきれた表情で柊に呼びかけている巫女装束をまとった少女。
彼女は柊の幼馴染みである赤羽くれは。彼女も柊と同じくウィザードである。
くれはは柊に文句を言いながらも、律儀に彼を待っている。
「おう、今行く……あ?」
柊が上下左右をしっかり確認し終え、一歩足を踏み出そうとした時。
どこからかみょんみょん、と怪しい音が聞こえてきた。
「な、なんだッ……!?」
慌てて柊は音の発生源――そう、柊が唯一確認していなかった背後――を確認しようと、慌てて振り返った。
地面にあいた黒い穴、そしてそこから伸びてきている巨大なマジックハンド。
どうやら怪しい音の発生源はこのマジックハンドらしい。
何故こんな音を発生させる必要があるのかは謎だが。
マジックハンドに刻印されているその名称らしきものを柊は無意識のうちに読み上げていた。
「≪柊キャッチャーVer2.1≫……」
その言葉に反応したのか、マジックハンドがわきわきと動き出す。
「ま、待てッ、俺は学校に――!」
だが柊が最期まで台詞を言い切らぬうちに、マジックハンドは無情にも柊の頭を鷲掴みにした。
そして「首がもげるっ!?」という柊の悲鳴を無視したまま、行き先の想像のつく黒い穴へと柊を引きずり込んでいった。
その後、その黒い穴も何事もなかったかのように綺麗に消え去った。
「はわー、柊、相変わらずだねー。いってらっしゃーい」
残されたくれはは、柊の消えていった空間へとのんきに手を振った。
これも彼女からすると、十分日常の範囲内なのだった。
- 185 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:12:33 ID:9wcmCrul
-
虚空に浮かぶ城、アンゼロット宮殿。この世界の守護者の住まう城。
その城の主たる銀髪の少女が、紅茶のカップを片手に可愛らしい仕草で言った。
「アンゼロット宮殿へようこそいらっしゃいました、柊さん。
さて、此度の任務ですが……」
「ってやっぱりまたお前か、アンゼロット!」
台詞をさえぎられた少女――アンゼロットが不満そうに首を横に振る。
「もう、人の言葉をさえぎるなんて、礼儀がなっていませんね」
「人を登校中に拉致するやつが何いってんだっ!?
出席日数やばいんだぞっ! 卒業できなかったらどうするんだよっ!?」
柊が必死に抗弁するものの、アンゼロットはそれもどこ吹く風といった具合で少々人の悪い笑みを浮かべている。
「わかっていませんね、柊さん。
世界の危機の前では貴方の出席日数や卒業など些細なことですよ。
それにほら、学年が下がった後なら、留年ぐらいどうってことないでしょう?」
「んなわけあるかっ!」
血を吐くような柊の叫びを無視して、アンゼロットは勝手に話を進めた。
「さて此度の任務ですが。
柊さん、貴方には魔王級エミュレイターと戦ってもらいます」
「無視かよ……今回はそいつを倒すだけなんだな?」
「ええ、そうです。ただし……」
アンゼロットがそこで言葉を切り、微笑む。
「……ただし?」
その笑顔にものすごくいやな予感がするが、一応聞き返す。
十中八九ろくでもない返事が返ってくる気がする。
「いいですか、柊さん……今回、あなたの年齢は小学生程度でなくてはならないのです」
「ちょっと待てっ!? また下がるのか!?」
「あの魔王にはある世界律が働いています。
そのため、肉体年齢がだいたい中学生以上だとダメージが通らないのです……なんということでしょう」
「そんな世界律があるかっ!」
- 186 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:14:46 ID:yU5Eynmb
- おわ支援
- 187 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:15:27 ID:9wcmCrul
-
わざとらしいぐらいに悲痛な声で説明するアンゼロットに柊がツッコミを入れる。
しかし、もちろんそれも無視して説明を続けていくアンゼロット。
「よってあの魔王ロリショタ(仮名)は……」
「まてまてまてまて」
「どうかしましたか、柊さん?」
「なんなんだよ、ネーミングセンスはっ!?」
「わかりやすいでしょう?」
「た、確かにわかりやすいけれどっ……!」
「最初にかの魔王と交戦したウィザード部隊は攻撃が通らずに壊滅しました。
低年齢で編成した精鋭部隊も送り込んだのですが……」
そう言ってアンゼロットは沈痛な表情で首を横に振る。
何故かどこからか「うわーだめだー」という幻聴が聞こえてきたが、気のせいだろう。
「と、いうことでこの紅茶をどうぞ、柊さん」
アンゼロットが手に持っていた紅茶のカップを差し出す。
柊はそれにあわせて少しずつ後ろにさがる。
「だからってなんで俺じゃないとダメなんだよ。
他のヤツでもいいだろ、年齢下げるんだったら」
ただでさえレベルだの学年だのが下がって“下がる男”などと呼ばれているのだから、
これ以上ネタを増やしたくない。
そう思って何とか年齢を下げられるのを必死に回避しようと抵抗する。
しかしアンゼロットは笑顔で非情なことを言う。
「だってその方がおもしろいじゃないんですか♪」
「そんな理由か!? そんな理由で俺の出席日数がっ!?」
「わがままですね――「どっちが!?」――あ」
そこでアンゼロットは何か思いついたようにぽん、と手をたたく。
「柊さんは柊力のおかげで色々下げやすい、ということでどうでしょう?」
「どうでしょう、じゃねえ!
いらんわ、そんな設定! むしろその設定まだ生きてたのか!?」
- 188 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:16:30 ID:9wcmCrul
-
「もう、往生際が悪いですね。ちゃちゃっとやっちゃいましょう」
柊のあきらめの悪さに業を煮やしたアンゼロットがそう言うと、
周りで待機していたロンギヌスのメンバーが素早く柊を羽交い締めにした。
「うおおおお! は、はなせえええぇぇ!」
必死に抵抗する柊。
アンゼロットは紅茶のカップを持ち上げると、イイ笑顔を浮かべた。
「さあ、柊さん。ぐぐっといっちゃってください♪
安心してください、年齢以外は何も下がりませんから」
「安心できるか――ゴボッ!?」
反射的に文句を言ったが、口を開いたタイミングで無理矢理紅茶を流し込まれた。
そして。
「あらあら、かわいらしくなりましたねー、柊さん」
柊は、八歳ぐらいの姿になり、服も着替えさせられている。
紺色のブレザーに半ズボン。
輝明学園初等部の制服である。
「ぐうっ……」
さすがに実際の年齢で考えると半ズボンは恥ずかしい。
外見的には今は問題なくても。
柊は怒り半分羞恥半分でぷるぷると拳を震わせている。
「ふふふ、こうやって柊さんを見下す……コホン。見下ろすのも悪くないですね」
「まて、今、見下ろす(みおろす)じゃなくて見下す(みくだす)っていったな!?」
「それがどうかしました?」
「…………」
- 189 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:18:06 ID:9wcmCrul
-
文句を言ったが、アンゼロットの返答とそのイイ笑顔を見て何を言っても無駄だと悟った。
何か言っても流される、間違いなく。
「もういい、さっさのあんな魔王倒して終わらせてやる!
そうすりゃなんとか学校に……!」
「やっとやる気にやってもらえましたね。
では早速いってもらいましょう。
今、魔王は太平洋上空で足止めしてあります。なので、これを」
アンゼロットが合図すると、柊の近くにいたロンギヌスが柊に箒を手渡す。
アンブラ社製の高機動型箒テンペスト。
不機嫌そうな柊はそれをひったくるようにして受け取った。
「では、いってらっしゃい♪」
その言葉と同時に、にっこりと微笑んだアンゼロットが謎の紐を引っ張る。
柊がそれまで立っていた床がぱかっと抜けた。
「ってこんな出撃かよおおおおおおおおお!」
*****
外は昼間であるというのに、月匣の中は星々が浮かぶ幻想的な夜空だった。
星々の光も妖しく染め上げる禍々しい紅い月がこの異常をより際だたせている。
場所は太平洋上空。
揺れる波に、星光と月光がちらちらと浮かぶ。
その中心に在るは、二本の角を持つ獣人のような姿をした魔王。
飛行魔法によって飛ぶその姿はうっすらと光を放っている。
波と光だけが揺らめく、停滞した空間。
それをかき乱すように宙に光が走る。
青白く輝く、転移魔法の光。
そして、流星の如く弧を描く、箒(ブルーム)の放つ光。
それを感知した魔王は箒の進行方向へと≪スピットレイ≫を放つ。
流星の如く飛ぶ箒――それに乗っていた柊は、かろうじてそれを回避する。
箒から吹き出されたバーニアが空に軌跡を描いた。
- 190 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:21:45 ID:9wcmCrul
-
「――ッ、あっぶねえな、おい!」
崩れかけた体勢を立て直しながら柊は月衣(カグヤ)から魔剣を抜いた。
「アンゼロットのヤツ……こんなところにいきなり投げ出すかよ、普通」
さすがにアンゼロット城から落とされたと思ったらそのまま魔王の正面に落ちてきたなどと、想定外にもほどがある。
愚痴をこぼしながらも魔王へと向き直った。
攻撃を回避された魔王は、次弾を撃つべく魔力を集め、魔法を放とうとしている。
「させるかッ!」
そう叫んで柊はプラーナを解放する。
魔法が放たれるよりも早く、箒を操作し、一気に魔王へと肉薄する。
その勢いのまま魔王を斬りつけようとして――
「……あれ?」
思い切り空振り(ファンブル)した。
勢いのついた箒は、柊を乗せてそのまま魔王から遠ざかっていく。
「あ、アンゼロットのやつ、何が年齢以外は下がってないだっ!
リーチが短くなった分、不利じゃねえか!」
あらあら柊さん、リーチは短くなっても下がりませんから私は嘘は言ってませんよ。
脳裏にそんなことを笑顔で言い放つアンゼロットの姿が浮かぶ。
かぶりをふってその幻影を振り払う。
「リーチが足りないっていうんだったら……≪エア・ブレード≫!」
柊の魔剣の周囲の空気が唸りを上げ、刃が風を纏う。
箒を切り返しざまに薙ぐように魔剣を振るう。
見た目は小学生になってはいるが、筋力や体力は元のままだ。
背丈に合わない巨大な剣を思い切り振り抜く。
そして今度は風の刃が魔王の躯を捉えた。
魔王の躯が上下に分かたれる。
「やったか?」
真っ二つに斬られた魔王を見て柊が呟く。
しかし魔王は斬らると同時に詠唱を終えていた≪ジャッジメント・レイ≫の魔法を解きはなっていた。
熱量を帯びた光が無差別に放たれる。
雨のように降り注ぐ光を、柊はなんとか魔剣で受けて耐えた。
「ぐっ……」
魔剣で受け流したことでダメージは軽減したが、それでも元々魔法防御の低い魔剣使いである柊からすれば傷は浅くない。
傷を負った右腕からは血が流れている。
「支援役もいねえし、こりゃ長期戦は不利だな……」
- 191 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:22:07 ID:yU5Eynmb
- にゅ
- 192 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:23:08 ID:9wcmCrul
-
一気に決めるしかない、と魔剣を構え直して魔王へと接近する。
柊の右腕から流れる血が魔剣へと吸い込まれ、主の生命の力を得た魔剣は刻まれた魔術文字を強く煌めかせる。
一撃ぐらいなら食らってもとどめをさせるはず、と魔王の懐へ飛び込もうと箒を加速させる。
だが。
「ちょっ、まて、そんなのありかっ!?」
柊が魔王へ向けて箒を加速させた瞬間、二つに分断されていた魔王が再生し、柊へと向けて天属性の上位魔法≪ディバイン・コロナ≫を解き放った。
加速しているこの状態では真っ直ぐに飛んでくる魔法を回避できないと悟った柊は箒の浮力をきり、重力によって箒を強引に降下させて魔法の射線から外れた。
「あ、あっぶねー……」
無理な機動で不安定になっていた体勢を整える。
さらに箒を下降させて、魔王と距離を取った。
その隙を逃さないとばかりに、魔王が躯へと魔力とプラーナを纏わせて柊へと高速で突っ込んできた。
全力を注ぎ込んでいるであろう、その攻撃。
この状態から、回避できるか。――否。
「……≪魔器解放≫ッ!」
全力で迎え撃つ!
そう判断した柊は、魔剣の真の力を解き放ち、プラーナを解放して魔剣を思い切り振るった。
ぶつかり合う魔王の魔力と、魔剣の力。
二つの力は拮抗するかのように、強く光を放つ。
その目映いばかりの光は段々と輝きを増していく。
目を開けていられないほどのその光は、ついに臨界を突破した。
――魔力の暴走という形で。
「なッ……!?」
光は爆発するように辺りへと広がっていき、すべてを飲み込んでいく。
魔王も、そして柊も。
そして視界すべてを埋め尽くすほどの閃光が走り。
魔王と柊はこの世界――ファー・ジ・アースから消えた。
- 193 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:24:09 ID:9wcmCrul
-
以上、ネギま!×ちびらぎオープニングでした。
アニメ六話のちびらぎが可愛くてうっかりこんなクロスを考えて、
書き始めてからおよそ一年。
一話の中盤ぐらいまでできたから投下してみることにした。
――およそ一年前からでそれだけって遅すぎるだろう自分。
クロス先の面々の登場は次回のミドルから。
といっても、一話は柊を異世界に飛ばすことがメインなので、
登場するキャラは少ない予定です。
以下、補足とか蛇足とか。
アニメの方と違ってちっさくなっても普通に戦闘しているけれど、
これはアニメの方の下がるお茶はきっと年齢以外にも筋力とかが下がっていたからで、
こっちのは年齢だけが下がってパラメータ的にははそのままだという解釈。
柊の装備の制服(輝明学園初等部)は、1stのサンプル使徒の服装をイメージしてます。
テンペストがバーニア吹いてるのは地味にアポジモーターがオプションでついてるから。
本文に書けよって話ですね。
- 194 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 00:25:27 ID:yU5Eynmb
- ふぁい
- 195 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 01:19:56 ID:LSbbjyZy
- >ネギまの人
投下乙です。
もしよければ作品名をお願いします。まとめに転載できませんw
- 196 名前:○○と秘密の本:2008/09/24(水) 19:49:48 ID:lwCGK+TU
- 某年某月、某ステーションにて。
―――はい。そうですよ。この路線の電車の忘れものはここで扱ってますよ。それで、探しものは何ですか?お穣さん?
―――なるほどなるほど。本を1冊。ハードカバーでタイトルとかは書いて無い、と。じゃあちょっと調べてみますね。
―――う〜ん、残念ながら無いですねえ。文庫本とか漫画とかは届いてるんですが。もしかして誰かがもってっちゃったんじゃないですかね。
―――いや、それでは困るとか言われても…さすがにそこまで保障できませんよ。
えっ?あれが無い私なんてただの侯爵じゃないかって?ただも何も侯爵ってだけで十分じゃないですか?
それに、本ならもう1冊買えばいいんじゃないですか?
―――はぁ、どこにも売って無い貴重な品だからダメ、探査魔法だって無効化する強力な魔道具…魔法?
―――って、泣かないでくださいよ侯爵のお穣さん。分かった、分かりました。見つかったらすぐ連絡しますから。
ほら、ここに名前と連絡先をお願いします。
―――リオン=グンタ?本名ですかこれ?あ、そうですか。いやね、ちょっと変わった名前だな〜と思っただけです。
―――行っちまった。なんだか疲れるお穣さんだったな。顔は可愛いのになぁ。
―――おう、お前も終わったのか。よし、そろそろ時間だし上がろうか。
―――ああ、ちょっとな。さっき落し物をしたってのが来たんだが、なんだか疲れる人でな。
なんか本を探してるとかどうとかで、泣きだしたり大変だったんだよ。一体どんな本なのやら。
―――その子の書いた詩集?はは、そりゃいい。確かに美少女だったけどちょっと暗い感じのお穣さんだったし、ピッタリかもな。
しっかし持ってった奴も何考えてんなもん持ってったんだかな。
―――なるほど、美少女の書いた本か…確かにそう言われると気になるかもな。
―――いいねえ。若いねえ。謎の美少女のいけない“秘密”ってか。一体どんな“秘密”なのやら…
運命のいたずらか何なのか。その“本”は偶然とある人物の手に渡った。
所有者が求めるありとあらゆる“秘密”が記された、魔王の書物。それを手にしたものの名は…
- 197 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 19:50:29 ID:lwCGK+TU
- さて、誰が拾ったら一番面白いだろう?
- 198 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 19:54:21 ID:C8Qcaub7
- ヴァリアブルウィッチの香椎珠美が拾ったらかなり面白いと思う
書いている秘密が面白くてどんどん読み進める珠美
しかし魔王の書物をただのイノセントが読んでただですむはずはなく……
というのはどうか
- 199 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 19:54:31 ID:Sc5Znheo
- とりあえず似たような物を手に入れたことのあるグィードを試薬にして考えてみるか
……そっか、あの時秘密にしちゃったから、柊の死に方も書いてるのかあの本
- 200 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 20:04:08 ID:yU5Eynmb
- なんかそのネタ魔王スレだかリオンスレだかで見たぞ、前
- 201 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 20:22:18 ID:mg/yoD+9
- あれ?あの本ってリオン以外解読不可能なんじゃなかったっけ?
そうしないと他の魔王が奪うとかするだろうし
- 202 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 21:08:22 ID:9YhZNwQ8
- というかむしろ、あれがリオンの本体だったりするんじゃないか、普通の魔王的に。
- 203 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 21:09:25 ID:nQdKDmC/
- 紆余曲折を経て、かの本は1人の小学生の手に渡った。
その少年は、長き時間をかけて、ついに本の解読に成功する。
そして次に、少年はそこに書かれていた情報をもとに、1つの人形を作り上げた。
「ワガハイの名はは ひみつ侯爵 ナリ。
全ての ひみつは白日の下にさらされるナリよ」
- 204 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 21:31:03 ID:S5Lt05+A
- 奇手英一かw
てか、たしかにあの書物はリオンしか読めないってのはどっかで見たな
- 205 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 22:17:36 ID:RCo2uSfO
- もしかしたらノートルダムの名を持つものなら…、いや、何でもない。
- 206 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 23:00:16 ID:+PrvfBLM
- 預言書ってわけじゃないからなあ
似たような扱いになってしまってるが
- 207 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 23:44:44 ID:K9G8FiOD
- >205
ギヨーム「預言書には、シベリア超特急に乗れ、とある。
後、次の特急は2分遅れる、とも」
- 208 名前:ネギま!×ちびらぎの人:2008/09/24(水) 23:49:16 ID:9wcmCrul
- 日付変わるくらいからネギま!クロスの続き投下します。
どなたかいらっしゃいましたら支援お願いしますー。
- 209 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 23:56:04 ID:yU5Eynmb
- はっはっは頑張るなぁ。
あんまり頑張りすぎると息切れしちゃうぞ支援。
- 210 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/24(水) 23:58:47 ID:u2W6rTrY
- 日が変わるというが、それは本当に今日が終わり明日が始まるということを意味するのであろうか 支援
- 211 名前:ネギま!×ちびらぎ 一話ミドルその1:2008/09/25(木) 00:00:44 ID:eY8yDS86
-
深い森の中。
柊は頭から地面に突き刺さっていた。
両足が地面から生えているようなシュールな光景だ。
地面から生えた両足はしばらくそのままぴくぴく動いていたが、気がついたのかなんとか自力で地面から抜け出した。
「いってぇ……。ここはどこだ……ってそうだ!」
何かに気づいたように慌てて周囲を探す柊。
そしてすぐ近くに目的のものを発見して安堵する。
「よ、良かった、魔剣はちゃんとあるな」
昔、似たような目に遭って魔剣をなくしたことはちょっぴりトラウマになっていたらしい。
近くに刺さっていた魔剣と、落ちていた箒(テンペスト)を回収し、なくさないように月衣に収納する。
箒もアンゼロットに返却しないと後で何を言われるかわからないからな、と心の中で呟く。
「それにしても、本当にここはどこだ?
海からだいぶ飛ばされたみたいな感じだが……」
時刻はおそらく深夜。
空には満月が浮かんでいるし、飛ばされてから時間もかなり過ぎているようだ。
学校行けなかったなあ、と内心落ち込みながら月衣から0-Phoneを取り出す。
とりあえずアンゼロットあたりに連絡をとれば迎えぐらいは来るだろう。
そう思って0-Phoneを操作するが、ツーツーという電子音が聞こえてくるだけで全然回線が繋がらない。
不審に思って画面を確認すると、圏外と表示されていた。
霊界回路を使用している0-Phoneは滅多なことでは通信がとぎれないはずなのだが。
「なんだ? もしかしてさっきの衝撃で壊れたか?」
まいったな、と頭をかく。
「仕方ない、とりあえず近くに何かないか探してみるか」
0-Phoneを制服のポケットに押し込む。
とりあえず、箒を使って上空から周囲を確認してみればいいだろう。
そう思って柊が月衣から箒を取り出そうとした時。
「ほお、随分と可愛らしい侵入者だな」
闇に覆われた森の奥から少女の声が聞こえてきた。
- 212 名前:ネギま!×ちびらぎ 一話ミドルその1:2008/09/25(木) 00:01:49 ID:eY8yDS86
-
「誰かいるのか?」
柊がそちらをむくと、闇に慣れてきた目に二人の少女の姿が映った。
同じデザインの制服を着た二人組の少女。
こんな時間にこのような森の中にいるということは、もしかするとウィザードなのだろうか。
確かに背の高い方の少女は頭から突起物が二本突き出ていて、関節もまるでロボットみたいに見える。
その見た目からすると、人造人間だろうか。
だとすれば、あの二人はウィザードで、見たことのない制服も輝明学園のどこかの分校のものだったりするのかもしれない。
見た目は二人とも外人っぽいが、言葉は日本語だし。
さっきまでいた場所を考えると、かなり遠くまで飛ばされたなあ、と思いながらも柊は現在地を確認しようと二人に話しかけた。
*****
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルは真祖の吸血鬼である。
不死の魔法使い(マガ・ノスフェラトゥ)、闇の福音(ダーク・エヴァンジェル)とも呼ばれ恐れられる、最強の悪の魔法使い。
しかし、それも過去のこと。
大戦の英雄サウザンド・マスターの呪い≪登校地獄≫によって魔力を封印され、学生として日々暮らすことを強要されている。
それでも、今日の様な満月の夜であればいくらかはマシだ。
従者の茶々丸を連れ、夜の森を散策していた。
学校帰りのままの制服姿で森を歩く。
上機嫌というほどではないが、木々の間から漏れる月光は心地よい。
そうして歩いていたエヴァンジェリンの感覚に何かがひっかかった。
森の中、学園結界内に突然発生した魔力の力場。
ほんの僅かな間で霧散したが、明らかな異常。
「ふん、侵入者か……茶々丸、いくぞ」
「はい、マスター」
ここ麻帆良の警備員をさせられているからということもあるが、突然結界内部に侵入してくる相手には興味を覚えた。
エヴァンジェリンは己の従者を連れ、異常を感知した場所へと向かう。
そして彼女はその少年に出会った。
- 213 名前:ネギま!×ちびらぎ 一話ミドルその1:2008/09/25(木) 00:03:49 ID:eY8yDS86
-
学園都市である麻帆良でも見たおぼえのない制服姿。
茶色い髪の、八歳ほどに見える少年に。
その少年は周囲をきょろきょろ見回して何か独り言を呟いているようだ。
「ほお、随分と可愛らしい侵入者だな」
そう声をかけると、ぱっと弾かれたように振り向く。
「誰かいるのか?」
その返答にエヴァンジェリンは少し面白そうな表情を浮かべる。
こんな夜の森の中で急に人が現れたというのに、多少は驚いたようではあるが、怯えても恐れてもいない。
もしも彼が単に道に迷っただけの少年だったとしても、これだけ冷静な反応を返すことはないだろう。
間違いなく『こちら側』の人間だ。
少年はエヴァンジェリンと茶々丸の方を見て少し何かを考えているようだ。
「なあ……悪いけど、ここがどこか教えてくれねえか?」
考えていたあげく、このようなことを訊いてきた。
エヴァンジェリンからすれば、とぼけているとしか思えない。
「ふん、しらばっくれるつもりか?
まあいい、教えてやる。ここは麻帆良……麻帆良学園都市さ、侵入者」
「……じゃない? ……侵入者って……」
エヴァンジェリンの言葉に何か疑問でもあったのか、少年は首をかしげて何か呟いている。その様子に苛立ちを感じ、吸血鬼の少女は脅すように言った。
「子供だからな、殺しはしない……。
まあ、せっかくの満月だ。血ぐらいはもらうがな」
鋭い牙を隠しもせず、見せつけるようにニヤリと笑う。
普通の少年であったなら、驚くなり怯えるなりしたであろう。
「血? ってことはお前、吸血鬼か」
だが、少年は平然とそう返してきた。
- 214 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 00:04:47 ID:tVR4YG+c
- ちょうどにはなかなかID変わんないよね支援?
- 215 名前:ネギま!×ちびらぎ 一話ミドルその1:2008/09/25(木) 00:05:29 ID:eY8yDS86
-
「ふん、吸血鬼を見ても驚かないのだな」
やはり『こちら側』――魔法と関係する人種だったか。
しかも、年齢の割に吸血鬼を見ても驚かない程度には経験を積んでいる。
だとしても、エヴァンジェリンは従者も連れているし、なにより今日は満月。
この程度のガキならば軽くあしらえるだろう。
適当に拘束して学園長のジジイのところにでも突き出せば終わりだ、とエヴァンジェリンが考えていると。
少年はエヴァンジェリンの言葉をどう受け取ったのか、ぶっ飛んだ返答をしてきた。
「あ? 学生やってる吸血鬼なんか珍しくもないだろ」
その瞬間、周囲の空気がまるで凍り付いたように変わった。
*****
「なあ……悪いけど、ここがどこか教えてくれねえか?」
とりあえず、現在位置の確認。
こんな夜に森を徘徊してる女子二名もなかなか謎ではあるが、一番切実な問題を先に解決してしまおう。
「ふん、しらばっくれるつもりか?
まあいい、教えてやる。ここは麻帆良……麻帆良学園都市さ、侵入者」
その小柄な少女の返答に思わず首をかしげる。
「輝明学園じゃない?
まあ、他の学園にウィザードがいてもおかしくないが……けど侵入者ってどういうことだ?」
日本のウィザード養成施設としては輝明学園が一番有名であるのだから、彼女達もその生徒なのだと思っていたがどうも外れたらしい。
輝明学園なら分校が多いから、どこの分校か聞ければ場所がわかったんだけどなあ。
少女が言う麻帆良学園とやらが何県あたりにあるのか確認しなければ。
名前からして日本にあるということは確実のようだが。
柊がそう考えていると、小柄な少女は魔力を吹き出しながらニヤリと笑った。
「子供だからな、殺しはしない……。
まあ、せっかくの満月だ。血ぐらいはもらうがな」
「血? ってことはお前、吸血鬼か」
やっぱり二人ともウィザードなのか、と納得する柊。
それならばこんな時間に出歩いているのも理由があるのだろう。
夜闇の魔法使い(ナイトウィザード)と呼ばれるくらいだ、ウィザード達の活動時間は夜が多い。
……その割には柊は、昼間からアンゼロットに拉致られることが多い気がするが。
むしろ学校のない夜にしてくれと頼みたいぐらいだ。
「ふん、吸血鬼を見ても驚かないのだな」
- 216 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 00:05:54 ID:OPMAI/QG
- まあ、そのうちに変わるだろ支援。
- 217 名前:ネギま!×ちびらぎ 一話ミドルその1:2008/09/25(木) 00:06:25 ID:eY8yDS86
-
なんでもないような柊の反応に不満そうな、それでいて面白そうなものを見つけたような表情をする少女。
何故彼女がそんな反応をするのか柊にはいまいちわからなかった。
ウィザードなら吸血鬼は割といるのだし、学生やってる吸血鬼だって輝明学園をさがせばそれなりに存在する。
そう、別に珍しくもないだろう。そう思ったことをそのまま口にした。
「あ? 学生やってる吸血鬼なんか珍しくもないだろ」
その言葉と同時に、明らかに周囲の温度が下がった。
柊は、間違いなく地雷を踏み抜いていた。
本人はまったく気づいていないが。
「ふ……ふふふふっ……ははははッ」
地を這うような低い声で笑う少女。不気味である。
「珍しくもないだと……ふ、ふふ、私を馬鹿にしているのかッ……!」
怒りで体を震わせる少女。
しかし、柊は自分の発言の影響にまったく気づいていない。
様子の変わった少女を見て首をかしげている。
「どうかしたか?」
その全然わかっていない態度が引き金になった。
「氷爆(ニウィス・カースス)ッ……!」
少女が呪文と共に投げた魔法薬によって発生した氷が、柊に向かって吹雪の様に吹き付ける。
冷気で生まれた白い霧が視界を覆った。
*****
「チッ、ガキ相手にやりすぎたか」
自分の魔法が生み出した霧を見てエヴァンジェリンは呟いた。
相手を殺すほどの魔力は込めていないが、怒りのあまり子供相手には派手にやりすぎた。
だが、これで侵入者を無力化できたのだから問題ないだろう、とエヴァンジェリンは従者に声をかける。
「茶々丸。アレは適当に回収しておけ」
「はい――ッ、マスター、魔力反応が!」
これで終わりだ、と思っていた矢先、茶々丸が声を上げる。
「ほう……」
- 218 名前:ネギま!×ちびらぎ 一話ミドルその1:2008/09/25(木) 00:07:26 ID:eY8yDS86
-
霧が晴れていく。
目を細めてそれを見たエヴァンジェリンは楽しげに笑った。
少年は倒れもせず、しっかりと立っていた。
その両手には、身の丈に合わない巨大な剣が握られている。
魔術文字が刀身に刻まれた、炎を纏うその剣は明らかにマジックアイテムだ。
「普通いきなり攻撃魔法撃つかっ!? 危ねーじゃねえか!」
「その剣……なるほど、従者か」
文句を言う少年を無視し、納得がいったように呟く。
先ほどまで徒手空拳だった少年が突然あのような剣を持っていたのだ。
間違いなくあの剣はアーティファクトだろう。
つまり、少年は魔法使いの従者(ミニステル・マギ)だということだ。
ならば、近くにマスターである魔法使いがいるはず。
そう結論づけたエヴァンジェリンは茶々丸に目で合図し、注意を促す。
しかし、少年はそんなエヴァンジェリン達の反応がまったく理解できていないようで、従者と呼ばれたことに対して文句を言っている。
「誰が従者だ、誰がっ!
――そりゃあ、アンゼロットにこきつかわれたり、
くれはに脅されていいように使われたりはしてるけどっ……!」
ちなみに後半は小声で、二人の少女には届かなかったようだ。
「とぼけるのもいい加減にするのだな……茶々丸」
「イエス、マスター」
エヴァンジェリンの合図と同時に茶々丸が少年へと向かって突っ込んでいった。
体勢を低くし、右の拳を打ち込む。
ガイノイドである茶々丸の、人間よりも速いスピードでの突撃。
しかし少年は、それに反応し、横へ跳ぶことでその攻撃を回避する。
「……ッ! だからっ、いきなり攻撃してくるなよ!
危ないって言ってるだろうがっ!」
- 219 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 00:07:39 ID:tVR4YG+c
- んー……っていうか機種依存文字なのか一部読めない。支援
- 220 名前:ネギま!×ちびらぎ 一話ミドルその1:2008/09/25(木) 00:08:24 ID:eY8yDS86
-
ギリギリで回避したように見えた割には、余裕なのか文句を言う少年。
そこへ、方向転換した茶々丸の蹴りが襲いかかる。
それを後ろへ跳んで回避する少年。
回避されても攻撃を続ける茶々丸。
人よりも高い身体能力を駆使した攻撃が繰り出される。
だが繰り返し放たれる攻撃は、どれも回避されてしまい当たらない。
人外の速度で放たれた左の拳も、
それを回避したところを狙った右肘も、
足下を狙った足払いも回避される。
経験に裏打ちされたその動き。
年齢に見合わない、体格的にも異常なその動きは茶々丸の計算を狂わせる。
見たところ、気を使っているわけでもない。
それでいて戦士系の魔法使いの様に自分に魔力供給を行っているのともまた違う。
彼の動きは確実に茶々丸の予測を上回っていた。
しかし、攻撃が当たらなくとも彼女からすればなんの問題もない。
なぜなら。
「リク・ラク ラ・ラック ライラック!
氷の精霊17柱 集い来たりて 敵を切り裂け!
魔法の射手! 連弾・氷の17矢!」
エヴァンジェリンが詠唱と同時に両手に持っていた複数の魔法薬を投げる。
薬の容器が砕け散り、空中へと四散する液体が媒介となって氷の矢が放たれる。
それと同時に茶々丸が少年から離れる。
そう、これが狙い。
従者である茶々丸は敵を倒す必要はなく、主人であるエヴァンジェリンの詠唱時間を稼げばいいのだから。
彼女の攻撃を回避し、次の攻撃に備えていたところへの突然の魔法攻撃。
17本の氷の矢はそのまま直撃するかに見えた。
「っだあああああ!」
少年は手に持ったまま、使っていなかった魔剣を勢いよく薙ぐ。
空をはしる軌跡と共に生まれた衝撃波で、エヴァンジェリンの放った氷の矢が相殺された。
その光景にエヴァンジェリンの心が躍る。
「ははっ、それを防ぐか! 面白い!」
そして次の魔法を詠唱するために魔法薬を取り出す。
一度少年から離れた茶々丸も、再び少年へと突撃し、右の拳を突き出す。
「――さすがに俺も、問答無用でこれだけやられりゃ、黙ってるわけにはいかねえな」
- 221 名前:ネギま!×ちびらぎ 一話ミドルその1:2008/09/25(木) 00:09:26 ID:eY8yDS86
-
そう呟いて少年は魔剣を両手で握る。
そして茶々丸の攻撃を、体勢を低くして彼女の懐へと飛び込むことで回避する。
そしてそのまま下段から上へと剣を振り上げた。
これまで消極的だった少年の突然の行動。
茶々丸はその攻撃をなんとか左腕で防ぐ。
しかし、防ぎきれずに左腕の表面に細かなひびが入る。
「――ッ、左腕損傷。戦闘への使用不可――」
茶々丸が人間であったなら、痛みで動きが鈍ったかもしれない。
しかし、彼女は人ではなく、人の姿をしているだけ。
痛覚を持たない機械、ガイノイドなのだ。
片腕が使用不能になろうともカウンターで蹴りを繰り出す。
「――っと」
至近距離からの一撃。
それを体を反らすことできわどくも回避する少年。
だが、ギリギリで回避したため、体勢を崩し、隙が生まれた。
そこへ右手で追い打ちをかける。
それを剣で受けることで防ぐ少年。
その勢いのまま、背中から倒れ込み、茶々丸が少年に馬乗りになったような状態になる。
茶々丸はその状態から少年を押さえ込もうとする。
「こ、んのおぉっ!」
だが、剣を振り上げられ、巴投げの要領で投げ飛ばされる。
宙を舞い、森の木へと叩きつけられる、その寸前で体勢を整える。
木の幹を蹴り、反動で起きあがったばかりの少年へと渾身の一撃を繰り出す。
それを横へと跳んで回避した少年。
「氷結 武装解除(フリーゲランス エクサルマティオー)!」
そこにエヴァンジェリンの魔法が襲いかかる。
少年はそれを魔剣で受ける。
先ほどまでの攻撃魔法を魔剣で防げていたことからの判断であったが、それは今回はその選択は失策だった。
「――なっ!?」
魔法を受けた魔剣が少年の手を離れ、宙を舞う。
エヴァンジェリンの使った魔法は相手に傷を負わせるものではなく、その武装を解除するための魔法。
丸腰になった少年へと茶々丸が襲いかかる。
それを見た少年が表情を歪ませる。
「悪いっ!」
その言葉と共に、少年は茶々丸の肩を踏み台にして跳ぶ。
回転しながら宙を舞う魔剣へと手を伸ばし、見事につかみ取る。
そして茶々丸の背後へと着地し、エヴァンジェリンの方へと駆けた。
「くっ……! 魔法の射手(サギタ・マギカ)!」
- 222 名前:ネギま!×ちびらぎ 一話ミドルその1:2008/09/25(木) 00:10:16 ID:eY8yDS86
-
少年へと闇の矢を打ち出すエヴァンジェリン。
だが、少年は剣でそれを防ぎ、足を止めずにエヴァンジェリンへと迫る。
茶々丸が追おうにも、風の加護を受けたかのようなその速度には追いつけない。
そして、エヴァンジェリンまであと一歩の距離まで迫ったところで。
先ほどのエヴァンジェリンの魔法で凍り付いた地面に足をとられ、盛大に転んだ。
べしゃっ、という間の抜けた効果音が聞こえた気がする。
「…………」
「…………」
沈黙が空間を支配する。
茶々丸は無言で少年を押さえ込み、エヴァンジェリンは顔を引きつらせている。
「――ふ、ふふ……こいつは本当に私を馬鹿にしているのか?
ここまであれだけの身体能力を見せておきながらこのタイミングで転ぶなどと……!」
そして怒りのまま、少年の頭を踏みつける。
「とにかく、そこのガキ!
その剣から手を離せ。さもなくばこの距離で魔法を撃ち込む」
「ぐ……」
その言葉を聞いた少年の手から、剣が消える。
そこへ残るはずの仮契約カードを奪おうと、剣が消えたあとへと視線を移すエヴァンジェリン。
しかし、そこには何も残っていない。
「む? ガキ、カードはどこへやった」
少年からの答えを聞くために頭から足を離すエヴァンジェリン。
「……カード? んなもん持ってねえよ」
「しらばっくれるのも大概にするんだな、ガキ。
どう見てもあれはアーティファクトだろう。仮契約カードを出せ」
「はあ? なんだそりゃ。
だいたい、人のことをガキだって言ってるが、お前の方がガキだろ」
そう、少年――柊の実年齢からすれば、エヴァンジェリンの見た目の年齢は間違いなく年下に見える。
自分の年齢が下がっていること、現在の自分の外見年齢がエヴァンジェリンの見た目よりも年下であることを完全に忘れた台詞。
「誰がガキだッ!!」
その迂闊な発言によって、柊の側頭部にエヴァンジェリンの怒りのこもった蹴りが見事に決まり――柊の意識は飛んだ。
- 223 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 00:12:41 ID:tVR4YG+c
- 契約執行(シス・メア・パルス)!支援
- 224 名前:ネギま!×ちびらぎの人:2008/09/25(木) 00:12:49 ID:eY8yDS86
- 今回は以上です。
一話ミドルその1はとりあえず遭遇編でした。
クロス先のキャラ出さずに放置するのもなんだかなーと思って、
とりあえず区切りのいいとこまで投下。
>>195
作品名、特に考えてなかったので、
「ネギま!×ちびらぎ」でいいかなぁとか思ってます。
- 225 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 00:16:50 ID:olQZqUDb
- 魔剣をなくしたことより、消えた仲間のこと心配しろよ
支援
- 226 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 00:19:49 ID:olQZqUDb
- ウィザードは吸血鬼だろうがロボットだろうが驚かんよな
支援
- 227 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 00:22:38 ID:tVR4YG+c
- >>225-226
志村ー、>>224ー。
- 228 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 00:45:39 ID:olQZqUDb
- 投下終わってるよ・・・読みながら支援しようとするもんじゃない ○| ̄|_
>ちびらぎの人
投下おつかれさまです
最初の遭遇者はエヴァでしたか、そこで戦闘になってしまうあたり柊はついていない。
掛け合いの始めのほうにある、相互の認識違いを書くあたりががクロスSSとかでも好
きな部分なんですが、学生やってる吸血鬼が珍しくないってところが好きですね。
言葉の地雷まで漢探知しなくてもいいのに。
- 229 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 01:16:34 ID:vbyoNxAP
- _,.ィ
/.::::,'
,. ヘ.:::::::::l __,
. / !::::::/ . - ':´::/
{ l:::::,' _,. - '┐.:::::/
. ', !::::l / ノ.:::::/
.ヽ |::::|_ ,____/ , '.:::/
/ ̄ ̄ヽ 、`/ ̄ ̄ヽ、_.ィ´::ノ
./ / ̄  ̄ ヽ ヽ <´
!/ ヽ、 ヽ. ヽ ヽ
, ' /_!_|l l l | l ヽ ヽ ヽ. ', . ', !
./ , L!」_!l__!_|__! |┼l十、 ヽ i .! ! 保管のお知らせ
∨! l ;|┬┬ ┬‐┬ ヽ__ゝ .! ,'
7ナゝ|..| │ .| / ,'ノ ,' l ●ネギま×ちびらぎ オープニング&第01話ミドル1
! ! ! `´ `ー'´//イ l l l ●テーマ小ネタ「失われたリオンの本」
.'‐┤ヽ、 × ´冫ハl ,'. 〈
', | ',>‐-‐ ' " ´//、,' l ヽl
.∧ ∨:::::::::::::::::〈〈:::,' , ,'\ 、\
.,' ∧ヽ ヽ‐- .,_-‐、>././ l ヾ \ヽ\
丶ゝ',_ヽ. ',>-、 ̄:::,' .! _|-‐‐、.ノヽ、ヽ、
{::::::::ソ::::::::::. ̄:!/.::::::::::::::.ヽ ヽ ヽヽ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::):::::::::::::::. } l l !
ヘ::::::::. __ .::::イヽ、____ノノ ノ-┴'
',::::/´ヽ_ヽ:::::ト‐- 、/ゝ'
(_,ノ ヽ_,)
- 230 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 01:33:56 ID:tVR4YG+c
- >>224
投下乙。
携帯から閲覧してるせいで妙な不具合が出てて保管庫収録まできちんと感想言えなんだ。ちゃんと読んでます。
ひーらぎれんじ八歳か、年齢ダウンネタでも屈指のダウンっぷりだなぁ。ネギ以下じゃん。
アニメまんまか。確かにアニメちびらぎは危うく危ない道に入りかけるほどよかったが。
どんなキャラとどんな話が生まれるのか、次回更新をお待ちしています
- 231 名前:196:2008/09/26(金) 05:46:31 ID:3ckVyJ5t
- 何となくネタを思いついたので小ネタとして投下。
case.1:リヴァル・カルデモンドと秘密の本
最初は届けようって思ったんだよ。タイトルも何も無い変わった本だったし。
でもさぁ、何気なくめくったページの書き出しが
「ミレイ=アッシュフォードの3サイズは…」
とか書いてある本、他人に渡すわけにはいかないだろ!?男として!
それで思わず学園に持ち帰っちゃったんだけど。
改めて読んでみて気づいたんだけど、この本ってどうも読んでるやつの知りたいことが必ず書かれてるらしい。
だって会長のとんでもない過去から今日の下着の色とかまで書いてあるんだぜ?ありえないだろ?
んでまあ、ついつい悪いこととは知りつつも読んでたんだけど…
「ミレイ=アッシュフォードは現在ギアスの影響により記憶を改竄されている」
…ギアス?なんじゃそりゃって思ったら次のページにはギアスについて書かれてた。
なんでも目に宿る超能力?みたいなもんでいろんな能力があるらしい。
それで会長がかけられたのは記憶を好きなようにいじくるって奴なんだけど…
いや、マジで驚いたよ。だってそれを使ったのって…皇帝陛下だって言うんだぜ!?
一体会長に何が起こってんのかさっぱりだけど、陛下なんてとんでもないものが出てくる時点でやばすぎるだろ?
いや、変だと思われても仕方ないってのは分かってるんだよ。それでも、頼りにできそうなのはお前くらいしか思いつかなくてさ。
なあ、俺はどうすればいいと思う?ルルーシュ?
…そうだな。この本のことは全部忘れるよ。じゃあ俺、帰るわ。
ルルーシュは3つの力を持っている。
1つは絶対遵守の王の力、ギアス。
1つは黒の騎士団。
そして、最後の1つ、それは…
- 232 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 08:37:08 ID:52kFGs3w
- まさか下がる力か?
というか、やつの得意技を考えるに下げる力か
足場崩しの爆発オチ
- 233 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 08:45:00 ID:mxuYVcHX
- しかしまあ、真面目に考えるとルル山にリオンの秘密本ってかなりえぐいことになると思うけど…
でもリオンと一緒でルル山も突発的なアクシデントには弱いからなぁw
- 234 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 09:05:50 ID:52kFGs3w
- いっそのこと本だけでなくリオン本人も送り込んだら2人であたふためく愉快なところがみれそうな気がするぞ
- 235 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 09:30:41 ID:mxuYVcHX
- つまりルル山はリオンの落とし子ということですねわかります。
『落とし子』のクラスイメージにコレほど似合わないキャラもめずらしいなぁ…w。
- 236 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 09:32:33 ID:52kFGs3w
- リオンとルル山さんが急接近しているのをみていろいろパニックに陥るシャーリィ
そこから新たなイベントを開催する会長
学校イベントだけでもいろいろとありそうだ
- 237 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 09:59:38 ID:06/CALSc
- きっとリオンの中の人が表に出てくるんだよ!
- 238 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 10:21:01 ID:gpZQBCke
- リオンが物凄い勢いで墓穴掘るフォーク娘に?
- 239 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 13:05:07 ID:zncbDa/h
- >235
逆にあれほど侵魔召喚師向きな奴も珍しいw
- 240 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 13:07:03 ID:MndZ2GgC
- 能力と見た目はむしろ夢使いの系譜じゃね?
- 241 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 14:09:07 ID:kmWWbaAc
- いっそCCじゃなくてリオンと落とし子の契約結べばいいんじゃね?
ルルの部屋に居座って「鉄道模型を所望します」みたいな
で、余ったCCがオレンジ辺りと契約してみるとか
- 242 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 14:27:09 ID:jkK1BXxh
- で、スザクはA-Kライダーから勇者(エクセレントウォーリア)にクラスチェンジする訳だな
まず間違いないヒーロー参上(1st)持ち
- 243 名前:嘘予告:2008/09/26(金) 15:46:09 ID:Ic1Yziz6
- 嘘予告投下。
タイトルがなんかこれまでの流れで誤解されそうな感じ……(汗)。
別に狙ったわけじゃないんで勘弁。
- 244 名前:嘘予告:2008/09/26(金) 15:46:48 ID:Ic1Yziz6
- 白い白い、月の下。
二人のウィザードが刃を交えていた。
血に濡れ、傷つき、それでもその剣速を鈍らせることなく打ち合い続ける。
地を踏み砕くほどの踏み込み、風を切り刻むほどの剣速、獣を震え上がらせるほどの雄叫び、夜を照らすほどの散火花。
一人は、心の底からの慟哭と怒りとともに、黒い甲冑をまとったもう一人に言葉を叩きつける。
「なんでだっ! お前はそれだけの力を持ってるのにっ、なんで諦めちまうんだよっ……!」
「―――うるさい」
同時、黒い騎士の剣に周囲の闇よりなお濃い闇色の嵐が巻き起こり、騎士が剣を振りかぶり、止める。
暴虐の渦を掲げ、見せ付けるように、挑発の言葉を騎士は告げる。
「口で語るな。魔剣使いなら魔剣(こいつ)で語れ」
「―――上、っ等……っ!」
怒りを込めた声。全力にして全開を撃ち合うために、彼も同じく剣を担ぎ、開放。
赤い宝玉が輝く。
己が主に勝利をもたらすために、眼前の相手の存在を認めぬと言わんばかりに熱風の大嵐をもたらす。
端から見るものがいたのなら、その光景は―――まるで鏡写しのよう。
風刺の効いたもの言いをするなら鏡に映る像に吠え掛かる犬のようだと思ったかもしれない。
そんな、滑稽でありながら世界を震わせるほどの威力を込めた笑い事では済まない二つの力の渦は
「その捻じ曲がった根性、責任持って叩き直してやるよ」
「やれるもんならやってみろ―――お前がこの一撃で死んでなけりゃな」
同時に
「―――<魔器開放>っ!」
「―――<魔器開放>っ!」
―――開放され、ぶつかりあう。
全てを飲み込み砕きつくす黒い極光。
全てを巻き込み払いつくす爆風の渦。
己の意思と力の全てをもって眼前の気に食わない相手の存在を否定する、と無言でありながらその敵意が肌で感じられるほどに、己の存在すべてをこめて叩きつけられる嵐。
互いが互いを否定する、その意思だけを込めて放たれた嵐は、互いを飲み込まんと食らいあう。
二つは真っ向から相手を消滅させるためだけに打ち合わされ―――夜空に一瞬蒼穹が取り戻されるほどの爆光と、地を砕き木を引き裂き巻き上げる破壊の渦が撒かれた。
そして―――その日から、柊蓮司は姿を消す。
- 245 名前:嘘予告:2008/09/26(金) 15:48:36 ID:Ic1Yziz6
- ***
助けたかった、少女がいた。
届かなかった、手があった。
その日から、彼は魔の王に付き従うだけの人形となった。
彼女を傷つける全てを殺す、星詠みの王の落とし子に。
***
「世界は、今未曾有の危機に襲われています」
美しき世界の守護者の言葉は、恐れすら含まれていた。
並列世界が恐るべき勢いで『喰われて』いくという現象。
どこが食われ、どこからはじまったのかは彼女とその精鋭をしてもわからなかった。
「えぇ、ガイアの『輝ける黄金』アンゼロットが言うには、『そういうもの』が存在するのだとか。
敵個体名称は不明。
しかし、他の並列世界を食らい大のつく魔王級となった魔王が向かってきているそうです。
相手がどれほどの規模と力をもっているかはわかりませんが―――『輝ける黄金』が言うには、次に狙われるのはファー・ジ・アース。つまりウチです。
そんなもんに喰われてたまりません。全世界のウィザードをもって、迎撃戦を敢行します」
そんな、いつもどおりの世界の危機。
ただし。アンゼロット城で見られるいつもの光景の中で少しだけ違ったその一点は。
「はわ、大変だねぇアンゼロット」
「大変だねぇじゃありませんわくれはさん。あなたには、その魔王そのものを討ちに行ってもらうんですから。
あなたが彼の魔王に滅びを与える鍵だという運命になっているんですもの」
「は、はわっ!?」
『はい』か『Yes』でお返事させられることになったのは、今回は赤羽くれはだったということだ。
***
命ある全てを狩りとるだけ。
それを彼女が望むから。
たとえそれが、彼にとって幾度も敵対した敵であっても。
たとえそれが、彼女にとって友と称したものであっても。
***
「―――気に食わないわね。いくら並列世界の存在でも、このベール=ゼファーを僕のように使ってくれちゃって」
「……ベル。なぜ二人」
「決まってるでしょ、緋室灯。こいつは意思もなにもないただの影。腹が立つことに、見境なしになった異世界の魔王に喰われた―――異世界の私よ」
髪も黒く染まり、瞳だけが虚ろに輝くベルを、あっさりと貫いて殺したのは銀糸のごとき髪と金目を怒りにたぎらせるベル。
「ほんと、気に食わないわ―――いくらなんでも、こんな劣化品を私と認識していることも含めて腹が立つったらありゃしない。
どうせウィザード共も手が足りてないんでしょう? 異世界の魔王なんぞにここを奪われるのは心外だわ、雑魚の始末くらいはやってあげようじゃないの」
地面を埋め尽くすどす黒い軍勢を見て、麗しき蝿の女王がその威を顕現する―――!
- 246 名前:嘘予告:2008/09/26(金) 15:49:40 ID:Ic1Yziz6
- ***
彼女の望むままに。
彼女が思うままに。
ただひたすらに殺し続けるだけ。
なのに。なんで―――あいつの、子どもの頃に見た笑顔が、胸に痛い。
***
『輝ける黄金』より授けられたのは、一つの希望。
ガイアを幾度となく守ってきた勇者。光り輝く刃を持つ、男装の麗人。
「よろしく、くれは」
「うん。よろしくね、レンちゃん……って、はわ。なんか変な感じ」
「……柊蓮司、ついに女に」
「いや、ボクもともと女だからっ! あとボクは蓮司くんじゃなくて、レンだよ」
「アンゼロット様、蓮司くんはどこなんですか?ガイアせんべいせっかく持ってきたのに」
「……柊さんですか。柊さんは―――2週間ほど前、消息を絶ちました。
彼の0-Phone のGPSの最後の発信場所には大量の血痕がありました。ロンギヌス科学班に調べさせたところ、遺伝子的に柊さんのもので間違いないそうです。
そして―――いくらウィザードであっても、確実に致死量の血痕だったそうです」
「―――え?」
***
そして知る。
守れなかった彼女が、届けたかった言葉を。
助けられなかった彼女に、いまだに意識があることを。
だから―――
***
「そんな―――そんな、まさか、あの魔王の名は―――っ!?」
「ようこそ、私の城へ。さすがにファー・ジ・アースのウィザードは他の並列世界とは違うみたいだね。
でも―――私の城に入った以上は、あいつがその行く手を阻む。私に害を成すものを、あいつは絶対許さない。
さぁ、見せてよ。いつもみたいにさ。
あんたの手で、『赤羽くれは(わたしのにせもの)』を殺すところを」
「もしかして、君は―――」
「悪い。今バレるわけにゃいかねーんだ、ちょっと黙っててくれな。レン」
- 247 名前:嘘予告:2008/09/26(金) 15:50:26 ID:Ic1Yziz6
- ***
今度こそ。
俺に、あいつを助けさせろ。
***
力の塊である黒い闇。
それは、かつて魔王ディングレイと呼ばれたものだ。幾多の世界を際限なしに飲み込み、食らい、その力に振り回されて理性すら失ったただの塊だ。
依代の少女は引き剥がされ、同じ顔の少女とともにある。
そんな少女達と闇の狭間に立つのは、二人の剣士。
ただまっすぐに闇を見据え、彼らは異口にして完全なる同音で告げる。
「―――もとは俺が決着つけるスジじゃねぇらしいが、そんなことは今はどうでもいい」
「人様にこれだけ迷惑かけといて、ハイさようならはねぇよなぁ魔王サマよ」
「今度は間違わねぇ。お前をぶったおして、俺は全部にケリつける」
「この馬鹿にここまで巻き込まれたんだ。結構イライラしてるし、お前で憂さ晴らししてやるさ」
だから、と。同じように、強い瞳で。赤い宝玉の剣を暗く不定形な闇に突きつけたまま。二人の青年が、やはり同じ声で告げる。
「全力の―――」
「全開で―――」
『―――ディングレイ、てめぇをぶっ潰すっ!』
セブン=フォートレスリプレイ『フレイスの炎砦』×ナイトウィザード
「柊蓮司と黒の騎士」
公開未定!
- 248 名前:投下完了:2008/09/26(金) 15:53:14 ID:Ic1Yziz6
- 本編連載予定はまったくナシ。ネタバレしたら面白くない一発ネタなんで。
柊姿消しすぎっすね。そうなるんですよ異世界行ったりすると。くそぅ、なんか斬新な書き方してぇー。
ネタをバラすと、フレイスのラストでくれはを刺せなかった柊がディングレイの落とし子になったっつー話。
その後ベル様もさくっと食われ、主八界をもきゅっと食べてしまったディングレイ。
ディングレイが世界もっきゅもっきゅと食いながら進んでたらファー・ジ・アースに来て、炎砦を成功させた柊がいるって聞いて落とし子柊がケンカ売りに行ったのが冒頭。
もともと葛藤があった落とし子柊がガチバトルで決着つかずになかったこともあって一念発起。
異世界くれはを助けるために画策しつつ、こっちの柊と一緒に裏で手を回してたりするという。
ラストはあれです。レンとかいるくせに俺とお前で今夜限りのダブルワイバーン。
ディフェスとやってほしかったのにワイバーン化できなくなってるしなあの子。あと某所でダブルUBWとかの絵もあってそれも元ネタといえばそうか。
うわ、説明しないとわかんない嘘予告とか超意味ねぇ。
柊の黒化とか考えてもこの辺くらいまでしか黒くなってくんなかった。すげー。頭ん中ではディングレイに夜伽の相手させられる落とし子柊とかもネタとしてはあるけど。
ちなみに落とし子柊がディングレイに従ってんのはフレイスのくれはの『例の台詞』を聞いてないから、大量の罪悪感にさいなまれてそこを握られてしまったりしてるから。
ディングレイが世界乗っ取るために必要なのが「赤羽くれはの命」で、それを喰ったらその世界はディングレイのものになっちまうという因果律を組んでしまったらしい。
ディングレイってば嫌がらせのように落とし子柊にくれは殺させて自分のトコまで魂持ってこさせてたらしいよ。うわぁ黒っ!
ディングレイは真っ黒巫女服くれはのイメージ。なんか書いてるうちに黒桜みたいな能力がついたのはご愛嬌。ネタだし。
落とし子柊はなんか黒いフルアーマーとか着させられてます。データ脳か魔王。固いぞ落とし子柊。
クラス的にはフレイスラストで落とし子になってるのでアタッカー0/魔剣使い5/落とし子5。なんとゆーマゾい構成……っ!
イメージミュージックはオレンジレンジな「アスタリスク」。
オレンジレンジって書こうとしてオレンジ蓮司に変換してしまううちのパソ子、伊勢湾台風一億一号が愛しい。
知人に『SSで三千世界の剣使うんだけどどんな演出がいい?』って何気なく聞いたら『アナザー柊出そうぜ』という妄言が返ってきて即席(15分位)で組み上がった話。
ともあれ、これをきちんと書こうとするとたぶん一年近くかかるんでこんな形にしてみた。微妙。つーかクロススレに投下していいもんなんかこれは。失礼した。
さ、現実に戻るか……。
- 249 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 16:14:29 ID:CT1yxxg4
-
ん?ってことは総合するとフレイスで柊が(データ的に)ディングレイ倒せなかったって事だから………うん、見事に第一世界と第八世界ぶつかって滅びてるな。
やはり滅びの鍵は王子か……ちょっと凄いでクレバーwww
- 250 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 16:27:55 ID:I4J9F0zB
- 待て待て、フレイスに限っては王子には一割くらいしか責任は行かないはずだ
四割はノリでラストバトルに参加しなかったかわたな、更に四割はノリで中ボス戦で帰らぬ人になったえんどーちんだろw
ラストバトルに限ってもうしゃぎと半々のはずだw
- 251 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 16:35:33 ID:3cURpXYC
- >250
そう言えばそうだよな、よく勝てたもんだアレw
- 252 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 17:15:32 ID:VaXnZr7m
- 代わりに2人のリソースを最大限温存した状態での戦いだったからなぁ
いや、それでも魔法支援無しってのは前倒れ戦士連中にはキッツイが
- 253 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 17:16:57 ID:I4J9F0zB
- プラーナ以外のリソースは基本的に回復するしな
あの段階で買い込んだポーションが尽きてた、ってなら話は別だけど
- 254 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 18:32:19 ID:CT1yxxg4
- そういやそうだったなw
かわたなにいたっては紅巫女でも同じ事してたし
リソース云々より俺はむしろ、こっそりきくたけがボスの能力下げてくれてたんだと信じてるw
- 255 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 19:28:56 ID:ddzhD9tE
- 柊力がきくたけにも作用したということですね、わかります
- 256 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 19:34:39 ID:9sZKaAHM
- リプレイのギミック話になってませんかおまいらww
- 257 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 20:19:20 ID:kmWWbaAc
- さすがは自重しないことにおいて定評のある卓ゲ者だ
俺はいいけどアニメ組が…、でもいまだにこんなところに居座る奴って、基本的にフレイスくらい読んでそうだよなぁ、柊サーガだし
- 258 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 20:25:04 ID:7zdTIJ8S
- だがちょっと待って星井、そこまで行くとあんまり区別ないんじゃ…
- 259 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 20:38:08 ID:9sZKaAHM
- >>258
つまり>>243はクロスじゃないってことでおk?
いや、本人もわかってるみたいだけど
- 260 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 20:58:12 ID:jkK1BXxh
- ところで、某所のナイトウィザードSSを思い出したのは俺だけか?
未だに続き待ってるんだがなぁ終末の騎士
- 261 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 21:01:35 ID:9sZKaAHM
- >>260
禁書クロスの人にお願いしてみるといいよ
- 262 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 21:09:43 ID:Y7s93pp2
- ナイトウィザードと彼岸島って相性良さそうだよな。
丸太のブルームとか。
- 263 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 22:05:50 ID:Kv+x/7uP
- >248
まあ、あれだな
つ?ぁいうぉるたー、乙
- 264 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/26(金) 22:10:54 ID:QzElj/93
- >>263
ツヴァイウォルターとかw
確かにそんな感じだな。世界を賭けた壮絶な自分同士の戦いだし
- 265 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 02:21:20 ID:xPsyg/CX
- >264
あはは、すまん
実際は似ているネタが含まれている、程度なんだけどさ
読んでてね、それしか思い浮かばなくてね
- 266 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 10:50:50 ID:tLU1xzBl
- しかしあれだな。とりあえず面白い仮定ではあると思うんだ
フレイスで失敗した柊がこうなるとすると、他の話で失敗したらどうなるんだろーな。
とりあえず黒みこは消滅確定でいいとして。皇子が柊生かしておくとは思えん
- 267 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 11:48:26 ID:ifwD+a9E
- では一つ。合わせで、ルー様の計画を潰すときに、少し状況が変わっていたら、『ぽんこつの落し子』になっていたのだろうk……と、すまない誰か来たようだ。
- 268 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 11:56:08 ID:py9chZiB
- 下がり子…いや、なんでもない
- 269 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 11:56:27 ID:xPsyg/CX
- いやいや、そこはだぶるヒロインを殺してアンゼの落とし(ry
- 270 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 12:05:21 ID:9L15az5T
- 一応そこは落とし子じゃなくてアンゼの使徒といっておけよ、落とし子のほうが
100万倍あってるとしてもだ
- 271 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 13:40:15 ID:py9chZiB
- そこからベルセルクにクロスすれば使徒でもイメージに何ら問題なし
- 272 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 13:49:46 ID:VkJ46mOD
- ソレだとアンゼロットがエログロいことに!
…ある方向には需要があるかもしれんな…。
- 273 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 13:54:27 ID:t7Lqe7lY
- >>270
下僕じゃないんすか?
- 274 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 20:23:53 ID:TikxAJ9e
- case2:6にんめ
「貴方には言っておいた方が良い。とこの書物に書いてあったので言います。実は私は…異世界の存在です」
正直に言おう。俺はその言葉を聞いた時、驚く反面、ああ、やっぱりなと思った。
状況がそろい過ぎている。
いつもの不思議探索でハルヒの奴が連れ込んだ、新しい団員と2人きり。
既に3回ほど覚えがあるこの状況なら、この展開もあり得るだろうな、と。
前々から少しだけ疑問に思っていた。宇宙人、未来人、超能力者。
これだけ揃ってるんだからむしろいない方がおかしい。
…おかしいと思うようになってしまった自分が少し嫌だが。
「…あまり驚かれないのですね?」
「あ〜、うん。なんて言うかだな。この手のはもう、4回目なんだ」
キョトンと首をかしげる群田(むろた)さんに俺は溜息混じりに答えた。
さて、なんでこの自称異世界人こと群田理生(むろたりお)さんが物好きにもSOS団なんてものに入っているのか。
その話の始まりは、例によって例のごとく、我らが団長、涼宮ハルヒであった。
―――
「ねえ見てこれ!怪しげな本でしょ?電車の中に置いてあったんだけど、さっぱり読めないのよ!面白そうだと思わない!?」
その、題名も何も無い怪しさが零れおちそうな本を手に嬉しそうに言うハルヒに、俺は溜息をつきながら答える。
「落ち着けハルヒ。それは置いてあったんじゃなくて忘れものだ。さっさと警察にでも持って行け」
「一体どこの言葉なのかしら?古泉君もみくるちゃんも読めないって言うし」
「ううすみませ〜ん」
「いや面目ない。英語以外の外国語にはあまり詳しくないもので」
無視かよ。
「ねえ?有希はどう?それ、読める?」
ハルヒの奴は俺の振ってもつまらないと判断したらしく、長門に本を手渡して反応を見る。
長門がそれを受け取るとパラパラとめくる。そして一通り目を通し終えるとパタンと本を閉じ、ただ一言、呟いた。
「…分からない」
その言葉を聞き、俺は驚く。
あの長門ですら読めないなんて一体どんな本なんだ?
「ねっ?誰にも読めない本なんて不思議だと思わない?もしかして、すっごい秘密とか書いてあるのかも知れないわ!
今日の午後はこれの解読に挑戦に決定ね!」
そう言って嬉々として図書館へと向かうハルヒ。
まあ、午後もあちこち適当に歩き回るよりはマシか。そう考えて俺も含めたSOS団の面々が続く。
「…なあ、長門。お前の言ったこと、マジなのか?」
図書館へ向かう途中、俺はハルヒに聞こえないように長門に尋ねる。
正直、信じられない。長門でも読めないなんて。
だが、長門はいつもの無表情で、淡々と答える。
「…本当。あの本に書かれている内容は何らかの意味を有していることは確認した。だけどその意味は理解不能」
「つまりただの意味のない落書きとかじゃあないと」
「そう。それに…」
俺の言葉に頷きながら、長門は驚くべき発言をする。
「あの本には、情報統合思念体が求める答えが記されている可能性があると判断された」
マジか。一体あの本はなんなんだ?
- 275 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 20:25:23 ID:TikxAJ9e
- それから俺たちは色々調べてみたりして本の解読を試みてみた。
だが、それはさっぱり進まず、やがてハルヒも解読を諦め始め、SOS団にいつものだらけた雰囲気が帰ってきた。
そして、俺が本のことをすっかり忘れ去ったころだった。
「はーい!みんなちゅ〜も〜く!あの本の持ち主が見つかったわよ!うちの学校の3年で群田理生さん!
有希とキャラかぶってるのが気になるけど、今日からうちの団員になるから、みんな仲良くするように!」
あの本の持ち主である群田さんが現れたのは。
―――
「本来ならば、書物を回収し、すぐに帰るつもりでした。この姿と名前は、あくまでも接触をたやすくするための仮のもの。
しかし…ハルヒの能力によって、私の存在は固定されてしまいました。この世界の高校3年生にしてSOS団の団員『群田理生』として」
すっかりトレードマークと化した例の本を抱きながら、群田さんは淡々と語る。
「え〜っとつまり?」
「ハルヒの私への認識がSOS団の団員の1人『群田理生』である限り、私は群田理生として生きるしかないのです。
本来の力も大幅に制限され、裏界に帰ることもできない、この状態で」
群田さんはよく見るとちょっとだけ震えていた。まあ、不安になるのも分かる。
見も知らない異世界にたった1人で放り出されたってことだし。
「それは…その…大変ですね。困ったことがあったら言ってください」
かける言葉が思いつかず、適当な言葉でお茶を濁す。
だが、そんな適当な言葉でも少しは足しになったらしい。群田さんはわずかに微笑んで
「…ありがとう」
と小さな声で返事をしてくれた。
―――
それから、群田さんは有希と一緒になって本を読んでいたり(元々読書が好きらしい)、古泉と一緒になって怪しげに微笑んでいたり、
ドジこいた朝比奈さんを抜群のタイミングでフォローしたり(何でも異世界の友人に似ているそうな)、ハルヒの暴走をやんわりと止めてみたりと、SOS団に割と馴染んで
いる。
本人いわく、いずれ時が来てSOS団が解散されれば本来の力も戻るとかでそんなに急ぐことも無いかなとのことだ。
ちなみに、群田さんにとって涼宮ハルヒとはと聞いたところ
「…強力な裁定者。恐らくこの世界のすべてを決める権限を有している」
とのことだ。いや、よく分からんのだが。
―――
以上、その2をお送りしました。
- 276 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 21:08:00 ID:TgnTDYQk
- ちょ、そう来るかwwww
うわー、続きすげえ読みてえ。でも小ネタか。
- 277 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 21:21:00 ID:VkJ46mOD
- 魔王の力すら制限する裁定者ってすさまじいなハルヒw
まあ、そこがハルヒのハルヒたる所以なのだろうけどw。
でもリオンさんコレはこれで平穏な生活が出来るよね。
うまくやれば趣味に生きられるし。青春18切符満喫とか
- 278 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 21:54:18 ID:Ca8hx9T4
- 武蔵野分校の彼の同類でもおかしくなレベルだな
- 279 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 00:22:12 ID:Um57GS3y
- 乙&GJ!
馴染むなぁリオン…
最初、顧問ポジかと思ったが(外見)年齢的に先輩枠で問題ないな
- 280 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 00:54:52 ID:PKyZB2Ba
- さすがはきくたけアンソロで学校生活に一番馴染んでいたリオンだ、そこにシビれる憧れるゥ!
- 281 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 02:05:03 ID:V3Ikhmcj
- 能力を大幅に制限されると聞いて
アゼルがうらやましそうに見ています
てか弱体化したらリオンはプラーナはどうやって補給するんだろ?
- 282 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 02:09:38 ID:gXr4YBxV
- プラーナの補給が必要とハルヒに認識されてないから大丈夫じゃね?
- 283 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 02:15:17 ID:W3txQhRi
- >>281
プラーナとは存在するための力
つまり……
鉄道を食べるんだろ
- 284 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 07:13:37 ID:nr4SUwQb
- レアな鉄道写真をおかずに自家発電と申したか?<言ってねぇ
- 285 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 08:02:36 ID:PKyZB2Ba
- まあ、ハルヒに認定されたってのは世界に認められたようなもんだからなぁ。
プラーナくらい供給されても不思議じゃないし、それに一般人と同レベルまで力を落としてるなら、移し身に必要なプラーナ量もかなり少ないだろうしね。
- 286 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 09:40:21 ID:WkBceEi1
- 普通の人間とハルヒに認定されてるから普通の食事で問題ないんじゃない
- 287 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 09:56:34 ID:+vQjMSad
- ただし駅弁のみ
- 288 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 11:42:27 ID:0p2N1HFJ
- 「普通の人間」になってるなら
財政的に厳しいものがあるな>駅弁縛り
- 289 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 14:01:04 ID:4SXDyvcp
- >>288
理生先輩の駅弁縛り・・・ゴクリ
| | | | | |
| | | | | |
| | | | | |
___
[_↓_]
)∩
∩,r'´ ̄`ヽ=l
l=l〈( 从从〉
\ヽ(!゚Д゚ノ___ 【馬鹿は地下へと下がった!】
/ \〉iYi〈三三/
/三三三三三三/
- 290 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 15:20:45 ID:kqseN0vo
- え〜っと、前スレやっと埋まった模様です。
最後のほうはよくわからん展開になったけど。
- 291 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 18:19:29 ID:MtJta/AZ
- >>611
お前は卓ゲ板帰れw
確か大活躍してる話の投下があったろうが。どこだか忘れたけど
- 292 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 10:00:36 ID:9tE0uTxy
- >>291
何処に安価してんだ何処にwwww
で、何となく、柊が枯れない桜の島にいったら、なんて電波が来たんだ。
もちろん、風見学園付属生で。
- 293 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 10:39:15 ID:BfGXb3xH
- >>275
リオンのバニー姿が見られると聞いて飛んできました
遅レススマソ
小ネタにしておくには惜しいなぁ、GJ!
- 294 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 12:06:55 ID:rKnRriaX
- >292
前スレの最後っしょ?
- 295 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 20:48:29 ID:Kzet338b
- >>292
前スレの最後のこれにレスしたんでしょ
611 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/09/28(日) 14:48:42 ID:S2Ter2+V
. -‐=≠==‐- .
/.:.:.:.:.:{\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶、
/⌒\_!ハ へニニ≠、.:.:.:.:.:.:\__,
入: : : /^:/:.「:.i|ヽ: :\: : ヽ、.:.:.:.:.:.:/
___,ム_[>/: :/: : |: :|ヘ:.\:..\: : \;:;/ト、__ げひゃひゃひゃひゃひゃッ!
/. : : : : : :._∠!l:: |:.へl、|レ\⊥∠\: : ./ n┘ : : : :\
/ : : : : : : :/ |l: :|ハ「`tッ ィ´tソ }l: :}\}ト┘\: : : : : :\ このスレは、乗っ取ったぜぇーーーぃ!
/ : : : : : : :/ .|ヽ:|ハ`,ー' , `ー,,' l: :| \: : : : : :\
/ : : : : : : :/ |: : }∨ゝ. ー ‐' イ|: :l__ \: : : : : :\
/ : : : : : : :/ .レ'r=ットx_≧t壬={_|: :|/:.:.:.:\ \: : : : : :\
/ : : : : : : :/ ┌ ‐'´:.:.:.:.:八_ー ‐'__/レ".:.:.:.:.:.:.:.:\ \: : : : : :ヽ
. / : : : : : / {.:.:.:/.:/:.:/^Y^^^^Y´.:.:.l:.:.:、.:.:.:.:.l:.:.:/ \: : : : :',
/ : : : :/ 〉=-<_::/.:.:リ≫≪リ.:.:.:∧:.:.:\.,-=〈 ',: : : : |
. ,' : : : :/ /`==v>!.:.:.:リ≫≪リ:.:.:.:.:「厂 ̄ヽ/\ ': : : :.|
. ,':.: : :./ / / l.:.:.:リ≫≪リ.:.:.:.:/⌒! \ \ !: : : :|
|: : : : { 〈 ヽ/ /!.:.:リ≫≪リ:.:.:.:/ / 》 ___, ヽ |: : : :|
|: : : : | \^^\ _]二二二二二V 〈 / / .!: : : :|
|: : : : | \/イ.:./:/:.:.:.:.:.:.:.k,:└、__}ニ7 /XXX/ |: : : :|
∨ : : l . <.:.:.:,イ.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:k,:.:.:.>、// _/ .!: : : :|
ヽ: : | .<:.:.:.:.:.:.,イ.:.:.:.:.:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:k, .:.:.:.:.:{ 「´ /. : : :,'
\| .<.:.:.:.:.:.:.:.:.:,イ.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:k,.:.:.:.:L_ └っ ,, /: : :/
, <\\.:.:.:.:.:.:.:.:,イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:k,.:.:.:.:.: ̄´:.:.:.:.:> 、 /: :/
.< \\.:.:.:.イ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:k,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/\l/
< / / / \\/" ̄ ̄\:.:|.:.:.:./" ̄ ̄ ̄\ .:.:.:.:.:/ ̄ ̄ ./ \
≫、_, / \./ ̄ ̄\ \// ̄ ̄ ̄\ \/ / ̄ ̄ ___丿
/ .::::::::::|/ \_/ \___/ 厂 ̄\
/...:::::::::::::::`ー'⌒} /\∧/} _r‐┐ _厂:::::::::::::...\
廴 .::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄::::::::::::::::::::::L __,厂 ̄::::::::::└v─冖ヘ_厂::::::::::::::::::::::::::...\
\..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`‐'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\
\...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\
\..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. /
- 296 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 22:38:32 ID:9tE0uTxy
- >>295
dクス。把握した。
あと、sage忘れてスマソ
- 297 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 22:38:40 ID:rKnRriaX
- >295
いちいち貼らんでよろしい
- 298 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 09:31:19 ID:vgscqT5W
- 仕方があるまい
ここは古今東西のドラゴンライダーが集う話を妄想するしかっ
- 299 名前: ◆xdkSnUtymI :2008/09/30(火) 20:21:32 ID:Xgu9jmZ2
- 他にいらっしゃらなければ、10分後に闇祓う光明の第4話を投下したいと思います。
- 300 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 20:24:16 ID:qCCTQU6z
- 支援
- 301 名前:闇祓う光明 ◆xdkSnUtymI :2008/09/30(火) 20:32:45 ID:Xgu9jmZ2
- 護衛対象であるかがみとつかさが、友人たちと帰宅したのを見届けてから数時間後。
放課後の校長室に呼び出された柊蓮司を、ふたりの教員が待っていた。
ひとりは陵桜学園の校長、そしてもうひとりは園内に存在するウィザードのひとりである女性教師であった。
その女性教師とは、世界史の教師で泉こなたの担任でもある、黒井ななこ。
魔王たちと世界の命運をかけた、マジカル・ウォーフェアの終結後に覚醒したウィザードである。
大きな戦いを経験していないために力不足を感じさせるところはあった。
だがベテランウィザードを指導員として経験してきた任務は、ムダなく黒井の血肉となっていた。
「どや? そっちの方は?」
黒井の質問に首を振る蓮司。
「まだはじめたばっかりだし、もう少したったら何かわかるとと思うぜ」
そう願いたいものだとこぼす校長。
その口調には、やっかいごとに関わらざるを得なくなった今の立場を嘆くものがあった。
その言葉を苦笑しながら受け流し、きょうの分の調査結果の照合を続けることに。
ふたりが調査しているのは陵桜学園内に発生している、原因不明の体調不良の原因。
前日まで元気に登校していた生徒や職員が、意識不明の重体で病院に担ぎ込まれているのだ。
極度の衰弱が原因との診断がくだってはいるが、みな健康診断において問題なしとされた者ばかり。
だれもが首をかしげるばかりであった。
関係者の懸命の調査にもかかわらず、やがて事態は手詰まり状態へ。
そこで、糟日部の市教育委員会から文部科学省を通じて、日本コスモガード連盟に調査を依頼。
連盟は陵桜学園内のウィザードである泉こなたと黒井ななこに調査を命じたのである。
だが、調査をはじめるとすぐに、ふたりだけでは手が足りなくなることがわかったのだ。
休んでいる生徒を訪ねて調べてみると、体調不良の原因は急激なプラーナの大幅減少であることが判明。
しかも住んでいる地域は広範囲にわたり、重要拠点である鷹宮神社周辺にまで広がっていることがわかったからだ。
陵桜学園内に存在する他のウィザードは別任務に動いており、支援は不可能。
こなたと黒井は連盟に対して増援を依頼することにした。
依頼を受けた日本コスモガード連盟は、世界魔術協会に支援を依頼。
そこで、柊蓮司の出番となったのである。
柊蓮司は日本コスモガード連盟所属のウィザードである。
だが、その身柄は連盟が自由にできるものではない。
なぜなら蓮司はロンギヌスに所属しており、そこから身柄を預かっているということになっているからである。
かつて『星を継ぐもの』事件で日本コスモガード連盟と対立し、除籍となった蓮司。
その後はアンゼロットが身柄を預かるということで、ウィザードとしての活動を許されていたのだ。
だが、そのとき与えられた任務はかなり過酷なものが続いたらしい。
蓮司は高校卒業と共に、日本コスモガード連盟への復帰を願い出たのである。
もっとも、除籍となった経緯もあり、日本コスモガード連盟は蓮司の復帰をいったんは拒んだ。
それから柊蓮司、日本コスモガード連盟、世界魔術協会の間で紆余曲折があったらしい。
詳細は、アンゼロットの許可を得たものにしか知ることを許されていないので、不明ではあるが。
- 302 名前:闇祓う光明 ◆xdkSnUtymI :2008/09/30(火) 20:35:25 ID:Xgu9jmZ2
- 最終的に、所属は日本コスモガード連盟ではあるが実態はロンギヌスの準構成員、という扱いに落ち着くこととなった。
そこでようやく、柊蓮司の日本コスモガード連盟への復帰がかなったのである。
とはいえ、復帰した本人は不服そうではあったが。
ちなみに、蓮司に与えられたナンバーはロンギヌスH。
Hはもちろん柊のイニシャルである。
それさておき、蓮司の出動を許可したアンゼロットは絶滅社および赤羽家に連絡、ナイトメア、緋室灯、赤羽くれはの出動を要請した。
それから関係各所と調整を取って、現在の布陣となったのである。
その際少し問題となったのが、ナイトメアの服装である。
ふだんと違い潜入操作に近い任務であるため、ナイトメアがふだん任務で身に着けている服は目立ちすぎる。
それが関係者全員の意見であった。
服装の良し悪しは問わないが、その服装では現地周辺に溶け込むことは不可能。
アンゼロットの最終決断をナイトメアも承諾し、任務に就くこととなったのであった。
配偶者の手作りということで、かなり名残惜しそうにはしていたが。
そのナイトメアと緋室灯は、こなたと共に該当する地域の調査および鷹宮神社関係者の移動時の警護。
赤羽くれはは鷹宮神社において現地のウィザードと共に神社周辺の警護と調査。
そして、蓮司はこなたや黒井と共に学園内および周辺の調査と警護を行っているのであった。
「まあ、こんなもんやな、今んとこは」
蓮司とのデータ照合と交換がすんだ黒井が話を打ち切る。
これで、学園内における一日分の任務が終了したのであった。
「まだデータは足りんみたいですけど、少し状況がつかめてきたみたいです。
申しわけありませんけど、もう少々辛抱してもらえませんやろか?」
校長の前に並んで一日分の最終報告を済ませたあと、黒井と蓮司は一礼して校長室を出る。
扉を閉める時に大きなため息が聞こえてくることに呆れるふたり。
頭をかいて職員用の玄関に歩きはじめるとすぐに、黒井が小声で話しかけてくる。
「ところで、あっちゃの方はどないなっとるん?」
黒井が聞いてきたのは鷹宮神社および関係者の警護についてであった。
校長が知っているのは、あくまでも生徒に生じている異常のみ。
鷹宮神社の警護については、学園関係者に一切知らせていなかったのである。
任務本来の目的を考えると、鷹宮神社や宮司一家の護衛は副次的なものに思われる。
だが、社殿の由来を考えるとはずすことは絶対にできないものであった。
なぜなら鷹宮神社は、公表されている縁起とは違ってその主たる役割が強力なエミュレイターの封印であったからである。
魔王級とも伝えられるそのエミュレイターの正体は定かではなく、どうやって封印されているかすら不明であった。
だが、ウィザード各機関による調査によると、その伝承に誤りはなく、強力なエミュレイターが神社に封じられていることは間違いなかった。
封印の鍵がどこにあるかさえわかっていれば、ことは単純なはずであった。
アンゼロットの手による保管を行ってしまえば並のエミュレイターは手出しできないのであるから。
だが、鍵の姿かたちや場所は、ロンギヌスまで動員して捜索しているにもかかわらず、今もってわからない。
それが事態を複雑にしていたのだった。
実際、鍵が物であるならば何も問題はないのである。
当初の予定通り、アンゼロットの居城の保管庫に入れてしまえば、それでおしまいなのだから。
だがそれが人であった場合、事態は面倒なものになってしまうのだ。
- 303 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 20:36:40 ID:egufesSg
- 支援、してみようか
- 304 名前:闇祓う光明 ◆xdkSnUtymI :2008/09/30(火) 20:37:16 ID:Xgu9jmZ2
- 鍵となる人物の生死が封印の解除に関係するのか?
補助となるアイテムが必要なのか?
何らかの儀式が必要なのか?
これらも含めたさまざまな問題が解決しない限り、対応策を練ることが不可能だからである。
そして状況次第では、その人物に転生してもらう必要が生じることもある。
その際、周囲のウィザードがそれを納得するのかということも考慮しなければならないのだ。
鷹宮神社のくれはからは、成果が上がったような話はまだ来ていない。
そのためか、事態が長期化しそうな予感が関係者の間に広まりつつあった。
陵桜学園の職員用玄関を出、黒井と共にバスで駅につく蓮司。
人通りの少ないところでウィザードに支給されている専用携帯『0-Phone(レイ=フォン)』を取り出すふたり。
他のウィザードからのメールによる連絡がないかを確認するためである。
緊急時には電話が来るようになっているので、ふたりとも呼び出しがないことにホッとしつつチェックをはじめる。
結果、ナイトメアや灯、こなたたちからのメールには異常を知らせるものはなかった。
とりあえず、きょうのところは安心のようだ。
「ほなら、きょうはここまでやな。あとは頼んだで」
黒井は蓮司に別れを告げると改札をくぐり、ホームへと向かう。
遅れて蓮司も改札をくぐると少し離れた、鷹宮行きのホームへと向かった。
向かう方向が逆であるがゆえに別のホームである。
階段を下りてホームにたどり着いたころ、鷹宮方面行きの電車が入ってきたのが見えた。
ホームには人が多く、蓮司がどこにいるのかはわからなかった。
だがおそらく今の電車に乗ったであろうと考えつつ、出て行く電車を見送る。
それからすぐに0-Phoneを取り出し、改めてメールチェックをする黒井。
やがて、こなたからのメールに太宮に寄り道をした旨の文を見つけて苦笑する。
『こなたのオタク化は小学生時代をしのぐものになっている』とは面談でのこなたの父、泉そうじろうの言葉である。
もっとも、こなたの小学生時代を知らないため、黒井には比較することは不可能。
だがメイドカフェでのバイトなど、そうじろうの言葉にうなづけるものを感じている黒井であった。
三岬中学時代には下宿先の人に禁止されていたらしく、かなりマジメというか堅物だったようだ。
実際、陵桜学園に入学した当初は表情もかなり暗く、友人ができるのだろうかと教師たちが心配していたほどであった。
だが今では、ウィザードとしての活動時はともかく、日常生活において、かつての面影を捜すことは困難になっていた。
出会ったころのこなたの様子を思い浮かべ、あのままでいてくれたらと思うことが時々ある黒井であった。
イベントに誘ったりなどの、柊姉妹やみゆきを巻きこんでの騒動は黒井の耳に入っていた。
それぞれがひとりになった時を見計らって、3人に聞いてみたことがある、「こなたのやっていることは迷惑ではないか」と。
答え次第ではこなたを3人から引き離さなければならないだろうと考えつつ。
ところが3人の答えは、「迷惑だと思ったことはない」という驚くべきものであった。
「まあ確かに、たまにげんなりすることはありますけど、そういう時はあっさりと諦めてくれるんですよ。
人との間合いを読むのがうまいんだと思うんです、こなたって。
だからこそ、私たちだけじゃなく、あちこちに友人が多いんだと思いますよ」
3人の中で最も親密度の高い、C組の柊かがみは答える。
スキンシップもまるで仲のよい姉妹並にしているふたりを、黒井はいつも温かい目で見つめていた。
こなたの、出会ったころとは違う心からの笑顔を見るたびに抱く、かがみ対する感謝の念と共に。
かがみとの対話そのものが、こなたをあそこまで表情豊かな少女にしたのだから。
- 305 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 20:37:17 ID:cyp/s3YV
- 支援
- 306 名前:闇祓う光明 ◆xdkSnUtymI :2008/09/30(火) 20:38:50 ID:Xgu9jmZ2
- 髪をいじりつつ照れくさそうに答える様子を、黒井はほほえましいと思いながら見ていた。
言われてみれば、確かにこなたの交友範囲は広い。
同級生だけでなく下級生にまで友人がいるのであるから。
もちろん、ウィザード仲間にも友人は多い。
だからこそ、このあたりをまとめるリーダーのような存在になれたのだ。
黒井は自分の師匠であるこなたがそのような存在になったことを誇りに思っていた。
ゆえに日常生活では人一倍厳しくあたり、こなたのより一層の成長をうながそうとしているのだ。
おかげで馴れ合いやひいきを疑われずにすんでいるのは、幸いではあったが。
ただし、かがみがこぼした『これで、宿題さえ…… 』という発言は、聞かなかったことにした。
「こなちゃんといっしょに何かするのってとっても楽しいから、嫌だって思ったことって一度もないですよ。
それにこなちゃん、けっこう気を遣ってくれてるんじゃないかなあって思ってます。
コミケってとこでお買い物頼まれた時なんですけど、私もお姉ちゃんもこなちゃんに頼まれた本、全然買えなかったんです。
でもこなちゃんは笑顔で許してくれたんです」
陵桜学園でこなたと最初に親しくなった柊つかさは、陽だまりのような笑顔で答える。
そのせいか、そもそも一般人をあんな場所に連れて行くことが間違いだろうとつかさに言い返すことができなかった。
黒井はつかさに対しても多大なる感謝の念を常に抱いていた。
つかさとの出会いがなければ、こなたは孤立したままの高校生活を送っていたことであろう。
たぶん、つかさが無意識に発揮する強い母性がこなたを安心させ、閉じこもりがちだった心の扉を開いたのではないか。
黒井はそう考えていた。
とはいえ、もうちょっと勉強にも力を入れてほしいなあと、心の中でボヤく黒井であった。
「私やつかささんには、あまり無理なことはおっしゃったことはないですね。
むしろ私のほうが、泉さんのお役に立てなくて申し訳なく思うことのほうがしょっちゅうです。
どうしても無理だとなれば受け入れてくださいますし、こなたさんなりに考えてくださってるんだと思います」
4人のまとめ役とも思える高良みゆきが答える。
相槌は打っていたものの、たぶんそこまで考えてないと思うと心の中でツッコミを入れていた。
こなたもつかさも、なにかとみゆきを頼りにし、みゆきもそれに答えようとする。
別の機会に、かなり一方的なものに見えるその関係についても聞いてみたことがある。
が、むしろ自分が教わることが多いとみゆきから答えが返ってきたことに、黒井は驚きを隠せなかった。
三者三様の意外な答を思い返してほほえみつつ、黒井はホームにすべり込んできた電車に乗りこんだ。
糟日部駅で黒井と別れて数分後、柊蓮司は電車で鷹宮へ向かっていた。
こなたからのメールから考えるとふたりがちょうど鷹宮につくころに、自分も鷹宮につく計算になる。
これも、こなたの計算なのかと思いつつ、蓮司は車窓を流れる風景を眺めていた。
「ああ……」
思わずため息がこぼれる。
それは、現在の住居に帰った時のことに思いを馳せるとどうしても出てきてしまうものであった。
蓮司の住むアパートの隣の住人が悩みの元であるからだ。
隣に住む住人の名は赤羽くれは。
半ば腐れ縁とでも言うべき、幼なじみの女性であった。
もともと蓮司の住居は陵桜学園の近くに用意されていたのだ。
だが実際に指示された住居に行ってみると、なぜかくれはがお隣さんになっていた。
- 307 名前:闇祓う光明 ◆xdkSnUtymI :2008/09/30(火) 20:41:06 ID:Xgu9jmZ2
- 鷹宮に旅立つ際、くれはの母からメールがきた。
『孫の顔はまだ見たくない』という内容のメールが。
そこでようやく蓮司は気づいた。
これは、くれはがアンゼロットに入れ知恵をしたせいだと。
あのときの耳打ちの内容がこのことだったのかと、蓮司はくれはに抗議した。
だがその抗議は一蹴され、むしろ隣に住み続けることを強制されたのである。
くれはが蓮司の『とある秘密』を守ることを理由に。
そうなっては白旗を挙げるしかなかった。
しかも蓮司の部屋にはダブルベッドが入れられており、ベッドサイドにはなぜか段ボールケースが。
開けてみると中にはドリンク剤と、とあるものが1ダース入っている小さな箱が30個。
添えられていた姉からの手紙にはただひとこと『がんばりな』とあるだけだった。
「なに考えてんだバカ姉貴……」
あまりと言えばあまりのことに、うずくまってボヤクしかない蓮司であった。
それはそうと、くれはが隣に住むことになって起きた最初の問題は、くれはが食事をもってくるということであった。
なぜなら、くれはの料理は上手なほうではないからである。
はっきり言って冷え切った賞味期限切れのコンビニ弁当でさえ、作りたてのくれはの料理よりうまい。
だが、料理を持ってくるのが灯でなかったことを幸運と思うだけの理性が蓮司にはあった。
うっかり地面に穴を開けてしまいかねないようなものを持ってこられては、任務どころか命が危ないからだ。
「まあ、食えるだけマシ……か」
蓮司はため息混じりにつぶやく。
だが蓮司は気づかない、以前より料理がおいしくなってきていることに。
なによりくれはの両手にいくつもの絆創膏が貼られていることに。
やがて電車は鷹宮の駅に着く。
アナウンスと共にドアが開き、蓮司は改札へと向かって歩き出した。
見ると、ちょうどかがみたちが改札を通るところであった。
あえて声をかけずに後を追うことにする蓮司。
もっとも、あまりいい印象をもたれていないので、声をかけてもいい結果になりそうもないというのもあったが。
特に姉のかがみには以前から警戒の目で見られていた。
時には過保護に見えるまでのかばいっぷりに、苦笑しつつも遠巻きに双子を見ることが多かった。
任務がらみとはいえ数年ぶりの再会も、かがみだけは歓迎してはくれなかった。
以前のようにあからさまな敵意を見せ付けることはなかったが、関心を寄せることもなかった。
校内で出会ったときも口をきくことはなく、さっきの会話が再会後最初の会話なのであった。
先が思いやられると思いながらも、ふたりを見つめる蓮司。
その目には暖かい光が宿っていた。
少ないながらもそれなりに人や車の行き来のある通りを歩きつつ周囲に目を配ると、上空に灯とナイトメアの姿が見えた。
どうやら日が落ちたのでふたりともブルームに乗り換えて上空から見張ることにしたらしい。
お互いの所在を確認した蓮司たちは軽くアイコンタクトを取る、警戒を怠っていないことを証明するように。
東の空に浮かぶ満月に照らされながら、ふたりの後を追う3人のウィザード。
これできょうの任務は終わり、そう思ったときである。
周囲のざわめきがかき消すように消え、視界の端に映る西の空に……真っ赤に輝く満月が浮かび上がったのだ!
- 308 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 20:42:46 ID:egufesSg
- あーいまーい支援?
- 309 名前:闇祓う光明 ◆xdkSnUtymI :2008/09/30(火) 20:43:11 ID:Xgu9jmZ2
- 「来やがったな……」
蓮司はかがみとつかさに駆け寄りながら、手近の空間から自らのからだよりも大きな物体を取り出す。
先端から後端までの長さが2メートル以上の、白銀に輝く細長い巨大な刃物。
後端から4分の1ほどの位置には、手に持つためのグリップが。
その正体はウィッチブレード、武器としての機能を備えたブルーム。
『魔剣使い』と呼ばれるウィザードである蓮司が、いちばん信頼を置く相棒である。
とはいえ実を言うと、蓮司が現在手にしている魔剣は二代目。
以前、とある戦いで力不足を感じたため、打ち直してもらったものであった。
蓮司は右の手に己が相棒を軽々と携え、力強く握りしめる。
そして、かがみとつかさの後ろ姿が見ている先に立つ、巨大な影へと向かっていったのだ!
グルルルル……
かがみとつかさの目の前にはマイクロバスほどの大きさの黒犬がいた。
その巨体だけでも異様なのだが、黒犬の頭が三つあることが恐怖心をさらにかきたてる。
ふたりの目の前に立つ巨大な三つ首犬の正体はケルベロス、地獄の番犬と呼ばれる怪物であった。
震える足がどうしても止められない。
死にたくない、誰か助けてという言葉が頭の中でぐるぐる回る。
足だけではなく、全身に震えが走る。
まだ暑さの残る季節であるにもかかわらず、まるで冬にでもなったかのような寒さを感じる。
ついには目の前が暗くなり始め、頭の中に鐘のような音が大きく響きだす。
だがそのとき、左腕にしがみつくものがいることに気づいた。
かがみは正体を確かめるため、凍りついてしまった体を必死で動かそうとしたそのときである。
「お、姉ちゃん…… こ、怖いよう」
かすかに聞こえてくる声に、かがみの恐怖心はパッとかき消すように消えた。
なぜなら声の主は柊つかさ、さっきまでいっしょに歩いていた双子の妹であったからだ。
つかさを守らなければと意識したとたん、かがみの震えが止まる。
そして何より周囲に目を配る余裕が生まれたのだった。
「うおおっ!」
背後からの大きな声の主に目をやると、蓮司が巨大な剣のようなものを持って駆け寄ってくるのが見えた。
それはあまりにも異様な光景。
だが、もはやそれを異常だと思う気持ちはどこかへと消えていた。
むしろ助けがきたことにホッとしていたのである。
「わきへよけろ!」
いきなりの命令ではあったが、なぜか逆らう気になれずその指示に従ってつかさと共に道をあけるかがみ。
参道からさらにわきにそれ、並んでいる木々に近いところまで急ぎ足で逃げる。
自宅に逃げ込むことは不可能であったから。
ふりかえってみると、怪物の三つの首は持ち上げられて口の中に赤い輝きが灯っていた。
このままでは蓮司が怪物の吐く炎にさらされてしまう!
ゴオオッ!
直後、予想通りに巨大な炎の塊が蓮司へと吹き付けられる。
かがみはあまりのまぶしさに目を閉じてしまった。
- 310 名前:闇祓う光明 ◆xdkSnUtymI :2008/09/30(火) 20:44:02 ID:Xgu9jmZ2
- 爆音と共に熱風が勢いよく吹きつけられたとき、蓮司との永遠の別れが訪れるであろうことを覚悟した。
人間が、あのような怪物に勝てるわけがないのだから。
もう少し優しく接してあげればよかった。
憎まれ口なんか叩かなければよかった。
就職したって話を信じてあげればよかった。
陵桜に来たのは就職先からの出向だって話も、信じてあげればよかった。
みんなのように。
今さらながらに後悔する。
硬く閉じた目から涙がこぼれ落ちる。
ふたたび体が震えだす。
底なし沼に引きずりこまれるような感覚に襲われる。
絶望の縁にひとり、かがみは立っていた。
だれでもいいから助けて欲しい、そう思う脳裏に友の面影が浮かぶ。
小学生と間違えそうなくらいに背の低い、自分とつかさの共通の親友の姿を。
(こなた……)
なぜ彼女の姿が浮かんだのかわからないままに、熱風が弱まったのを感じる。
そこでかがみは恐怖にかられながらも、そうっと目を開けてみることに。
そこに黒コゲとなった蓮司の姿を見ることになるであろうことを予想しながら。
「今度はこっちの番だ!」
なんと、蓮司は無傷で怪物の前に立っていたのであった。
まるでなにかを切り裂いたかのような姿で。
「うそ……」
かがみがその驚きから立ち直る間もなく、どこからか飛びこんできた光り輝く塊が直撃!
爆音と共に3つある頭のうち、ひとつが消し飛んだ。
グァァァッ!
叫び声をあげて体勢が崩れたのを見逃さず、蓮司は飛び込んでいく。
そして一気に腹の下へともぐりこみ、勢いよくウィッチブレードを突き立てたのである。
ふたたび聞いているもののからだを揺さぶる、大きな叫び声が。
地獄の番犬と呼ばれるほどの強大な力を持った巨獣も、いくつもの死線を乗り越えてきたベテランウィザードの敵ではなかった。
もっとも、以前の任務のためにその力を下げられていなければ、蓮司は一撃で倒せていたのだが。
「おおっとう!」
残った二つの頭が蓮司を噛み殺そうとする上、体勢を崩そうと4本の足が蹴ってくる。
それらを全てかわしながら、一瞬のスキをついてわき腹を斬り裂くことに成功。
そのタイミングを狙って放たれた光の塊が、もうひとつの頭を吹き飛ばす!
グォォォン……
大地を揺るがす咆哮一つ残して巨獣は倒れ、闇の中へと消えていった。
だが、紅い月はまだ消えない。
まだ、事は終わらないらしい。
- 311 名前:闇祓う光明 ◆xdkSnUtymI :2008/09/30(火) 20:45:05 ID:Xgu9jmZ2
- 「やったか?」
不意に現れた男から飛び跳ねるように距離を置くかがみ。
男はレザーのパンツを重ね履きし、紺色のタンクトップのシャツの上にバント止めされたレザーのマントを着用していた。
しかも右の目にはアイパッチ、どこからどう見ても変質者にしか見えない人物であった。
蓮司は男を見もせずに「まだわからねえよ、ナイトメアのおっさん」と返事をする。
どうやら蓮司の知り合いのようだと、かがみは安心する。
ナイトメアが現れてからのかがみの態度に気づくことなく、ふたりは周囲に目を配っていた。
直後、10体のキマイラが魔法陣の中から浮かび上がってくる。
キシャァァァッ!
「くそっ! あいつはルーラーじゃなかったか!」
キマイラたちの声を聞いた蓮司が叫ぶと同時に、また新たな光の塊がそのうちの1体を吹き飛ばす。
目の前に広がる現実味を欠いた光景。
だが、熱気を帯びた空気と巻き起こる風が、これが現実であると訴えかけていた。
そんな光景を前に、かがみはなすすべもなく立ちすくんでいる。
目を閉じ無言で恐怖に震えるつかさを、ぎゅっと抱きしめたまま。
「つかさ、大丈夫。私がついててあげるから」
無意味な言葉だとは、かがみ自身にもわかっていた。
だがおびえる妹を守ってあげたいという思いが、口をついて出てきたのである。
それは幼いころから身についた姉としての行動。
4人姉妹の3番目であるにもかかわらず、つかさと行動を共にするゆえに身についた習慣であった。
「とはいっても、なんなのよ……これ」
少し落ち着きを取り戻して、周囲に目を配る。
ふと神楽殿の屋根の上に女性が立っていることに気づいた。
女性のしていることを不敬だと思うよりも先に、その姿をりりしいと思うかがみ。
と同時にこれで大丈夫だと、理由もわからず安心していた。
女性は2年前に見た少女を思わせるかのように髪は長かった。
だが少女とは違って背は人並みにあり、体つきもより女性的である。
たかだか2年程度でここまで成長できるとは思えないほどに。
その印象からかがみは、同じ学校に通う後輩であるふたりの少女を思い出していた。
ひとりは面倒見のよい無口な少女、岩崎みなみ。
なんでもそつなくこなす、こなたの従姉妹のクラスメートである。
スレンダーな体形でショートカットな髪型のため、少年のような印象を抱かせることのある少女である。
もうひとりはこなたの趣味の分野における後輩でもある田村ひより。
ごく普通の眼鏡をかけた髪の長い少女である。
まあ、ひよりの場合趣味が18禁同人誌の作成という『普通ではないところ』はあるのだが、それはさておき。
ひよりが眼鏡を取り、みなみの様に無口で表情に乏しくなれば、あんな感じなのではないか。
そんなことを少しだけ思わせる女性であった。
女性は電信柱かと思うほどに巨大な棒状のものを小脇に抱え、キマイラを見つめていた。
手に持ったものは巨大ではあるものの、女性はその重さを感じないかのようにそれを抱えている。
蓮司の持つ巨大な刀といい、何かとてつもないものを目にしていることを実感しているかがみであった。
- 312 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 20:46:32 ID:egufesSg
- あー、ウィッチブレイド柊ははじめてだなぁ支援
- 313 名前: ◆xdkSnUtymI :2008/09/30(火) 20:47:26 ID:Xgu9jmZ2
- 以上です。
ようやく序盤戦がはじまりました。
けど、うまく躍動感が出せていない気が。
精進したいと思います。
>>300、>>303、>>305、>>308
支援ありがとうございます。
- 314 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 20:55:19 ID:qCCTQU6z
- GJ!
物語が動き出したか、かがみの覚醒はもうすぐか!?
- 315 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 20:55:32 ID:egufesSg
- GJー。
躍動感なぁ……とりあえず色々読んで参考(真似も含む)にするのが一番だと思うけど。
光明氏の文は地の文が丁寧なのが好感持てるんだけど
躍動感・スピード感の類は読む側の読むテンポに左右されるから、あえて戦闘部分だけ文章を短く改行してみたりとか……?
いや、本人が一番納得できる形にするのが一番なんだけども。
では。次回更新をお待ちしています
- 316 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 22:15:19 ID:xBPGPcSO
- 下がらない柊は普通に頼りになるにいちゃんだから困る。
地の文ねぇ、丁寧というか無機的と言うか、硬いと言うか。
らきすたが原作の雰囲気からして割と「軽い」語り口が似合いそうなのも関係してそうだけどうーむ。
- 317 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 22:51:11 ID:W2neOYVV
- 元々ライトなノリのらきすたに重い展開が違和感があるのは仕方ない
- 318 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/30(火) 23:01:37 ID:egufesSg
- 割り切って読んでもらうか、もしくはらきすたっぽいノリを入れるかだよな。
作者さんのしたいようでいいと思うけど。熱意があればある程度設定が齟齬っても面白いもんは書ける。
ただ、心の動きだけじゃなくて感情をもーちょっと書いてくれればウェットになるんじゃねーかな?
- 319 名前:小ネタ:2008/10/02(木) 00:51:05 ID:GhVSuClq
- 想像して下さい。
ナイトウィザードの挿し絵師が…
柴田亜美。
- 320 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 00:59:46 ID:jHswDTsj
- もしも魔王とか懐かしいネタをw
- 321 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 01:28:02 ID:7m1+xuQ7
- 懐かしいいうな! あの漫画まだ連載してんだぞ!!
しかし、柊がもし「考えただけで神経性胃炎になるくらい遠い未来、地球上にたった一つ残された最後の孤島」へ行ったらどうなるんだろうか。そもそもネタが通じる奴が何人いるんだろうか
- 322 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 01:30:34 ID:doE352Os
- / \
{ ヽ
____ ハ }
 ̄`>: : : : : ∨: : ー‐ --yz 、
/: : : : : : : :/: : : : : : : : : : 、: :\ しばらく放置してたら溜まった作業が……
/:_: : : : :/: : /: |: : : : : : : : : : :\: : ヽ
/ /// : :/: : :/:/:!: : :.:.|、: : : : : : : \: :.',
. {/ // : :/: : :/_/:小:. :.:.|_ヽ__: : : : ヽ: l 保管
l/l : : !: : 7゙/ノ l| V:.| \: : : :、 : : l: | ●闇祓う光明 #04
|: :/|: :/:/ j| ヽ| \: : \: :!: \_ ●柊蓮司と黒の騎士 嘘予告
|/ |;/l/x≡≡ |≡≡z.ハ: :.ヽl\: : : :\ ●○○と秘密の本 #01〜02
r┬z/:.:| ∠─-ヘトr-く ̄ヽ :\
r「「l {: : :\ △ ////「 { \ヽ:.:\ \ :\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「柊蓮司と黒の騎士」 と「○○と秘密の本」は、
小ネタとして収録するには長かったので単独項目にしてみた。
- 323 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 01:36:50 ID:XQyvuOx9
- >>322
乙
いつも保管お疲れ様です。
- 324 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 03:52:34 ID:RlQ7Eofs
- そういえば、某所の終末の騎士の続きが来たな。
- 325 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 04:14:43 ID:MV1JPuWF
- >>321
+でノアを洪水から救って終わりじゃなかったけ?
もしかしてアレからまた続編でたのか?
- 326 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 08:40:57 ID:7m1+xuQ7
- +のラストは実はしらんが……その後現在Web漫画で第三部の×(かける)を始めたぞ
単行本にもなってる。+から続いてる話っぽいから新キャラも出てるし、いつものやつらももちろん出てるw
- 327 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 09:45:00 ID:XQyvuOx9
- >>324
マジか。あの人どんだけ平行で書いてんだ
- 328 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 11:49:28 ID:Z3uufTpj
- >>324
俺がガキの頃に連載中断した漫画が、今やそんな所まで来てたのか…
- 329 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 15:34:19 ID:DULiqle1
- とある小学校教師がナイトメア(又はグイード)を見て一言
「お前変態だから魔法使いだろ」
この作品とのクロス書こうと設定すり合わせて原作読み直しら満足してしまって続きが書けねえorz
- 330 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 16:14:14 ID:2ICGgTwS
- >>329
沈黙の悪鬼ktkl
・・・だよな?
- 331 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 16:14:47 ID:vbQ//0hF
- セガール?
- 332 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 16:42:32 ID:2ICGgTwS
- >>331
>>329は武原 仁
「円環少女」のエセ小学教師
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%86%E7%92%B0%E5%B0%91%E5%A5%B3
だと思う
違ってたら俺涙目
テキトーに書くと
異世界から追放・流刑された魔法使いを倒す
魔術師殺し
魔法消去能力を任意にオンオフできる為
「沈黙の悪鬼」と呼ばれてる
この世界だと地球人が観測したとたん魔法が破壊される
「魔法消去」が起きるので世界結界と相性が合うかも
- 333 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 21:05:16 ID:Ag8B9ONx
- 柊が搭乗するのに似合うロボットはなんなんだろうかとスパロボZをやりながらふと思った。
ダイゼンガーかスレードゲルミルあたりかなあ?魔器解放的に。
- 334 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 21:09:27 ID:kMs/LSt8
- デモンベインで。
- 335 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 21:14:32 ID:XQyvuOx9
- 生身で40m級ぶった切る奴だからなぁ……
なんか、ロボってイメージがない
- 336 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 21:16:24 ID:QoxqohWt
- 魔剣ウィッチブレードでLFO的飛行を
- 337 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 21:28:29 ID:iIYlhiu9
- エリスはアストラナガンだよな
- 338 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 21:31:12 ID:W7Lf6vBI
- あかりんはガナーザクウォーリアかバスターガンダム、くれはは龍虎王、リオンはブラックマイトガイン、ベルは手違いでボスボロットだな。
柊を種死の世界に放り込みゃ平和になりそうだ
- 339 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 21:38:01 ID:itTK8Sq9
- ドリームマンはなんとなく超魔術ロボギンガイザーで。
- 340 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 21:41:16 ID:XQyvuOx9
- >>338
あれ?ウィッチブレイド乗りになったから普通に宇宙ドッグファイトできるのか柊。
- 341 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 21:56:32 ID:knNLs60l
- なるほど、テッカマンと同じ扱いになるんだな地味にバリアシステムも積んでるしなww
問題はボルテッカみたいに長距離射程の武器が無いことと、お世話にも高いと言えない回避能力か……ここまで考えて、とりあえず柊ディフェンサーのシンゴを積んどけば問題無い気がしてきたww
- 342 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 22:04:57 ID:XQyvuOx9
- 最大射程で衝撃波に三千世界だからなぁ……移動力特化の突貫仕様だろうね
- 343 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 22:06:57 ID:itTK8Sq9
- 青の騎士ベルゼルガ物語のレグジオネータは魔王臭いな。
- 344 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 22:12:43 ID:E0gSWrMk
- >>341
第4次の頃のオーラバトラーじゃね?<オーラ切りだけで敵は壊滅
- 345 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 09:04:03 ID:01yEVq4g
- ルー様はレガシーゴールドで地球皇帝を名乗ります!
- 346 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 10:10:15 ID:LAcZTACp
- え?ルー様はゴールドライタンだって?
カプコンVSタツノコという格ゲーが出るんだよなぁ…。
- 347 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 10:29:50 ID:QE1iJuU8
- ルー様が素手で腹をぶち抜くのか
- 348 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 14:30:13 ID:LAcZTACp
- ここまでのロボ物ネタでふと、BREAK−AGEとのクロスなんてどうかなー?とか思ってしまった。
いつもの暇つぶしでふらふら出歩いてたベール=ゼファー。
気まぐれに立ち寄った世界で人間たちが遊んでいたデンジャープラネットというゲームに嵌ったので
場末のコニーパレスごと裏界に持ち帰ってみると魔王たちの間でなぜか大流行。
全国対戦とかに乱入したいので裏界から直接他のコニーパレスとかに
接続できるようにしようとする魔王たちの陰謀を討て!ウィザード!
とかなんとか。
エリィとレライキアはカプリコーンを(デザインだけで)気に入るんじゃなかろーかと思ってみたり。
- 349 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 14:30:26 ID:5mt586eU
- 329ですがハンドアウトの投下よろしいですか?
- 350 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 14:36:55 ID:g1xS9Ezf
- >>349
承認っ!
- 351 名前:「柊蓮司と地獄の偽神(仮)」:2008/10/03(金) 14:39:33 ID:5mt586eU
- ではいきます。
PC1用ハンドアウト
キミはいつものように拉致され、いつものように任務を押し付けられ、いつものように異世界に送られた。
そこはすべての住民が観測した魔法を消去する力を持つとんでもない世界であるという。
自分が行く必要があるのか?と思ったがいつものように諦め、早く終わらせようと任務を遂行することにした。シナリオコネクション:アンゼロット
推奨キャラクター:柊蓮司
PC2用ハンドアウト
キミは上司である十崎京香から任務を受けた。
なんでも魔法消去が効きにくい魔法生物が暴れているという。
自分向きの任務ではなかったが、他の専任係官達は別任務で動けないらしい。
これ以上話が大きくなる前に魔法生物と、それを生み出した魔導師を倒すことにした。
シナリオコネクション:十崎京香推奨クラス:強化人間
PC3用ハンドアウト
キミは罪を犯し《地獄》に堕とされた刻印魔導師だ。
自由を手に入れ元の世界に帰るためには、犯罪魔導師を100人討伐する必要がある。
だがキミの監督係であるPC2は、キミが子供であることを理由に戦わせてくれない。
そんなある日、見覚えのある魔導師が何かに襲われているのを見かけた。
シナリオコネクション:浅利ケイツ
推奨クラス:魔術師
PC4用ハンドアウト
歴戦のベテランウィザードであるキミは、いつものようにアンゼロットから任務を受けた。
なんでも異世界に逃げた侵魔を倒すために、柊蓮司と共に異世界へ向かって欲しいそうだ。
困難な任務ではない、だが柊蓮司が関わる以上、大事件になるだろうという予感がした。
シナリオコネクション:柊蓮司
推奨クラス:夢使い
- 352 名前:「柊蓮司と地獄の偽神(仮)」:2008/10/03(金) 14:43:03 ID:5mt586eU
- 投下終了。コピペミスorz
ちなみに時間軸は円環少女が3巻と4巻の間、ナイトウィザードは柊卒業後。
PC1:《下がる男》柊蓮司
PC2:《沈黙》武原仁
PC3:《円環体系魔導師》鴉木メイゼル
PC4:《ナイトメア》
中の人のイメージは王子が柊と仁の一人二役、メイゼルがこはまー、ナイトメアが社長。
アタッカー二人、キャスター二人という事故確実の《地獄》のようなパーティー。
このシナリオは《地獄》になる予感がプンプンするぜフゥ〜ハハハ。
………………続きを書けるかどうかはわかりません。
- 353 名前:短編投下準備完了―――:2008/10/03(金) 16:21:45 ID:g29eA5j6
- >>352
GJ。読みたい。ものっそ読みたい。気が向いたら是非よろしくお願いいたす。
さて。短編投下しにまいりました。
今回のゲストはあの子です。大好きだ。
- 354 名前:よると―――:2008/10/03(金) 16:24:45 ID:g29eA5j6
- 暑い。
不快指数が誰から見ても100を軽く突破する、湿気の多い蒸し暑さ。
どろどろと煮え固まったような、熱気を帯びた空気。
すでに日が落ちた後だというのに、アスファルトから立ち上る熱はいまだ陽炎を作らんばかり。
人通りは少ない。
誰もがこの暑さから逃げたくて屋内にこもっているのか、と思うほど。うだる暑さ。
―――もちろん、それだけが理由なのではないのかもしれないが。
ここ最近、この街にはたくさんの噂が立っていた。
『白い服を赤い血で塗らした金髪の女がうろついている』
『青い目をぎらぎらさせた殺人鬼がナイフを持って徘徊している』
『黒い猫と白い猫』
『どちらでもない猫には―――』
『血に飢えた笑顔が人を食ら』
『……い髪をなびかせた女の子が兄さんはどこって』
『違うって。あれは絶対ロボッ―――』
夜を超える度に増える噂。
それとともに減っていく夜を歩く人々。
果たして、噂を恐れて出歩かない人が増えているのかそれとも―――本当に人が人が減っているのか。
それすらも分からない。
本来なら、後者は一笑に笑って伏されるところだろうが、この町の住人にはそうもできない理由があった。
昨年の冬、この街には本当に殺人鬼がいて。
たくさんの犠牲者が出た事故が殺人事件に呼応するように起きた。
だから、そういった噂には敏感になっている。
そんな暮れなずむ町の中で、薄暗い人通りの少ない道を大汗をかきながら一歩、また一歩と歩む少女がいた。
はぁ、はぁ、と息を乱しながら、彼女は夕暮れの町を一人歩く。
彼女が息を荒げている理由は、誰が見てもすぐ理解できた。
ローティーンくらいのゴシックロリータの銀髪少女が、近くの学校の制服を着た意識のない女子高生を背負い、顔を真っ赤にしながら歩いていたのだ。
彼女は、それでも誰かに助けを求めることなくただ歩く。
流れ落ちる汗など気にせぬように、彼女は背負った娘に言い聞かせるように告げた。
「待ってるで、ありますよ……もうすぐでありますからなっ」
そう繰り返し唱えるように告げて。
少女は、誰の目にも触れられることなく、やがて路地から消えた。
- 355 名前:よると―――:2008/10/03(金) 16:27:14 ID:g29eA5j6
- 今日も今日とて営業中の、風鈴の音色も涼しい居酒屋ろんぎぬす。
店には、数週に一度やってくる奥の御簾つき座敷席に陣取った翠緑の髪の美女。
しかし彼女は一人ちびりちびりと呑むのが趣味のために、ほとんど店主と会話をかわしてくれはしない。
今店主と話しているのは、カウンター席に陣取ったどう見ても未成年の少女二人だった。
「それで―――お前は、あれから進展したのか?」
「……。いまいち」
長い金髪をなびかせて米リキュール『すず音』をくいっと飲み干す少女。
オレンジとカシスのミックスジュースをストローですすりつつ茫洋とした中に残念そうな色をにじませる長い黒髪の少女。
金髪の少女はエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。黒髪の少女は姫神秋沙。この店で出会ったもの同士であり、またこの店の常連でもある。
彼女らが今日そろったのはたんなる偶然だ。店の前でばったり遭遇したため、一緒に食事でも、という形になったのだった。
「あぁ、そりゃよくないですねぇお客さん。男は押しに弱いもんなんですから」
「特に女慣れしていない初心な小僧はそうだな。押してナンボだぞ、秋沙」
「……がんばる」
ぐ、と拳を握る姫神。
アニメも秋から始まるしね。頑張ってもらいたいもんである。
地鶏のたたきときゅうりのぬか漬けを肴に、彼女達がそんな話をしていた時だ。
不意に、がらりと背後の店の戸が開けられた。
開けたのは、この店の常連の少女だったのだが、そんな彼女に誰が声をかけるよりも早く、切羽詰ったように店主に向けて告げる。
「トマトジュースはあるでありますかっ!?」
「は? ……いや、そりゃブラッディマリーとか作るために置いてるが」
カクテルも作れるのかよ。器用だなキュマ/エグ。
よし、と彼女は呟くと、店主に向けて続けた。
「トマトジュースを人肌まであっためてちょろっと塩を混ぜてほしいでありますっ! あと濡れタオルっ!」
いつもとは様子の違う彼女の様子に、あわてて返事を返してトマトジュースを小鍋にかけて暖め始める店主。
彼女―――ノーチェは、ふらふらしつつも近くの座敷に今まで背負っていた少女をよこに寝かせた。
なにごとかと集まってくるノーチェの知り合いの姫神。
エヴァは意識を失っている少女をちらりと一瞥、ふん、とつまらなそうに鼻を鳴らすとリキュールを再びあおった。
濡れタオルと人肌に暖めたトマトジュースを入れたマグカップを持った店主が慌てた様子でそれをノーチェに手渡す。
彼女は濡れタオルをぺふ、と少女の頭に載せ、懐から小さな紙筒を取り出すと、それの端を噛み千切ってマグカップに紙筒の中の黒い粉をさらさらと投下。
マドラーでかき混ぜつつ少女の口を開かせてがーっと流し込む。
……よい子は絶対マネしないように。気管に逆流する可能性があります。
マグカップ一杯の謎の粉入り塩トマトジュースを流し込まれた少女はなんとか、といった様子でそれを飲み干す。
きっかり五秒。
それまで苦しそうだった少女はがばっと唐突に起き上がった。
「いやー、死ぬかと思ったよ」
あまりのあっけなさに肩を空かす店主と姫神。
それも当たり前といえるだろう。先ほどまで苦しそうな表情で意識を失っていた少女が、マグカップ一杯の何かで起き上がる、というのはまるで喜劇のようですらある。
少女はノーチェの方を見て彼女の手を取ると、ぶんぶんと振った。
「ありがとうねノーチェちゃん、アレを定期的に取らないと私倒れちゃうんだよー」
「い、いえ感謝されるほどのことではないと思うでありますよ」
「……。トマトジュー」
「ストップ秋沙っ!」
- 356 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 16:27:55 ID:g1xS9Ezf
- さち
- 357 名前:よると―――:2008/10/03(金) 16:28:47 ID:g29eA5j6
- スと変な粉を?と聞こうとした姫神の口を塞ぎ、少女に背を向けてノーチェは姫神に耳打ちする。
「ま、待つでありますよ秋沙っ! ……アレ、実は本当はあの子が定期的に取らないとまずいものそのものではなくて、代用品なのでありましてな?」
「……。薬みたいなもの?」
「そうっ、それそれ薬のようなものでありますっ!」
「けれど。それは危険なんじゃないかと」
「えーと……もともと取らないとまずいのは体的な問題なのではありますが、あの子の場合はちょっと心の問題もあるでありまして。
隠し味も入れたでありますし、信じさせておきさえすればちょっとくらいならもつのでありますよ」
それにふぅん、と頷く姫神。
「だったら。黙っている」
「恩にきるでありますよ秋沙っ!」
そう言って、彼女はくるりと少女の方を向く。
何をしているのか分からなかった様子の少女がくりん、と可愛らしく小首を傾げる。
そんな彼女に声をかけたのは、これまでまったく少女に興味を示していなかった様子のエヴァだった。
「―――おい、そこの新米小娘」
「は、はいっ!?」
エラそうな物言いの相手には慣れているのか、速効で身をすくませつつ返事を返す。
「大先輩二人を前にして、挨拶の一つもなしか?」
「あ―――は、はじめましてっ!私、弓塚さつきって言いますっ!」
よろしくお願いしますね、先輩方っ、と。彼女は見るものを柔らかな気持ちにさせる笑みを浮かべた。
- 358 名前:よるとさちうすじょしこうせい:2008/10/03(金) 16:31:25 ID:g29eA5j6
- もぎゅもぎゅぱくぱくむぐむぐごきゅんっ!
擬音では十分の一も表せない食欲。
弓塚さつき、と名乗った少女は小柄な体からは考えられないほどの速度で箸を口と皿の間を行き来させている。
卵かけとろろごはんを飲み下しつつ、地鶏のたたきを噛みしめ、鮎の塩焼きを頭からかじりつき、ミネラルウォーターを一気飲み。
そんな食欲に満ちた彼女を、近くの三人娘は呆れたような不思議そうな表情で見つめている。
しばし堪能した後、彼女はぷはぁ、と呟いた。
「お、おいしかったぁ……しばらくまともなご飯食べてなかったから」
「……よく食べるな、お前」
呆れたようなエヴァの声。
それにえへへ、と照れたように笑って答える弓塚。
「いやぁ、家に帰れなくなってから路地裏同盟組んで生き延びてはいるものの路上生活って結構厳しくてねぇ」
弓塚のその言葉にうんうん、と頷いて姫神が呟く。
「……ファーストフード店の裏は。結構な穴場」
犯罪だ。
そうだな、と頷きつつエヴァが告げる。
「食える野草は覚えておいて損はないぞ?」
いやそりゃ都会にも雑草くらいは生えてるだろうけども。
大変でありますなぁ、と呟きつつノーチェ。
「どんなお店でも、お店の人と仲良くなっておくのは大事でありますよ?」
「まて嬢ちゃん。その仲良しには俺も混ざってんのか?」
店主の声に思わず酷っ!?と叫ぶノーチェ。
というか、なんでこんなに生活に困窮した覚えのある少女ばかり集まってるのだろうか。
閑話休題。
そういえば、とエヴァが弓塚にたずねた。
「どういう経緯でこの馬鹿に出会ったんだ?どこかでコレとメシの取り合いでもしたか?」
「エ、エヴァンジェリンまで……イジメカッコ悪いでありますよっ!?」
「あはは、さすがにご飯の取り合いじゃないんだけど。
―――ちょっと昨日の夜街をうろうろしてて、頑張りすぎちゃって。なんとか家の近くまでは来たんだけど、そこで力尽きて寝ちゃってたんだよね。
寝ちゃった後にえーと……えーとそう。『必要なもの』が足りなくなっちゃって。意識を失う直前でノーチェちゃんに会ったの」
ふむ、と一つ頷き、エヴァはノーチェの首根っこを引っつかむとずるずると引きずっていく。姫神にも弓塚にも声の聞こえない位置までくると、耳打ちした。
「な、なんでありますかエヴァンジェリン。首取れたらどうするでありますか」
「貴様の首がその程度でもげるならとうの昔にもぎ取っている。そんなことより貴様―――何をした?」
鋭い目で問うエヴァンジェリン。
「あの娘は『成り立て』だ。衝動が抑えられるはずもない。何をして抑えている?」
「んー……ここまで上手くいくとは思ってなかったでありますが。
これはちょっと狭間の世界に行った時にそこでハイソサエティ・クラブを主宰しているマリアに聞いた話なのでありますがな?
あっためたトマトジュースに少しの塩と砂鉄を混ぜるとなんとびっくり例のモノの味にっ!という簡単レシピでありますよ」
「……上流階級倶楽部ってなんだ、とか色々と聞いてやりたいところではあるが、そこは目をつぶってやろう。
そんなことよりも、いくらあの娘が単純とはいえその程度で騙せるものではなかろう。生命力のこもらない、味だけの血で命が繋げるはずもない」
「そのはずなのでありますが……プラシーボ効果ってすごいでありますなぁ」
なんだか遠い目。
ようは思い込みの力でなんとかなっている、ということらしい。すごいぞさっちん。
- 359 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 16:33:11 ID:PVoSm0qL
- トマトジュースと塩と砂鉄か。
ただ月姫吸血鬼はDNAの崩壊を補うのに他人のDNAがほしいんじゃなかったのかな?
- 360 名前:よるとさちうすじょしこうせい:2008/10/03(金) 16:34:13 ID:g29eA5j6
- ま、と呟き彼女は続ける。
「思う存分ご飯食べたでありますから、今は少しは安定してるとおもうでありますよ」
「……呆れた女だ」
心底呆れたように呟いて、エヴァはため息。
ノーチェを放り出して彼女は席に戻る。
そんな話をしているとは露知らず、姫神と弓塚は盛り上がっていた。
「それにしても。この時期の路上生活は。なかなかに大変。私も経験がある」
「そーなんだよー。夏は日光すごいし日は長いしさぁ」
「紫外線。肌に最悪の大魔王」
「あ……そ、そうそう紫外線紫外線っ! 最悪だよね紫外線っ!」
うんうん、と頷く。もう全力で笑ってごまかせ、という意図である。
新米はやっぱり危なっかしい。
そこに戻ってきたエヴァがおろしポン酢ミルフィーユカツをオーダーしつつ弓塚のフォローをした。
「そんなことより、新米。夜に町をうろつく、と言っていたがそれは何故だ?
夜歩き回って例のものが切れるということは、それを求めてさまよっていたわけでもあるまい」
「……エヴァ。そういう言い方をすると。まるで危ないクスリの類を飲んでるように聞こえる」
「話の腰を折るな、別にそういう意図ではない。それで? どういうつもりだったんだ?」
そう問われてしばらく悩んだ後、彼女は照れたように答えた。
「えーと……実はね。クラスメイトの男の子が、最近夜うろうろしてるっていうから、あぶないなーって思って」
ほう?と耳ざとく聞きつけるエヴァ。コップを傾けながら楽しそうに言う。
「男か」
「男。それしかない」
それに同調する姫神。彼女は冷奴を頼みつつエヴァに力強く頷いた。
そのあまりと言えばあまりの断定に弓塚が慌てる。
「え? え? ちょ、ちょっと待ってよぅっ! 私と遠野くんはそんな関係じゃ……」
「遠野というのか、お前の男は」
「だ、だから男とかそんなんじゃないんだってば―――っ!
遠野くんにはものすごい美人さんの彼女さんが……っ!」
「つまり。横恋慕」
姫神の言葉にこちん、と固まってカウンターに突っ伏す弓塚。
状況をそのまま口にされるのはちょっと心にキたらしい。
はっはっは、と愉快そうにエヴァは告げる。
「なんだ。大人しそうな顔をして中々やるじゃないか、新米。
荒削りながら欲しいものは奪って手に入れるというの気概は、なかなかに心地いいな」
「私も。見習いたい」
「うぅ……だからそうじゃなくてぇー。
遠野くんが夜に危ないことに巻き込まれてるんじゃないかなって思ってたら、夜も黙ってられなくなっちゃってただけなんだってばー」
目の幅涙を流しつつ、カウンターに突っ伏す弓塚。
そんな空気を読まずに席につきながらガーリックトースト、大葉とじゃこの混ぜご飯を頼むノーチェ。炭水化物二つ同時に頼むなよ。
閑話休題。で?とエヴァは愉快そうに弓塚の恋を酒の肴にする。
「その遠野とやらはどんな男なんだ。話してみろ」
「えっと……遠野くんは、いい人なの。すっごくいい人。あ、ちょっと体弱いかな。すぐ倒れるし」
「……。すぐ倒れるというのは。ちょっとの範疇ではない」
- 361 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 16:35:18 ID:g1xS9Ezf
- 路地裏支援
- 362 名前:よるとさちうすじょしこうせい:2008/10/03(金) 16:36:18 ID:g29eA5j6
- 姫神の言うことももっともである。ふむ、と頷きエヴァが問う。
「なにか理由があるのか?」
「うーん……最近私にもわかったんだけどね?遠野くんは目が大変なんだって。ものすごく負荷がかかるんだってさ」
ほう、と同時につぶやくエヴァと姫神。
ちなみに、姫神は視力になんらかの異常を抱えているのか、と考え、エヴァは目になんらかの特殊な力があるのか、と考えている。
文化圏のすれ違いは結構面白い。
それで?と今度は姫神がたずねた。
「その人と。どこで会ったの?」
「えっと、実はこれまでクラスが結構一緒だったんだけど……中学の時にね、私遠野くんに助けてもらったんだ」
えへへ、と嬉しそうに笑う弓塚。
ある冬の日。体育倉庫に友達数人と一緒に閉じ込められたことがあった。
寒くて、つめたくて、もう誰も助けに来ないと思っていた。真っ暗な中で、少女たちには絶望しかなかった。
その扉を開けたのが、遠野くんなの。と彼女は夢見るように語った。
「だから、それが私の恋の始まり。
……まぁ、遠野くんは助けた女の子の中に私がいるってこと、言わなきゃ気づかなかったんだけどさ」
そう、苦笑する弓塚を見てエヴァもため息をつく。
茶をすすりながら、どこか優しげに独り言のようにつぶやいた。
「まったく……困った男だな」
「うんそうなの、すごく困った人。しかも、これから勇気を出してアタックしようっていう時期に彼女さんまでできちゃうしね。すごく困っちゃった」
けど、と彼女は言う。
「やっぱり、遠野君のこと好きだから。だから、危ない目にあうかもしれないって聞いて、いてもたってもいられなくなっちゃってさ」
誇らしげにそう告げる弓塚。
その瞳は、恋する乙女のひたむきさと、彼女の柔らかな視線が混ざり合い、ひどくまぶしいものでもあった。
む、と呟いて姫神が聞く。
「けど。夜が危ないのは。あなたも同じなのでは?」
男一人うろつくのと少女一人うろつくのではわけが違う。具体的には当社比80%くらい危険度が異なる。
姫神のその心配そうな視線に、一転。とん、と胸を叩きながら答える弓塚。
「心配してくれてありがとう姫神さん。けどだいじょーぶっ! 弓塚さつき、遠野くんのためなら絶対絶対負けませんっ!」
その胸を張った宣誓に、姫神がまぶしそうに目を細めてエヴァがふふん、と笑う。
「そのくらいの気概で男に接すればいいものを。なぜお前もそう一歩引くかな」
「だ、だってー……遠野くんと面と向かって話しをするくらいだったら、私まだ先輩や猫さんたちとケンカしてる方が気が楽だよ」
再びふにゃん、とカウンターに突っ伏す弓塚。
某M咲町の町角で、カソックとカレー臭をまとったシスターと白衣に白いリボンと赤目の少女が同時にくしゃみする姿が見られたとか見られなかったとか。
- 363 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 16:36:22 ID:PVoSm0qL
- >ハイソサエティ・クラブを主宰しているマリア
スレイヤーズのアレか。
考えてみれば狭界は便利な概念だ。
- 364 名前:よるとさちうすじょしこうせい:2008/10/03(金) 16:38:05 ID:g29eA5j6
- 閑話休題。
カウンターの向こうからミルフィーユカツとガーリックトースト、冷奴に大葉とじゃこの混ぜご飯がそれぞれに手渡される。
それを横目に、さつきはそれでも腕まくりして気合を入れる。
「うん。でも今日が本番だからね、たぶん遠野くんも他のみんなも―――今日で決着がついちゃう。
これまで遠野くんたちの先回りしてなんとか黒猫さんと頑張ってきたけど、今日を先回りできなくちゃ意味がないもんね。
だから、わたし―――行くよ」
そう、決意の表情で言った弓塚。それにエヴァはまぁ待て、と言って彼女の皿に箸を進めた。
「何をしてくるかは知ったことではないがな、これでも受け取れ」
「私のも。あげる」
それに呼応するように、姫神もまた箸を動かす。
弓塚の皿に載せられるのはミルフィーユカツが数切れと、しょうゆと生姜と青ネギののっかった冷奴。
不思議そうな顔から満面の笑みに変わって、ありがとっ! と言うともぐもぐと皿にのっかった豆腐とカツを平らげる。
水を飲んで、彼女は口元を拭くと立ち上がり、くるりと回ってじゃあ、と彼女は告げた。
「またねっ! 今度は友だちも連れてくるからっ!」
「いってらっしゃい」
「行ってこい。とにかく進め、目標があるならわき見などするなよ」
うんっ!と元気よく答え、彼女は元気に店を出て行った。
がらがらと戸を閉まった後、姫神が微笑む。
「さつき。元気な子」
「ああいうのは騒々しい、と言うんだ。まったく……まぁ、あんなのが出てくる、というのはなかなか興味深いことだがな」
「……。ノーチェ。あの子とはどこで―――」
会ったのか、と振り向いて問おうとして。
そこで姫神は気づく。
さっきまでガーリックトーストと混ぜご飯と頼んだはずのゴシックロリータの隣の席の少女が、皿の上の食べ物ごと忽然と姿を消していた。
目を丸くする姫神。
同じく今それに気づき『あぁっ、また逃げられたっ!』と叫ぶ店主。
店主を無視し、姫神にくすりと笑いかけて、エヴァは答える。
「あぁ……あの小娘が、ヤツ曰く『ともだち』を放っておくと思うか?」
窓の外には、真円の月が優しく光を投げかけている。
「やれやれ。恋する乙女は強い、ということかな。……必要とされないのも寂しいものなんだがね」
奥座敷でひとりちびちびと飲む客がぽつりと漏らした呟きは、誰の耳にも届かず風の中に消えた。
- 365 名前:よるとさちうすじょしこうせい:2008/10/03(金) 16:40:50 ID:g29eA5j6
- 三咲町。
その町にある、マンションの屋上。
そこには、風に髪をなびかせる茶色い髪の女子高生と、黒衣の少女の姿があった。
黒衣の少女は、年上の女子高生に向けて視線を向ける。
それにあはは、と笑って彼女は答えた。
「心配してくれてるの?ありがと猫さん。大丈夫だよ、栄養補給はすんだしね」
ここ数日、彼女は寝ずに街を徘徊する悪夢と、その悪夢に立ち向かうけれども彼女とは利害の一致しないもの達と戦ってきた。
黒いコートの混沌の獣使いでもある祖。
この地を統括する混血の管理者・遠野当主。
皮肉な笑みを絶やさない解体狂の退魔の末裔。
どういう技術で動いているのか分からないロボメイド。
そんなモノ達となんとか渡り合い、思いの力一つで乗り越えてきた弓塚。
しかし、今度はそうは上手くはいかない。彼女が今日対するのは本物の祖の一人や、世界で5人の一人と言われる魔法使いである可能性すらある。
けれどそれでも彼女は暗くなることなどはない。
じゃあ、と町から目をそらさず、彼女は続けた。
「行こうか、黒猫さん。遠野くんが危険な目にあう前に、こっち側のことはこっち側の人がなんとかしなくちゃね」
「そうでありますなぁ」
- 366 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 16:41:33 ID:g1xS9Ezf
- しえ
- 367 名前:よるとさちうすじょしこうせい:2008/10/03(金) 16:42:39 ID:g29eA5j6
- はい? と思わず無口な少女の方を向き直る弓塚。
黒衣の少女は無口とかそういうことを通りこした無口だ。
無口ヒロインの中でも屈指の無口少女、それがどこかのカエル軍曹のような言葉で話したのか―――まぁ、もちろんそんなことがあるはずはなく。
ローブのような黒いワンピースを着ている、青い髪に赤い瞳の無口な夢魔の少女の横には。
どこかやる気まんまん、といった様子のノーチェが大きな水晶球に腰かけて座っていた。
「水晶球で集めた情報から見る限り、さつきの思い人の『遠野くん』もシャレにならない人物のような気がするのではありますが……。
まあ、大事な人に危険な目にあってほしくない、というその気持ちはわかるでありますからな。
乗りかかった船であります、わたくしもお手伝いに来たでありますよ」
「えっ、えええっ!? だ、ダメだよノーチェちゃんっ! ここ、本当に危ないんだよっ!?」
狼狽しつつの弓塚のその言葉に、こくこくと力強く頷く黒衣の少女。
彼女も分かっているのだ。この町の夜は、普通の人間が歩いていいところではないと。
しかし、その言葉を聞いてなお、ノーチェは引きはしない。
「大丈夫でありますよ。
わたくしは非力でありますから、戦闘のお手伝いをすることはできないでありますが―――少しでもさつきたちから目を逸らさせるための囮にくらいなれるであります。
それに、今この町はかなり不安定でありますからな。さつきたちの敵に至る道がどこに開くかわからない。私がそのポイントへ正確に誘導するでありますよ」
「なんで……だって、私たちさっき初めて会ったばっかりなんだよ? なんでそこまでしてくれるの?」
困ったように弓塚は問う。
彼女がここに立っているのは彼女自身のわがままゆえだ。自分がある男の子を助けたいと思っていたからというだけだ。
なのに、ノーチェは不思議そうに問い返した。
「だって―――友だち(さつき)の晴れ舞台なのでありましょう?」
それだけだ。それだけ、なのだ。
この娘が動く理由なんて、それ以上に存在しはしない。
だから、これ以上否定しても無駄なのだ、と。そう告げるように不思議そうに。
弓塚が黒衣の少女に視線を向けるも、彼女は肩をすくめて首を横に振るだけ。諦めろ、と言うように。
その仕草に苦笑して。
弓塚はノーチェに答えた。
「―――ありがとうね、ノーチェちゃん。けど、ほんとに命の保障はできないよ?」
「うぅ……そう言われるとかなり怖いでありますが。
でもまぁ、さつきたちよりはずっと安全でありますよ。わたくしはバックアップに専念しつつ、他の勢力をできるだけ二人から離し続けるだけでありますからな」
そう告げて、彼女は弓塚と黒衣の少女に小さな水晶球を渡す。
彼女の持っている大きい水晶球とパスを繋いだ念話用の水晶球だ。
それを弓塚は嬉しそうにポケットに入れ、黒衣の少女は無表情ながらも深く大きく頷いた。
弓塚が、全ての引き金を引く。
「じゃあ、行こうかっ!」
「……(こくり、と頷く)」
「任せるでありますよっ!」
そして―――真夏の夜の馬鹿騒ぎが始まる。
終わり
- 368 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 16:43:05 ID:MgQ3F+kJ
- |ハ,_,ハ
|´∀`';/^l
|u'''^u;' |
|∀ ` ミ ツヅキアルノカワカラナイ・・・
| ⊂ :, オウエン スルナラ イマノウチ
| ミ
| 彡
| ,:'
|''~''''∪
l^丶
もさもさ | '゙''"'''゙ y-―,
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶 (丶 ミ
(( ミ ;': ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`';,
`:; ,:' c c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J
/^l
,―-y'"'~"゙´ | もさもさ
ヽ ´ ∀ ` ゙':
ミ .,/) 、/)
゙, "' ´''ミ ハ,_,ハ
(( ミ ;:' ,:' ´∀`';
'; 彡 :: っ ,っ
(/~"゙''´~"U ι''"゙''u
- 369 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 16:48:54 ID:MgQ3F+kJ
- オソカッタ・・・イマノキブン
/^l
,―-y'"'~"゙´ |
ヽ ´ ∀ ` ゙': 。・゚・⌒) シエンニニチャーハンツクルヨ
ミ .,つ 、つ ━ヽニニフ))
゙, "' ´''ミ ハ,_ハ│コソーリ
(( ミ ;:' ';´∀`│
'; 彡 ::::っ │
(/~"゙''´~"U
/^l 。・゚・
,―-y'"'~"゙´ | て 。・゚・。・゚・
ヽ川´ д ` ゙': て //
ミ .,つ 、つ━ヽニニフ))
゙, "' ´''ミ 彡 ハ,_ハ│て
ミ ;:' ';´д`│
'; 彡 ::::っ │
(/~"゙''´~"U
,:´゙ ヾ くるりん
(( ミ,;:. ッ )) /
゙"'''" \ /
\/て
/^l 。・゚・
,―-y'"'~"゙´ | 。・゚・。・゚・
ヽ ´ ∀ ` ゙':
ミ .,つ 、つ ━ヽニニフ
゙, "' ´''ミ ハ,_,ハ
ミ ;:' ';´∀`';, ぱ
'; 彡 cヽ__/c.ミ//
(/~"゙''´~"U u''゙"J て
/^l
,―-y'"'~"゙´ | て
ヽ 川´д ` 、゙': て
ミ .,つ 、つ ━ヽニニフ
゙, "' ´''ミ ハ,_,ハ て
ミ ;:' ';´д`';, て
'; 彡 ベシャ│││ cヽ__/c.ミ
(/~"゙''´~"U 。・゚・。・゚・。・て u''゙"J
- 370 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 17:17:52 ID:OyYLReYO
- >>348
エビvsカニとな
Gの負荷とか酸欠とかを無視できるウィザードのほうがイノセントより圧倒的に有利だけど、
主人公はテクを性能でカバーするタイプだし、ヒロインは圧倒的な経験に裏打ちされたテクで戦うタイプだから渡り合えるか
そして、材料工学やロボット工学、プログラミング技術が最重要なB-Aで一番有利なのはアニーという事実
- 371 名前:よるとの中身:2008/10/03(金) 17:34:16 ID:g29eA5j6
- (さるさんに)やーらーれーたー。
よるのある風景、夏の巻でありましたー。
今回は「月姫」シリーズより薄幸同級生こと弓塚さつきにおいでいただきました。どう考えてもメルブラjan?ってツッコミは……まぁ、いろいろ事情があるのだ。
なぜさっちんかって?愛だよ愛(マテ)。
ゲストもう二人は自分の趣味。ぶっちゃけそれ以上の意味はない。
TYPE-MOON の死徒(さっちんみたいな吸血鬼)の吸血衝動は肉体的な構造の欠陥からきてる、っていうのは知ってますが、一応ノリでスルーしていただけるとうれしい。
それでも納得いかなきゃアレです。恋する乙女力です(マテ)。
まったく関係ないが、この話の後さっちんとレンはほとんど戦闘なしでラスボスのところにたどりつきます。しいて言うなら中ボスとラスボスと黒幕くらい。
その代わりノーチェがえらいことになってたり。
情報流して厄介な連中同士をぶつけてたり、先輩に見つかって涙目で逃げたり、都古になでなでされたり、レンとさっちんを誘導したり、志貴&シオンと遭遇して逃げたり、
マッドKによって開発された都市制圧型愉快巨大兵器・メカヒスイジャイアントに真っ向からケンカ売ったりしてます。なにしてんだ。
結果は―――まぁ、言うまでもないですが恋する乙女はすごかったってことで。
いやぁ、もともとノーチェ関連は「ろんぎぬすだから」で押し通してたつもりだったのだけど、ゆにまほ書いてたら理論的にありえることになってしまった。馬鹿。
まったく関係ないがとあるもアニメ始まりますねー。最速で明日か。ウチは水曜までお預けですが。
なんか幻想殺しがいやにイケメンになってるのが首を傾げたくなったりしますが(笑)。柊もイケメン度上がってたけど。この上昇度はおかしいっしょ。別人じゃん(笑)。
自分的には妹と姫神さえいれば……て、一方さんの声の人すら発表されてんのに姫神絵はあるのに声の人の発表ねぇっ(笑)!? こ、これはやはり呪いかなにかかっ!?
さて。冬・春・夏、ときたらもう一個。それでよるのある風景終景でありますっ!
まぁ、続くかどうかは今までどうりわかりませんってことで一つ。
- 372 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 18:11:17 ID:QE1iJuU8
- >恋する乙女力
そりゃ仕方ない。最強無敵の力だからな
- 373 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 20:21:48 ID:LAcZTACp
- おおっと。よるの人が来てたー!?
いいですよねーさっちん。メルブラ新作も稼動したし。
またゲーセン行脚がはじまるっ!自分格ゲー弱いけどっ!
>とあるアニメ
某少年誌で連載してる漫画版みたくエピソード丸ごと削除とか言う悪夢は…
想像しないようにしましょうか!(w
- 374 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 21:02:46 ID:LAcZTACp
- >>370
いえすえびvsかに。
魔王連中がよってたかって桐生と彩理と久我に蹴散らされてるのを横目に
一人だけシンカー(byゾイド)に乗って悠々とボトルシップトルーパーズな面々と
一緒に泳いでご満悦なレビュアータとかいう情景も幻視したっ!
でもって船舶狩りしようとする連中をデススティンガーに乗り換えて滅殺したりとか。
- 375 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 21:07:30 ID:REThiW2H
- 貴様、スク水魔王フォルネーをディスったな!
- 376 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 21:13:48 ID:PVoSm0qL
- >>374
レビュアータはねぼすけ嬢ちゃんだ。
泳いでご満悦なのはフォルネーだな。
- 377 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 21:19:00 ID:LAcZTACp
- …(スクールメイズを確認中)…
ごめん間違えた!orz
自分フォルネーのつもりで書いてました。
そーだよね、レビュアータ来ちゃうと世界が滅んじゃうよね…。
- 378 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 21:22:19 ID:REThiW2H
- 本気間違いかよ!
単に水面でぷかぷか浮きながらお昼寝を満喫するれびゅあたんを幻視したんだと思ったのに!
忘れられてるフォルネーカワイソスと思ったのに!!
- 379 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 21:36:30 ID:Q77KwaEX
- >よるの人
あー、さるさんの人だったのか
- 380 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/04(土) 22:03:26 ID:DupM5+aa
- 続けと真摯に願いますが、顛末が書かれてるなら問題ないな
血はプラシーボ効果でなんとかなる、これぞ恋する乙女フォース、略してKOF!しかし、姫神って声優まだなんですか…、背景モブフラグでないといいですが…
バーレスク読んでから来ると無意味にグィード出したくなるなぁ
いっそとある神父と聖王庁とか…
私はとある最速の千葉なのですが今から勉強合宿なんてものがあって見れないのです。おあずけですね。
- 381 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 02:54:30 ID:ya45Efdn
- >>380
大丈夫、姫神は影薄いこと自体がそもそもネタになってるから(笑)
御坂さん派の自分としては3巻やるっぽい感じなんで別におkなんですがっ
っと、関係ないかもしれないけど、姫神って吸血鬼殺しの血脈だけど、吸血鬼みたいな能力あったっけ……2巻読んだの数年前だからもううろ覚えorz
- 382 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 03:05:30 ID:NCPFPSPe
- >>381
遊戯王デュエルモンスターズGXの三沢大地君と同じポジションですね、姫神さん
「あ、三沢君いたの?」
「最初からいた!」
というような会話でネタになるんですな
- 383 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 03:50:39 ID:v7nlL2tM
- ろんぎぬすが吸血鬼の溜まり場になってるw
そのうちセラス・ヴィクトリアもひょっこりやってきそうだぜ
あ、ハルコンネンはガンナーズブルーム相当品でお願いしますw
- 384 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 06:34:59 ID:GMe8sb7T
- >>381
ナッシング。吸血鬼が吸うと死ぬ血があるだけであとは完全に一般人。
二巻がなければポジションは完全にクラスメイトAさん=エピソードが削られると青ピと同類項
わぁ、これ危機だよなぁ…
吸血鬼繋がりで、シャナのブルートザオガーがなぜだか突如ろんぎぬす内に突き刺さっていたという意味不明な電波が飛んできたが、徹夜明けだからかなぁ
- 385 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 07:21:07 ID:dDJPI74D
- 後、卓ゲ系で吸血鬼というと、デュオ・マクスウェルと今連載してるのに出てるダグラスと
Wiz小説の”不死王”アドリアンと…えーと、N◎VAの妖精女王は楔の血を吸ってたけど
別に吸血鬼じゃないな。
- 386 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 07:23:58 ID:GMe8sb7T
- なんかALGの明日へのプロファイルに一人いなかったっけか?
なんか学校の怪談になってる奴だったと思うけど…
- 387 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 07:28:46 ID:nCsnRlJr
- 吸血鬼なぁ……DIOだのカーズ様だのってのもそーだよな。あとスレイヤー。
ラノベでいくならサフィー(僕血)とかレレナ(おしごと)とかヴェロッキア(マスラヲ)とかかりんとか。
吸血鬼戦争とかヴァンプとかなんかはほとんど吸血鬼だよなー。
- 388 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 08:02:23 ID:dDJPI74D
- >>386
ディーンだね。ALGのヴァンパイア・ダンピールは奈落の影響による変異だから
他の吸血鬼とはちょっと違うような。
最近のノベルだとブラックブラッドブラザーズもあるねー。
っと、ウォーハンマーノベルのジュヌヴィエーヌを忘れてた。
あの人ドラキュラ紀元にも出てるんだっけ?
- 389 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 09:49:33 ID:d0oDJkgh
- >ドラキュラ紀元
出てるー。
…てかそれしか読んだ事ないな俺w ウォーハンマーノベルの方は未読。
卓ゲで吸血鬼っていうとカオスフレアのノエミ・バートリがいたなー。
…まぁ柊がリオフレード魔法学院に飛ばされたところで、何の違和感も感じないがw。
- 390 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 10:01:44 ID:Iq7wCSC8
- アンゼロット様とネトゲ仲間な赤き血潮(通称)とかなw
- 391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 10:34:06 ID:XaLqrJCM
- >>384
そりゃそんなキャラじゃ出番できるわけないわなw
能力が効く吸血鬼自体が出番ないしwww
- 392 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 11:29:44 ID:ybcOnOsv
- うーん。ケロケロAで連載中の『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』から
主人公御蔵イオと相棒のゴモラを…とか考えたけど、コレは素直にカオスフレアに放り込んだ方が面白いよなぁ…w。
- 393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 14:58:35 ID:R0jL4+d2
- るー(魔法大戦)と瑞希(蒼門)も忘れるな>卓ゲ的吸血鬼
- 394 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 17:34:44 ID:xOdKcSkr
- 卓ゲではSWにオルゴールで精神点回復する、醜い生き物(人間)から血を吸わない吸血鬼がいたな。
- 395 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 10:41:52 ID:w0BXDfTs
- ペドゴニア…もとい、ヴェドゴニアの伊藤惣太とモーラorリァノーンとか。
モーラEDだと惣太かなり壊れてるんだっけ?
- 396 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 20:48:56 ID:r5E4Q9Ol
- 吸血大殲でも読んどけ
- 397 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:08:26 ID:YvD+lbr4
- >>395
モーラEDの惣太は人間ですよ
…ごっつい義手つけてたが
- 398 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 21:27:57 ID:eJThnuF/
- >>397
人格的に、という事ではないだろうか
- 399 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 22:44:05 ID:mOkBlEEk
- >>398
殺伐として来てはいたが、それでもマトモだったぜ。
体質的に子供が作れないモーラに「猫を飼おうか」て提案したりとか。
- 400 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/07(火) 21:40:09 ID:k2lia0YH
- 新作を記念して柊蓮司とスぺランカー先生。
- 401 名前:下がらない男:2008/10/08(水) 11:01:14 ID:+Bdkf9YA
- ひ、柊蓮司…くんの防御力は、もう紙じゃねー…ありませんから!
- 402 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 12:36:21 ID:euHTaI8l
- 最初にラースフェリア逝った時は紙で毎回生死判定だったのに防御力が上がるなんて。
やっぱり下がらないと
- 403 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 17:15:58 ID:5H3xTHLu
- おろ?柊って防御力上がったっけ?
金剛剣とか護法剣で防御能力が(少し)上がっただけで、
素の防御力は依然低いままだったような記憶があるんだが
- 404 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 18:37:53 ID:094Rjnqn
- 紙じゃないでやんす。
- 405 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 18:51:07 ID:z6NV+rpr
- >>404
フェリタニアに帰ぇれww
- 406 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 19:18:26 ID:o2gyIhUS
- >403
まあ確かにラウンド1回だけど、魔剣使いの攻撃力を防御に回せるんだから、
タイミングさえトチらなければ非常に硬いぞ。
……心配だなー、王子、たまーにそういうところのポカやるから。
- 407 名前:しゅごキャラクロス:2008/10/08(水) 22:26:54 ID:Z8hYkAJK
- PC1
推奨クラス :魔物使い
コネクション:音真しあ
君はこの学校の生徒会の切り札であり、3人の“しゅごキャラ”と行動を共にする少女だ。
そんな君は現在、謎の大量発生をしている×たまの処理に追われている。
突然の大発生に頭をひねる毎日を送る君は見た。×たまを発生させる笛を吹く、一人の少女を。
PC2
推奨クラス :陰陽師
コネクション:PC1
この学校にいる“魔物使い”とうまくやるには、式神を所持する陰陽師が適任。
そんな風にアンゼロットに言われ、君はこの学校に生徒として潜入した。
この学校に潜む闇を払うために。
転校初日、君は1人の少女と出会う。この学校の理事長の話では“特殊な魔物使い”の1人であり、切り札。
ぶっきらぼうだが意外とやさしい彼女の態度にきっといい友人となれる。君はそう、確信した。
…ところで、この学校は小学校である。この手の任務は幼馴染の仕事じゃあなかったのだろうか。
PC3
推奨クラス :魔物使い
コネクション:PC2
君はこの学校の生徒会の一員だ。切り札であるPC1ほどでは無いにせよれっきとした“しゅごキャラ”の持ち主である。
今日もPC1と共に×たまを追いかけていた君は見た。見たことの無い少女が巫女さんの姿に“キャラなり”をするのを。
聞けばPC1のクラスにやってきた転校生だと言う。
×たまが大量発生している現在、彼女を生徒会に誘ってみてもいいかも知れない。
PC4
推奨クラス :魔物使い
コネクション:PC2
「貴方の魔物は小学生には刺激が強すぎる」
そんな理由で君は生徒としてではなく外部でPC2をサポートする役割となった。微妙に納得いかない。
もっともあの怪しいお茶を飲まずに済んだので良かったのかも知れないが。
なんにせよ今回の件には魔王が絡んでいる可能性が高いと言う。油断は禁物である。
- 408 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:40:03 ID:z6NV+rpr
- >>407
前のめりだなっ!?>パーティ構成
- 409 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 22:40:12 ID:NDki/yic
- PC1あむ、PC2くれははわ確定として
PC3はクラスが違う事から考えてやや想定かな
- 410 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:09:38 ID:0My827g7
- くれはも下がったのかwwww
- 411 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:18:38 ID:8BTJ3cgq
- >>403
カニと言う盾が手に入った
- 412 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/08(水) 23:37:38 ID:8YF6tbC0
- >>407
くれはは判ったが最後誰だ?
- 413 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 00:17:34 ID:Cixa4mrM
- やっぱキャラ持ちは魔物使いか。
自分も一度SS書こうとしたことあるけど、魔物使いばっかりで変化が無かったので
- 414 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 00:18:54 ID:VHJPl0V1
- >>410
きっと苗字が柊にな(ry
- 415 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 01:00:40 ID:MFCj+N5L
- >>412
おそらく要いのり(PL:田中天)
>>414
つまり奥様は小学生、と
- 416 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 07:23:58 ID:VHJPl0V1
- えーと…、
つまり、まだ純粋無垢だった頃の小学生くれはにウェディングドレスを着せて、
をお姫さま抱っこする白タキシード柊?
- 417 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 08:30:29 ID:pk/CsfpJ
- いいなwそれ
- 418 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 08:54:35 ID:gSBU4mX1
- >>416
いや、むしろ普通のタキシードにシルクハットをかぶり、
目だけを隠す仮面とマントを着用した柊でw
- 419 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 16:38:13 ID:0r4TrrmZ
- 柊もそろそろ仮面キャラになってもいい年頃だよな
- 420 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 16:44:24 ID:NCGUcj5o
- 今期アニメはクロスさせると楽しそうなのなんかあるー?
- 421 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 16:49:28 ID:RSQZmUht
- 禁書……は既出なんだよな。分かりやすいのはたいてい原作の段階で引っぱって来ちゃってるからなあw
- 422 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 16:54:38 ID:GdSPCQSS
- 喰霊、夜桜、屍姫あたりはNWコンバートしやすそうだ。他ルールの方が向いてそうな気もするけど
- 423 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 17:41:43 ID:MFCj+N5L
- 前期だけど薬師寺涼子とかは再現し辛いな
主人公サイドはあくまで人の範疇だし
- 424 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 17:58:21 ID:NncGx9sj
- キスダムだな。
- 425 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 19:36:20 ID:jeMyBQCU
- >>418
くれは「…なんてねー。まあ、本当にやったら指さして笑うけど」
あむ 「…ごめん。なにそれ?(←まったく知らない世代)」
そんなジェネレーションギャップ。
っていうかググってみたらあれって97年にはもう終わってたんだな。
- 426 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 19:58:23 ID:sXT/vLKo
- >>425
割と最近特撮版があったよー。
- 427 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 20:06:07 ID:Y+JWtPBB
- >>424
確かに今放送してるけど、今期アニメとは言えねーだろw
- 428 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 20:30:22 ID:i2bkiSN/
- 夜桜カルテットといえば桃魔でさらりとふれられてて気づかなかった覚えが
>特撮版
美少女仮面ポワトリンですねわかります。
- 429 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 21:15:13 ID:sXT/vLKo
- そーいや、エリィ・コルドロン様ってポワトリンに似てるね
- 430 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 22:10:19 ID:l8KUurYh
- こるどろん?
- 431 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 23:04:58 ID:X46FiQcB
- ドロンジョ様コスのエリィか
- 432 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 23:18:11 ID:NCGUcj5o
- >>428
アニメだと桜真町になってるらしいね。>夜桜
実際の町名使うのはやっぱりマズいのかね
- 433 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 00:22:06 ID:sXS0uqSQ
- >>425
そのころ……
アンゼ 「いいですね、それ(ポン!)」
柊蓮司 「『いいですね、それ』じゃねえだろ! つか、なんでもう目の前に用意してんだよ!」
コイズミ「アンゼロット様のご命令です。では失礼いたします」
柊蓮司 「こら、待て、脱がすな。やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
ってシーンが浮かんできてしまったwwww
それ見てwww
- 434 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 00:45:02 ID:LpG0+ZF4
- バラを投げる人はコイズミの方が似合うんじゃね?
いや、この手のネタは似合わない奴がやった方が受けるけどなw
- 435 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 01:36:45 ID:LglCW7MW
- >>432
サンレッドの凄まじい地元密着振りを見てると、そんなの気にするのが馬鹿らしく見えるという
……一緒にするのが間違いかw
- 436 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 01:47:10 ID:mvyTwSDu
- >>435
はっはっは……東京タワーを列車砲でブチ抜くシーンは見られるのかな(哀)。>夜桜
他には今期アニメ……黒執事とかジアビスとか?
- 437 名前:名無し@お腹いっぱい:2008/10/10(金) 04:03:47 ID:g3H5RGfL
- >>436
黒執事…なぁ、あれの主人公は少年でいいのか?
もしそうなら、魔物使いでいけると思うんだが…執事だったら…ぇーと(汗
- 438 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 06:09:42 ID:hn4LqjaG
- >>433
そして、昔のアニメのコスプレをした謎の男と猫耳つけた謎の男が鉢合わせしてなんとも言えない空気になるんですね!分かります!
- 439 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 06:13:58 ID:tkxmCuqI
- >>434中の人は薔薇を基本装備してるけどなでクレバー
- 440 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 08:11:38 ID:bn/dwYSw
- >>438
なぜかそれで、『いぬかみっ!』の野郎共を思い出してしまったwwwww
- 441 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/10(金) 17:15:09 ID:8mG2mo/J
- 現在都内で看護士やってるヘッポコ大魔王が
溝の口あたりでアパートを借りているかもしれん
- 442 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 07:38:11 ID://2ZY/AK
- タキシード仮面はまだだが月影の騎士はフライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンでネタにされてたなぁ。
新番組ではなく終わってしまったアニメから、ということでブラスレイターをネタに。
…と思ったけどデモニアックやエミュレイターが跋扈するドイツに派遣されて
泣きながら奮闘するマユリしか思い浮かばない…。
つか、ガルム改やトリプルシックスはもろにオラシオンだなぁ…。
- 443 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 08:20:27 ID:TFMIE8lP
- 新種の冥魔に歌で対抗するなぜか異能者にクラスチェンジしたベルとアンゼというネタなを考えてみたがふつーのセッションとそう変わらないことに気づいた
- 444 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 12:42:55 ID:kWj4qZC9
- >>441
都内で働いてるなら住むところも都内のが良いだろう。立川とか。
…お隣が洒落にならないレベルで大いなるものだけど。
- 445 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 14:08:37 ID:zO0SRwBq
- あの二人なら全く気付かずにご近所付き合いしてそうだ。
- 446 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 14:39:39 ID:9T2847jI
- >>440を見ていぬかみとのクロスを考えてみたが、グィードとかドリームマンとかリンカイザーとかしか思いつかんかった。
つか女キャラをクロスしている場面が全く思い浮かばない…。
奴らの任務に巻き込まれていつもどおり脱いだり神父とアッーになりかけたりガチバトルしたり夢使いにトラウマのマッチョを掘り返されて逃げたりとかそんな感じ
- 447 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 16:44:44 ID:ZhEf36OW
- 立川の大いなるものの片割れに会ったらグィードどう反応すんだろ。
ごく普通に対応しそうな連中多そう。
- 448 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 18:27:33 ID:kWj4qZC9
- >>446
主要クラスだけでも15,6人いるからなあ。その中の1〜2人位にスポットを当てるような展開にしないと辛いかと。
- 449 名前:そしてごはんへ・・:2008/10/11(土) 18:29:52 ID:Zs3sEM+V
- 卓上スレにてかいてたものですがこんなシナリオかんがえちゅうですが需要あるでしょうか?
シナリオ:はじめまして幻想卿
今回予告
いろいろな種族が住む幻想卿。イコ=スーがこの地に冥魔の出現を予知した
そこできみたちにその冥魔の駆除が依頼された
ナイトウイザード
「はじめまして幻想卿」
紅き月が昇るとき、異界の門が開かれる
シナリオハンドアウト
コネクション:博 麗 霊 夢 関係:神社の貧乏巫女
人にわすれられたものがたどりつく卿・・・幻想卿
神社の巫女も異変にはきずいたようだがどうも今回はきがのらないようだ
むしろ冥魔の出現をきずいていても異変としては感知していない様子・・・
ただ居場所だけは彼女がおしえてくれた・・居場所は太陽の畑
オープニングフェイズ
きみたちは、太陽の畑にいる冥魔をイコ=スーの依頼によってたおさなければならない
太陽の畑には危険な妖怪も住むという・・・・
冥魔・・なにもそんなところにいかなくていいじゃないか・・・最後に彼が言い残した言葉が僕の心に響く
「オレ・・・コノタタカイガオワッタラケッコンスルンダ」
- 450 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 18:36:44 ID:ks4fsPQ6
- >>449
このスレに投下するSSとしては需要あるかもしれんが
卓のシナリオとしては(卓にもよるが)あまり好ましくはないな
- 451 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 18:52:30 ID:k/U6W0AV
- カジュアルの場で、卓の面子全員が元ネタを知っている且つ好きなら大アリ中のアリのネタだとは思うが、
コンベンションやオンセの場となると、100%アンチが出てきて荒れるという覚悟をしておいた方が良いと思う。
…あ? このスレ用のネタ? だったら誰に断る必要がある? どんどんやれ。どんどん!w
- 452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 19:40:22 ID:oQ9A/ob5
- なんだか最近投下が少なくて寂しいな…。
いっそ自分で書いてみるか。書いたことないけど。
どうすりゃいいんだろう?
いや、質問が漠然としすぎているのは分かっちゃいるが
- 453 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 19:47:56 ID:TFMIE8lP
- まずテキストエディタを開く
ここから始めよう
- 454 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 19:53:20 ID:ZhEf36OW
- ハンドアウトならいくつか書いたことあるけどハンドアウトは上手いネタじゃないと反応ないからな。
- 455 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 20:18:53 ID:kWj4qZC9
- >>452
まずはちゃんと完結出来るようにOPからEDまでの流れを考えておくとよいよ。
- 456 名前:452:2008/10/11(土) 20:30:21 ID:oQ9A/ob5
- やってみたいことはあるんだよ。
ダブクロとのクロスで柊vs隼人とか
あかりんvs椿とかナイトメアvsダンディとか
- 457 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 21:08:22 ID:M2G91mKL
- そういうのがやりたいのか…
参考になるのはクロノベルトとかかな。
いや、あれはファンディスクだし、そもそも君が18歳以上の
良質ある大人じゃないとやったらだめだが
- 458 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 21:11:03 ID:M2G91mKL
- 良識の間違いだった…
- 459 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 21:13:24 ID:lPuJybbp
- 良質な大人にネスカフェエクストラ
- 460 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 21:15:44 ID:k/U6W0AV
- アニメ作品とクロスしないなら、最近は卓ゲ板の作品スレも活発になってきてるし、
そちらに投下するというのも手じゃないか?
- 461 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 21:28:22 ID:fhepkIzD
- >>460
あっちはいろいろ厳しいんだよ、規制とかさるさんとかさ……
【馬鹿は遠い目をした】
いやまぁアニサロ板の他のクロススレでも、アニメもの以外のクロスも結構あるし、ちょっとくらいなら大目に見てもいいんでない?
アニメNWキャラは出るみたいだしさ。
- 462 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 23:02:38 ID:Wn41lGRs
- >>452
とりあえず、書いてみる。
1週間ぐらい寝かせてから読み直してみる。
絶対直したくなるから、直す。
(以下繰り返す)
直すところがないと感じたら、投下。
後は書く前に両方のクロス元キャラが出てくるリプとか
読み直して口調とかやりそうな行動とか再確認しておく事。
- 463 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 02:09:39 ID:iVhALGEC
- >452
賛否両論あるだろうが、
「TRPGのシナリオ風」という新たな形式のネタだと言い張ることはできるかもしれない。
今回予告やハンドアウト風のネタは受け入れられてるし。
- 464 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 04:47:24 ID:iVhALGEC
- ,.-‐、'´~`´‐`=‐-、
/ ノ/ / v、 ゝ、
/ /ソ /,//,/ llll l l 保管
-'´ / // ./>、リ_ リリ l l
// // / ' Lノ {ノl l l ●よるのある風景(よるとさちうすじょしこうせい) >353
/ ,.///`i、 ,.-‐ァ`././ ll ●しゅごキャラ! >407
/ // l ヽ`ー'イ.//、、ll ●BREAK-AGE >348
//',レ'//`ー大' lノイ l `‐、 ●円環少女 >351
' /r‐'" 、/ロ`ヽ' \l/ ~ヽ、_
/ヽヽ, <_//、lヽ_」 ´lrァヘ、i=='⌒ヽ、
| ヽ.l // l l~ lwwヽ`ヽ.\ )
| { ~ -' / {`"ーゝ-ノノ_/
.| ヽ _ / 〉
.| ./.|'、 / `>
.| / | <、_ \
.〉./ .| | _ノ
/ ./ | _,.-−ニ二二、、、l
/ / lニ-''´~/ / / l
>463は>449へのレス。
それと、>449の収録はとりあえず保留にしておいた。
- 465 名前:449:2008/10/12(日) 06:20:39 ID:iK+npk52
- ひとつの物語がおわった
彼は敗北したそして迷宮をさまようことになる
彼の名は高倉幹也
紅き月が昇るとき、異界の門が開かれる
イコー=スー:貴女が高倉さんですね
高倉:そうですが貴女は・・・
イ:はじめまして魔王のイコー=スーともうしますです
高:・・・その魔王さんがなにかごようでしょうか?
イ:おもったよりたんぱくな対応なのです。もうちょっとびっくりするとかしてほしかったのです
とりあえず現在の状況ってわかっておられますか?
高:僕がやぶれたってことだけは・・
イ:そうなのです。そしてあれから魔王シャイマールが復活したのです
そして、世界結界が弱まり冥魔といわれるエミュレイターがあらわれているのです
高:それが僕となにが関係あるのですか?
イ:私の話をきいてくれないとダメなのです。じゃないとやなことが起きるのです。
その瞬間イコ=スーはしゃがみこみキミを上目遣いで見上げてくる
高:いえそんなことしなくてもちゃんとききますよ
イ:そうなのですか貴女は元いた世界にかえりたいですか?
高:えっとここはどこなのでしょうか?学園の中だとはおもうのですが
イ:ここは迷宮都市です狭界にあるとある魔王がつくった世界です
貴女が私の依頼を受けていただけるならあなたに元いた世界への帰還する方法をおおしえしますよ
初なのでこんなかんじにしてみましたがどうでしょうかね
一応449のとおりに話をもっていこうとはおもっていますが
- 466 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 11:31:17 ID:iVhALGEC
- >449
乙。
続きそうな気配なので期待。
ただ、少し文章が読みづらいと感じます。
半分くらいは、イコの口調のせいなのかもしれませんが(笑)
過去スレにある会話形式のSSを見る限り、皆さん以下のようなことに気をつけているようです。
・名前を略さない。(フルネームである必要はない)
・句点(まる)があったり無かったりするのを統一する。「!」や「?」のあとに半角スペースを置くのも手。
・地の文を入れるなら、前後の文と区別できるようにする。(1行あけるなど)
- 467 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 11:50:54 ID:sZIibau+
- 聖☆おにいさんまで出てくるこのスレすげぇな……柊とあのお二人だと、なんだ、やっぱり柊が突っ込みか
- 468 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 13:09:55 ID:1ma9Rvw8
- 狭界の設定はSS作家の夢が広がるよなw
いろいろと設定を妄想できる
そして俺は何をとち狂ったのか、コミックでしか知らんD.Cの設定を盛り込んだら面白いとか思ってしまった…
だって夢があるじゃん、「願いをかなえる枯れない桜」ってガジェット!
- 469 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 15:25:45 ID:s6V1p9Rp
- DC…ディバインクルセイダーズか!
ラスボスの地位から果てしなく下がり続けるヴァルシオンを是非、柊に。
- 470 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 16:02:46 ID:u02P2feX
- >>468
>DC
妄想息子は勇者か?
消滅的に考えて。
エターナルロリ母はキャスター/魔術師/錬金術師辺りか。
- 471 名前:449:2008/10/12(日) 17:41:36 ID:iK+npk52
- シーン2
イ:まあ移動しながら詳しい話をさせていただきますです
まずここは迷宮都市でその中の輝明学園でございます
高:迷宮都市?
イ:はい ここは比較的安定はしておりますが狭界ともうしまして(以下略)
高:えっと話はわかりましたが何故ぼくが?
イ:貴女は元いた世界に守るべきがあるのですよね?
そして力も欲していますよね?
高:・・・確かに争いのない世界を手に入れるために戦いました・・・
イ:ならば私が力を貸してあげますです・・その為には今から幻想卿というひとつの
狭界へいって冥魔を駆除してきていただきたいのですよ
イコ=スーが呪文を唱えだすと世界が歪みだした
高:まだ返事してませんけd
イ:どっちにしろ貴女はいくしかないとおもいますです
貴女一人ではむりだとおもうのでちゃんと増援もおおくりしますのでがんばってほしいです
詠唱後そこにはイコ=スーしかのこっていなかった
イ:疲れたのです
・・・うっかりしてたのです協力者がいるのにつたえわすれてたのです
>>466ご指摘ありがとうございました
ちょっと考えてやってみましたがいかがでしょうか?
やっと幻想卿へおくりだすことができました・・・なんかもうアンゼロットの
ありがたみがよくわかりますね・・あの暴虐無人さが・・
- 472 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 18:30:18 ID:ct36yUKj
- リプレイ似の形式で進めるなら句点は付けた方が良さそうかな。
文中で意図的に改行してるのか、文が終わったから改行してるのかが明確になる。
- 473 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 18:50:50 ID:9JoBbZcA
- えっと……色々ツッコミたいところがあるけど、暴虐無人じゃなくて傍若無人(ぼうじゃくぶじん)、な?
傍(かたわ)らに人無きが若(ごと)し。自分勝手に振る舞う様。
アンゼなら暴虐でいいじゃんってネタで間違えたわけじゃなくてマジ間違いみたいだから。
- 474 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 19:07:48 ID:Csq9D3oU
- つーかいろいろとツッコミたい所はあるが一番突っ込みたいのは
幻想卿→幻想郷な。
誰だよ幻想卿って。
- 475 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 20:00:27 ID:fg+53Vdc
- サー・イリュージョンですよ
- 476 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 20:05:26 ID:ct36yUKj
- とりあえず漢字変換全般(セリフ部分含めて)についてのツッコミOKかどうかが知りたい。
意図的にひらがなにしてる部分があったりすると悪いので。
- 477 名前:449:2008/10/12(日) 20:44:00 ID:iK+npk52
- >>472ー476
ありがとうございます
セリフ部分っていうのがきになりますがどういうことでしょうか?
イコ=スーさまのセリフのことでしょうか?
- 478 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 20:54:26 ID:9JoBbZcA
- >>477
SSはキャラクターの言葉(=セリフ部分)と状況や心理描写(=地の文)で構成される。
この場合はセリフはキャラの言葉部分を指してるのだと思われるが……
全体的にあなたの話は漢字が少なめなので、演出なのかツッコミいれていいのかたずねてるのだと思われる。
- 479 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 21:02:20 ID:ct36yUKj
- なんと言うか…
セリフ&地の文というSS部分に限らず、レスのあちこちが
普通は漢字を使うだろうと思われる所がひらがなだったりするせいで
果たして意図的なのか、作者の癖なのか、作者のミスなのかが分からないんだ。
イコのセリフは意図的な所もあるんだろうとは思うんだが
絶対に意図的じゃないひらがなも混じってる。
とりあえず465イコのセリフ以外で言えば
「終わった」「御用」「敗れた」「聞きます」「思う」「感じ」
あたりが、意図的にひらがなを使ってるわけじゃなさそうに感じる所。
- 480 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 21:04:50 ID:ct36yUKj
- >絶対に意図的じゃないひらがなも混じってる。
「と思う」を付けなきゃ失礼だね断定してゴメン
他の部分で意図的じゃなさそうなひらがなが混じってるから、
イコのセリフにも混じってるんだろうと感じるんだと思う。
- 481 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 21:28:07 ID:CZQnB/J2
- 10時になったら小ネタを投下してもよろしいか?
- 482 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 21:32:30 ID:onArEe5S
- いいですよ
- 483 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 22:00:46 ID:CZQnB/J2
- それでは、投下開始。
case2-2:インベーダーフロムアナザーワールド
――――23:56.07
それは、唐突に始まった。
「お、おい一体どうなってるんだ長門!?」
夜中。もうすぐ日が変わろうかと言う時間。
たまたま開いてた窓から飛び込んできて俺を担ぎあげた長門に、何事かと思いながら、尋ねる。
「時間が無い。残り時間はあと3分53秒22。そう、言っていた」
返って来たのはいつも通りの淡々とした返事。
「言ってたって、誰が!?」
「詳細はあとで。喋らないで。喋ると…舌を噛みかねない」
そう言うと同時に長門は明らかに人間離れした勢いで屋根の上を疾走する。
激しい揺れ。胃の中のものが激しくシャッフルされるのを感じつつ、俺は口をつぐんだ。
下手に開くと、別のものまで漏れ出てきそうだから。
その、俺にとっては1時間にも感じられた地獄のジェットコースター状態は唐突に終わった。
「…間にあった」
と言う長門の言葉と共に。
長門はとある空地へと降りたつ。人気のない、深夜の空き地。だが、そこには俺たちの他にも先客がいる。
俺にとっては非常に見知った顔ぶれ。そう。
「お疲れ様です。キョン君。素足ではなんでしょう。靴をどうぞ」
いつもの笑顔で、妙に用意のいい古泉と。
「ふぇぇぇ…あたしどうしてここに連れてこられたんですか〜?」
ある意味ではいつものようにおろおろと泣きそうな顔の朝比奈さんと。
「…流石です。長門。やはり最初に貴方に伝えに言って正解でした」
いつものように本を抱きかかえて微笑む、群田さんがいたのだ。
そして、ハルヒの奴を除く全員がここに集まっていることを俺が認識した、瞬間。
…月が、赤く染まった
- 484 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 22:04:38 ID:CZQnB/J2
- ―――――0:00.16
「そ、空が真っ赤です。なにがどうなってるんですか〜?」
どうやら朝比奈さんも事情を知らされていないらしい。おろおろしながらキョロキョロと辺りを見る。
「今夜12時ちょうど、涼宮ハルヒを除くSOS団のメンバーは全員、情報空間凍結に巻き込まれる。理生がそう、言っていた」
紅い月の下で、長門が群田さんの方を見ながら、言う。
「相手の目的は、僕たちの存在の消滅。例え団長が残っても他の団員が全て“消滅”してしまえば、SOS団も無かったことになる」
古泉の奴はすでに事情を聞いているらしい。やはり群田さんの方を見て、言う。
「そう。そうなればSOS団の団員であると言う定義は意味をなさなくなる。それが彼女の狙い…すみません。私の事情に貴方がたを巻き込んでしまいました」
最後に2人の言葉を引き継ぐ形でぺこりと、頭を下げる。
それから、群田さんはなにがなんやらさっぱり分かっていない俺と朝比奈さんに向けて、簡単に事情を説明してくれた。
それによると、なんでも群田さんは元々異世界では割とえらい人だったらしい。
にも関わらず、うっかりハルヒなんぞに関わってしまったせいで今現在群田さんはこうして普通の人間として暮らしている。
群田さんが本来持ってる力も思いっきり制限された状態で。
それが、群田さんの上司とも言うべき人には気に食わなかった、と言うのが今回のことの原因らしい。
「力あるものが裁定者に囚われ、人の身に堕ちるなど、許すことはできない…あの方はそう言う考え方をするお方ですから」
どこか遠い目をして、群田さんが言う。
「…空間内情報分析完了…空間凍結の解除には発生原因の特定と排除が必要と判断」
「やはり群田さんの言う通り、閉鎖空間を作った張本人を見つけ出してなんとかするしか無いってことですか」
俺と朝比奈さんが群田さんから事情を聞いている間、長門と古泉はこの紅い閉鎖空間のことを色々と調べている。
流石に普段からこういうことには慣れてるってだけあって2人とも冷静だ。
「はい。先ほども言ったとおり月匣…閉鎖空間には必ずルーラー…発生の元凶が存在します。それを何とかしないと、出ることも入ることもできません」
多分向こうで使われているのであろう異世界用語を俺たちに分かるように言い換えながら、群田さんが頷く。
「となると、僕の組織の増援も期待できそうにないですね。まあ、そもそも連絡のとりようも無いんですが」
古泉が苦笑し、その後真面目な顔になって手の上に超能力で生み出した赤い球を浮かばせる。
「…なるほど。閉鎖空間ならばもしかしてと思って試してみましたが、ここでは僕の超能力も使えるようですね」
「はい。ここは“常識”とは隔離された空間です。ですので…」
そう、群田さんが何かを言いかけた瞬間だった。
「…来る」
長門が一言呟き、身構える。その視線の先には。
「やあ、良い夜だね。破壊と殺戮を振りまくには、本当に良い夜だ」
ものすごく怪しい、金髪の男が立っていた。
古泉並みの美形のそいつはいけすかない笑いを浮かべて俺たちを見る。
「君たちには別段恨みとかは無いんだけど、これも命令だからさ…」
そう言い放ちパチンと指を鳴らす。
それと同時に、男の手に古泉の超能力を思わせる、漆黒の球が現れる。
「死んでもらうよ」
そんな男の声と共にその球がまっすぐ俺たちの方に飛んでくる。
- 485 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 22:05:09 ID:CZQnB/J2
- それを見た長門の反応は早かった。地面を蹴り一瞬で距離を詰める。だが。
「…!」
その球は長門が触れる瞬間に3つに分裂して複雑な軌道を描きながら長門の横をすり抜けようとする。
「………」
長門がとっさにそのうちの1つに触れ、例の聞き取れない言語を呟く。それと同時に球の1つが蒸発した。
「ふんもっふ!」
古泉が先ほど生み出した赤い玉を思いっきり投げつける。正確なコントロールで投げられたそれが黒い球の1つにぶつかって爆発する。
「まずは、1人」
そして、長門にも古泉にも対処できなかった残りの1つがこっちに向かって飛んでくる。飛んでくる先は…俺か!?
やばい。身体が硬直して動かない。あれがどういうものかは分からんが、とにかく当たったら文字通りの意味で死にそうなくらいやばいものなのは確かだろう。
俺…死ぬのか?そう、思ったときだった。
「…《ダークバリア》」
群田さんの声と共に、俺の目の前が真っ黒になる。一瞬目が見えなくなったのかと思ったが、違う。
俺の目の前に黒い壁が現れたのだ。球はそれにぶつかって消滅した。
「…どういうおつもりですか?」
それを見て、金髪の男は不機嫌そうに群田さんに言う。
「この空間でなら私も多少は本来の力を使用できる。そういうことです」
澄ました顔で群田さんが言う。
「そう言うことを言ってるんじゃない。なんでお前が僕の邪魔を…!?」
金髪の男の言葉が最後まで紡がれることはなかった。
距離と詰めた長門と、再び超能力の赤い球を作り出した古泉が同時にその男に襲いかかる。
「これまでの行動、言動より発生原因を危険かつ敵性と判断。即時排除する」
「キョン君!朝比奈さんと群田さんは頼みましたよ!」
そう言うと目の前で漫画か何かのような激しい戦いを繰り広げ始める。
「行きましょう。ここに居ては逆に邪魔になります」
その光景を呆然と見ていた俺の手を掴み、群田さんは俺にささやく。
「あ、はい…朝比奈さん、行きましょう」
「ひゃ、ひゃい!」
どこまでも冷静な群田さんの態度のお陰で俺も冷静になれた。
相変わらずおろおろしている朝比奈さんの手を握り、走りだす。
「ま、待て!」
金髪の男が焦って叫ぶが、それで待つ奴はいない。
俺と朝比奈さん、そして群田さんはその場を離れた。
- 486 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 22:09:03 ID:CZQnB/J2
- ――――00:12.33
「はぁはぁ…もう走れません〜」
「す、すみません…私も限界です。少し休憩を…」
元々SOS団の中でも運動が得意では無い2人の声に俺は立ち止まる。
「そうですね。これだけ離れればとりあえず大丈夫でしょう」
その言葉を聞くと同時に2人はその場にへたり込む。
2人は顔が真っ赤で息が荒い…いや別に変な意味じゃないぞ。断じて。
しかし…
「静かですね…」
遠くではかすかに爆発音が聞こえてくるが、辺りに響くのはその音だけ。
…
……
………
間が持たん。
「あの…群田さん」
「なんでしょう?」
「さっきはありがとうございました」
とりあえずお礼を言ってみる。先ほどのあれ…群田さんの異世界パワーが無かったら多分やばいことになっていた。
だが。
「何故ですか?」
それを聞いた群田さんは意味が分からないとでも言うように聞き返す。
「へ?」
「そもそも私がいなければ巻き込まれなかったのですから、お礼を言うのは筋違いでは?」
「い、いや…それは」
いやまあ冷静に考えるとそうなのかも知れんが…
いや遡って行くとそもそもハルヒの奴が群田さんの本を勝手に持ってたのが全ての原因のような…
「恨みごとを言ってくださってもよいのですよ…慣れてますから」
そう言って、いつもの微笑みを浮かべる群田さん。
長門とは違う意味での…感情のない、表情。
それを見て、俺の心は決まる。
「いいえ。悪いのは、あいつです」
断言する。比べるまでも無い。
いけすかねえ金髪野郎と、SOS団のメンバーである、友達じゃあな。
「それに、このくらいのことでいちいち文句言ってたら身体が持ちません」
手を取って群田さんを立ち上がらせる。
「群田さんじゃあないんですが…慣れてますから」
そう、慣れている。
こういうろくでもない事に巻き込まれるのは、な。
「ふふっ…そう言えば、そうでしたね」
俺の言葉に納得したのか、群田さんが笑う。今度はいつもの微笑みじゃない、笑顔。
あ、可愛い。そう思ったときだった。
「ひゃああああ!?」
さっきまでへたり込んでた朝比奈さんが俺に抱きつく。うお!?む、胸が。
「な、なんですか落ち着いてください朝比奈さん、って言うか胸が、胸が!?」
「あ、ああああああああああああああああれ、あれ!」
相当混乱している朝比奈さんがそちらの方を指さす。それにつられて俺もそっちを見て…後悔した。
「お、おい冗談だろ…?」
3mを超えるであろう巨体と蝙蝠の翼。ねじくれた角と獣のような顔。
まるでどこぞの漫画かゲームにでも出てきそうなその姿は…
「アークデーモン…」
群田さんが緊張した様子でそれを見て、俺と朝比奈さんの前に立つ。
それを見て、悪魔はひび割れた声で言う。
「ドケ。ソウスレバ壊サナイ…ルイズ二イワレテイル。本ヲモチカエレバ、ウツシ身ハ滅ボシテモヨイト…コロスゾ?リオン=グンタ」
圧倒的な威圧感。聞いてるだけでやばいのが分かる。
- 487 名前:まほうせんせいと赤毛の悪魔 ◆1IXdmMAgHc :2008/10/12(日) 22:10:05 ID:CZQnB/J2
- 「群田さん…逃げましょう」
だが、俺の提案に群田さんはかぶりを振る。
「いいえ。ルイズが倒されれば月匣も消えるはずですから、それまで何とか逃げ切ってください。それまでは、私がなんとかします」
「なんとかって…出来るんですか?」
「無理ですね」
いつもの感情のこもらない淡々とした口調で、群田さんがあっさりと言う。
「多少力が戻ったと言っても今の私の力は精々駆け出しのウィザード並。魔法耐性のあるアークデーモン相手に1人では、勝負にもなりません」
「そんな…だったら」
「それでも足止め位はしないと。普通の人間である貴方ではそれこそ瞬殺ですから…」
そう言うと群田さんが俺と朝比奈さんの前に立つ。
「…運よく、生きて会えたら、また」
そう言うとゆっくりと本を開き…
「あ〜もう何人間みたいなかっこつけやってんのよあんたらしくない!」
…いらついた声が辺りに響く。それを言ったのは…
「あ、朝比奈さん?」
「違うわよ」
違うのか。
さっきまでとは打って変わって自信にあふれた表情で朝比奈さんが不敵に笑う。何故か目が金色になっている。
「あんたも運が無かったわね。あんな奴の配下なんてやってるから…わたしに滅ぼされる羽目になるなんて、ね」
そう言うとさらに割り込むように群田さんの前に立つ。
「うっわ、なにこれマジなの?このサイズで本物って…異世界がすごいの?それとも未来?」
胸の感触を確かめるようにもみながら、驚きの声を上げる朝比奈さん(?)
緊張感とかはまったく感じられない。
「バ、馬鹿ナ…ナゼ貴様ガソノ体二!?」
対する悪魔の方は逆にこれ以上ないほど狼狽している。
「ま、わたしもここまで乗っ取りやすくて使いやすい肉体が、すぐ近くにあるってのには色々と思うところがあるわね」
ちらりと群田さんを見て、朝比奈さん(?)が言う。
「ったく。わたしが無視したらどうするつもり…その心配は最初からなかったってこと?」
事情がさっぱり呑み込めないが、とにかく朝比奈さん(?)は群田さんのお知り合いか何かのようだ。
「いいわ。あいつの思い通りってのも癪だし、今回は乗ってあげる。1つ貸しよ?リオン」
「はい。あとは頼みました。大魔王ベル」
2人の間でだけ通じる会話をかました後、群田さんは俺の手をつかみ、言う。
「行きましょう。すぐに離れないと、危険です」
そう言って走り出す…朝比奈さんを残して。
「ちょ、朝比奈さんは!?」
「今は私たちの心配をした方がよいかと」
振り向こうともせず、群田さんが言う。
「ベルは…滅ぼす時には手加減しませんから」
そう、群田さんが言うと同時に。
「《ヴァニティワールド・ジ・アンリミテッド》」
まるでブラックホールのような何かが膨れ上がった。
- 488 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 22:12:40 ID:CZQnB/J2
- ――――――08:32.16
「おっはよーキョン!今日も一日…なんであんたそんなに疲れた顔してんの?」
翌日、教室に入ってきたハルヒに、俺は聞えよがしに溜息をついて、言う。
「…なに、ちょっと夜更かししちまってな。寝不足なんだ」
あの後、文字通りの意味で消失してクレーターと化した道路の中心に倒れてた朝比奈さんを回収したところで赤い月は消え、長門、古泉の2人と合流した。
例の金髪野郎はある程度追い詰めたところで捨て台詞つきで逃げ出したらしい…なんてありがちな野郎だ。
そんなわけで閉鎖空間から抜け出し、ようやく家に帰って来た頃、夜はすっかり明け、この異常事態は幕を閉じた。
残ったのは「体の節々が痛いです〜」と泣きごとを言う朝比奈さん(群田さん曰く、身体への負荷を無視して最大威力で魔法を使ったからどうだとか)と
すっかり寝不足になった俺たちだけ。
「夜更かし〜?テストが近いわけでもないのに?なに?なんか面白いことでもあったの?」
「うんにゃ。ちょっと眠れなかった。それだけだよ」
何かあったのを本能的な何かでさっしたのか何なのか興味シンシンと言った様子で聞いてくるハルヒに、俺はあくび混じりで答えた。
――――――同時刻
「まったく、最近全然会わないと思ったら、こんな所にいたのね」
「はい。色々あって、今はここに」
学校の屋上。そこで今風のセーラー服を着て本を抱え、いつもの微笑みで言うリオンを見て、わたしは溜息をつく。
「な〜んか踊らされたみたいで、ちょっとだけムカつくんだけど」
その顔を見てたら、この前の苦い思い出、パールを配下にしないと宝玉手に入らないと言われたときのことが蘇ってきた。
あの時もそうだ。パールとの対決は結局リオンがおいしいところ全部持ってったし(1人だけ分けられても恵まれたみたいで嫌だっつうの!)
その後の宝玉争奪戦もあんだけ苦労してオチがアレ(手に入りましたよ?一瞬だけどって…詐欺じゃない?)って…
ああ、思い出したらものすごくムカついてきた。後で覚えてなさいよ。
「特にあれ。わたしにぴったりの依代があるの知っててくっさい芝居してんじゃないわよ。思わず我慢できなくて乗っ取っちゃったじゃない」
どうせそうすればああなるって書物に書いてあるとか答えるんでしょうけどね。あれって結構イラッと…
「知りませんでしたよ?」
…え?
「嘘つくんじゃないわよ」
ジト目で言うわたしにリオンはすまして答える。
「聞かれなかったことを答えないことはあっても…私は嘘はつきません」
そう言うとリオンは本を開いて見せる。
どうせわたしには読めないけどって…白紙?
「この本は、私の…秘密侯爵の力が具現化したもの。文字通りの意味で私の一部。
故に涼宮ハルヒによって力を制限されている今、書物に書かれていることも制限されている。読み取れる秘密は断片的であり、頻度も限られるのです。
具体的には1シナリオ3回くらいまでに」
「マジで?」
「はい。そして今回の分は『襲撃があること』『朝比奈みくるがベルの依代に最適なこと』『ルー・サイファーの動向を気にしてるベルが私の居場所に気づくこと』
その3つで使いきっていました。ベルがあの場で助けてくれるかは…賭けでした」
確かに、写し身の肉体が滅んでも本体にはさほど影響が無いのも事実だったので、と続ける。
「賭けって…あんた、そう言うの嫌いじゃなかった?」
そう、リオンはそう言う不確定要素が嫌うタイプだったはずだ。だからこそ、全てを知ることができる書物を持っている。
「ふふ…貴方の影響でしょうか?ベル。それに…」
声を上げて微笑むリオンに、ちょっとだけドキッとする。
いつもの張り付いた仮面みたいな微笑とも、他者を惑わす演技としての微笑みとも違う気がして。
「それに?」
そんな自分に気づかれないようにわたしはリオンに先を促す。
「勝算の高い賭けだったのです。ベル。私は書物を読まずとも、貴方のことを少しは理解しているつもりですよ?」
…
……は?
「ば、ばっかじゃないの!?そんな恥ずかしいこと、真顔で言わないでよ」
思わず言い返す。顔が赤くなってるのは…そ、そう、馬鹿なことを聞いて腹が立ったからよ?
「照れているのですか?ベル?」
「そ、そんなわけないじゃない!?」
「声、震えてますよベル?」
だあーもうコイツは!?
- 489 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 22:15:32 ID:CZQnB/J2
- ―――――08:36.41
「ところでリオン。あんた、まだしばらくは戻らないつもりなの?」
ベルはひとしきり頭をかきむしったあと、私に聞き返してきました。
「はい」
それに私は頷き、ベルにその理由を言う事にしました。
「結構気にいっているんです。今のこの状態」
不便で、脆弱で、不完全な、『異世界人、群田理生』としての状態…
「ベル、貴方がゲームの結果を聞きたがらない理由が、少しだけ分かった気がします」
それは、常に完全に把握してから動く私には無かった状態であり…
「分からないと言うのは…不安であり、楽しいものです」
非常に新鮮な体験です。
「恐らく私が力を取り戻せば、きっと私は知りたいと思ってしまうでしょう」
この物語の結末。最大最強の裁定者と、それを取り巻く者たちの物語の終わりを。
「だからこそ、しばらくはこのままでいるつもりです。知ろうとしても知ることのできない、この状態で」
それが、この体験を無理やりながら与えてくれた涼宮ハルヒへの敬意。
「物語の登場人物の1人として」
そう、私は考えたのです。
「…そう」
私の話を聞き、ベルはにやりと笑って言います。
「だったら、好きになさい。ど〜せ人間の寿命なんて100年も無いし、せっかくだから楽しんでくるといいわ」
そう言うと、ベルは虚空へと消えてしまいました。
「ありがとうございます、大魔王ベル」
ベルの消えた虚空に感謝の言葉を囁き、私は踵をかえしました。
これから起こる物語を見続けるため、その終わりを見届けるため、そして、今の私に与えられた“世界”へと戻るために。
- 490 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 22:16:03 ID:CZQnB/J2
- 以上です。思いついたので、書いてみました。
さて、ここで「○○と秘密の本」の作者としてお知らせです。
今までに2パターンほど書いてみましたが、現在3つ目のケースはさっぱり思いつきません。
そこで、他のケースを書いてくれる人を他力本願に募集します。
くくりはただ一つ「誰かがリオンの本を拾う」これだけです。
誰が拾うのか、拾ってどうなるのか、そもそも登場人物はこの本を読み説くことができるのか…
これらは卓の都合次第ってことで、作者のみなさんが好きに決めてください。
(case1と2で読めるかどうかが違うのはこのためです)
もし、書いてもよいと言う方は、どうぞ、このスレに投下してください。
以上、お知らせでした。
- 491 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 22:40:28 ID:W2fCq6IX
-
- 492 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/12(日) 23:16:09 ID:SuRZLHlF
- オス、GJ。みくるが乗っ取られたのは吹いたw
前後の展開がもそっと肉付けされてるともっといいかなー。
あと細かいところだが、
コイズミ、もとい古泉がキョンをキョンと呼んだことはない(長門もない。専ら「彼」「あなた」)
長門が誰かを名字のみ、名前のみで呼んだこともない(いっつもフルネーム)
辺りでちょっと違和感。
- 493 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 00:31:50 ID:+p1YENxI
- 中の人ネタwwwwwwww
乙wwwww
GJwwwwwwwww
- 494 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 04:25:57 ID:8GN+O9R7
- っていうか、1箇所だけ名無しさんじゃなくなってるwww
- 495 名前:Fate/stay Nightwizard!予告編:2008/10/13(月) 08:21:38 ID:z8S2MLFM
- 時に2xxx年・東京・秋葉原
ここでとある一大魔法儀式が始まりつつあった……
「で、リオン。今回は何をしようとしているのよアンゼロットは?
「はい。今回の一大儀式はあのマジカルウォーフェアにて活躍した
ウィザードの英霊を七人のウィザード
―これをマスターと呼びます―に召喚させ
最後の一人になるまで殺し合いをさせるようだ、と書いてあります。」
「ふーん。相変わらず悪趣味だ事。」
「まあ過去には異世界にて勇者を五百人集めて殺し合いをさせた
王の例もありますし。」
「それもそうね。まあいいわ。
それじゃ面白くなりそうだしちょっと行ってくるわね。」
「はい、いってらっしゃいませ。大魔王ベル。」
- 496 名前:Fate/stay Nightwizard!予告編:2008/10/13(月) 08:23:04 ID:z8S2MLFM
- 召喚されるカードは七つ。すなわち―
剣の騎士・セイバー
「なるほど、召喚が不完全だったから能力が完全ではない、と」
「そうなるな。」
「つまり下がったってわけね。さすがは名高き“下がる男”。」
「うおお、死んだ後にもそう呼ばれてんのかっ!
もういいんだよっ!そのネタはよぉーーー!!!」
槍の騎士・ランサー
弓の騎士・アーチャー
「…アーチャー。それはなに?」
「…マドレーヌ。」
「……マドレーヌ?」
「…食べて。」
「え、ああいや、遠慮させていただきたいなーと。」
「…別に遠慮することは無い。」
「え、あ、うわーだめだー。」
- 497 名前:Fate/stay Nightwizard!予告編:2008/10/13(月) 08:23:50 ID:z8S2MLFM
- 騎乗兵・ライダー
魔術師・キャスター
「…どりぃ〜む。」
「どりーむー。」
暗殺者・アサシン
「うわっ。だからやめてって。僕は女性は苦手なんですってマスター!」
「…やれやれ。そんなのでは困るな。まあステータスにも出ているほどだからなあ。
…どうするかな。」
「うう、そう言われましても。」
狂戦士・バーサーカー
「ugmv93bal;kfbeasp――――――!」
- 498 名前:Fate/stay Nightwizard!予告編:2008/10/13(月) 08:24:29 ID:z8S2MLFM
- 「問おう。お前が俺のマスターか?」
果たしてクロスと呼べるのか!?
公開予定全く無し!ついでにランサーとライダーも未定。
- 499 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 08:25:54 ID:z8S2MLFM
- うん、前に某スレで書いたやつの転載。
やっぱり後悔はしていない。
- 500 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 08:47:41 ID:9eI+gTzA
- ライダーは勝てないヒーロー、ランサーはゲイボルグ使いの月の守護者でいいんじゃない?
- 501 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 08:49:30 ID:t+n0k71t
- 月の守護者はレーヴァテイン使いだべ。
ゲイボルグ使いはざわ…ざわ…のほうだべ。
- 502 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 08:50:33 ID:8GN+O9R7
- >499
乙
心置きなく転載できるぜ
- 503 名前:ナイトウィザード×オーディンスフィア:2008/10/13(月) 10:04:05 ID:OwLHLIT8
- 初投稿、ハンドアウト風ネタです。
今回予告
ある日少女が、屋根裏部屋で見つけた物語。
だがソレが、新たな世界の危機の幕開けだと誰が知ろう。
空想と現実。境界を跨ぎ交じり合う世界。
死と生は混濁し、定められた終焉が再演される。
最後のページを捲る時、全ての奥で、ほくそ笑むモノは―――。
ナイトウィザードThe 2nd Edition 「End roll」
第八世界ファー・ジ・アースに、五つの災厄が顕現する。
- 504 名前:ナイトウィザード×オーディンスフィア:2008/10/13(月) 10:06:15 ID:OwLHLIT8
- PC1
推奨クラス:龍使い
キミは亡国バレンタインの王女だ。
世界に蔓延る終焉の予言を解き明かす為、キミは恋人と共に世界を駆けている。
常に、争いの絶えぬこの世界では在るが、最近は妙なことが連続している。
見たことも無い魔物が各地で暴れ、そんな時、決まって空には赤い月が昇っていた。
そしてその極めつけは、キミの前に表れた『魔王』を名乗る少女であった。
推奨キャラクター:ベルベット
コネクション:『魔王』を名乗る少女
PC2
推奨クラス:魔剣使い
ウィザードに労働基準法など適用されない。
他のウィザードたちは知らないが、少なくともキミにとっては無いも同然。
いつもいつも若作りの守護者にこき使われ、望みもしない世界旅行を敢行中である。
そうして、珍しく休める時があったとしても、世界のトラブルはキミを巻き込まずには居られないらしい。
今回、それは赤い女を抱えた、銀髪の大魔王の姿をしていた。
推奨キャラクター:柊 蓮司
コネクション:『蝿の女王』ベール=ゼファー
- 505 名前:ナイトウィザード×オーディンスフィア:2008/10/13(月) 10:09:58 ID:OwLHLIT8
- PC3
推奨クラス:人狼
目が覚めたら、見覚えのない景色が広がっていた。
亡国の首都跡で、終焉の予言について調べている際、
『魔王』と名乗る女の襲撃を受け、奇妙な魔法に討たれた事は覚えている。
共に居た恋人の姿は無く、代りに保健所とか言う集団が執拗に追いかけて来る。
追われ、ガラクタの山に逃げ込んだキミは、力尽きて倒れこんだ。
閉ざされゆく瞼の裏に、愛しいあの人の姿が浮ぶ。
推奨キャラクター:コルネリウス
コネクション:PC1
PC4
推奨クラス:錬金術師
世界結界を侵食する特異点の排除。
ソレが、君に与えられた命令だった。
少し前のゴタゴタで破損したODERを修理する為に請けた仕事ではある。
が、動機が不純だったためだろうか、乗っけから大波乱。
まさか、大魔王の仲介であの『下がる男』と組むことになろうとは……。
ねぐらで見つけた兎のような獣人の事も在るし、とっとと片付けてしまおう。
そう誓う君であった。
推奨キャラクター:亜門光明
コネクション:アリス
>429の発言を受けて
カッとしてやった。今は反省(ry
- 506 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 19:24:01 ID:g4hJHorZ
- オーディンスフィア懐かしい!ハンドアウト外のキャラを妄想するに、
最強の嫁は多分強化人間。そのポエム夫はまんま魔剣使い。
妖精女王は…結末を考えると大いなる者とかかな?
- 507 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 20:02:08 ID:RdLzX4wE
- 壮絶な打ち切り劇を演じた悪徒-ACT-とクロスだ!
- 508 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 22:24:09 ID:N04AzCdh
- いや、ここは柊に京浜東北線に乗って、川崎駅で乗り換えてもらい、武蔵溝の口で降りてもらうんだ。
レッドサンを利用して世界の破壊を望む魔王の企みを、ヴァンプ将軍とエリスの料理で何とかするんだ!
…あれ?
- 509 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 22:24:33 ID:N04AzCdh
- レッドサンじゃねぇ、サンレッドだサンレッド
- 510 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 22:51:35 ID:zYiDk6qc
- 「レッドさん」でもいいぞ!
つーかもうあるなw
- 511 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 23:04:04 ID:tD6eaxX6
- PC1
推奨クラス:勇者
コネクション:夢野カケラ(ペンネーム)
君はあの四天王をも一撃で倒すほどの力を秘めた剣の使い手である。
そして、最後の敵へと斬りかかった瞬間、君は突如不思議な場所に飛ばされた。
そこに現れた先ほど倒したはずの四天王の1人…先ほど倒した時の10倍もの耐久力を誇る奴を命からがら倒した君は見た。
「3ページなんかで終われるかアアアアアアアアアああああ!!!!!!!!!」
と叫ぶ、謎の男を。
PC2
推奨クラス:魔剣使い
コネクション:ディングレイ
魔王墓場…ファー・ジ・アースにおいて戦いに敗れ、滅んだ魔王の残滓の行きつく挟界。
そこで厄介なことが起こっていると、世界の守護者は言った。
この世界で敗れ、一度は完全に消滅した3体の魔王級エミュレイターたちが復活を果たそうとしている。
魔王墓場にほど近い挟界の1つ。そこを滅ぼした魔王は完全復活を果たし再びファー・ジ・アースに舞い戻る。
そして、そのうちの1体は…君に因縁深い“奴”だと言う。
君は防がねばならない。あの悲しい戦いを繰り返さないためにも。
PC3
推奨クラス:異能者
コネクション:ディングレイ
君はかつてその力を持って世界を滅びより救った、異能者である。
その君の力が告げる。あの時と同じ危機が再び迫っていると。
そして君は決意した。この世界を、再び救うことを。
PC4
推奨クラス:レリックユーザー
コネクション:リュウ
君は三重県の平和を守るために作られた組織のエースであった…あのときまでは。
『モーレ・アモーレ!』不思議な掛け声を、聞いた時、君は全てを失った。
地位も、恋人も…その肉体さえも。
君は取り戻さねばならない。
君から全てを奪い去って言ったその男…かつて、なぜか悪の道へと走った元仲間の手から!
- 512 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 23:22:22 ID:m8f216cl
- ちょ、おま、ギャグマンガ日和!?
- 513 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 00:39:44 ID:DSdl4btH
- 書いてあることだけ見ればシリアスなんだがなw
- 514 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 00:40:45 ID:kpeETJNU
- 安心しろ、PC達も全力でシリアスだ
GMとPLは知らんがな!
- 515 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 00:51:52 ID:2M6HdjPi
- PC2だけNWから柊か? 突っ込み過ぎて過労死するんじゃないのか。
取り敢えず変態という名の紳士がいないのだけが不満です。
- 516 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 09:59:44 ID:43v8gqgb
- サンレッドとフロシャイムは冥魔相手なら普通に共闘するだろうし
クロスしやすいだろうな
問題は敵の強さをどの程度にするかかな
- 517 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 10:19:54 ID:WiNov7ik
- リンカイザーといい勝負をする程度の能力で
- 518 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 10:47:17 ID:amRU27jO
- rへ
r7´ `ヽ、-,. ─-、 ,.へ_、
r7 ァ'">'-─`-< ヽ!_
r7' >'´::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ. ハ へ
,くi ヽ/:::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Y i_{ //〉
ヽ./!/::/::::::/:::/:::::i:::::ハ:::i:::::::;::',」 //〉〈〉
/:7 ,':::i::::::/:ハ,ゝ、ハ/ !:ハ::::i::iヽ. //〈〉〈〉 本日の保管リスト
くk__!::::::L:ハ/〈 !_ソ` ォ'r7!/!」 ! // 〈〉 〈〉
|::ハ:::::::}__.| " _____└' i__{ヽ、! _,,. -/⌒ヽ// 〈〉 〈〉
ノ:::!ハヘ::|::::iヽ、 ( `i ,.イ:::|,.-'"´ l l i しゝ' 〈〉 〈〉
/:::::ハ::::!::ハ::::!;:イ>ーr<ハ:|::/! | lY__ノ´
i:::/:::::!::::::rィ';:|´ |/、 /」|:/ !- ヽヽゝ'i ●はじめまして幻想郷 HO/#01/#02
レ'i::::::!;:へ、ヽ!/ムヽ、_/_i ィ,ヘ、 Y / ●○○と秘密の本 #02-02
ヽ/⌒i、._ Y:::::/ i」::::::::::!-/レ' `ヽ. i/ ●Fate/stay Nightwizard!
! iノi 7:::く__ハ|:::::::::::Yiハ| `'ー-' ●オーディンスフィア
/iヽ-イ| .i::::::::::ハ:::::::::::::ハ! ●ギャグマンガ日和
「○○と秘密の本」をオープンソースみたいな扱いにしてもよいとのことで、
居酒屋ろんぎぬすと共に、新ページを作ろうかなと思うのですが、良い名前が浮かびません。
リレーとは違うし、シェアードワールドともなんか違う気がするし……。
- 519 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 10:59:47 ID:0dW8j9sl
- あえていうならシェアードシチュエーション?
- 520 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 12:25:04 ID:FFBtGgDl
- >>517
ヒーローを三人倒した怪人<<<<フロシャイムの怪人<<<<<<<<<<<<サンレッド<<先輩ヒーロー
リンカイザーのポジションはどこだよ……?
- 521 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 12:32:18 ID:OHzLxEJo
- >>520
やっぱヨロイジシのごとくサンレッドさんに関節技かけられてやられる役でしょw
- 522 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 14:24:48 ID:43v8gqgb
- >521
リンカイザーは変身だからヨロイジシやアーマータイガーみたいに隙間を狙われたりすることもない
自分も関節技使うからある程度対策が出来てるということで
あーあとなんか魔法で
ヨロイジシのエピソードでリンカイザーと絡め難くなってそんな言い訳を考えてみたり
- 523 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 18:31:50 ID:79gOO8aP
- 魔法使い+関節技=田中ぷにえ様ですね。分かります。
- 524 名前:449:2008/10/14(火) 18:54:04 ID:97AyJ3/k
- 幹也が目を開けると目の前には神社があった
高:さてどうしよう・・ざっと見た感じ誰もいなさそうなんだけど
幹也が一人で困っているとどこからか声がかかってきた
???:また幻想入りしてきた奴なのか?なんか変な感覚だけど
お前は人間なのか?人間にしてはみょんに落ち着いてるようだが。。
高:誰だ!いったいどこにいる
???:目の前にいるんだけどな・・・よっと
名前を名乗ろうか伊吹萃香だよ
高:萃香さんですか・・貴女は人間ではないようですが
萃:ああ私は鬼だよ。ここではいろんな種族がいるのさ
で、あんたは人間でいいのかい?
高:(鬼・・・エミュレイター・・にしては展開してないようだが・・)
えっと・・幻想入りとは?
萃:ん?違うのかい、最近よく幻想郷に来客がくるんだが
まあ、質問に答えようかあんたの世界からこっちに
ながれこんでくる奴がおおいのさ
まあたまに人間以外もながれこんでくるけどね
高:(人間以外・・冥魔っていうのもいるのか・・)
その話を詳しく聞いてもいいですか?というかここどこですか?
>>レスくれたみなさま
イコさまが自分の脳内の中で幼女だったので
ひらがなにしてました というかイコさまああああああ
しゃべりかたがd・・ここからさきは神隠しにあいました
- 525 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 19:11:38 ID:tyAyJiT7
- まあガンガレ
- 526 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 19:13:06 ID:d0jJlvRI
- 幻想郷入りってニコ動ネタじゃね?
- 527 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 19:18:51 ID:VMCcCsgO
- >524
お前は2chに来るには早いと思う。
- 528 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 19:25:57 ID:aLSWR2Hk
- まんまなサプリ出たしNW的には狭界と解釈すると楽しいんだよな、幻想郷w
- 529 名前:449:2008/10/14(火) 19:48:52 ID:97AyJ3/k
- 萃:ここは幻想郷 世界から忘れられているいろんな者が辿りつく世界だよ
高:話を戻しますが、人間以外で冥魔という存在もこの世界には辿り着いてないでしょうか?
萃:霊夢は、なんにも異変を感じてないようだけど、まあ霊夢に聞いたほうが早いだろうね。
高:その霊夢さんという方は何処に?
萃:今は山にいってるね。夜にはかえってくるんじゃないかな?
高:その山っていうのは何処の山でしょうか?会いたいのですが。
萃:行くのはやめといたほうがいいよ、あそこは弱い人間が行く所ではないからね
高:私は魔法使いですから、弱くはないですよ
萃:じゃあ私が試してやろう外の世界の魔法使いってのが
どんだけ強いかどうか暇つぶしでもしてみるか
高:(鬼といってもこんなちっちゃい子が強い理由がないよな
手加減してあげるか・・・・)
萃:《ミッシングパープルパワーーー》
>>レスくれたみなさま
がんがる
>>256
神○さまからクレームってあったんでしたっけ?
ないなら問題ないかとおもったんですけど
- 530 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 20:07:38 ID:HL6LxqPl
- >>529
えーとマジで言ってんの?
てかその会話の表現方法はなんだ?分かりにくくいよ。
脚本方式にするならきっちり脚本方式にしようよ
- 531 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 20:32:41 ID:X8Dv2jhU
- パクリでもいいから、読みやすく書いてくれないと読み飛ばしてしまうよ。
- 532 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 21:21:42 ID:amRU27jO
- 高:うんぬん
…よりは、
高倉:かんぬん
…のほうがいい。
- 533 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 21:32:49 ID:NC1I1AnN
- そうだなぁ……とりあえずさ、リプレイくらいは持ってるよね?
脚本形式なら脚本形式で、自分の書いた文とリプレイ、どこが違うか見比べてみるといいと思う。どこが読みやすくて、どこが読みにくいのかわかると思う。
なにか一つでも掴んでから書かないと、ここに投下するのは奨めない。
進歩がない「がんばる」なんて、何の意味も持たないから
- 534 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 21:37:36 ID:6tkmTmv6
- >>529
半年ROMれ。
- 535 名前:449:2008/10/14(火) 22:28:59 ID:pJ2uvgFZ
- 高 ぐはっ 完
- 536 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 22:33:03 ID:T9qSLpeN
- どうも人が喋ってる感じじゃなかったり、本来ト書き等で説明するべき事だったりとか……
脚本風味にしたいのか、リプレイ風味にしたいのか、普通の小説にしたいのかをハッキリさせて欲しい、
もし脚本風味にしたいのなら、しっかりとそのルールにあわせて欲しい。どっちつかずな今のような文章だと正直読みにくい。
それ以外にも、正直両方ともちゃんと読んでたりプレイしてるの?と聞きたくなる様なミスor間違いがあるのが
例えば幻想入りというのは実際に発言として使うべきではないし、実際に使われてないはず、それ以外にもみょんは発言したのは妖夢だけだっ
もし言葉でそのことを表現するなら流れ着いてきただの、やってきただのの婉曲的表現を使うべきだと思うし、妙に〜とするべきだろうし。
- 537 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 22:35:16 ID:T9qSLpeN
- しかし、自分の文章も見返してみたら詰まり過ぎてて読みにくいなorz
- 538 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 22:36:42 ID:VMCcCsgO
- しかも、みょん、と発言したのはEXステージのOPストーリー内だけだったりするよな。
グゥレイトォ! が実際には2回しか言ってなかったり、星一徹のちゃぶ台返しが1回きりだったりするようなもんで。
- 539 名前:449:2008/10/14(火) 22:40:13 ID:97AyJ3/k
- ちょっとみかえしてきます
本当にごめんなさい
>>534
のー
>>535
もういいです それで
- 540 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 22:48:01 ID:VMCcCsgO
- >539
半年ROMれ、は悪口でも皮肉でもなんでもなく、至極真っ当なアドバイスだったりする。
取り敢えずお前さんは掲示板に出入りするのは早いと思うぞー。
もう少し世間慣れしてから来い。
アニメ板からは撤退してるかもしれんが、TRPG版NWも東方も、もう5,6年は続くと思うから。
- 541 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 22:57:57 ID:ObRL63vQ
- いや、案外二期制作とかアリアンロッド・ルージュアニメ化とかはあるかも知れないよ
- 542 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 23:00:32 ID:JVw7EJhJ
- 柊がスパロボに参戦してるかもしれないぜ?
- 543 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 23:03:00 ID:ObRL63vQ
- 放っておくと柊が無限のファンタジアに参戦してるかも知れないしなぁ
- 544 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 00:01:04 ID:zGweH6cv
- サンライズ英雄譚とかなw
- 545 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 00:06:29 ID:IX7yBQdL
- 無限のフ違いだと突っ込まれ損ねた543カワイソス
- 546 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 00:09:31 ID:anWIJB1c
- リプレイのゲストに寺田P呼ぼうぜ!
- 547 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 01:22:22 ID:HzCXptzo
- 柊力VS熱気バサラ
- 548 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 01:45:38 ID:brxrXK4x
- >>547
それはとりあえず柊のキャラソンがでないと話にならないなww
個人的には王子が歌ってるのとナギーが歌ってるのを収録したら面白いと思うんだ
- 549 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 05:21:53 ID:7AZUr9Yh
- ナギーバージョンだと絵魔さま、王子バージョンだと田中天が合いの手を打つんだな。
- 550 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 10:19:32 ID:jlEyzvCJ
- >>543
むしろ銀の雨が降る世界で、新たなジョブ追加されるんじゃね?wwww
ジョブ:下がる男
本業能力:レベル、年齢、学年等、本人のありとあらゆるものが下がります。
- 551 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 12:57:36 ID:DI9DzSDq
- 548
合いの手は両方アンゼだよな?
声が英魔さまなのか天なのかの違いなだけで
半年ROMれとまでは言わなくとも、もっと周りを真似てみた方がいいのは確かだと思う。きくたけリプレイを見て書く形式を真似るなり、ナイトウィザードノベル買って描写の傾向を真似るなり、ね?
というかあんまりにも俺の黒歴史そのまますぎて直視できないのは俺が過去の汚点から目を逸らす駄目人間だからだろうか
- 552 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 13:29:56 ID:ukCP+583
- 語り継ぐことというのはそういうものさ
愚者は経験(自分の体験)に学び、賢者は歴史(他人の体験)に学ぶと言うが如し
- 553 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 17:11:59 ID:XxlxySdI
- ちょっとした小ネタハンドアウトの投下、OK?
クロス先はD.Cで
- 554 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 17:15:05 ID:RS+7mina
- OK
- 555 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 17:16:48 ID:iu83sDx+
- クレオパトラDCか?
- 556 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 17:26:53 ID:+SeCQgFc
- Double Crossですね?
- 557 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 17:34:04 ID:XxlxySdI
- >>555は絶対にないから安心してくれw
では……うおー緊張するー
PC1用ハンドアウト
推奨クラス:落とし子
推奨キャラクター:夜見トオル
ある日、キミの目の前に、恩人である魔王パール=クールが現れた。
なんでも、狭界のどこかにあると言われる「願いをかなえる桜」を探してきて欲しいのだそうだ。
何故そんなものが欲しいのかというキミの問いに、彼女は笑ってこう答えた。
「あたしの神社の御神木にふさわしいじゃない!」
なんともめちゃくちゃな理由ではあったが、恩のある手前、無下に断ることもできない。
ため息交じりにキミはその依頼を引き受けた。
PC2用ハンドアウト
推奨クラス:魔術師OR錬金術師
推奨キャラクター:芳野さくら
キミは狭界の一つ、「初音島」の名物である「一年中枯れない桜」を守る魔法使いだ。
最近、とある魔王がそんな初音島の桜を欲していると言う噂を聞いた。
魔王が狙う桜と言えば、おそらくキミが死守する「願いをかなえる桜」であるに違いない。
それだけはキミはなんとしても死守しなければならない。
- 558 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 17:47:30 ID:XxlxySdI
- PC3用ハンドアウト
推奨クラス:人造人間
推奨キャラクター:ロンギヌス00
アンゼロット城の名代を務めるキミの耳に、不穏な噂が届いた。
何でも魔王パール=クールがどこで調べてきたのか、「願いをかなえる桜」を欲しがっていると言う。
そんなものがかの魔王の手に渡れば一大事だ。
君は名代の役目を捨て、自らの手で魔王の野望を阻止するべく動き出した。
PC4用ハンドアウト
推奨クラス:仙人
推奨キャラクター:鷺澤頼子
キミは飼い猫だ。キミには大事に思っているご主人様がいる。
そしてキミのご主人様にはずっとあこがれている男の子がいた。
そんな中、キミはどこかの魔王がこの島の桜を狙っているという噂を聞いた。
ご主人様とその想い人のため、キミは桜の木に願い、力を得た。
以上。めっちゃ緊張したw
PC4枠は別のキャラでも代用が聞くかもしれない。
ぶっちゃけ、ヒーラー枠がいないから、もっともふさわしそうなのが、こいつしかいなかったからなんだけどw
ポイントは、PC1は他のPCと対立する立ち位置ながらも、乗り気じゃないと言うとこ。ここ大事ね
- 559 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 17:48:40 ID:XxlxySdI
- あ、コネクション書くの忘れたw
……まあ、いいか
- 560 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 17:49:11 ID:gZOvQXhE
- ダブクロは基本DXだろJK
ばっかお前DCっつったらドリームキャストに決まってんじゃねーか
- 561 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 17:51:32 ID:PbetqgZJ
- D.C.って
「今いったい幾つシリーズがあるんですか? あ、DVD版とかそういうのは換算しないで」でお馴染みのD.Cですか?
- 562 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 18:04:21 ID:XxlxySdI
- あ、しかも俺、さくらの苗字、芳乃なのに、間違えてるー!?
……まとめに載せるときにはこっそり修正して?
- 563 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 18:07:21 ID:iu83sDx+
- >>561
たくさんのヴァージョン違いがあるあのD.C.ですね!
- 564 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 18:10:48 ID:+SeCQgFc
- PC1が輝明学園秋葉原分校、輝明の大桜を巡って戦うナイトウォッチ夜見トオルとロンギヌス00三ツ矢伊右衛門を幻視した。
- 565 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 19:41:12 ID:eFk9qffW
- ときどきでいいからディバインクルセイダーズの事も思い出してあげてください
- 566 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 22:00:00 ID:PbetqgZJ
- ラビリンス・メタルデモンズ・シティ……!
- 567 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 23:13:15 ID:VHdEZI8a
- デモンズシティ…煉獄と呼ばれた町…あのリプレイの仮面PCの中身はやはり…
- 568 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 01:46:58 ID:6WXVsGcu
- >557-558
乙
ハンドアウトとしては結構理想的やね
Aというシナリオキーがあって
PC1:Aを狙う落とし子
PC2:Aの守護者
PC3:ロンギヌスからの協力者
PC4:AではなくNPCに掛かるキャラ
これでPC5:真の敵とのコネクションを持つキャラがいれば完璧かと
このままだと普通にPC同士敵対しそうだし
- 569 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 07:34:31 ID:x0+SzZC3
- 久しぶりに読みたい作品があって保管庫覗いたんだが見つからなかった……確か、あったよな?ここが流行る前に投下があった三下がシンデレラなお話
結構前だから自信ないんだけど(汗)
- 570 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 08:50:04 ID:J84lX7iY
- >>569
三下シンデレラは実は全ページ表示で探せば見つかる罠
なぜか小ネタや作品のページにはリンクされてない
- 571 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 09:03:38 ID:r/2VIV9t
- ダ・カーポといえばS,Sのズンイチ。
- 572 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 11:17:36 ID:XpjcTe/k
- ふと思いついた小ネタハンドアウトを投下したい。
OK?
- 573 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 11:24:41 ID:XpjcTe/k
- とりあえずこんな時間じゃ人もいないみたいなのでさっさと投下w
シナリオ名『Shooting Girl's Attack!!』
PC1
推奨クラス:人造人間
激しい戦いを潜り抜けた君はクルエルティアと一緒に平穏な日常を満喫していた。
そこに現れたフェインティア(のコピー)。傷ついた彼女は、新たな脅威が迫っていることを告げる。
彼女の看護を姉に任せ、君は一人、再び大空へと舞い上がった。
PC2
推奨クラス:強化人間
いつものごとく、絶滅社の上司から任務が言い渡された。
何でも複数の狭界から同時にエミュレイターが侵攻して来たらしい。
あまりにもタイミングが合いすぎているので、何か裏があるのではないかと上は疑っている。
よって、調査員を派遣するのでその護衛に付け、だそうだ。
調査員と合流するためにイギリスへと向かった君はなにやらでかい蟲に跨る怪しい女を見つけた。
とりあえず撃っとこう。
PC3
推奨クラス:魔物使い
シンジュが森で一緒に暮らすパルムが病に倒れた。
幽霊になって見守ってくれているアキに聞いたところ、病を癒す方法は森の外にあるらしい。
しばらくの間なら森から出ても大丈夫なようにもしてくれたので、一番のお友達であるキンイロとともに君は森を飛び出した!
直後に赤い髪の女の子に撃ち落された。サクレツの実をぶつけてやろう。
- 574 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 11:25:17 ID:XpjcTe/k
- PC4
推奨クラス:魔術師
君が暮らす狭界『ジルバラード』を襲った災難をどうにかこうにか収めた君は現世に戻るよりもこちらに残ることにした。
それからしばらくして、あの事件で再会した親友が「父が現世で色々やらかしているらしいので止めて欲しい」と頼んできた。
現世に残してきた家族が危ない、と判断した君はすぐさま向かうことにした。
とりあえずの目的地はイギリス。そこで君はメガネにローブのお姉さんに出会った。
PC5
推奨クラス:やっぱり魔術師
複数の狭界からのエミュレイターの侵攻。それについて調べるために久しぶりに親友と組むことになった。
こう言っては不謹慎だが同窓会みたいな気分もちょっとだけある。
まずは大英図書館で資料を当たろう、と歩き出した君の真上に降ってきたものがあった。
真っ白なロリータ服に身を包んだ女の子だった。真っ赤な髪と瞳が、親友を思い出させた。
- 575 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 11:32:16 ID:XpjcTe/k
- そんなわけでPC5人。色合いが被りまくってたりしますがその辺スルーで。
PC構成は
PC1:『トリガーハート エグゼリカ』よりエグゼリカ
PC2:毎度おなじみ緋室灯
PC3:『虫姫さま ふたり』よりレコ姫さま
PC4:『デススマイルズ』よりウィンディア
PC5:割とおなじみ?マユリ=ヴァンスタイン
以上のメンバーです。回復役がマユリしかいない突貫弾幕地獄パーティ。
あかりんとレコ姫さまをうっかり対立関係にしちゃったのでほか三人の胃が痛みます。特にマユリ。
- 576 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 11:34:52 ID:OUMvtNwY
- >とりあえず撃っとこう。
じゃねぇwww
- 577 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 11:37:43 ID:XpjcTe/k
- …しまった。
今見返してみたらエグゼリカだけ孤立してる…
- 578 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 13:03:37 ID:q3st9hDb
- \ 厂`ヽ.__∠ ,ヘ / ヽ 、_>'´∨
へ / l ヽ ヽ一'´ ̄|
/ 〉 / | | ヽ 「`i
| / ,.イ | 亅 l | i ヽ | |
レ'/ / | / | _L.‖ ⊥._ハ‖ |、 、\ l| /
「 / | -i‐,ィ 7「! l || i |} / 「|lーl ! `'r-ニ=-'
| h/l 丶 |/_レ'テl|Zヽ|ト、 l jz尓ュ、!/ | | l|
} .! | |l ∧ l《 {ト-リi ル' iト-リ} 》} ハ i ‖} l} 保管
l ,ヘ! |ト、 !rゝ、ヽ ヾニツ ヾニソ ,.j/ }| /lノ|ノ l|
| i | / ,ヘ{ ヽ| iヾ ' ハ レj/lィ′! | !| ●>524>529 はじめまして幻想郷
lU l l | | トへ. ‐ 'ー| | | | |. N ●>557-558 D.C. 〜ダ・カーポ〜
|U l | | | | 冫,、 , '′ | | | ∧.l l | ●>573-575 シューティングゲーム多重クロス
l| l lヽ| | l 〃⌒l `´ { | | | / |l l|
!| | | _,、」 | r<l |ア、 | | }' |l ||
}| | l rt廴}| 「 ‐-'´: : ヽ、 / : : `ー|├t堰A |l ! }
|| | { /: :スヒ}l/: : : : : : : : :∧: : : : : : : jノ: }ニネヽ |l |亅
ゲーム系作品とのハンドアウトネタのページが上限突破したので適当に分割。
>562
こっそり
>569-570
修正しました。作品一覧やクロス先一覧から辿れます。
>519
最初それで行こうとしたんですが、長い&分かりづらかったので
「共通テーマ作品」という無難なところに。
- 579 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 13:09:35 ID:XpjcTe/k
- 保管はやっ!?
いつもありがとうございますー。
- 580 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 21:50:37 ID:8pCxjiPi
- あかりん何やってんのw
でも、絶滅社の冷静沈着なエージェント緋室灯として見ると違和感バリバリなのに、プレイヤー小暮さんと見ると欠片も違和感ないなぁ…
ふしぎ!
- 581 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/17(金) 10:41:07 ID:NuoY8WUW
- ハハハ、何を言っているんだい?
胸囲になりそうなモノは予め取り除いておくのが、
プロの仕事というものだろう?
- 582 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/17(金) 11:05:32 ID:hf3HE4uB
- 胸囲……なのか?
- 583 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/17(金) 11:07:45 ID:LcL2Ca8Y
- >>581
つまり
「ネコミミ先生は常に、あかりんの胸を0.001mm水増ししているだろう布地をなくして絵を描いてくださいお願いします」
という主張でおk?
- 584 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/17(金) 22:21:11 ID:z9wAF2Tv
- 小暮さんの前で胸の話はやめるんだ!
…って、いつかのNW通信で矢薙がゆってた
- 585 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 21:37:33 ID:3W5vMqkF
- 今日は来ないか…
- 586 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 21:54:55 ID:fJGFgpyd
- 地下で投下されてるよ。
名乗ってはいないけど、書き方からしてココの住人だろうなあ、っていうのが。
- 587 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 22:03:26 ID:kwRrTuWd
- >小暮さんの前で胸の話はやめるんだ!
『女の子の胸は嘘で出来ています』って言って、じゅんいっちゃんの心を折ったりもします
- 588 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 22:06:16 ID:jfOl+he1
- >>586
?
アルシャードのやつ?
- 589 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 00:27:00 ID:xlG97fEM
- 保管庫にあるハンドアウトをネタにしてSS書いてもいいのかい?
面白そうだなと思ったんだが
- 590 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 00:28:54 ID:xUC7YCSr
- いいよ
いや、作者さん次第なんだろうけど、それがダメっていうような人はいなかったと思う
- 591 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 00:30:06 ID:C5gymPuS
- むしろGo。思う存分やりたまえ。
- 592 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 08:04:16 ID:SEoapjYV
- 確認というか、書く前にスレで宣言はしておいたほうがいいのでは。
あと、HO作者さんがSSを書こうとしてる場合も。
他に、「居酒屋ろんぎぬす」や「○○と秘密の本」みたいに、明確にOKとされているものも。
- 593 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 09:13:32 ID:xlG97fEM
- クロスSS保管庫にある 柊蓮司と地獄の偽神(仮)を使って書いてもよろしいでしょうか。
負け犬ケイツ君が再演体系を使って、自分と「似ている」グレン・アザレイと入れ替わり魔王となり、
世界を滅ぼしてしまう未来を防ぐため柊たちが活躍するといったものです。
暗躍する王子護とベル様、シリアス志向な長編ができたらいいなと考えております。
- 594 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 09:33:44 ID:/w0v9yZX
- なにも もんだいは ない
なにも もんだいは ない
途中までしか読んでないけどな円環少女!(w
- 595 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 17:16:46 ID:mnOESIxf
- しかし今更だが、狭界の設定と、八卦炉の登場なんかで東方とクロスしやすくなったな、色々と。
- 596 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 19:00:42 ID:pWMIofx3
- ふと、前に出た柊が多すぎるのハンドアウトを見てたら、こんなネタが降りてきた。
『柊時空』…それは、とある世界の“世の中に絶望し悪の道に走った柊”が作り出した超巨大月匣。
それは最下層に囚われたオリジン…柊蓮司の柊力を無限に増大させ、その中に取り込んだありとあらゆるものを下げていく恐怖の挟界。
それに加え、入ったものを容赦なく“下げて”しまうため、普通のウィザードには攻略も不可能。
このままでは、他の世界まで柊時空に飲み込まれてしまう。
だが、その危機に1人の少女が立ち上がった!
彼女の名前は“柊レン”…異世界の、もう1人の柊である!
彼女にも柊力が宿っている。故に、柊時空への耐性を持つ。
オリジンほどの力を持たない彼女の耐性は完全とはいかず、一度入れば戦闘の出来るギリギリのLv…
Lv1まで“下がって”しまう。だが、一度下がったのち、柊時空にて経験を積むことで耐性を高めLvを上げることができるのだ!
ただしその耐性は一度柊時空から脱出すると失われてしまう。
果たして彼女はたった一度の挑戦で最下層にいる悪の柊を倒し、オリジン…柊蓮司を救う事が出来るのか!?
…なお、現在柊時空には柊力の補助として異世界から集められた様々な“柊”たちがとらわれている。
助け出せればきっと力となってくれるだろう。
そんなローグライクRPG『柊の不思議なダンジョン』
…続くかどうかは未定(笑)
- 597 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 19:07:53 ID:xB7+3hZ6
- まったく話と関係ないがハンドアウトネタ投下ー。
シナリオ名『マジカル×バレット×ブレイド』
PC1用ハンドアウト
推奨クラス アタッカー/強化人間
君は最強の閃士(閃術=銃の取り扱いに長けたもののふのこと)・殲滅閃士(グレネーダー)と呼ばれている。
そんな君が今日ものほほんと仲間であるPC2達と旅をしていると、空から男の子と女の子が落ちてきた。
しかもなんかヘンテコな怪物共に追われているらしい。
なんだか面白そうだ。PC2もテンション上がってるみたいだし、ちょっとお手伝いしてみよう。
PC2用ハンドアウト
推奨クラス ディフェンダー/侍
君は天下一の侍(自覚なし)であり、殿の虎と呼ばれている。
PC1とはちょっといい雰囲気で、もう一人旅の道連れと共に今日も最強を目指し旅を続けている。
そんな君が今日も文無し旅を続けていると、空から人が落ちてきた。しかもまたなんか厄介ごと持ちらしい。
化け物の一つも斬れずして、何が天下一か。PC1もなんかやる気だし、また君は望んで厄介ごとに足を突っ込むことにした。
- 598 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 19:08:44 ID:xB7+3hZ6
- PC3用ハンドアウト
推奨クラス 魔法系クラスなら特に指定なし
君はあるやんごとなきお方からの依頼に応え、PC4とともに任務についていた。
その任務自体は実に簡単に終わったのだが、なんだかやっぱりというべきなのか魔王が邪魔をしにきた。
とりあえず逃げるために転送陣を働かせ―――どういうことなのか、あわてて術式起動失敗。魔王やその配下も含めて異次元に飛んでしまう。
……あぁ、減棒覚悟しなきゃ、なんてのんきに考えていたら、下に珍妙な格好の三人組が!やばいやばいどいてー!
PC4用ハンドアウト
クラス アタッカー/魔剣使い 推奨キャラクター:柊蓮司
今日も君は空を落ちる。
君はいつものようにエキセントリックな守護者に拉致され、監禁こそされないものの任務漬けの日々を送っていた。アレ?これ場所が変わるだけの監禁じゃね?
そんな疑問をさしはさむ余裕もなく、君はPC3とともに任務に放り込まれ、なんだか知らないが、PC3が魔法を失敗したことだけは理解した。
今眼下に広がるのは森と道、そしてとりあえず街道を歩く二人連れの男女と子供。男女はともに只者ではなさそうだが、問題は追ってくるエミュレイターだ。
最悪今混乱しまくってるPC3と彼らを守らなければならない、と考えた瞬間、男女がそれぞれ銃と刀を抜く。
……なんだか、こいつらならエミュレイターを普通に倒せそうな気がひしひしとした。君の推測は、限りなく大当たりだった。
- 599 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 19:16:30 ID:xB7+3hZ6
- そんなわけで漫画版「グレネーダー」とのクロスハンドアウト。
書きたいなと思って銃撃描写で断念。ハンドアウトのみの投下となります。
想定としては
PC1:天道琉朱奈(漢字自信ナシ)
PC2:虎島弥二郎(同じく漢字表記自信ナシ)
PC3:とりあえずマジカルな魔法が使えるウィザード
PC4:なんか下がる男
こんな感じで。みかんはNPC。
まったく関係ないが……>>586、一つ聞かせてくれ。俺は特に痕跡を残したりはしなかったはずだ。
それがなぜ……俺が下手人だとわかったのか、それだけ聞かせてもらえないか(哀)。
- 600 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 19:22:23 ID:vL1ICfaB
- >>596
お客さまの中に、どなたかゲーム職人! ゲーム作成のできる職人はいらっしゃいませんか?!
ディアブロの冒険みたいにならないかなー。
>>599も乙。
ところでPC3はキャラ指定されていないがPC1用ハンドアウトによれば女の子らしい。
つまり、「こんな可愛いのに女の子のはずがない」子でもOKだと(ry
んー、俺は>>586じゃないけど、あえて言えば魂の匂い?
- 601 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 20:34:19 ID:C5gymPuS
- ……ダメだ>>599が誰かさっぱりわからない
>>600とか>>586とかは第三の目(快男児的な意味で)でも持ってんのか。もしくはサイコメトリーでも使えるのか
- 602 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 21:06:30 ID:j9WFLTaX
- 偽善の人が新作とか
- 603 名前:柊蓮司と地獄の偽神(仮):2008/10/20(月) 14:30:07 ID:UlYLJhKA
- >>593
ドゾー、自分が考えてるのとストーリー違うし、タイトルも変える予定だし全然問題無いッス。
ヤっちゃってください。
つーか長編って難しい。あとちょっとで1話完成するんだが、ナイトメアがうまく書けない。orz
- 604 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 15:09:19 ID:r7VYlz+7
- どりぃ〜むとか言わせとけばいいよ
- 605 名前:柊蓮司と地獄の偽神(仮):2008/10/20(月) 15:16:05 ID:UlYLJhKA
- >>604
シリアスというか真面目な部分が書けないんだ。
- 606 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 16:47:00 ID:cRrcHL+h
- こんな感じかなあ。
・「どりぃ〜む」と言わない
・見た目の描写をしない
・ハードボイルドと、隠し味に愛妻家
- 607 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 16:53:32 ID:r7VYlz+7
- 真面目な話をすると、キャラクターに若年層が多くなるNW系伝奇アクション世界においての
「大人」であるという立ち位置を意識すると格好良く書けるんではなかろうか。
- 608 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 17:06:32 ID:2qkMb99y
- >606
見た目ならどうにでもなると思うぞ
笑えるところを片っ端からカットしていって、かっこよさげなところを誇張しまくればいい
物は言い様ってわけだな
だが、どりぃ〜むだけはどうにもならん
- 609 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 21:13:53 ID:t8VuHwQA
- そうだな、線引きがきちんとできてるイメージの苦労人。我慢の人。ただしクソ強い。
みたいな?<ドリームマン
まったく関係ないけど、ここにSSが掲載されてから原作に興味持ったクロス元とかあるかい?
俺神のみぞ知るセカイ買った。
- 610 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 22:18:39 ID:hbj3ivno
- >>609
ぱにぽに・ベホイミ・らき☆すた。
- 611 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 23:24:09 ID:0n2QocBo
- 無茶苦茶強いやつとの戦闘で、戦闘不能一歩手前なのに不敵に笑って言えばかっこいいような気もする>どりぃ〜む
どんな事態に陥っても余裕を失わない、ということの証明とか
- 612 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 23:39:11 ID:tgzL2zbd
- 余裕どころか、
敵ボスにブラフかまして隙を作るとか、巧みな話術等でうまいこと自分の土俵に誘い込むとかして
最後のあがき+1歩ぐらい踏み込んだ見せ場作ってから退場しそう
…おや、退場前提で考えてるな俺w
- 613 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 00:01:24 ID:oRx9uMx6
- おや、気付けば手元にベホイミとどこまでも行こうryが…
退場前には、妻と娘のマユリについて触れるとなお良い
- 614 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 00:06:21 ID:Iz3footw
- 死ぬ死ぬ、その死亡フラグはマユリが死ぬw
……あれ?
- 615 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 06:48:09 ID:r70jC9pJ
- >>608
どり〜む、はなんとかなるぞ?
新製品の宣伝入れれば、でカオスフレア2nd。
- 616 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 08:51:21 ID:HAxs2ZwQ
- 逆に考えるんだ。無茶苦茶シブいセリフを決めた後、最後に「どりぃ〜む」
で締めるからこそのナイトメアだと!
まあ、ナイトメアのかっこいい系の決め台詞といえば、
「私は夢さ……そう、ただの悪夢(ナイトメア)」
「貴様にも悪夢を見せてやろう」
があるけど
- 617 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 10:58:02 ID:JJh8Jjjj
- 俺の名は、ナイトメアだ。
とか
- 618 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 12:25:16 ID:7wtdY4jg
- 出鼻を多少コメディタッチにしておけば「どりぃ〜む」も自然に出せる。
中盤からシリアスにして、頻度を控えればそう違和感も出ないのではなかろうか。
- 619 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 12:30:49 ID:KmL9e4fh
- アニメでもあまり語尾にはつけてないよな
- 620 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 12:31:45 ID:KmL9e4fh
- アニメでもあまり語尾にはつけてないよな>どりぃ〜む
- 621 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 12:36:26 ID:KmL9e4fh
- 619はなかったことにしてくれ…OTL
- 622 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 12:47:23 ID:P9PNIKy6
- たまに独り言のように言ってたな
- 623 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 13:11:45 ID:JJh8Jjjj
- ナイトメア「あい・はぶ・あ・どりぃーむ」
- 624 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 18:29:35 ID:l6Hhlbuu
- 柊が活躍した時系列はどうなっているのだろう?
本格的にSS書こうとしたら迷ってしまって、誰か知ってる?
とりあえず大まかには赤巫女が最初で、砦、アルシャード世界に行くでいいのかな。
- 625 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 18:40:50 ID:VnlFd/T7
- >>624
赤にはいないなぁ……<柊
(第一の事件) 高校一年
↓
星を継ぐもの 高校三の四月(任務中は一年)
↓
フレイス 四月〜六月くらい
↓
黒皇子 六月くらい
↓
スルト 六月くらい
↓
(不幸の在りか) 夏くらい
↓
愛の力 三学期頭くらい?
↓
合わせ神子 三学期頭くらい?
↓
宝玉 二月か三月
と、こんな感じか。正しい時期はちょっと自信ないが順番はあってるはず
()内はなくても平気な話。
- 626 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 19:27:07 ID:l6Hhlbuu
- >>625
ありがとう。
紅巫女はあかりんやナイトメアが出るから頭の中で一緒にしてたよ。
改めて並べてみると、あかりんは数あるキャラでも最古参
柊以上に皆勤賞ではないかと思ってしまう。
- 627 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 19:54:41 ID:KmL9e4fh
- 初登場 夢語り 心象世界に落下中
罠にかかった時 攻撃時
俺が覚えてるのはこれくらい>どりぃ〜む
>>626‘柊はPC参加率が高い、あかりんはNPC登場率が高い’みたいな印象があるなぁ
- 628 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 21:23:31 ID:yDezlcyY
- 柊はレベルが低い、あかりんはダイス目が高い
- 629 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 22:28:29 ID:oRx9uMx6
- 失礼なヤツめ、決して柊の本来のレベルは低くない!
よく下がるだけで…
- 630 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 22:56:20 ID:fMksB/pR
- そうだよな。柊のレベルは実際は低くないんだよな…。
改めて時系列順に並んだのを見ると、宝玉少女辺りだとレベルいくつなんだろう?
いや、アニメ版で魔剣使いのおっさんにいいようにあしらわれてる柊に若干違和感を感じたクチなんで。
- 631 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 23:01:51 ID:JpdZIOdA
- 柊:じゃあカッとなって斬りかかるんですけど全然相手にされないで、しまいにはホウキではたかれるんですよ(笑)
こうだろう。
- 632 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 23:04:03 ID:4ToV7vug
- >>630
合わせ巫女クリアで10レベルだろ? 空砦開始時点もそうだし。
宝玉事件分は実プレイじゃないから、それで上がったレベル分は下げられてるな。
どちらにせよ、まだまだ駆け出しレベルだぜ?
卓ゲ板本スレの猛者どもは40レベルオーバーでバランスが崩れると文句言ってるし。
- 633 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 23:12:12 ID:FcPg9ig/
- 引きこもったころが20代くらいならで20代NPC下限の15レベルくらいあるだろうから
下がってなければ11レベルの柊をあしらえないこともないかと
- 634 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 23:21:55 ID:DrtHF5TE
- >>632
まあ実プレイ的にはそうかもしれんが、小説とかアニメとか見て判断すると
レベル10はかなり高めな扱いじゃね?
- 635 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 23:38:21 ID:iCckszCc
- しかし、レベルが高いのが果たして柊にとって幸せなのか・・・
- 636 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 23:39:58 ID:nSRQN5qI
- 安藤のおっさんは、おそらくレベル25とかそんなとこだろうと思われるが…
- 637 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 23:52:35 ID:/xNBi9wh
- 小説見ると結構凄い経歴だしな
- 638 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:12:28 ID:ct1evTqK
- ちょっとこの“柊がまだまだ駆け出しレベル”という流れに驚いた自分がいる
いやね?SSとか見てると普通に、柊が世界でも有数の実力がかなり凄い奴!って流れが多いから、てっきり皆そういう認識なんだと思ってたわ
- 639 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:12:37 ID:LbejbbAS
- 野菜作りでレベルアップしてるかもしれないしな。
- 640 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:22:19 ID:TPiB+t9F
- >>638
まぁ、パーソナルデータのレベルってあんまりアテにならないからなぁ…
だが、レベル10が駆け出しは流石に無いと思う
校長がレベル30?あれは、もはやトップクラスだと思う
>>632の駆け出しってのはその鳥取しだいだと思う
そんなこと言ったらうちの卓、レベル9以上なんて4年経つが一度も経験してない雲の上の領域だし
レベル40でバランス崩れるって、魔法攻撃力が上限行って空しいって、あのバランス崩壊のことだと思うが、それ以前にクラスの格差が酷いわw
- 641 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:25:36 ID:sXtUUX1E
- 柊の特筆すべき所はレベルは「駆け出し」なのに経験は「世界有数」レベルまで幾度も下げられている点かと。
実際、高レベルキャラの行動は世界結界に負担がかかるので「低いレベルを維持した超ベテラン」である柊の有用性は計り知れないと思う。
……そういや人狼族から英雄として崇められてたな、柊。
- 642 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:28:32 ID:sXtUUX1E
- >>641
おもしき間違えたorz
×レベルは「駆け出し」なのに経験は「世界有数」レベル
○経験は「世界有数」レベルなのにレベルは「駆け出し」
逆だ。
- 643 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:30:03 ID:LbejbbAS
- 持ってる魔剣も特別能力持ちだしな。
- 644 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:31:36 ID:9MDysIJD
- >>638
まぁ、そこらへんはアレですよ奥さん。
書いてる側からすりゃ、そいつが好きで書いてるわけで。
そいつの魅力が出るように己の限界に挑みながらの描写になるから、そのSS内の最強の敵を倒さなきゃ話が落ちない。
だからこそ、お話の主人公ってのは強く見えるのです。
ただ、これは原作がゲームなわけで。それよりもっと強い奴は公式にはいっぱいいるってのは、データ的にはまごうことなき事実なわけだ。
その辺の感覚の違いってのは確かにちょっと感じちゃいたかな。
それに、ほら。世界の危機救ったことあるからって、「ろんぎぬす」のノーチェが世界救った英雄とか言われて信じられるか?
まぁ、柊の魅力ってのはあの粘着質なまでの諦めの悪さってとこもあるんじゃないかね、と言っておく。
- 645 名前:630:2008/10/22(水) 00:32:33 ID:l1FBd2YZ
- >>638
激しく同意。
いやアニメ版では、安藤のおっさんともう少しいい勝負するんんじゃないかなー、とか思ったんで。適わないまでも。
なんかもう、ほんと駆け出しちっくに軽〜くあしらわれていたのに違和感が拭えなかったんだよね…。
っていうか、小説版「宝玉少女」とかだと、世界有数のウィザード&魔王連合相手に、実質一人で渡り合ってるし。逃げに徹していたとはいえ。
諸々のこれまでの経歴含めて、いくらなんでも“掛け出し”レベルはないと思う。
- 646 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:35:40 ID:fFKauRSX
- ちなみにルールブックのデータだとナイトメアが12レベルだったりする。
「強さ」ってのは数字じゃないんだよ。雰囲気だよ!
- 647 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:39:19 ID:LbejbbAS
- まあ人気は強さより優先される。
バットマンだってスーパーマンをもう少しで倒すとこまで行ったし。
- 648 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:40:29 ID:T8pcojwA
- ミッション1つクリアで1レベル上がるんだよな
演出上だから関係ないとも言えるが
本当なら1話だけで拉致→任務→登校で2レベル上がってるんじゃね?
で最後にキマイラ倒して更にもう1レベル、と
- 649 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 00:50:19 ID:9MDysIJD
- >>638,645
ふふふ、俺もアニメ五話はちと違和感があって五話だけはTRPGコメンタリ版しか見てないクチだぜぃ。
そんなキミたちに卓上ゲーム板作品スレをご紹介。
バーレスク直後、約束を果たす柊がいたりする。
もう見たかもしれんがなっ!
- 650 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 01:07:29 ID:5hIjg3U/
- >>625
オーバーナイト及び2ndルルブに載ってるな>柊年表
1.星継ぐ(四月)
↓(終了翌日)
フレイスの炎砦(四月〜六月)
↓(終了直後)
黒皇子(六月上旬)
↓(終了直後)
スルトの剣(六月中旬?)
↓
不幸の在処(六月下旬)
↓
愚者の楽園(二月中旬)
↓(終了直後)
合わせ鏡の神子(二月下旬)
↓
宝玉の少女(三月?)
ちなみに?は不確定
・・・柊の連荘率は異常
ついでに個人的に(無駄な)資料にしている2nd時間軸における輝明学園生徒。
一年:
要ねがい 要いのり 山瀬京介(?) 蘭堂舞 朔野美影
二年:
流鏑馬勇士郎 鹿島はるみ 鹿島ふゆみ(?)
十文字冴絵 真宮寺百合子
斉堂一狼 姫宮空 亜門光明
桜間流 紅樹星 藤原竜之介
芳緒菖子 芳緒美紅
夜見トオル(※1) 蓬莱寺麒麟
三年:
志宝エリス(アニメ) 緋室灯 真行寺命(昏睡)
子ノ日葵(※2) 望月チハヤ(転校)
※1 秋頃まではモッガディード
※2 冬まではイノセント(ゲシュペンスト)
・・・二年多っ
同じクラス率高そうだ
- 651 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 01:30:38 ID:BaZDN24A
- 鹿島姉妹って輝明学園いってたっけ?
- 652 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 01:32:31 ID:XraG6OA8
- 柊はレベルが上がるとアンゼが上手く使えなくなるから意図的に弱くされてるのでは?
使える部下を手放したくないがために柊の出世(LV上昇)を邪魔するアンゼ社長。
出世して世界(社内)への影響力が強まると、労働組合(世界結界)やゲイザー会長の目がとどくようになって怖い
それでも(対ネームド魔王用の)優秀な手駒は手元においておきたいからじゃないか?
ウィザードって魔王相手に「うわーだめだー」でことあるごとに全滅してるのから考えるに現場のベテランが少なそう
居るゲスト達の齢は数百年か十代が多く、30代の中堅が少ない。
うわあ・・・平均寿命短そうだと無駄に突き詰めて考えてみる。
- 653 名前:645:2008/10/22(水) 01:39:17 ID:l1FBd2YZ
- >>649
やっぱ違和感感じてるのは俺だけじゃないのか…。
それはそれとして。
あの作品は既読。いやぁ、熱いよねっ! 燃える漢たちの熱すぎる剣戟バトルっ!!
あれを見て余計にアニメ版の違和感が強くなったんだが…w
- 654 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 01:54:18 ID:XraG6OA8
- >>650
柊働き過ぎだなw
一年の間にフレイスの炎砦、黒皇子、スルトの剣、合わせ鏡の神子
何回外国どころか異世界や宇宙に海外出張行ってるんだよ
企業だったら間違いなく超敏腕社員
- 655 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 02:08:37 ID:l3zH2w/Z
- >>654
>敏腕社員
フレイス下巻のキャラ相関図にある「アンゼロット ―パシリ(予定)→ 柊連司」が泣けるけどなw
- 656 名前:638:2008/10/22(水) 02:09:16 ID:ct1evTqK
- >>645 649
ス、スマナイ!同意して貰ったり作品教えて貰ったりなのに、かなり恐縮なんだが俺の言い方が悪かったみたいだ………今見返すとどっちの意味にもとれるのねw
俺はむしろ安藤さんにコテンパンにされる所は納得したクチなんだ……多分あの人校長先生クラスの実力者だろうからさ、レベル10に特殊能力の無いバスターソード(“神殺し”はあくまでも演出能力だし)じゃ無理あるよなー、って思ってたw
>>644
なるほど……ノーチェの例とか、柊の魅力とか、色々と凄い納得できた自分がいるw
そりゃそーだよなー、普通に考えて、SS書くならそうなるよな……むしろそれをしないって、どれだけレベル高い無茶要求なんだよ!って自分でも思ったわw
- 657 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 02:24:49 ID:9MDysIJD
- うーん……まぁ、結論としてはここにいる人間は大方柊を(ネタ的に)愛してますってことでいいんじゃなかろうか。
むしろ下がってからはい上がってこそ柊精神。
……しかしそうだな、自分で言っといてなんだが確かにノーチェは英雄には見えん。
英雄ノーチェ的な話の電波降りてこねーかなぁ。
- 658 名前:柊スレで見かけた一発ネタ:2008/10/22(水) 03:06:29 ID:pbBpyhJ3
- 「あのさ」
「何だよ」
「例えば……少年漫画とかでさ、主人公が高校生でさ、その高校生が超能力バトルとかしたり
世界の果てへ冒険に出かけたり、または異世界に行ってそこの勇者になる話、あるでしょ」
「あ、ああ」
「アレの主意人子って、大抵一年生か二年生よね。三年生の主人公って、いないよね」
「そう……かな」
「何故だと思う?」
「え?」
「高校三年生にはね、バトルとか冒険とか異世界の勇者とかやってる暇、ないからよ」
「な、お、お前、そんな」
「だってそうでしょ?一年生や二年生ならさ、いくらでもどこへでも行きゃいいのよ。
まだまだ一年二年丸々残ってんだから。冒険なり大バトルなりに出て、んで世界を救うなりなんなり
して、めでたしめでたしで帰ってきて、それでまあ高二の終わりぐらいよ。
受験や就職活動は、そのあとゆっくり考えればいい。十分間に合うわ。まさに『主人公はそれからも
末永く幸せに暮らしました』ってヤツ」
「ま、まあ、そういう考え方もあるかな」
「でもさ、三年生を主人公にすると、そうはいかないでしょ? 全てを終わらせて、んで帰ってみたら
もうすぐ卒業よ。これってシャレにならないでしょ? クラスメイトは全員進路を決めてて自分だけは
根無し草よ。世界を救ったとか 異世界で勇者だったとかいってる場合じゃないわ。
それこそ『末永く幸せに暮らしました』どころじゃないだろって話」
「ってひーちゃん、なにマジ泣きしてんの?」
「う、うるせぇ!!」
「たま◇なま」クロスってーか、ぶっちゃけ丸写(ry
- 659 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 06:45:15 ID:L5QT3g1i
- まぁ、ウィザードは覚醒した時点で後の人生はほとんど決まってるからな〜。
「末永く幸せに暮らす」のは現役引退まで生き延びた後だ。
- 660 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 06:51:36 ID:2sEK4Iqr
- たまに引退した後に何がしかの事件が起こってぶち壊されることもあるしなー。
HAHAHAウィザードってのはホントに因果な商売だぜー。
- 661 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 06:56:03 ID:8D/5Kxa3
- そしてアンゼロットはぶちこわすことに躊躇がないときたもんだ
- 662 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 07:17:53 ID:8NCie7A8
- うちの鳥取ではあんまり高レヴェルだと世界結界に影響があるってんで出撃しないってことになっている。
ほら、やつらが活躍(したと思われる)時代は今より世界結界強固だったみたいだし。
カオスフレアのいるるんみたいに。
- 663 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 09:24:00 ID:hQowQ3kM
- 星を継ぐ者の前に柊が6か月も従事していた事件が気になるぜ。
- 664 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 09:28:08 ID:8D/5Kxa3
- 世界滅亡を回避するために造花を作ってたと予想してみる
- 665 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 12:41:30 ID:n3ckOwK+
- >>646
そして必要とあらば戦闘的クレバーさを発揮するのも魅力じゃないか?
>三ヵ月
なんつーか、柊なら何をやってても不思議じゃないなぁ。
嵐の前の静けさとばかりにまだ平穏な生活を過ごしてそうでもあるが、こき使われていても違和感なし、果てはダブクロに飛んでましたって言われても容易に受け入れられそう
- 666 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 13:27:23 ID:Naj+quSh
- ハートフルだかハートレスだかに出てたと言われても納得だね!
- 667 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 13:39:43 ID:9MDysIJD
- >>665
ダブクロクロスはもうあるけど、通常ステージものも見てみたいよな、とか思う。
アキバだったから悲劇性がもの足りない。
- 668 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 15:00:34 ID:sXtUUX1E
- >>667
以蔵の上に落ちてくるんだな
【それはストライクステージだ】
- 669 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 17:42:26 ID:ct1evTqK
- >>668
そして何故か特異点パワーで柊ちゃん化していて、身の危険を感じるんですね分かります!
これなら>>667の言うように悲劇性もバッチリDEATHね!(馬鹿は妄想が暴走しだした)
- 670 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 18:05:46 ID:QazcRmaX
- 無名世界観とのクロスはあったけど、仮に・・・
そう、ありえないが仮にひーらぎがオーマだったらなんだろうか
- 671 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 18:16:03 ID:8KdhXO1x
- >>650
バーレスクもいれるなら亜門光明が二年で深澄優貴が一年か
本当に二年生が多いな
- 672 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 18:18:47 ID:9MDysIJD
- オーマなぁ……
アルファサーガ今手元にないからアレだけど、
白(リン)・黒(?)・赤(?)・緑(?)・黄(セマ)・橙(?)・青(ガンプ)
だっけ?
それぞれの象徴武器とか○○と○○のオーマとかきちんと知らないとなんとも。
- 673 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 20:02:49 ID:0jDD0awU
- >668
メテオストライクならぬ、IZOストライク?
- 674 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 22:12:04 ID:X9MEUSsr
- 侵食値が下がるんですね。わかります。
オーマはたぶん下がるにして柊の柊蓮司じゃね?
- 675 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 22:14:38 ID:9MDysIJD
- >>674
クロスじゃないじゃんただの二つ名じゃん。ついでにそれオーマじゃない
- 676 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 22:22:03 ID:UIkSo46z
- >>675
兄弟、属性《蟹》《メガネ》がまかり通るきくたけワールドとクロスしたら、
いくら無名世界だってただじゃ済まないさ。
たぶん間に立つであろう、ハッタリとカイザーと天が大喜びで設定を
つじつま合わせするだろうしな。
- 677 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 22:36:43 ID:9MDysIJD
- >>676
そっか、俺はそういうのすげー萎える性質だからダメだわ。クロスオーバーの意味ねぇじゃんとか思ってしまう。
相手側に入るなら相手側の用語を使ってなんとか表現しようとするから面白いと思うんだ。
きくたけだってスルトの時演出で柊を表現してただけで、クラスをねじ込んだりしてなかったしな。
ちょっと感覚が違うみたいだ。気分悪くしたらすまん
- 678 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 22:48:27 ID:w4AdSQ//
- 敢えて色を決めるなら魔剣の宝石色の赤だが…
むしろ、あかりん、下手するとナイトウィザード勢の大半のカラーが赤なんだよな
- 679 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 23:10:07 ID:7+ktSGAS
- 赤い月が中心にあるからな
- 680 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 23:20:27 ID:9MDysIJD
- 意外だな。
このスレあんなことしたのに、アルファ系の知識ある人ほとんどいないんだ。
超意外。
- 681 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 23:30:01 ID:59afyaYX
- あの時も式神の漫画持ってた人間は半分いなかったんじゃないかな、と勝手に予想
まあ考えるのめんどくさいし柊は黒で漢盛りやってればいいよ
【柊の部分は他全ての男キャラに置換可能】
- 682 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 01:51:51 ID:YW1Y6zik
- 自重してるだけじゃね?
Aのネタはやりだすと無限に脱線しそうな気がするし
- 683 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 01:53:47 ID:DpEJhZuu
- 制服の影響で逆に青系に偏りがちだと思ってる俺…
ドリームマンは茄子色だしマユリは青だし命もどっちかっていうと青っぽいし、グィードは黒いし
- 684 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 01:56:18 ID:+9qgaW05
- とりあえず服や持ち物とオーマの色は関係ないぞ、といっておくw
- 685 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 02:03:23 ID:mA/2s0kS
- きくたけ世界って、属性ごとにプラーナの色が決まってなかったっけか
- 686 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 02:11:03 ID:JhUI4KNc
- >>682
いや、偏見かもしれんがAネタスキーは卓ゲ者とスパロボ好き並に自重しないと思う
きちんとは知らないけど黒が男だけ、赤が女だけのオーマだっけか?
どうしても英雄は青的なイメージがあるから青の感じが抜けないな、確か象徴武器も剣鈴だった気がするし
>>685
きっちり記述されてんのは確か第一だけ。ナイトウィザードでは属性色は存在しない
- 687 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 02:19:32 ID:YW1Y6zik
- アニメではプラーナ解放は金色だったな
俺も、なんで属性の色じゃないんだ?って書きこんだら
ナイトウィザードではそういう表現はされてないよって言われたw
- 688 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 02:27:06 ID:JhUI4KNc
- >>687
あーなんか覚えてる。去年の年末頃そんな話した気がするわ。
あれお前さんか。
- 689 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 02:44:03 ID:mA/2s0kS
- >686
土属性のマッドマンは黄金色に輝いてたぜ?
- 690 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 03:09:57 ID:JhUI4KNc
- >>689
そうだっけ?
でも第三も第五も属性には色が対応しますとか明言されてないでしょ?第八もないし。
- 691 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 04:01:29 ID:mA/2s0kS
- >690
第三世界に関しては、属性ごとの象徴色というのは設定されてたみたい。
資料が古いので今でも有効かどうかは分からないけどね。
その資料によれば、土属性は黄色だった。
黄金色のマッドマンというのは、あくまでも演出上ね。
無名世界観には詳しくないけど
第八世界でもそういう演出がしたいならすればいいんじゃないかな。
- 692 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 05:54:15 ID:HMlomoTu
- >>686
スパロボAかとおもった
- 693 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 09:33:08 ID:OJ0PCEjv
- 色にこだわらなくていいんじゃないかい?
死の茄子カブトムシや愛のどどめ色カタツムリ,香ばしき青のマグロが成立する世界なんだし
コードネームのせいでたまたまオーマに間違われて事件に巻き込まれる演出はアリだとおもう
- 694 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 12:13:47 ID:JDoUYr+R
- 柊はかつて青の守護者と言われた人物に弟子入りした経験がある……
柊の中の人の一人は白にして雲と同じである……
式神の城には緑の柊という苦労人イメージなキャラがいる……(おそらく関係ない
以上の点から、柊は白と青を併せ持つネームを持つ可能性が!
【ありません】
- 695 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 12:58:04 ID:JhUI4KNc
- >>694
緑はどこいったww
青の守護者はブルースフィア(もしくは青のマーリン)の守護者って意味だろうしなぁ。白は認める
んーと、確かオーマネームって(属性色)の(その色に近い色のなにか)だよね。
「青にして空色」とか「白にして乙女」とか「赤の桜」とか「橙にして檜扇」とか「緑の柊」とか。
やっぱり光太郎に近いイメージで青になるんだよなぁ……詳しくは知らないし。
- 696 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 13:05:35 ID:qAbpD69i
- 既に話題変わってるがKYずに発言
確かNWの世界でエミュレイターの活動が活発になったのが20数年前から、それ以前は世界結界が完全な形になっていてウィザードもそこまで覚醒数は多くなかったり、能力も強くは無かったはず(2ndになってから新しいクラスが生まれたのの逆が考えられる)
だから40代↑の実力者ウィザードってのが多分本当に少ないんだと思う
- 697 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 14:22:56 ID:3RHGVhr5
- >696
逆に、強いヤツは本当に強い、っていうのもアリだね
- 698 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 14:46:56 ID:Xc/HmQpl
- >>695
実は光太郎はまだ青として目覚めてるわけでは無いという罠
青の片鱗はあるらしいけど
あと、同じ色のオーマでも性格が違ったり、違う色でも似ているタイプもいるんで、似てるだけで決めるのもアレだったり
例えば光太郎とよく似たタイプでかつ色んな世界を救って回ってる妹人は赤だったりするし
(まあ「赤にして紫」ってオーマネームからすると青にも所属してるかも)
柊は「汚染と暴走」の黒がらしいかな、とか思う
まあどのオーマに所属してるか、っていうのは作成時のダイス目次第らしいので、あんま深く考えても仕方ないんだけど
>>697
少ない人数で戦っていて、今も生き延びてるウィザードはむしろ強さを証明されてるようなもんじゃないかと
まあそんなこと言い出したら単純な経験値の多さで転生者に勝てなくなるんだけどw
- 699 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 14:47:13 ID:E/KET5YF
- >696
オッサンが突然ぱぅわぁに目覚めてもいいじゃない
ほら30まで童貞だと魔法使いn(ry
- 700 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 15:06:18 ID:Xc/HmQpl
- まあ少数派ではあるんだけどなw
……そうか、2016年には大量のおっさんウィザードが(ry
- 701 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 17:59:25 ID:JhUI4KNc
- >>698
ほー、勉強になった。
さてと。主人公柊が多いから
あかりんとかエリスとかを主軸にした話を考えてみたいんだが、なんか面白いクロス先ないかね?
- 702 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 18:06:35 ID:96Mrnspo
- その2人だと、箒が活きると面白そうね。
- 703 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 18:10:14 ID:DYCsSqBt
- すぐに思いつくのがシューティングゲームの類の俺は、なんというか単純なんだろうな
今だとデススマイルズか
- 704 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 18:12:19 ID:XOJv+d1Y
- >701
ストライクウィッチーズとか
全然違うけど、ウィッチブレイドとかも面白いけど
最期のはウィッチというキーワードから出てきただけなんだけどな
- 705 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 18:47:59 ID:96Mrnspo
- 実はウィッチブレイドという名前の箒はある。接近戦用の箒だな。
星を継ぐ者のマサトや、最新作での柊の武器だった気がする。
あかりんの持つガンナーズ・ブルームも、
同じ名前のパソコン用シューティングゲームがあったりする。(ただし18禁)
- 706 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 18:57:17 ID:XOJv+d1Y
- 唐突に思いついたがさよなら絶望先生とのクロスなんてどうだろう
一見クロスさせにくそうだが冒頭で先生にこの台詞を言わせれば問題ない
「ばぁれたか。私こそは裏界帝国からやってきた仮面教師絶望!」
例のOP開始
完璧だと思う
- 707 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 19:05:29 ID:7L38Z6O8
- 仮面の生徒会長がいるんだから仮面の教師がいてもなんら問題ないな
- 708 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 19:10:33 ID:DpEJhZuu
- >699
その手があったか!
- 709 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 19:22:05 ID:96Mrnspo
- 「さがるってゆーな」…っていうネタはあったな。
- 710 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 20:18:02 ID:3zOBE0j+
- シューティングゲームならちょっとなつかしのガンバードを…
マリオンとかアインとかは絡めると面白そうだ。
問題は時代背景かな!(19世紀ヨーロッパが舞台)
- 711 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 21:13:34 ID:Nuzmg9x+
- >706
絶望先生予告編となら。
とあるうらぶれた小島、恵美島。
この島の、廃校寸前の小学校に新しい教師がやって来た……
過去に疲れた教師と、現在に悩む校長、そして未来を信じる子供たち……
……柊先生と魔法先生のどっちにしよう?二人ともは無理があるんで……
……ああ、逆か……
一人の先生と3.1人の生徒が織り成す究極の人間ドラマ。
糸色「.1って?」
灯「命は、まだ生きているから……」
- 712 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 21:15:38 ID:S8LOvSLq
- なんかサバイバルホラー系のかほりがするぞw
- 713 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 21:22:28 ID:3zOBE0j+
- ウェルカムトゥ六軒島!というフレーズが思い浮かんだ…w
- 714 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 22:52:24 ID:Nuzmg9x+
- >712
人間ドラマやっちゅうねん。
……いやまて、突然の災害で本土との連絡が途絶えた恵美島。
生き残ったのは、高台の小学校にいた教師と子供たち……イケる!
>713
むしろ漂流教室。
- 715 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:14:39 ID:VzRjnx8Z
- >>696
マジレスすると、20年近く前に全ウィザードの半数が死亡するって言う事件があった。
だから、30〜40代のウィザードはほとんどいない。
……まーあの事件はウィザード側が悪いんだけどな。
- 716 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:23:01 ID:JhUI4KNc
- >>715
……ルルブに載ってないことをマジレスとか言われても、その、困る。
- 717 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:24:22 ID:PGsSxDWa
- >>715
初耳だぞ。
- 718 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:26:51 ID:GDGzmytA
- >>715の言いたいであろう20年近く前と言うのは
1986年4月26日
チェルノブイリ原発事故=第三天使の喇叭事件ジャマイカ?
- 719 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:28:04 ID:S8LOvSLq
- いや、違うネタだな
公式のネタだがルールブックに載ってないって言う中途半端な感は確かにあるなw
- 720 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:31:15 ID:JhUI4KNc
- >>718
いや、エロゲ版の話だろう。おそらく。
それを公式に認めた発言もないのによく公式の事柄として言えるよなー。
- 721 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:32:13 ID:NgLo6uWJ
- >>720
あれは黒歴史だと思ってたぞwww
- 722 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:34:57 ID:GDGzmytA
- >>720
うぉ、エロゲ版か
てっきりルルブ後付けで拡張された話があるのかと思ってた
- 723 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:40:59 ID:w2YFBjFx
- >>711
どことなく三下っぽい空気が漂ってる気がするのは気のせいかしら?
- 724 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:41:04 ID:S8LOvSLq
- >>720
公式の商品展開の一つ、ってこと以上に公式に認める発言なんて有り得るのか?
逆に公式に否定されるわけでもないなら、公式の事柄として扱ってもかまわんと思うが
リプレイであった描写を扱うのと大差ないんだし(ルールブックに載ってない詳しい描写、って意味ね)
- 725 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:41:44 ID:YW1Y6zik
- んー、
大規模な裏界侵攻作戦を立てて返り討ちにあった
だっけ?
- 726 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:45:10 ID:S8LOvSLq
- >>725
大体アニメと同じことしようとしていい感じに逆侵攻食らったわけだな
それを受けてアニメでアンゼが計画を言い出したときは「失敗する、絶対失敗する」って意見が多かったw
- 727 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:48:22 ID:Dp2NEkGn
- >>726
アニメのでアンゼのを「失敗する」って言ってたのは設定的にムリがあったからでもあったなw
あの頃は小説の上巻をソースに「エリスと宝玉(シャイマール)を裏界にぶち込んでぶっ飛ばすんじゃね?」とか色々な説が出てたなw
- 728 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 23:51:09 ID:NgLo6uWJ
- >>724
あれを認めてる奴なんてまずいないんだからもうやめとけ。
- 729 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:00:22 ID:Nuzmg9x+
- PC版は……やってないんでなんとも、という人挙手。
ノシ
>723
空気が三下っぽい筈なんて無いでしょう?“空気”は。
- 730 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:17:39 ID:MvcRR6Yt
- >>729
ノシ
結構前のだしな、全体の認識と言うにはやっぱり無理あるんじゃないかな?
- 731 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:33:29 ID:kfyOAjvA
- そりゃまあ敷居は色々高いし公式ネタだとしても全体の共通認識ではないんじゃね?
ってところで思ったんだが、公式ネタと共通認識を同一視しないってのは珍しい考えなんかね?
- 732 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:45:57 ID:k2u012wP
- 夜ノ森結界は狭界じゃないかという解釈も最近出てきたな。
- 733 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:48:01 ID:hi8nRgsL
- まぁ「公式も鳥取のひとつでしかない」な発想がある業界だからのぅ
PC版に関しては、武蔵野大結界説も最近ちらほらと。
ちなみに
儀式が失敗した結果、表界から弾かれて狭界化。
大結界内に取り残された人々の主観だと、表界に残った人が消えたように見える。
(とある大いなる者の力により、結界内の人々は記憶や認識を操作されているらしい)
とゆー大こじつけを行えば、なんとか公式に取りこめないこともない、かも知れぬ
- 734 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:59:24 ID:MvcRR6Yt
- こじつけなきゃいけないものを、公式の状況下できちんと設定されてるものとして話すのはやっぱりよくない気がするよ。
- 735 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 01:01:54 ID:UGdniRwG
- >733
PC版やったことないんだが、確か地球が半壊滅してて、ED次第ではエミュレイターを完全排除できたりするんだっけ。
狭界にしておくと色々と便利そうだな。
しかしなんか、その設定、閉鎖都市巴里を思い出すな。
他にも似たようなのはありそうなもんだが、真っ先にこれが浮かぶ。
- 736 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 01:10:07 ID:kfyOAjvA
- >>734
それ言い出すとPC版以外にも怪しくなってくるものが色々有る気がするんだがw
どこまで設定を使うかはssの作者に一任すれば良いんじゃね?
- 737 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 01:15:34 ID:5I0c+JqS
- ふと、柊がバイストンウェルに召喚されたら・・・と考えてみた
だが、どうしても搭乗するオーラバトラーは
ボゾンやダーナ・オシー、バストールといった
量産機の中でもいまいちパッとしない機体しか思いつかネェw
- 738 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 01:18:10 ID:wb2kTn0j
- >>734
つーか、アニメ版と小説版と2ndで・・・>こじつけなきゃいけない展開
>>736が言うように俺の鳥取よろしくどこまで使うかの
取捨選択は作者に任せるのが一番と思われ
- 739 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 01:55:43 ID:k2u012wP
- >737
サーバインでいいじゃない。
- 740 名前:734:2008/10/24(金) 02:46:40 ID:MvcRR6Yt
- あー……ごめん、ss全般に言ったつもりじゃなくて>>715に言ったつもりだった。
公式であると確定(ルールブック的世界観的な意味で)されてるわけでもないものを、
確定事項のように言うのはよくないんじゃないか、と言いたかっただけ。すまん。
- 741 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 03:14:46 ID:HlLZfXwN
- こうして見るとPC版やった事ないの結構いるんだな……つか、そんな酷かったか?シナリオ的には“よくある世界の危機”だったし、展開もNWの王道を押さえててそんなに悪くないと思うんだがなぁ
あと、確定事項みたいに言うのは確かに良くないけど、ルルブに乗ってないからってのはバーレスクやグランギィニョルも含まれちまうと思うんだ……何気に今月のラジオでPC版の音楽使ってるからきくたけが忘れてるわけじゃないみたいだしw
やっぱり>>736みたいに使える設定とかを自由に使ったりするレベルで十分だと思う
- 742 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 03:28:28 ID:ULUpQdgn
- >>741
全年齢板だしPC版をやっとこと無い奴がいてもおかしくないだろw
まぁ、俺もやったこと無いわけだが卓ゲ板でたまに話が出てくるし何となく程度には知ってはいるが
ところで今の流れとは関係ない上に亀なんだが>>650の三年の部分に真壁翠がいない件について
- 743 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 03:30:26 ID:yV9lFlXk
- PC版はうろたん原画だったからなあ
石田やみかきが描いてないから拒否反応が出てるのかね
エロゲ方面に寄り過ぎて受け入れられない人が多いんだと思うね
PS版の戦闘は蛇足
- 744 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 09:00:28 ID:9mkTRgGx
- 拒否反応云々という問題ではないと思うけどね
読んだ限りでは、やった人が少ないため、PC版に対する共通認識が形成されていないことが問題なんだと思う
- 745 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 09:27:46 ID:b6wWgB9W
- NWは色んな方向に拡大しちまってるし情報格差なんて当たり前にあるんだから、そんなの一々気にすることかね
というかどこまでだったら共通認識として認められるか、とかなるとgdgdになるぞw
「ルールブックに載ってないから柊が学年が下がったのは公式設定じゃないよね」とか言い出しても面倒なだけだろ?
「赤羽くれはを殺さなければいけない宿命を持ってたのは誰だ?」って質問に全員が即答できるわけでもないだろ?
俺としては「ありとあらゆる商業展開は公式。ただしどれを採用するかはss作者次第」で良いと思うんだが
その上でマイナーなネタはあんま大きな声で言わないようにってことで
- 746 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 10:20:29 ID:luw0kqK/
- そーいえばPC版って今DL販売してるんじゃなかったっけ?
- 747 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 10:41:13 ID:B7wOlyiC
- >746
してる。エロゲ作品別板のナイトウィザードスレに貼っといたんでこれ以上はそっちでやろうぜ。
- 748 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 12:00:55 ID:hfSKhYNx
- >>746-747
そうなのか、情報d
- 749 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 14:46:10 ID:XtNVguiO
- >>735を見て伯林に芳香剤をたたき込みたくなったわ
言詞砲塔VSレーヴァテインとか楽しそうだが、言実詞の扱いはどうしよう
- 750 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 14:54:50 ID:U8irIm1E
- じゃあ、俺は終クロにかな?
終クロの面々もアクが濃いがな。
- 751 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 16:45:46 ID:Z9cE/cr/
- 下がりのクロニクル?
- 752 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 16:49:33 ID:hfSKhYNx
- 「下(くだ)りのクロニクル」と申したか
- 753 名前:某キャラスレ211:2008/10/24(金) 17:13:09 ID:8hzsxBr7
- そんなわけで短編投下しにきました。
某キャラスレ>>205に捧ぐ。
では。
- 754 名前:短編:2008/10/24(金) 17:14:08 ID:8hzsxBr7
- なんなんだ、こいつは。
舌打ちしながら手に余る馬鹿でかい機関銃を左舷へ。
体ごと振り回しながらトリガーからは指を離さず弾をばら撒く。
運よく頭にもらってぶっ飛ぶ一匹。けどまぁそんなもん気にしてもいらんない。
四面はとっくに楚歌。
ぶんぶん群がってくるハエみてえな 腐った兵士(よみがえり)ども。大方この間あったダオスとのいさかいで埋葬されなかった運のない連中だろう。
うじゃうじゃ出てきやがる腐れ○○○どもなんぞ、一匹二匹片付けたからってどうってこともない。
とっとと黄泉還りを際限なく掘り返しやがる 闇の使徒(クソッタレ)の息の根を止めないことには焼け石に水もいいとこだ。
そのクソッタレの蛆虫野郎は、こっちから見りゃうじゃうじゃいやがる黄泉還りの川を挟んだその先に。
次から次へと増えるゾンビの軍勢なんぞとことを構えんのに、ミステルの奴は今すぐここにはこられないときた。
あぁ、まったく。状況は最悪どころの話じゃねえってのに。
「―――負ける気がしないってえのは、楽しいねぇっ!」
ドレスから一丁パンツァーファウストを引き抜き、後ろを振り返らずこっちに背中だけを向け続ける馬鹿のドタマにロック、撃発(ファイア)。
鉄の拳骨は狙った馬鹿の頭へと一直線に飛び―――当たるそのコンマ5秒前、目標(バカ)は馬鹿でかい剣をぶん回すのを不自然に止めて、思い切り横に飛ぶ。
爆発。
ぐちゃぐちゃに舞い散る肉片が吹き飛びながら地面を埋める。
肉の焦げる匂い、むせ返るような血の匂い、腐った肉はぐちゃぐたと大地を汚す。
慣れたアタシでもそんなもんに触るのはちょっとだけ気持ち悪い。
それでもその馬鹿は、背中に目でもついてんのかと思うくらい完璧に榴弾を回避。振り向くことなく、文句一つ言わずに波みたいにおしよせるゾンビの群れを斬り捨て続ける。
あんなにも大量の、いまだ数の増え続ける、終わりのなさそうにすら見える軍勢との対峙。
なのに。
一度のなぎ払い。刃で複数のゾンビの首を刈り取り、巻き起こす剣風で数十体の死体をめちゃくちゃに引き裂いて吹き飛ばす。
唐竹割り。一瞬の遅滞もなく一匹を真っ二つに斬り割り、地面に叩きつけて炸裂する衝撃波で地面がめくれ、跳ね上がった礫が幾十もの死体を蜂の巣にする。
人の形をした嵐。
世界ってのは広いとは聞いてたが、あんなとんでもない剣士、どこの世界の人間でも見たことがない。
なんともいえず、どうしようもなく。顔に湧き上がる笑みがおさまんない。
あぁチクショウ、楽しくて楽しくてイっちまいそうなくらいだ。意味はわかんないけど。
なんなんだ、こいつは。
はじめてそう思ったのは、こいつとはじめて会ったその時だった。
これまで見たことのあるフォーリナー連中によく似た、変な格好のボンクラ。
第一印象はそれ以外にありえなかった。
最悪なことにアタシ―――イリア=ルゥ=レグニツァ―――の行く場所は戦場だったわけで。
フォーリナーなら絶対武器(マーキュリー)を持ってるだろうと聞いてみれば、
『マーキュリー? なんだそりゃ、そんな珍妙なもん持ってねぇぞ』
そう、あっけらかんと答えやがった。
……腹が立ったので弾丸でダンスを躍らせてやった。
文句を言ってくるそいつに焼けた銃口を突きつけてやろうと構えるも、そいつは銃把を押さえて自分から狙いを外させつつ固定。その後文句を続けた。
なんなんだ、こいつは。
そう。こいつに思った最初の時がこれだった。
- 755 名前:短編:2008/10/24(金) 17:15:48 ID:8hzsxBr7
- マーキュリーも持たないフォーリナーなんぞ野郎の家のティッシュ以下。
そんな足手まといを連れていくのも面倒だが、何かに殺られて黄泉還りになられるのはもっと面倒だ。
仕方がないからベスのところに送ってくために、ちょいとミステルを走らせて、アタシは合流地点に向けてそいつと一緒に歩いていた。
その間もこの世界のことなんかを聞いてくるので、ガム噛む間にヒマなら答えてやった。
そのやり取りの中、このボンクラこれまで会ったフォーリナーとは違ってるなと思ったことが一個ある。
『なんで』という言葉を吐かないんだ、このボンクラは。
これまで会ったフォーリナー連中は、来たてだと大抵『なんで自分がここにいるんだ』とか、『なんで自分だけこんな目にあうんだ』とか、
『なんでこんなことしなきゃならないんだ』とか、そんな自分の境遇を呪うようなことを口にしてばっかりだった。
まぁ、その理由もわからんでもない。住み慣れたところからまったく違う境遇に突き落とされりゃ愚痴の一つも言いたくなるのは当たり前だ。
だからこそ、こちら側の出す答えをすとんと疑いもせずに受け入れるこのボンクラが、ちょっと変だなとは思った。
なんなんだ、こいつは。
そう思った二回目の出来事。
半日ほど歩きとおし、そいつがアタシのことを名前で呼ぶようになった頃。
異変が起きた。
いきなり視界に薄暗いもやのようなものが集まりだし、一点に収束、人の形を形作る。
現れやがったのは造物主(デミウルゴス)の使いっ走り。自分を闇の使徒とか名乗る、ネーミングセンスのないイカレた野郎。
そいつはすぐさまぱちりと指を鳴らし、あっという間にできるのはゾンビの軍勢。アタシ一人になんとも豪勢なこった。たまにはメシで豪勢なもんが食いたい。
これまで何度も似たような奴を穴だらけにしてきちゃいたが、足手まといがいると面倒だ。
どうしたもんかと考えてたら―――
―――そのボンクラ、何をトチ狂いやがったのかアタシをかばうように前に出た。
フレアの流れの一滴すらほとんど感じ取れない、掛け値なしの平和ボケしたボンクラ。
それ以外の何者でもないはずのそいつは、震えることなく、臆することなく、ただ、その馬鹿みたいにまっすぐな目で、敵を睨みつける。
闇色のフレアは足元から蛇のようにうねっては近くを侵食していく。
その威圧感を感じていないはずもない。それでもこっちから見えるその背中には一点の気負いすらもない。
それにちょっとだけ驚くが、飯を待ってるチビみたいに口を間抜けに空けてても意味はない。
フレアの輝きのないパンピーが、どんだけ逆立ちしようが勝てるわけがない。ダスクフレアに勝てるのはカオスフレアだけ。赤ん坊でも知ってる論理でその馬鹿を説得する。
なのに。そのボンクラは。
『女子供に戦わせといて後ろで震えてろってか―――死んでもごめんだ、そんなもん』
そうやって、強い言葉で否定した。
だから、そういうことじゃないんだっての馬鹿。いい加減理解しろ。
そもそもお前の言ってることはアタシへの侮辱だ。女は戦うなってか。子供は戦うなってか。理由持って戦場(ここ)にいるんだ、何の力もないボンクラこそすっこんでろ。
それだけのことを言ってやったのに。
そいつはこっちの言うことなんか無視して一つだけ聞いた。
『なぁ、イリア。あいつらって殺しても後腐れねぇ相手か?』
『あぁっ!? 頭でもおかしくなったかよこの○○っ! あれが真っ当なサラリー稼いでる連中に見えんのかっ!?
ありゃあどこぞの根性悪の神サンの下僕だよっ、ついでにいうなら取り巻きは全員アンデット! お前みたいなボンクラに相手できる連中じゃねぇんだ、そこをどけっ!』
アタシの剣幕なんかどこ吹く風。
そいつが少しだけ笑うのが、見えてるのが背中だけなのにわかった気がした。
あぁ、と本当に安堵したような声と共に、そいつはゾンビの群れに向けて駆け出した。
クソッタレ、と悪態。見慣れてるからってスプラッタが趣味なわけじゃない。すぐさまベレッタの引き金を引こうとして―――思わず動きを止めた。
- 756 名前:短編:2008/10/24(金) 17:16:52 ID:8hzsxBr7
- そいつは、何もないところからすさまじいフレアを吹き上げる剣を執り、一瞬の迷いもためらいもなく一閃。
その一薙ぎは、剣で斬られたゾンビのみならず、近くにあるその仲間たちすらも剣圧だけでぶっ飛ばしていた。
赤い宝玉からはフレアがかつて見たことがないほどにあふれ出している。
なのに少しもそいつ自身のフレア減った様子はない。尽きの見えない底知らず。その言葉しか当てはまらない。
欠片もフレアが見当たらなかったそいつからは、太陽みたいにフレアがこんこんと湧き出ては風を揺らして周りにその存在を主張しているように見える。
肌がぴりぴりするくらいの剣気を吐き出し、そいつは―――
―――こっちを振り向くと、イタズラで人をハメたのを喜んでるガキみたいな顔で、にやりと笑った。
『つまり―――手加減しなくていいってこったよな』
援護頼んだ、とだけ小さく呟いて。
そいつは本当に風みたいに走り出す。
何度も何度も押し寄せる波みたいなゾンビの群れに気後れなんざ一つも見せず、ただ一本の剣を手に。
なんて出来の悪いフェアリーテイル。
笑えてきてしょうがない。何から何まで外れすぎてる。そもそも 童謡(おこさまむけ)は趣味じゃない……嫌いでも、ないけどさ。
まぁいい。せっかく援護を任されたんだ。どの道こいつらは倒さなきゃならない。思う存分弾をばら撒き、蹂躙圧壊粉砕する、戦争屋(ようへい)の戦いを見せてやる。
なんなんだ、こいつは。
なんなんだ、こいつはっ。
なんなんだ、こいつはっ!
楽しくて愉快で心の底から今すぐ笑い出してしまいそう。
そりゃあこっちも援護はしている。だけどやっぱり異常だ。
相手は波。幾度も幾度も押しつぶそうと包囲し攻め立てる軍勢。それに立ち向かうのはたった一人の剣士。馬鹿馬鹿しすぎて話にもならないはずの攻防。
いくらでもこの場から黄泉還りを生み出せるはずの相手と、その群れを相手に。
たった一人の、少し前までボンクラだったはずのそいつは、一歩も引くことなく―――それどころかほんの少しずつ相手の力を削りながら前に進みつつ戦っていた。
これまで覚醒したてのフォーリナーは何度か見てきている。
その上で言おう。こいつは目覚めたてなんかじゃない。
度胸の据わり方、冷徹なまでの戦術判断、太刀筋の見事さ、よどみのない動き。そのどれをとっても、弧界の超一流の戦士に並びうる。
アムルタートなんぞに目をつけられた日には、大変なことになるだろうことは間違いない。
目覚めたてのフォーリナーは、そもそも平和ボケしている。魂の形であるマーキュリーあってこそのその異能であり、戦うための技術など持ち合わせていないのがほとんど。
しかしこいつは違った。
確かにその身に戦う技術がついている。それも人間相手でなく、化け物を想定している技術だ。
フォーリナーは争いのない世界から来ているからこそ平和ボケしている。化け物相手に戦う技術なんぞ必要ない。
だからこそ、疑問が重なる。
なんなんだ、こいつは。
幾度目もの問いも、どちらかというと爽快なまでのアドレナリンの分泌が押し流し、それを現状の把握が強制的に終了させる。
ンなことは後で聞けばいい。ともかくもこの馬鹿みたいな場をさっさと終わらせるべきだ。でないと落ち着いて話もできやしない。
そう思うと同時、ドレスの中からごそりと大きな―――アタシの身長よりも長いミサイルランチャーを取り出す。
どうやってしまってんのかって? んなもんミステルにでも聞いてみてくれ。
担ぎ(ゲット)、構え(セット)、撃発(ファイア)。
一切の逡巡も遠慮も会釈もなしに引き金を引く。狙いは今剣ぶん回してる馬鹿。
―――ぶっ飛びやがれ馬鹿野郎。
- 757 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 17:17:38 ID:MvcRR6Yt
- ひえん
- 758 名前:短編:2008/10/24(金) 17:18:30 ID:8hzsxBr7
- ***
重心の移動は滑らかに。一度の攻撃で最大の効果を狙う。
袈裟から横薙ぎ。軸足を中心に相手の攻撃を半身になっていなし、お返しに三連。
一度魔剣を振るたびに細切れになって吹き飛ぶ亡者。歯ごたえがないっちゃないが、そう贅沢も言ってられない。
今必要なのはなにより速さ。ゾンビ共は増え続けるんだ、増えるよりも速く蹴散らせなけりゃ数は減らない。
一応対策も一個心当たりがあるといやあるが、どっちにしろ今の状況じゃ無理だ。
たぶんやらせてくれる隙(じかん)はないし、それ以上にそのちょっとした隙にイリアの方にいかれると厄介。地道に片付け続けるしかない。
だっつーのに。
「Yes. Yes! Yes!!! Yeeeeaaaaahhhhaaaaa!!!!!」
……なんでこのお姫さんはノリノリで乱射してんだ。これがこの世界のスタンダードな姫さんなのか、どんな世界だよオリジン。
旅暮らしをはじめて、しばらく経ったある日。
なんかよくわからん結界に覆われた遺跡の調査を行う調査団の護衛を依頼され、それを承諾。
遺跡の最深部についたその時、よくあることだがエミュレイターの襲撃。よくあることだがサクッと片づける。そこまではいつものことだった。
何をしたのがまずかったのかは今でもわからんが、遺跡の奥に眠ってた古代の転移装置とやらが起動。またも異世界に飛ばされた。
これで何回目だ。行った世界だけ数えても、もうじき両手の指が足りなくなるんじゃねぇのか。
グチを言ってもはじまらない。とりあえずは現状を把握するために近くにいた第一異世界人に話を聞こうとして、会ったのがイリアだった。
どこかスレた、けどどこかこれまで会ったことのある貴種の威厳みたいなもんが残ってる、頭に王冠のっけたチビ。
それが第一印象。
話聞いてるだけなのにガンベルトからベレッタ抜き打ちで人の足元に乱射したり、人のことをボンクラ呼ばわりするこのクソガキは、けれど立派に傭兵だった。
剣を振りぬく。
波はまだ終わらない。前方から進もうとする道をふさぐように来るゾンビの群れ。前方180°全部がそれだと、そろそろ面倒になってくる。
真横のゾンビが腕を振りかぶる。
知覚はできている。対応できなくはないが、それで攻め手が一歩遅れるのはもったいない。
ただでさえこの瞬間も増え続けてるのに、そんなことに時間を割くのは刹那の時であっても勘弁願いたい。
―――だから、任せた。
軽い破裂音。後ろから飛んできた弾丸が俺を数瞬後にとらえただろう腕を関節から根こそぎ吹っ飛ばす。
破裂音から推測する口径からいくと、そんな破壊力があるとは到底思えない。だけどこれが、あいつの言うカオスフレアとやらの力なんだろう。たぶん。
イリアの援護で生まれた数瞬は、刹那の後には腕をなくしたゾンビごと周囲の群れを薙ぎとばす状況につながった。
吹き飛ばす。巻き上げる。薙ぎ散らす。消しつぶす。
ギアを変える。剣速が上がる。いい援護があればそりゃあやる気も増す。
なんの根拠もないが、イリアとの相性はなぜか抜群。荒っぽい支援系能力者にはいくつも心あたりがあるから逆にそっちの方がいいのかもしれない。
声の一つもかけず、目線を合わせることもなく、こっちのやってほしいことを適格に掴んでやってくれる。
会って半日程度なのに、なんでこんなにやるべきことが見えるのか不思議でしょうがないが……そんなことは今は割とどうでもいい。
大事なのは目の前の戦況と現状。
プラーナの流れからして、おそらくはゾンビの壁の後ろにいる奴をぶっ倒さないことには状況の収拾ははかれない。
時間をかければゾンビの群れを全部片付けてからなんか黒い影みたいなのを背負った奴を斬ることもできるんだろうが、
時は金なり、できるだけ浪費はしたくない。状況の把握のためにファー・ジ・アースに連絡もつけたいし。
さてとどうしたもんかと考えていると。
背後からちりつくものを感じた。さっきの榴弾なんぞよりももっと大きな殺意と悪寒。
イリアの考えになるほど、とどこか冷静に納得しながら、あわてて魔剣に自分の生命力を吸わせ、思い切り地面に叩きつけ―――その反動と同時プラーナ開放、全力で跳ぶ。
次の瞬間。
ゾンビの壁の尖端に打ち込まれたミサイルランチャーが、轟音と共に炎と破壊と黒煙をまき散らし、大気を膨らませて壁と成して。
跳んだ俺をさらに上へと突き上げた。
- 759 名前:短編:2008/10/24(金) 17:19:55 ID:8hzsxBr7
- ***
イリアの狙いすまして放たれたロケットランチャーは、着弾寸前柊が上に跳ぶことでかわし、ゾンビの群れに突っ込んだ。
焼ける。焦げる。溶ける。融ける。
死者の埋葬にしてヒトをモノに変える浄化儀式より端を発する火葬。
しかし、忌むべき人を殺すためだけに作られた兵器によりもたらされるそれは、人の尊厳など無視した殺戮儀式にして―――
―――業火のように罪を焼き流す、戦地における洗礼のようでもあった。
最も凄惨で残酷な、焼き殺すという殺戮のあり方。けれどそれへの感傷すら、死人には不要と言わんばかりに撒き散らされた破壊。
近辺にいたゾンビたちはあまりの火力に焼き尽くされ、ついで起こる爆風によってごうごうと吹き飛ばされる。
ただの兵器による一撃は、実に今立つ半数の亡者どもを薙ぎ散らしたのだ。
しかし、それでも半分。
半分しか消せなかったという事実に―――イリアと柊は、ひどくよく似た猛獣のような笑みを浮かべた。
イリアの視線はすでにゾンビの群れにはない。ただただ、翼も空舞う力も持たぬ、ただの剣士を目に映す。
爆風にあおられ上空高く持ち上げられた柊は、体勢を整え、ゾンビの向こうに一人立つ、黒い闇を吹き上げる闇の使徒をその瞳で捉えた。
イリアが拳を軽く握り、親指でを下を指して軽く空を突く。
「―――Yes. crazy blade's comet!!!!」
落ちろ、という仕草。
それが示されるよりも早く、柊は月衣を展開、虚空を踏みしめ、プラーナ解放、蹴り離す。
大気が引き裂かれる悲鳴のような音。先のロケットランチャーの炸裂とほぼ同程度の轟音。
プラーナを吹き上げながら、加速を加えて落下運動へ。真昼に現れた彗星。青い輝きを纏い風を従えるほうき星。
かなり高い位置からの重力加速にプラーナ強化、その二つの強化を受けた魔剣が、轟音に継ぐ爆音を起こしながら闇色の人影をなんの抵抗もなく真っ二つに断ち切る。
着地。
悲鳴をあげる地面。体へのダメージを月衣でキャンセル。
闇色の人影は、何が起きたのかも理解できぬまま真っ二つに断たれてゆっくりと崩れ落ち―――その寸前、体の内より吹き上げた闇が体をつなぐ。
目はすでに瞳はなく、ただの闇がこごる。その闇の使徒にとりつくは造物主。
いかな刃でも、神を一撃で果てさせるなど不可能と知れ、と言わんばかりに、今完全に硬直した柊に向けて、神罰を下すために命を刈り取る刃を鎌と変えて振り下ろす。
柊はそれにもほんの少しだけ目を見開いただけ。すぐさま魔剣を握りなおし、吼える。
「上っ等だ、ヤロウ―――<魔器解放>っ!」
赤い宝玉が輝く。同時に横から薙ぎにはしる。
神だ? 造物主だ? だからどうした。あいにくと、その手の類は斬り慣れている。
知れ、異界の神よ。
聞け、見も知らぬ主よ。
これが。我らこそが。かつて絶望のふちに立つ神を殺し、人を呑もうとした神の化身を斬り、滅びの宿命をことごとく―――斬り殺してきた神殺しだ―――っ!
柊と闇の使徒の攻撃はほぼ同時。
このままならば確実に相打ちに終わる。
―――もしも、一人で彼が戦っているのだとすれば。
数発の炸裂音。
音とともに加速する赤い宝玉の魔剣。
音とともに砕かれる闇色の刃の神鎌。
イリアの二挺ベレッタが、狙いたがわず柊の魔剣を撃ちぬき加速。同時に神の鎌を打ち砕く。
加速に加速を重ねた魔剣は、真っ二つに敵を斬り裂き、断ち割り―――そして。後には何も残らなかった。
- 760 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 17:20:23 ID:MvcRR6Yt
- りえん
- 761 名前:短編:2008/10/24(金) 17:21:55 ID:8hzsxBr7
- ***
ゾンビの血の池、屍の山。
その中を疲れたように魔剣を担いでイリアのところに戻る柊。
イリアはと言えば、睨みつけるような視線で口元は笑み。
「お疲れさん。助かったぜ、イリア」
「ハン。ただのボンクラかと思えば、どうしてどうして。あんな造物主の使いなんぞよりも、アタシにはお前の方がバケモンに見えたよ」
「ぬかせ乱射魔(トリガーハッピー)。てゆーかどうやってあんな物騒なもんドレスの中に仕込んでんだ」
「知りたきゃミステルにでも聞いてみろ。あれいっつも納めてんのはあいつだからな」
言って、イリアはん、と左手を高く掲げる。
柊は一瞬何をしているのかわからなかったものの、すぐに得心いったように不敵に笑うと、自分の左手をその高さに合わせ―――
―――高く高く、乾いた音が響いた。
これが、後にオリジンに降りかかる大きな災禍(うんめい)を斬り裂き打ち抜く者たちの最初の戦闘記録となるのだが―――この時はまだ、誰も知らない。
fin
- 762 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 17:25:32 ID:dAtQ5oe/
- 下がるスレか
- 763 名前:某キャラスレ211改め『夜ねこ』:2008/10/24(金) 17:25:58 ID:8hzsxBr7
- 某キャラスレで話してたらゆんゆん飛んできた電波。うむぅ、未熟。
管理人さん見てるかなー?最近向こうばっかり元気でこっちに元気ないからちょっと考えてこっち来てみました。
こんなんでちょっとでもここが元気になることを祈りつつ。
ではでは。
PS
最近友人に「お前いい加減トリかコテつけろ」と言われて悩んで「夜ねこ」と名乗ることにしてみた。
なんかノーチェの人って認識されてるような気がする。
- 764 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 17:36:06 ID:Z9cE/cr/
- クロス先と作品タイトルよろしく!
- 765 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 17:40:58 ID:MvcRR6Yt
- >>764
えーと、クロス先は異界戦記カオスフレア
タイトルは……えーと(汗)。
マジでなんも考えてないんで……えーと、そんじゃ「いくさ姫と剣の担い手」で。
- 766 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 20:07:57 ID:XtNVguiO
- ひーらぎスレにいた人はあんさんでしたか、乙です。
うん、いい感じの相性だ。そして荒っぽい援護に慣れている辺りがさり気なく悲しいです…。アニメでのあかりんとか柊を恨む三下の従者とか脱ぐヤツとか微妙に肉ダルマ神父とか…。
くれははギリギリセーフっすよね?
しかし、こんな終わり方されたら続きが気になって仕方ないですねぇ…
【馬鹿はきらきらした眼差しでこちらを見ている】
- 767 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 20:14:43 ID:SuwVPNs8
- >>765
GJ!
あれだな、もし柊がカオスフレアに覚醒したらやっぱ執行者かね。
やつは勇者とか言う口じゃないし。
- 768 名前:某下がるスレ205:2008/10/24(金) 22:30:33 ID:xFzNDxlB
- >>某スレ211こと夜ねこ氏
GJ&ありがとう!
ノーチェの人でしたかw
とりあえず3回読みました。
いやあ熱いねぇ燃えるねぇ勢いあるねぇ。やっぱ相性良いわ〜
イリアがらしくて最高ですな。第一声で魂を抜かれ、『意味分かんないけど』でそのまま持ってかれました。顔がにやけて元に戻りませんよ。汚染電波垂れ流した甲斐があるってもんです。(釣りが来るわ)
そしてあんな『引き』があったら、期待するのが人情ってもんですよ。このハリケーンのようなヒトタチが何処まで突っ走るのか興味津々ですw
重ね重ねありがとうでした!
あ、柊。イリアはスタンダードじゃないから!そこんところだけはヨロシク(笑)
- 769 名前:某下がるスレ205:2008/10/24(金) 22:59:10 ID:xFzNDxlB
- 連投すまん。
夜ねこ氏にひとつお願いが。
神殺しのくだりでさりげに複数形になってるあたりを是非小一時間じっくり説明して頂きたいw
- 770 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 23:36:59 ID:RvzzgyAE
- >769
柊&魔剣と見ましたが。
- 771 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 23:48:57 ID:SuwVPNs8
- え、もちろん魔剣さんじゃないの!?
ほら柊<魔器の知恵>持ってるし。
- 772 名前:夜ねこ:2008/10/24(金) 23:56:56 ID:MvcRR6Yt
- >>770-771
Yes.
期待持たせてごめんな769。
魔剣さんと朴念仁の軌跡を知りたい君は卓ゲ板作品スレ(今だと保管庫のがいいか)の「日記」へGo!
……いや、やっぱ見なくていいです。昔の話過ぎて恥ずかしいわ。
【宣伝も大概にしろという】
取り急ぎこれだけ。きちんとまたレス返ししにきます。
- 773 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 00:39:44 ID:QJv1ATFg
- (言えない…ほんとは分かってて、魔剣さんだって言って欲しかっただけだなんてもう言えない…)
- 774 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 01:23:48 ID:/uBvI65q
- 「我ら」っというのは
柊と、魔剣と、更に一緒に戦った仲間たちのことだったんだ!!
ΩΩΩ <ナ、ナンダッテー!!
- 775 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 07:47:57 ID:O5vuLUQZ
- 柊&魔剣説が有力そうだがあえて
魔器開放の演出で魔剣のモノローグだから我らってのはワイバーン&ヒルコといってみる
- 776 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 09:02:01 ID:bonVejVX
- 格好良い柊、イイヨイイヨー
- 777 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 13:56:21 ID:Q+n0kCqR
- >>775
ワイバーン×ヒルコ
と空目した
【馬鹿はワイバーン&ヒルコにズンバラリされた上地下に下がった!】
- 778 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 15:10:28 ID:nMrEW3YI
- 空気を読まずに受信した電波を晒してみる
異世界へ飛ばされた柊、そこはガイアとも異なる並列世界の一つ、FtEより時間経過が進み、科学が発展し、宇宙旅行のツアーが日常化した世界。
成り行きでとある弱小宇宙旅行会社の宇宙船を破損させ、やくざのような社長に賠償としてただ働きをさせられる事になる柊。
生身で宇宙空間に出れる「ヒイラギ星人」と勘違いされ、ツアーの度に無理難題を押し付けられる。
前半コテコテギャグで、後半は次元トンネル(この世界で宇宙旅行に必須なワープシステム)ネットワークを利用し全宇宙のプラーナを奪おうとするエミュレイターと対決することになる柊+弱小宇宙旅行会社メンバー
「下がるっていうなあぁぁぁぁっ!?」
「カニ頭っていうなあぁぁぁぁっ!?」
一振りの魔剣と一本のモップが悪を打ち砕く
……自分で考えておいてなんだけど、すさまじく世界観が合わないような……
ちなみに誰もわからないそうなクロス元、昔のNHKアニメ「YAT安心! 宇宙旅行」という作品です
- 779 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 15:46:36 ID:RdKmuj5g
- HAHAHA、778は知らないのかね、卓ゲ民の平均年齢を
しかしどう考えても柊の戦闘力はあの世界観ではオーバースペック…でもないか、あのヒロインと比べれば
- 780 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 15:49:14 ID:bonVejVX
- 文の途中まで宙の湯の設定かと思った。YATとはずいぶん懐かしいアニメだな。
- 781 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 18:29:20 ID:O/GtrjPu
- 宙の湯と聞いてなぜか一番湯のカナタを思い出したオレガーいる
- 782 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 19:40:07 ID:VItDLqu0
- >>779
きっとクラスは龍使いだねw
最近ずっとカルドセプトをやってたせいか、変な電波が飛んできて困る。
超侵略好きでヤバいカード目白押しにしたのはいいけど、序盤に土地コスト持ちばっかり引いて途方にくれるちょーこーさまとか、
時々神がかり的なダイス運を見せるイコとか、防衛特化型だけど何故かブラストスフィア4枚積みのアゼルとか…
そして戦略的な攻めを見せるけど、ここ一番でダイスに裏切られるベルw
- 783 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 20:16:21 ID:soVNWtJ9
- 超銀河皇帝ヒイラギのクラスは龍使いだったっけ…?
- 784 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 21:29:46 ID:SBQm7aEE
- >779
いかな柊力と言えど、こればっかりは下がらんしなぁ。
- 785 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 21:48:24 ID:u1ZRQJe5
- >>778
どっちかというと、あの第二部の方が柊を生かせるかも。
マロンは人狼/異能者かな?
桂さんは異能者?
- 786 名前:夜ねこ:2008/10/25(土) 22:19:30 ID:UvjghLWz
- コテハンつけたら友人その1にこのネコ好きがっ!って罵られた(挨拶)
でもめげずにレス返しに来たよ!
>>766
意外にどこにでもいます。ほら、あなたの後ろにも……。
そうですねぇ。じゃじゃ馬乗りこなしてこそ王子の分身、と脳内変換すると不憫でもなくなるかも。
くれはは支援自体は荒っぽくないけどダイス目がありますからね。アウトじゃないかと。あれ?なんか空が赤いな……。
えーと……短編予定で勢いできたからなぁ。じゃあ、なんか電波飛んできたらその時にでも。今のところはきそうな感じしないけど。
っていうか矢野俊策が真面目に多すぎるって自分(汗)。
>>767
まぁ、間違いなく執行者でしょうね。その辺はカオフレ発売あたりで、本スレでかなり語られてた気がする。
>>768
楽しんでいただけたならよかった。受信した甲斐があったってもんです。
うぅ……戦闘書くのは好きだけど、苦手なんでちょっと感無量かもしれん。
ラストのあれは引きってよりはオチだと認識して書いてました。電波受け入れ態勢は整ってますが。
矢野キャラは人間台風ってことで一つ。>>772では失礼しました(汗)。
>>774-775
書き手の想定は魔剣さんと柊でした。けどまぁ確かに他の意味にもとれるんでお好きな解釈でどうぞ。
……っていうか、意外にみんな魔剣のことをさん付けで呼ぶんだね。さん付け習慣はなかったはずだけどなんで?
>>776
柊はカッコイイですよ!とは王子の言だったか。そういう風に見えるように書けてたら嬉しいです。これからも頑張ります。
>>777
ううん、地下なんて行かなくていいよ。そのかわりと言っちゃなんだが、校舎裏に一緒に来てくれないかな。
ち ょ っ と お は な し し よ う か
むろんガチで。
あの二万年級一途っこの魔剣さんと?真行寺さん家のぽっと出(超失礼)が、なんだって?
>>778
飛べイサミは見てたけどYATは忘れたなー。そんな話だったっけ。懐かしい。
来月第一週にでも投下に来る予定です。ろんぎぬす番外編ですが。ではこのへんで。
- 787 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 22:47:26 ID:uGG73YuM
- >>768
とはいえ、あの世界の他の姫君は信長とかいるるんとかバイラーヴァのコアとかな訳で。
もともとハッタリ氏が1版発売前に柊が来ても大丈夫な世界、と豪語してたのがカオスフレアだから
来襲はむしろ必然!(JGCで豪語してたのはじゅんいっちゃんだったかな)
つまり物語が続くのも必然でありますよ、サー。
問題はオリジンから帰るのが難しいってことかなー。
- 788 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/25(土) 22:49:52 ID:CfXSW0vd
- 歩けば何とかなる
- 789 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 09:45:40 ID:e+hI8GAh
- >>787
オリジンから変える方法?はっはっは、そんなの
GMの都合
で、なんとでもなりますよw
- 790 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 11:06:59 ID:Q6iGJJMG
- 2ndのフォーリナーはヤルダバオト取ればけっこうあっさり帰れたりする。
- 791 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 12:52:19 ID:AdNqOeFc
- ラース=フェリアやミッドガルドからも帰れる男だしな。
- 792 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 14:15:52 ID:PYitQrxL
- エリヴァーガル機関車(銀河鉄道)を手に入れればその内知り合いの魔王と接触できますよ
- 793 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 18:12:56 ID:xZJG/NUG
- クロスはいつもまとめのほうしか見てなかったけれど、初めてスレの方にお邪魔して、損した思った子です(笑)
何ですか、このネタの乱舞(笑) さすがクロスvv
っていうか、夜ねこさんGJです。他のスレでもそのお名前使われるんですか?
イリア可愛いですよイリアvv 意味わからない言葉を使うなよvv しかし、いいコンビですね!さすが中身同………げふんげふん。
………ふみー、クロスは夢が広がるスレですね。思わず何か書きたくなりますね。
でもなぁ、時間ないし………話、掛け持ち出来ないし………お呼びでない気もするし(汗)
しかも、脳内に今あるネタが微妙にマイナー………
ゴーストハントとか、わかる人いるんだろうか………アニメにはなったけど(汗)
- 794 名前:793:2008/10/26(日) 18:15:41 ID:xZJG/NUG
- sage忘れました(汗) すみません………
- 795 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 18:19:54 ID:d2J0TIUw
- >>793
知ってる、ヒロインがちゃんさまなんだよね?
声が。
- 796 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 18:25:05 ID:n3CA0UgM
- >>793
あれは地味に面白かった
- 797 名前:793:2008/10/26(日) 18:25:40 ID:xZJG/NUG
- ちゃ、ちゃんさま?………すいません、そっちがわからない………(<アンテナが狭い上に偏っている)
イケイケ巫女さんが某アニメで正義オタな姫様です(<わかりにくい)
- 798 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 18:36:49 ID:0suCacll
- >>797
ちゃん様=自称超公パールの声の人が名塚さんで、ってことでしょう。たぶん。
そーいや>>797は小野スキーだもんな。ゴーストハントっつーか悪霊シリーズ知らないはずもないか。
バトル的にクロスさせんのはほぼ不可能な気がするから、キャラ同士の掛け合い方面で攻めるのが無難じゃなかろうか。
……つーか忙しいはずだろうアンタはww
- 799 名前:793:2008/10/26(日) 18:55:44 ID:xZJG/NUG
- >>798さん
あ、パールか!解説ありがとうございますvv
いやまあその………今は無理でも、いつかの話、と言うことで………vv
え、結構魔王さんとか出してバトル系にする気でいた(汗) やっぱパワーバランス無茶ですかねぇ………
SPR(イレギュラーズ含む、安原除外)は異能持ちだからウィザード相当と言う無茶解釈を言い張る気でしたよ。
やっぱコテらなくてもバレバレかぁ〜(汗) カキコ文体変えてないから当たり前なんですが(汗)
っていうか、やっぱりあっちとこっち、住人さん被ってるんだなぁ(笑)
………時は金なり………金で時間が買えるなら買いたい、割と本気で。書きたいもの書く時間ないって拷問ですね
- 800 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 21:38:58 ID:nAtn+d/m
- >797
おや、ついにこんなところまで…w
大丈夫。どっちの作品も知ってるので、投下をお待ちしておりますw
>っていうか、やっぱりあっちとこっち、住人さん被ってるんだなぁ(笑)
うひひ。まあ、世間は狭いって事ですよ。<何かが違う
- 801 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 00:28:10 ID:VxrMYosc
- ゴーストハントか〜。
ウィザードは軒並みナルの解剖対象ですね。
ちなみにNWだと幽霊って
意志があるプラーナの固まりみたいな認識でいいんだろうか?
幽霊勇者の女の子とかいたよね?
ゲシュペンストも似たようなものかもしれないけど。
- 802 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 00:30:51 ID:xGjh07HT
- >>801
いえ、ゲシュペンストはエミュレイターです
この訴えは(ry
- 803 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 00:52:57 ID:d9bVZYOv
- 普通に成仏できなかった幽霊とかいるけどな
プラーナの塊といえばそうだが、逆にそうじゃない存在がいない世界だしなあ
人間も意志があるプラーナの塊だよ?
- 804 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 01:05:04 ID:VxrMYosc
- >>803
うい。それはわかるけど<人間も
だからどういう扱いなのかと思って。単に肉体のあるなしの違い…?
というか、幽霊でウィザードってキャラを作った場合、
生死判定がどうなるかとか…は卓ゲで聞いた方がいいんだろうけど、
実プレイをしたい訳じゃなくて↑のゴーストハントの話のからみで気になっただけなんだ。
まぁ気にしないでおくれ。
- 805 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 01:12:48 ID:FpsmYyna
- >>804
データ的に差異は無く演出上の違いがあるのみ生死判定に失敗すれば死亡状態になる。とか
- 806 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 01:31:15 ID:k3HIbU3w
- そういえば、あの世界じゃ死者は狭界にある死者の世界に行くんだっけ。
各宗教別に死者の世界はあるそうだ。
- 807 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 01:33:50 ID:d9bVZYOv
- >>804
別にあの世界特有の特殊な設定はないからなあ
死んだ後に霊魂だけが何らかの理由で現世に残ってる、以上どういえばいいのか分からないや
ちなみに上ででてる桜花は、七不思議の一つ兼宝玉の封印の監視者っていう役目によって現世に残ってる、
GS美神のおキヌちゃんのパターンだな
ちなみに、クリーチャーとしてのゴーストは実体を持っていない(物理攻撃無効)なので、
幽霊はPCとして遊ぶのには向かない特性だと思う
- 808 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 01:34:27 ID:XxoxGmfK
- あくまでデータ優先、設定後付けということで
データ的に再現したければそれっぽいクラス・特殊能力を選べばいい
- 809 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 01:43:14 ID:ZkWVLlEq
- NPCには幽霊居るんだけどな。
- 810 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 02:20:04 ID:1mwBH009
- ゴーストハントか・・・
大昔に小ネタで
自己紹介で「柊蓮司、魔剣使いだ」ってうっかり言っちゃって
ハァ?ってされるのを投下したような覚えがあるなw
ジョン(エクソシスト)や坊さん(陰陽師)が堂々と名乗っちゃうからねぇ
- 811 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 03:20:03 ID:/hX9dH51
- ,:' ,.. -‐ " ̄ ̄ ̄ `>..、
,イ/ ,.ィ''":::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.>ュ.、 _
// /:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.::>‐'" 保 管 し た !
{:::レ':::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.\
〉:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::∧
/:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::∧ >596 不思議のダンジョン
l:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::∧ >597 グレネーダー
. l:::.:::.:::l\:::.:::.:::.トヾ、:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.:::.∧ >711 絶望先生
!:::.:::.::|_\:::.:::ヘ >へ、:::.:::.:::.:::.:、:::.:::.:::.:::.:ヘー` >754 カオスフレア(いくさ姫と剣の担い手)
. l:::.:::.::|_゙ヾi. \:::.::〈 ,>'7:モッ,、:::.:::.ヾヶ、:::.:::._:| >778 YAT安心! 宇宙旅行
k:::.:::ヘ'~iヽ、 >、::ャ‐‐、ー' ト`‐rソ:::.:::.'、`
ヾゞr‐ヽ`‐'ヾニト、_ヾ_ノ ゙' l ´ヾ::lヘ:::\
ヾヽ‐ゝ‐'´ `´ ̄ /;;; ゙i:| ヽ ̄
.fリ、ヽヾ:ヘ、` 、z--―.j ,.イ;;;:' ! ` <、
ノ .ノ/) `マヽ、゙'. ' /、;;:' ` ー- 、 _
{ {'´/‐~) ゙ヾ> .、_/ .,.ィ'`ヽ、 、  ̄ ̄
/i ヘr‐ '" rr7 ,.ィ' ヽ l ,. -'"
./ !、:{、 /ゝl / ! l ‐  ̄
>599の漢字は修正しておきました。
- 812 名前:793:2008/10/27(月) 07:07:40 ID:CS+ROpC6
- す、すごい勢いで話が盛り上がってる………(汗) こ、これがクロススレの勢い………
自分で「ウィザード相当で〜」とかいっときながら、ルルブは2ndの基本しか持ってなくて、
クラスとかスキルとかサプリ分のヤツわかんなくてデータ再現困難だったりする馬鹿がここにいます………
とりあえずリンさんは陰陽師、安原さんはイノセント(クラスと違う)、これだけは決まってる。
………まあ、そもそもいつ書けるかわかんないんですが………それまでにサプリ買うかな………(汗)
- 813 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 10:32:24 ID:V26xZZR5
- いやん、俺の電波まで保管されちゃった(*ノノ) いつもいつもお疲れ様です、保管庫の中の人
>>804
ルールとフレバーな設定をわけれるからな、設定的には幽霊だけど、生死判定に失敗=強制成仏ってことでいいんじゃね?
あとは幽霊だから壁抜けできるだろ! とか言い出さなければ(俺だったらそういう主張は「世界結界にダメージ与えるからナシね」とか釘刺すけど)
>>806
2nd環境ではそうなってるのか……他の世界の死者は冥界に行くんだっけ?
- 814 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 15:26:00 ID:rw+I9huG
- >813
超人墓場や怪獣墓場がありそうなのは気のせいだろうか
- 815 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 15:39:25 ID:ZuG1lvnZ
- そうすると吸血鬼や人狼の死後の世界観とかは想像すると面白そうだな
- 816 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 17:42:07 ID:ydr6dvXa
- ファンブックのリプレイを見る限り魔王墓場なるものは存在するっぽいしな
- 817 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 18:12:25 ID:ZkWVLlEq
- アレはネタだと明言してたろうがwwww
- 818 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 19:39:41 ID:wDf9dcMI
- だが俺はデス様の能力が限定とはいえ復活したのは、対エレナ用かシェルジュ復活のフラグだと信じてるんだぜ?
- 819 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 19:59:02 ID:11l6WJRF
- 懐かしのアニメ……カードキャプターさくらとのクロスはどうだろうか。
こっち側から向かわせる相手のセレクトが難しいけど。
- 820 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 20:21:27 ID:rw+I9huG
- そこはサクラクロニクルとクロスさせてむしろ向こうから来ました、とするのはどうだろう
- 821 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 20:25:44 ID:11l6WJRF
- >>820
わっかんねぇかなー……サクラ姫じゃなくて、「ぜったいだいじょうぶだよ」のカードキャプターだからいいんじゃないか。
脇役じゃなくて主役だからいいんだって。
- 822 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 20:54:39 ID:77mCXnPD
- ケロちゃんをむんずと掴んでブン投げるさくらの姿ががが
- 823 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 20:57:44 ID:v6U8MZbO
- CLAMP作品ならレイアースががが
- 824 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 21:22:03 ID:ZuG1lvnZ
- クラスは人造人間……ちぃ、覚えた
- 825 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 21:40:05 ID:b2tzT+ui
- サクラと聞くと大戦を思い出す
- 826 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 22:13:54 ID:ECONbh31
- ここで流れをぶった切って超執刀カドゥケウスと・・・
ギルスって実は小型エミュレイター!
・・・ねーな。
- 827 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 22:16:17 ID:oIFAa/bl
- カードキャプターなさくらと大正浪漫なさくらとストリートファイターなさくらが一堂に会するのか
纏め役は例によって下がる男にでもやってもらうか……
- 828 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 22:17:19 ID:P0wV/Q6t
- >カードキャプターなさくらと大正浪漫なさくらとストリートファイターなさくらとなんこつなみさくらが一堂に会するのか
- 829 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 22:22:04 ID:td9BskDC
- そして、それを纏め上げるのが、桜間 流。
- 830 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 22:59:40 ID:DLSbMikj
- >826
大統領をエミュにしてギルスは自己繁殖型自動攻撃端末にすればOK
月森先生は異能者でクロックアップ取得は必須だな。
でも、超執刀ザ・ワールドを再現するスキルはこのシステムに無かった気がするがまぁいいか。
- 831 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 23:02:08 ID:j1hiPTic
- >>830
このスレで大統領という単語が出るとマイケル・ウィルソンにしか思えなくなった俺
クロス出ねーかな
- 832 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 23:05:29 ID:gOhocQdu
- ほえ〜なさくらが好きな気持ちはよくわかるが、クロニクルとのクロスがやりやすいのは事実じゃないか?
モコナモドキでのジャンプ、毎度の適応で限定的に月衣取得、さくらの羽に関連して適当に世界の危機、敵をボコって羽吸収無害化、そして元気でねーEND…
呆れるほどに双方いつもと同じことしかしてないぞ?
- 833 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 23:13:14 ID:8B+pYPrm
- 龍使いの泣き虫サクラはいつ出てきますか?
- 834 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 23:16:29 ID:td9BskDC
- >832
CCさくらだけなら、NWの世界とそのまま共存できるんじゃないかな。
- 835 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 23:37:21 ID:4hebrxAB
- 撲殺されるイノセントの桜君が助けて欲しそうにこちらを見ています
- 836 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 23:38:10 ID:ZkWVLlEq
- メタルウルフ・カオスか……。
アレは錬金術師かねぇ。
- 837 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 23:38:44 ID:wacJ9ffl
- >>831
あの人は短編しか無理だろうなあwww
- 838 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 23:41:23 ID:FpsmYyna
- クロウ・リードは某温泉魔王の写し身
- 839 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 00:39:40 ID:430dvmKK
- >>804
ラビリンスシティの汎用特殊能力に
精霊や幽霊であることを表す《不思議な隣人》というのがある。
データ的には耐久力や精神力が増えるけど情報収集が不利になる。その他のルールは普通のPCと同じ。
- 840 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 06:04:55 ID:BLG7Teoj
- なんだか、プロットを書き終えて満足しちゃった……。
- 841 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 06:29:11 ID:/iVZKZMn
- ナイトウィザードはライフパス振ってシナリオフック見るだけでもかなり楽しい
シナリオ書いて途中で満足しちゃうのはままあること
- 842 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 06:33:03 ID:j+GLglTZ
- >821
宝珠キャプターエリス&自分キャプター桜間あたりでどうだ
- 843 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 06:47:43 ID:gXPGj6OE
- 柊キャプター:サイモン=マーガスを忘れるな。
- 844 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 07:17:47 ID:51Hw4bgs
- >>833
あのサクラは龍使いというよりはグラップラー…というか死んでるじゃあねーか!w
- 845 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 08:02:38 ID:qfltQ2Bb
- >>835
一応身の回りの異常は認識できているから、ウィザードなんじゃないか?
せいぜいレベル0だと思うけど…
- 846 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 08:03:37 ID:gXPGj6OE
- そーいやデススマイルズのサキュラも本名はサクラだったな…。
- 847 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 09:24:08 ID:cps0IJyR
- >>845
別に世界の真実を知ってるイノセントがいてもいいじゃない
いや、マジにそういうNPCはいくらでもいるからね
- 848 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 11:09:01 ID:UIvP7yYR
- いろんな作品とごっちゃになっているんだが
ウィザードの月コウってシャナの封絶みたいにイノセントを保護する力はあったっけ?
- 849 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 11:25:36 ID:j+GLglTZ
- >848
ない
むしろ内部にいたイノセントは無力化する
それに月匣はエミュレイターも使うんだしデフォルトでイノセント保護機能がついていたらまずいと思う
- 850 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 11:52:12 ID:M1OEw3vp
- イノセントの保護というか、
別世界扱いになるからイノセントが最初からいない、っていうパターンはあると思うよ。
- 851 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 12:02:15 ID:lVwC7a0a
- ウィザードのはる月匣とエミュレーターのはる月匣が同じ効果とも限らんわな。
とりあえずイノセントにさえ知覚されなきゃいいウィザードと、
楽に食べるためにエサを無力化しときたいエミュレーターじゃ月匣の使用意図が明確に違うわけだし。
意図に合わせた改良くらいならしてそうだけど
- 852 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 12:25:38 ID:FHZie7Z/
- シナリオやGMや話の流れで効果がマチマチなんだよな。
ウィザード側から張るときは隔離空間扱いにすると何かと便利なんだが。
- 853 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 12:27:11 ID:qPw61AIq
- 制作者の心証が反映されるらしいから人によっていろいろなんだろう
- 854 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 12:54:35 ID:XQ9oTSqs
- ウィザードはイノセントに見られたくないって意識が働くから
無意識のうちに月匣からはじき出してしまいそうだけどね
- 855 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 13:19:30 ID:lVwC7a0a
- >>852
公式例として挙げられそうなの……ゲシュ子のユリへの月匣使用は、
イノセントをワーディング並に無力化させてたが参考にならんわな。
- 856 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 08:20:39 ID:SOC6Uk5Z
- …あれはほとんどエミュレイターだから仕方ないんじゃね?だってゲシュだし
- 857 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 10:12:01 ID:b5jaSIOK
- しかし元々月匣って、張った本人がルールを定められる結界空間のはずだったよな
エミュや魔王が張る月匣とウィザードが張る月匣に
定められるルールに差があるとはいえ、そこらへんは変わらない気がする
とGMやPCの都合の良いような意見を述べてみる
- 858 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 10:17:38 ID:oTEpnX/C
- つまりだ……SS書くんなら書き手が好きかってやっていいってことだな
- 859 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 10:24:25 ID:L3w30n0U
- って言ってもな。
これまで投下されたSSの中で、そんなに月匣の作者解釈をストーリーに持ち込んだのってあるか?
たいてい
・イノセントが入れない
・だいたいバトルフィールド
くらいな気が。
しかもエミュレーターが先に張ってるからウィザードが張る月匣って少ないし。
- 860 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 10:46:38 ID:NEoJoQUw
- >>857
そんなところだろうな。エミュはプラーナ奪う為に月匣で人間を捕らえるからイノセントが存在できる世界にするし
ウィザードは非常識をイノセントに見られないように存在させないようにする。
世界結界が月衣を持たない非常識存在を否定するのと逆でおもしろいなw
- 861 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 11:27:51 ID:ktPHy005
- 月匣の「世界の法則を決める」っていうギミックは、単にそれを考えるだけで難しいんだ。
- 862 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 12:02:17 ID:NEoJoQUw
- >>861
セッションでもSSでも「月匣を展開するキャラを象徴するものや現象」か「戦闘のギミックに関連した現象」でいいんじゃなかろうか。
例えばアニメの盗人おっぱい魔王はその性質から「足場が宝石」な月匣だったし、月にいた魔王は「エリスが拉致られていて、規定R以内に外から侵入せよ」というギミックの月匣だったという解釈ができると思う
SSならブソレンクロスのあの敵の能力=月匣のルールとみてもいいかも
- 863 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 15:46:59 ID:0LCD5Qau
- わしの月匣は地下10階まであるぞ! な
某ひきこもり魔術師の迷宮とかw
- 864 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 17:37:21 ID:0Te3iGt5
- ナイトメアも迷宮型の月匣張ってたことあるよな
ただ準備に手間が掛かるらしいが
- 865 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 19:44:48 ID:b5jaSIOK
- >>862
つまり柊が下がるのは、
きくたけが柊に月匣を張って下がると言うルールを定義していたんですね。わかります!
そういや「赤毛のあくま」で静が
「一般人の前で何か不思議な事が起こっても不思議に思われない」という
なかなか上手い月匣の使い方をしていた事を思い出した
- 866 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 20:56:38 ID:scSK60vl
- 月匣は術者の心象風景や好みによって造り変えられる。
あー月匣欲しい。広くて暖かい部屋でごろごろしたい。
- 867 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 22:45:24 ID:SOC6Uk5Z
- >>865
つまり何か異常が起きても「まあ柊だから」で片付けられる効果も平行してついてるんだな!
さすがは王子、そこにシビれる憧れるゥ!
- 868 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 06:33:03 ID:vlSVhlq9
- 矢野「俺が付与してるわけじゃねぇ!!」
- 869 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 12:45:37 ID:7KusMZS5
- 付与してるのは主に田中天と小暮英魔さまだよね。
あとたまに矢薙直樹(たったか的な意味で)
- 870 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 13:10:51 ID:t+lFjsRB
- 学園祭の時期なんだよな。
なんか面白い学祭とかにナイトウィザードキャラが引きずりこまれる話とか……
あかりん「……これは、ケーキじゃない」
よつば「だろ。ケーキちがうな」
あかりん「……私が、今からケーキを……」
ひーらぎ「止めろっ! 学祭で死人出す気かよっ!?」
よつば「あかりのケーキ!」
ひーらぎ「煽るなーっ!」
とか
(劇のタイトルを見て)
ひーらぎ「……『シンデレラっぽいもの』?」
くれは「はわ、たのしそうだねぇ柊。見てこうか」
ひーらぎ&ひろ「いや、っぽいものってなんだ」
とかしか浮かばん
- 871 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 13:33:38 ID:7Kvucgv+
- っぽいものwww
フルバかよw
- 872 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 13:38:44 ID:7KusMZS5
- 学園祭と聞いてビューティフル・ドリーマーが出てくる俺20代…。
あと何らかの理由で必ず潰れるペルソナシリーズの学園祭とか。3FESと4プレイして無いけど。3までの4本では必ず潰れてたんだよなぁ。
あとは…世界征服ロボの暴走は時期が違うんだっけか。<ときメモか
- 873 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 13:43:11 ID:t+lFjsRB
- >>871
わかるヤツがいたのかww<っぽいもの
いや、あのシンデレラは読んでる間爆笑だった。月光条例の変身も中々だが、あのシンデレラにはギャグ度ではかなわんと思う
酷いよなー。
いきなり真っ黒なシンデレラとか、舞踏会をぶち壊すのを魔女に頼んだりとか、舞踏会行ってえんえん焼肉食ってたりとか。
最終的な結論が「女の幸せは結婚のみにあらず」ってシンデレラはあれ以外に心辺りがないw
- 874 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 13:57:52 ID:YEfl/Kwe
- >868-869
クレバー王子は「賦与」の方だよね。
- 875 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 14:05:57 ID:7KusMZS5
- フルバ思い出したぜ!アレか!
そういえば白泉社系少女漫画とのクロスってほとんど無いな。
・
・
・
だめだ、『みかん絵日記』でみかんとのんびり会話してるあげはしか思いつかん。
あと『ペットショップ・オブ・ホラーズ』のD伯爵は絶対エミュレイターだ。
- 876 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 14:36:50 ID:YEfl/Kwe
- 質問。
SSをローカルで書き上げてから、実際に投稿するまで時間って空けてる?
- 877 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 14:40:10 ID:t+lFjsRB
- >>876
少なくとも頭から3回は見直して、一日置く
→頭がはっきりしたくらいにもう一度読み返す
→投下前にもう一度読み返す
……くらいは、絶対に投下前にやってるかな。自分は。
- 878 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 14:43:29 ID:5EcASDVy
- >871+873
いや、あれはいいものだと思うぜ。凄いインパクトだった。読んでる間中笑いが止まらなかったし。
とある少女漫画で出ていた詩を実際に学校の昼の放送で流したりとか、別の少女漫画の劇を実際に上演したりしたらしいファンもいるらしいし、どこかでシンデレラっぽいものもやったりしてねーのかな?w
- 879 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 14:48:39 ID:t+lFjsRB
- >>878
少女漫画は知らんが、だんでらいおん(空知の読み切り)を人形劇にしたって学校の話は聞いた。
チャレンジャーだなと思った
- 880 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 17:15:46 ID:OLeZ/+gD
- いじわるな姉1がくれはで
人を呪わば穴二つ的な意味でいじわるな姉2と継母がエリスと翠なんですねわかります
- 881 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 17:58:15 ID:7Kvucgv+
- あかりんがシンデレラで姉に翠がいる方が面白そうだな〜
翠「シンデレラ! すぐにお風呂の掃除と、ご飯の用意と、買い物に行ってくるでヤンスよ」
あかりん「・・・翠、あとで話があるの」
翠「はうっ! すみません、すみません英魔様!!」
他全員「エマ様違うwww」
あ、王子様はりゅういっちゃんでw
- 882 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 17:58:31 ID:XBq2rW4R
- ゑ?そんな事言っているとアンゼかベルがツンデレラになっちゃうよ!
個人的にはルー様で
- 883 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 18:03:09 ID:L82yY4jV
- >872
P4は文化祭をちゃんとやってたよ。
P4は笑えるイベントが多くてたまらんかった。
他のペルソナシリーズと違って鬱が少なくて明るい感じだった。
- 884 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 19:35:21 ID:DtNuQ6Fx
- ライドウプレイしながら、ふと、
侵魔召喚師 神宮寺百合子対葛葉ライドウ
というアホっぽいねたが脳内をよぎったw
- 885 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 20:38:25 ID:GA1VQbAt
- 継母:きくたけ
義姉:天、こはまー(マイベスト当て馬ヒロインs)
魔法使い:英魔様
王子:矢薙
シンデレラ:矢野
……この構成を一度見てみたい
- 886 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 21:01:09 ID:XBq2rW4R
- マジレスするとヒーローとヒロインを同時にやるの(を周りから生暖かい目で見られる)
のは単なるイジメだと思うw
- 887 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 21:18:27 ID:JT7rJQLj
- インスタントヒロインとは田中天ばりのテクニックだなw
勝手に登場させて相思相愛になり勝手に死亡させる
エルマーエルマーおまえはいい女だったよ
- 888 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 21:52:26 ID:Ren9nATP
- 英魔様をシンデレラにするなら、いっそねがいにして上にいのりをつけたら面白い気がする。
立場逆転でここぞとばかりに高笑いしながらげしげし姉をいじめて、勇者王子さまに当て馬な突撃〜玉砕、天の当て馬サブヒロインが容易に想像できるわ
そして継母芳香剤が天と組み、珍しく立場が上だからと馬鹿笑いしながらいじめるのです
- 889 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 21:58:10 ID:GRkk/GKZ
- >886
それでもかわたななら、かわたなならやってくれる! それがパーフェクトソルジャーーーー!!
- 890 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 21:58:59 ID:t+lFjsRB
- 想像できるなら書けばいいんだよ! だよ!
しかしなんでシンデレラだけかな。ネタとしてはおとぎぞうし系も楽しいと思うんだが。泣いた赤鬼とか桃太郎とか。
アリスとかオズとかも。
- 891 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 22:04:52 ID:m5l1WnWs
- おとぎ銃士赤ずきんチャチャと申したか
- 892 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 22:05:45 ID:GRkk/GKZ
- >890
ナイトウィザード フォルティッシモ キャンペーン
「 オーバーナイト ・ ザ ・ レインボー 」
- 893 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 22:31:12 ID:XBq2rW4R
- 紅い月が昇るとき、君は神話を超える
- 894 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 22:59:06 ID:l1bk/1AL
- >>891
原作漫画版ベースでお願いします
- 895 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 23:10:41 ID:GRkk/GKZ
- >894
おとぎ銃士が?
- 896 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 23:22:07 ID:pr9Cfgre
- >>895
赤ずきんチャチャだろ
- 897 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 23:49:38 ID:7Kvucgv+
- おとぎ銃士のほうもマンガ版あったよな?
- 898 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 00:21:20 ID:cOWfxwGQ
- >897
グレ子かわいいよグレ子
- 899 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 01:04:31 ID:d12SHufy
- >>875
よかろう。常春の国の殿下とクロスさせてくれる。きくたけなら喜ぶだろう。
- 900 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 01:45:30 ID:/lHIuBRh
- ハロウィンだな。
くれは→キョンシー
エリス→魔女
あかりん→狼娘
ベル様→ジャコランタン
リオン→999の車掌さん
とか浮かんだ。
- 901 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 07:58:38 ID:kcDP3AEs
- 哀れサンプル人狼…
- 902 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 09:51:27 ID:E7KF06VA
- >>890
桃太郎というとアレですか、「桃変化〜!」とか叫んで鎧を装備するヤツ。
仲間に銭ゲバの金太郎と良い人だけど影が薄い浦島太郎と
「倒すけど良いよね、答えは聞いてない!」とか「テンション、フォルテッシモ〜!」とか叫ぶ龍の子太郎がいるあのアニメ。
…なんで鎧伝サムライトルーパーとか天空戦記シュラトとか思い浮かぶんだろう…
シュラトはウォーリア/ルーンナイト/オーヴァーランダーで再現できるよね!<ゲームが違う
- 903 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 09:59:29 ID:/lHIuBRh
- >>902
あぁ、なんか劇場版が二つも作られたおねーさま方にも大人気の某特撮な。
……俺、そこまで太郎が集まると虚ろな楽園の「弓道部&陸上部合同演劇エピソード」を思い出すんだ
思えば遠くへ来たもんだ……
- 904 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 10:21:37 ID:A1HgDsp1
- 桃太郎と言ったらCV:桑島法子のアレだろjk…
…と思った俺は間違いなく世間のつまはじき者。
- 905 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 10:30:51 ID:E7KF06VA
- 桃太郎伝説をネタに出しておきながら自分が最初に思い浮かべた桃太郎は
『The MOMOTAROH』だった。にわのまことのプロレス漫画。
- 906 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 10:41:39 ID:7yDajiby
- >908
お前は今泣いていい…泣いていいんだ…
と、無印から買った上、ラジオドラマ全部録音した上ドラマCDもきっちり買った俺が言ってみる
- 907 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 10:50:42 ID:/lHIuBRh
- >>908
泣けってさ。
- 908 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 11:34:48 ID:oQ96HlPn
- 桃太郎といったら、個室ビデオと桃太郎映像がまず浮かんだ俺は
どうすればいいんですかねえ
- 909 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 13:49:00 ID:GcEt7RUY
- 男塾一号生筆頭、剣桃太郎!
- 910 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 15:36:10 ID:aQwm4jCy
- >>908
泣けばいい。>>906も許してくれている。
- 911 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 18:44:15 ID:4HcnQlPI
- >>906
もしかして>>904に言ったのか?
自分も漫画やドラマCD全部持っているぞ!!
続編出ないかな?
- 912 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 20:05:29 ID:yyBSFMy5
- 桃伝も剣もTHEも知ってる俺二十歳
- 913 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 22:37:30 ID:0a6bekfh
- ……おめーら、せめてナイトウィザードとクロスさせる妄想を出そうぜ。
- 914 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 22:57:06 ID:iermOcCQ
- 筆が進まなくてねぇ
- 915 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 23:26:11 ID:BlK0DjLE
- シナリオギミックがいまいちなのしか思いつかなくて
って、シナリオじゃなくてSSか
- 916 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 23:29:38 ID:eECpeSho
- 勘違いで規制解除らしいので今のうちに書き込みしてみる。
異世界と行き来がしやすいラビリンスシティを舞台にするのもありか。
クロスエッジの世界ほどキャラ集めに帰還の目標に記憶修正に若返り効果と色々ご都合な狭界は中々ないが。
- 917 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 23:33:52 ID:/lHIuBRh
- >>913
だってなぁ。
どんだけクロスのネタ出してもすぐに脱線して雑談になるんだもんよ、ネタ出す意欲失せるわー。
- 918 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 00:15:37 ID:kjZO9TSM
- >>917
ネタがだめならSSを出せばいいじゃない
- 919 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 01:14:08 ID:hLVXsd5Y
- >>918
金曜まで待っててくれませんか、なんとかしてる真っ最中ですよ現在進行系
- 920 名前:919:2008/11/01(土) 01:16:28 ID:hLVXsd5Y
- すまん途中送信。
>>918のあとに
知人が、ってつけといてくれ。
- 921 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 02:30:52 ID:UlGpJmJ6
- じゃあとりあえず、クロスでも真っ当なSSでもない
実はゲーム化決定時点で書き始めてはみたが
ありきたりな上に纏められなかった妄想の一部を繋ぎとして廃材利用してみる
……NWが一昔前の(主人公が一切しゃべらない)ギャルゲだったら
アンゼ・ED編(NG)
「私は『守る』専門です。『守られる』のは性に合いません」
「私は『守る』ためなら何でも捨てられます」
「それはあなたも例外じゃありあせんでした……」
「私は最初に『ココロ』を捨てました。それに後悔も未練もありませんし、後ろめたさもありません」
「それは『捨てた』事に対して侮辱です。後悔や未練が残るなら、後ろめたさを感じるくらいなら、『捨てる』事は無意味です」
「でもそれでは私はきっと『守れ』ません……捨てられず守れないのは、もう、十分なんです」
「あなたは『守る』ために拾います。時に必要のない余計なものまで」
「――最初は、あなたも切り『捨てる』気だったんです。私の手駒と同じように」
「利用できる者はできるだけ利用する。使い『捨て』られたがってる者は思う様使い『捨てる』」
「それが私でした。……いえ、今もそうです」
「それなのに、あなたはいつも『戻って』くる。それも何かを拾って……」
「――あなたが最初に『戻って』きた時…私、なんて思ったと思います?」
「……『捨てた』はずのものを『拾って』きた――そうです、世界中が見『捨てる』はずだった『彼女の命』をです」
「………―――羨ましい、と思いました。『捨て』なきゃ守れないと思ってたのに……あなたはそれを『拾って』みせた」
「でも同時に、『偶然うまくいっただけ、次はそうはいかない』とも――」
「しかし……しかしあなたは、その次も『拾って』きました」
「私はあなたに興味を持ちました。きっとあなたに『あの人』を重ねてたのかもしれません」
「……だからだと思います。私があなたに嫌がらせのような事を押し付け始めたのは」
「『あの人』は選べませんでした。優柔不断で、どっちも選択できなかったんです」
「正直、それでもいいとさえ思ってました。『あの女』が『あの人』を独占しようとさえしなければ」
「……私は『あの人』に『捨て』られたくなかったんです。あの時の私は『あの人』以外なら、なんだって『捨て』られました。――世界さえも」
「……今となっては、どうでもいい話ですけど」
「―――話が逸れましたね。あなたも、そうだと思ったんです――選択できないから、両方『拾おう』としてるのだと」
「でも違いました。……あなたは、両方『守る』事を選択していました――『捨てる』なんて選択肢は、まるで持ち合わせてませんでした」
「…ふふ、おかしいですよね。どちらもやってる事は同じなのに」
「今だから言っておきますけど、あなたは甘いです。いずれその甘さで足を取られますよ」
「……と、言っても、あなたはきっとその考えは変えないでしょうね――それで、いいんです」
「あなたが甘い分、私は『捨て』ます。だからあなたは『拾い』続けてください」
「似てるようで似てないですよね。私たち……」
「……ですから――「私を『守る』」なんて言わないで下さい。……あなたに守られたら、私は『ココロ』のどこかで……甘えたく、なりますから」
(――「好き」だなんて、絶対に言いません。あなたが私を選択しない事は分かってますし、『捨て』られるのは怖いですから)
(―――柊さん、私をこんな風にした責任、取って下さいね♪)
- 922 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 02:34:54 ID:UlGpJmJ6
- オマケ
本当のエンディング予定だったもの
「柊さん。これからも、世界を守ってくれますね?」
[1] ああ、守ってやるさ――おまえも一緒にな
>[2] とりあえずレベルを戻してくれ
「…………」
「さて、傷も癒えた事ですし、早速次の任務です」
「え?「またこのオチかよ」ですって?」
「勿論じゃないですか。柊さんが私にコキ使われるのはベストエンディングですよ?」
「というか何故にここまで分かりやすい選択肢で私じゃなくて日常エンドを選ぶんですか!」
「……「こっちのほうがらしい」?ま、まぁその通りですけど」
「―――レベル?勿論戻さないに決まってるじゃないですか!」
―――ここから先は白紙が広がっている
* * *
スマン。まるで関係なかったな
首つってくる
- 923 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 03:32:17 ID:5z8o/GnG
- >>917
別にココはネタを出すスレでも、ネタを出したら職人さんがSSにしてくれるわけでもない罠。
- 924 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 14:07:13 ID:57F/1w4/
- >>917
ずいぶんと他人任せだなwwwwwww
別に職人さんはここでのネタや妄想を拾ってSSを書いてくれるわけじゃないぞ? もちろん職人さんが「書きたい!」と思うネタがあれば拾うだろうけどさ
自分の妄想をSSにしてほしいのなら有料でオーダーメイドしてくれる場所があるからそっちでやってくれ
- 925 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 15:21:43 ID:hLVXsd5Y
- 書いてくれと言った覚えはないんだが……日本語読めてる?
ネタ出すのと、書いてくれって言うのって同じなの?君らん中で。
脱線してクロスとなんの関係もない話続ける連中はもうちょっと自重してくれないかな、と言ってるんだがな。
脱線話したいだけならブログででもなんででもやればいいって言ってるのと、このネタで書いて下さいって言うのって同義なんだ。初耳。
まぁこれも大概脱線話だな。以下通常運行でよろしく。
- 926 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 15:40:19 ID:kjZO9TSM
- SSを投下しようとしたらネタだけの奴とかぶってて封印したことがある
こんなSS読みたいってネタならまだしもSSにして欲しいわけでも自分でSS書くわけでもないネタ投下に何の意味があるんだろう
- 927 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 15:56:34 ID:hd3xmMqb
- >>925
「自分が出したネタが」SSにならずに雑談になるのが萎えるって読める
- 928 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 16:00:45 ID:y2AM5Jz8
- >>925
>脱線話したいだけならブログででもなんででもやればいいって言ってる
他はともかく、流石にこれは読み取れんw
>>926
ネタを喋ること自体に意味があるんだろ
思いついたネタは絶対にssにつなげないといけない、ってほど厳しいスレでもないし
ssに関係ない雑談を禁止したいなら……どうすればいいんだろ?
それはそうと、ネタがかぶったからって封印する必要ないじゃん、ってのは言っちゃいけないのかな?
- 929 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 16:46:24 ID:3OwXoCZY
- 別にネタが被ったからって封印することはないなと思うけど
参戦作品が被って比較されるのを好まないのかもしれない
- 930 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/01(土) 22:22:18 ID:O0c4q/rZ
- >>922
いや、俺は好きだぞ。
さぁ、今すぐ分かりやすい正解を選んだ結果を描くんだ
- 931 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 01:22:27 ID:jaclVStK
- 文章書くのって難しいんだな、ものの十数行から先に進まねぇ…。
- 932 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 12:46:41 ID:bCqF25Mk
- 自分がきにいらない話題だからやめろとか痛いのが沸いてたな。それこそ
2ch以外のブログでもなんでもやればいいのに、ID:hLVXsd5Yみたいなくずが
- 933 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 13:10:27 ID:ZekASS+a
- ID変わった後まで引っ張る話題でも無いぜ
- 934 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 13:15:16 ID:FDTUebfO
- >>933
ほっといた方がいいと思う
別スレの話だが「書きこみが読みにくい」って言われただけで相手を嵐扱いする御仁のようだから
- 935 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/02(日) 20:06:23 ID:jcNQ4Hw5
- さりげに482KB。
投下するって人は注意してね。
- 936 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 01:38:38 ID:F8fsEOf3
- ・次スレは>>975を踏んだ方、若しくは475kbyteを超えたのを確認した方に御願い致します。
- 937 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 02:02:30 ID:2U+AJWhd
- だめっぽ
- 938 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 03:05:18 ID:QqQqIgDF
- やってみるか。
- 939 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 03:13:23 ID:QqQqIgDF
- 【柊】ナイトウィザードクロスSSスレ【NW!】Vol.12
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1225649492/
- 940 名前:939:2008/11/03(月) 03:14:07 ID:QqQqIgDF
- うわ。間違えた。
立てたのはちゃんとVol.13です…。
- 941 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/03(月) 06:08:09 ID:lc/pjNE6
- >>940
乙。
今スレは久しぶりに1000行くかと思ってたけどちと足りなそうだね
- 942 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 01:21:48 ID:BmBveaGS
- 投下するならどっちだろう。
- 943 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 01:23:53 ID:fgw1Hr5F
- 投下容量によるんじゃない? スレの残りは約18KBだけど。
- 944 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 03:28:46 ID:fgw1Hr5F
- 専ブラ(Jane Style)からだと次スレが「dat落ち」表示される罠。
ウェブブラウザ上からは見られるし、書き込めるのになぁ…。
自分だけなんだろーか………。
- 945 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 08:41:38 ID:y+r45oLX
- >>944
janeだけど、dat落ち表示されてないよ?
- 946 名前:944:2008/11/04(火) 16:26:12 ID:rYmIqT77
- >945
Janeを再起動したら直った。何だったんだろう…?
- 947 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 17:23:17 ID:H54s6vwL
- 最新ログを取得しようとしたら、何らかのエラーが起きてしまい、
ログが見つからなかったと判定されたんじゃない?
ギコナビでも稀にある。
- 948 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 17:05:29 ID:0SwnRobW
- 埋めるには、まだ早いか
- 949 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 17:15:38 ID:OP06BOb7
- 次スレの投下始まってるし、埋めちまっていいんでない?
- 950 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 22:02:22 ID:fGZiYDZP
- どうせなら1000目指して埋めたいが
- 951 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/05(水) 23:34:17 ID:I3nmsD58
- 頑張れば行きそうな気はするな。
- 952 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 06:25:24 ID:XeNjozHk
- 埋
- 953 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 08:51:08 ID:UoqVOMzZ
- め
- 954 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 15:23:45 ID:y5kXTqe2
- 下
- 955 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 15:32:11 ID:ZpAWtQeL
- が
- 956 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 15:48:37 ID:RhNpHTfA
- る
- 957 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 15:57:03 ID:IoXaY5QS
- 男
- 958 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 16:22:55 ID:wdUbeZaR
- っ
- 959 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 16:29:44 ID:BJQJO4ep
- て
- 960 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 16:42:22 ID:ZpAWtQeL
- 柊
- 961 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 17:34:38 ID:L8po4f2t
- 蓮
- 962 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 18:14:36 ID:wdUbeZaR
- 爺
- 963 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 23:23:37 ID:xohp7HAa
- 最後惜しいwwww
- 964 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/06(木) 23:52:33 ID:wdUbeZaR
- 謝
- 965 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:10:24 ID:ncEnIRi6
- 罪
- 966 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:18:48 ID:qBOehqms
- 罰
- 967 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:32:04 ID:LWKEL+3z
- 灯
- 968 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 00:40:49 ID:Fgq0epOT
- 蟹
- 969 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 01:06:00 ID:reGP6Pwm
- 光
- 970 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 01:31:42 ID:eDjK609H
- 線
- 971 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 04:04:01 ID:OM1LTT+V
- 魔
- 972 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 07:03:43 ID:reGP6Pwm
- 王
- 973 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 08:00:07 ID:RmygTbGn
- 玉
- 974 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 10:48:45 ID:mUBZRZxh
- 川
- 975 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 22:00:26 ID:VSafTlBZ
- 学
- 976 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 22:56:07 ID:BMbLJhmq
- 校
- 977 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:22:46 ID:gLoSpW2e
- に
- 978 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:48:09 ID:2oMWvy0n
- 転
- 979 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 00:51:34 ID:w21LGV5k
- 落
- 980 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 02:45:27 ID:ouDGCPNl
- !
- 981 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 03:53:24 ID:DNLUnRGl
- 何だよ、玉川学校って!?w
- 982 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 11:46:49 ID:5Zz2xLc8
- 小学校
- 983 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 12:28:34 ID:aeSnifSD
- に
- 984 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 12:31:02 ID:M0IXgCg2
- 柊
- 985 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 13:03:09 ID:CAsh3YpG
- の
- 986 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 13:11:02 ID:M0IXgCg2
- 子
- 987 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 13:11:10 ID:aeSnifSD
- 学
- 988 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 13:12:51 ID:uK1Fg8rr
- 秘密といえば
- 989 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 13:21:17 ID:CAsh3YpG
- 下がらない
- 990 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 18:03:40 ID:1UCnm+PN
- 本当の理由は
- 991 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 18:42:48 ID:9A20S8dD
- 柊京子の
- 992 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 18:43:22 ID:aeSnifSD
- 闇
- 993 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 22:22:40 ID:jKxjeE3q
- の
- 994 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 22:37:00 ID:gLoSpW2e
- チョココロネ
- 995 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 23:30:42 ID:nd0SEedI
- 卓ゲエロパロに神降臨
- 996 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 23:34:01 ID:4Vb232Ov
- は
- 997 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 23:38:44 ID:uK1Fg8rr
- 魔器解放!!
- 998 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 23:39:44 ID:uK1Fg8rr
- ……幻想舞踏。
- 999 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 23:42:47 ID:uK1Fg8rr
- ,: :´ ̄ ̄ ̄ ̄: :`.、
/(__: : : : : : : :/\
/__.二二二二二. __i
/: : : ,: : : : : : : : : : : : : :}: : : : :}
/ : : : :{∧;Aレ;{: : :/ヽA: :}: : :i : !
_人_ {j'{: : : ト┬‐┤|::./┬‐┐| : : | : |
`Y´ {lヘ: : : { 弋丿 レ 弋丿イ: : :.|: :|
{| jハ ⊂⊃ ⊂⊃: : : :|: :| >>999、いただきます……
l j{: : :}ヽ. ヽフ ノ:j: : : :i: :|
|.l: : :|: :,>;‐〈 ̄〆ヘ}: : : :| :.i
|:|:||三三三三:三:三{j: : :.|: :|
l: ||| 銀河鉄道999 ||: : : |: :|
j: :i|| ノ'(⌒j l|: : : |: :|
- 1000 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 23:49:01 ID:uK1Fg8rr
- , ‐- '´ ` 、
/ ` 、
/ ヽ. `._____________
| j j / / , ,| i 、 `.
j | / | 〃 /|/,イ | j } i. l i } ト.
. | { ハ |/イフ7メ// j| }|」_| ,| |. | | | 【柊】ナイトウィザードクロスSSスレ【NW!】Vol.12
j {/ヾイィ≠レ/' ノ/ノ' | l「メ| リ.i |j j http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1225649492/
| i{´〉|i〈::::じ}` ノ|!イキミ、j / リ l|.
| | iヾ||ト'--' {::ゝ;ハノノ /i |'
| | i |}、"゛ , `'‐;;'/イ ///'
| | ∨ ヘ. 「 7 , イ | | | |_____________
| | ∨{| | ヽ`,´.'i´ | | | i | ││
| |. | |/ /ヽ. jノj| | | { l` |,へ._
}|从ハ. ヽ ヽ ' `{、ノ|儿ヽ. j/-― ヽ.
,'jハ.l ヽ. ヽ. __ ,、,.― 乂、j |ハ、ト. 〈, ' ̄` }
/ ヘ._,.ゝ、_``ハ. ` {| , '/ `‐' }〉ヽ r ' ̄` 〉
, ' `ヾ ゝ‐、 ||/ / ,..‐;. ノ `、 `'「_」` /
. ノ| }ヽ.`´ ` `' ィ彡-,、 i { /
, ,_,,ノ イ.,_.,{ ,.'´i ヽ 、 i i
ヽ. ∨,"|ルリ"゙ ヽ / } } 、 | |
`、 ヾ' / , ' ;' ./ ヽ | i
`、 ヽ. / /ミ-、 ,./ ,ィ' ヽ. ヽ| |
ヽ. ヽ./ / ` } { ヽ. | j
- 1001 名前:1001:Over 1000 Thread
- このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
戻る
全部
最新50