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【柊】ナイトウィザードクロスSSスレ【NW!】Vol.20

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 15:57:50 ID:tBaodqx5
アニメでも大活躍し、過去リプレイ作品で異世界慣れした我らが“下がる男”柊蓮司……
そんな彼や他の登場人物達がもしも○○の世界に飛ばされたらor○○キャラが第八世界にやって来たら…?
そんなナイトウィザードのifストーリーを語るスレです。

■ 注意事項 ■
・不要な荒れを防ぐ為に、sage進行で御願い致します。
・冥魔(荒らし)に反応するあなたも冥魔です、スルーしましょう。
・次スレは>>975を踏んだ方、若しくは475kbyteを超えたのを確認した方に御願い致します。
 また、重複防止の為に次スレを立てる人は立てる前に宣言を御願い致します。
・荒らし、カッコ悪い。
・Q.ナイトウィザードって○○のパクリ?
 A.とりあえずほぼ全て何かのパクりです。初版が2002年3月発売なのでそこから判断してください。

■ SSを投下する方へのお願い ■
・NWキャラをクロスさせたい作品世界に送り込むも良し、
 逆にクロスさせたい作品のキャラをファー=ジ=アースを中心とした
 きくたけワールドに招いてNWキャラ達と掛け合い活躍させるも良し、
 SS創作者(GM)の想像の赴く儘に楽しめる物語を書き込んで下さいませ。
 但し、NW関連スレと云う事で片方は「ナイトウィザード」で御願い致します。
・801等、特殊なものは好まない人も居るので投下する場合は投下前にその旨を伝えましょう。
・各作品の初投下時は、クロスする作品名を最初に御願い致します。
 そうすれば読者も読み易いでしょう。
・SSの内容が18禁の場合は地下スレ(検索ワードは「卓上ゲーム」)へ。
・NW側からのホストキャラはNW公式作品に登場しているキャラを主軸として、
 SS創作者オリジナルのキャラをストーリーに絡める場合はあくまで脇役としての
 立場で参加させて下さいませ。
・御互いの作品を尊重しましょう。一方的なクロスは荒れる原因ですよ。

■前スレ
【柊】ナイトウィザードクロスSSスレ【NW!】Vol.19
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1242319982/

■関連スレ
ナイトウィザード -Night Wizard!- セッション44
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1243950739

菊池たけし セブンフォートレス ナイトウィザード89
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1243878136/

■関連リンク
http://www.fear.co.jp/nw/(原作ナイトウィザード公式)
http://www.nightwizard.jp/(TVアニメ公式)
http://www42.atwiki.jp/nightwizard/(アニメ版まとめWiki)
http://www32.atwiki.jp/nwxss/(過去SS保管庫)


非クロス作品の場合は、卓上ゲーム板の専用スレへの投下も検討してください。

卓上ゲーム板作品スレ その4
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1226119982/

2 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 16:00:07 ID:qaaAN2sB
>>1乙ー

3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 16:08:35 ID:t4C8pB4C
>>1乙。
自分も立てようとしてたけれど、ホストの関係でスレ立て出来なかったから安心しましたよ。

ところで、ひとつ質問なのですが、
エリスって俗にどんなクラスって言われているんでしたっけ?
イメージとしては、ディフェンダーかヒーラーのどちらかで転生者→大いなる者って感じじゃないかなとは思うのですが。

今、構想を練っている HAPPY☆LESSON とのクロスでNW!側メインキャラで
エリスとマユリを出そうと考えていまして。

4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 16:25:31 ID:uN18yHVC
1乙ー。
やばい、最後に保管作業したの前々スレじゃん……。

5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 16:58:43 ID:VK9i43xg
何かと思ったら馬鹿が埋め立ててたのか。

>>1
それはそうとスレ立て乙

6 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 18:45:16 ID:w5Wo/yjQ
>>1乙ー、無事で何より

>>3 転生者/大いなる者
DVDコメンタリー聞くと、遺産持ちの転生者かつ隻眼の魔力持ちの大いなる者である
事は間違いなさそう。アニメウィキも見たところクラスチェンジしたはずだが
どっちがメインかは不明とのこと。ディフェンダーやヒーラーの噂は聞かなかった

7 名前:しゅふの戦場、しかし平坦な@学園世界:2009/06/04(木) 23:00:11 ID:w5Wo/yjQ
蓮レスになりそうな気配を感じながら投下予告
23時から学園世界ネタを一つ。てかもうすぐだ

8 名前:しゅふの戦場、しかし平坦な@学園世界:2009/06/04(木) 23:03:13 ID:w5Wo/yjQ
その日、月臣学園新聞部はいつもどうりにやかましかった

「ねえ鳴海さん鳴海さん、また新しく学校がやってきたようですよ」
相変わらず情報の早い新聞部部長に呆れながら、鳴海歩はその学校の心配をした
「そうか。そいつらも大変だ」
目の前のひよの含め、月臣学園の厄介な人間たちでさえ、所属している学校ごと異世界へ招かれる
なんて体験。多数の学園が混在している現状。これらに楽に適応出来た者は多くない
「いえ、そちらの方々は普段から身近な神さま悪魔、特に父兄による厄介事に
慣れているそうで。これくらいの出来事じゃなんともないとかなんとか」
一回の台詞に多数の突っこみどころが有った気がするが、なんとか無視できた
子ども先生や傭兵少年や魔法少女の前では、インパクトが薄れてしまうのかも知れない
「……これ以上壊れないといいな。俺の常識」
その神さまも、ため息くらいでバチを当てたりはしないだろう
「ため息をつくと、幸せが逃げちゃいますよ?」
たまにはお姉さんらしく窘めるひよの。
「安心しろ。逃げるような幸せは元々無い」
「それは凄い幸せだという告白か、幸せにして欲しいという催促なのか悩みますね」
こいつは何を言っているんだという歩の視線を無視して、ひよのは歩の手を握る
「それでは、幸せ探しにいきましょうか。いざ! 引越祝いに!」
「いってらっしゃい。俺はこれから買い出しがあるんだ」
「おいしいお弁当のためなら仕方ないですね。はぁ、ピクニックを待ちますか」
意外とあっさり手を離したひよのは、怖いくらい綺麗な笑顔で
いってらしゃいと口にした。けれどすぐに、でもですねと付け加えた
「鳴海さんは探偵なんですから、もう少しスリルでショックなサスペンス
日常を求める心があってもいいと思うんですよねー」
「そんな日常は嫌だな。平穏無事が一番だ」
ひよののため息を背に、歩は新聞部を後にした
28

歩が向かったのは、近くにあるスーパーだ。名前は未だ無い。少し前は『百花屋』という名前だった気がするが、
また名無しに戻っている。この店はよく名前が変わるのだ。それが利権問題なのか店主の趣味なのかは歩は知らない
聞いたことも確かめたこともないが、ここはどちらかといえば『一般人』が主な客層らしく、非常識なものは見ない
常連客の意見を反映させてるせいで、変なものは幾らか見かけるが。『うっちゃり』が人気というのは果たして正気だろうか
「よ〜い、しょっと」
言ってる側からうっちゃりが消えていった。持って行ったのはここ最近見かけるようになった少女だ。
この前はもっと落ち着いていた気がするのだが、今日は雰囲気がほわほわしている。
元気な語尾が聞こえてくるが、おかしいのは彼女ばかりではなく
「おばちゃん、トマトしるこ一つ――っ」
「……えーと、どろり濃厚ピーチ味を」
「生命の水を下さいであります」
「超神水を頼みますです」

ここは常磐台のビリビリお嬢様といった電気タイプ対策にと、自販機が一つもない
その分なのか、別会計の飲み物コーナーは常連のリクエストによって調教され
地方限定のものだろうが何だろうが、容赦なく置かれている
ありふれたスーパーだった頃の影が殆ど無く、歩としては少しやりづらい
けれどそろそろ無くなることを思いだして、牛乳を頼もうとしたが、止めた
無いと暴れる姉さんは今いないんだ。ヨーグルトは残ってるから、それでいい

「オレは水でいい」
「爽健美茶一つ、お願いします」
「俺は烏龍茶で」

結局、歩はエコバックヤンキーと似たようなものを注文した

9 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 23:03:40 ID:tE1HyngH
出会い頭支援

10 名前:しゅふの戦場、しかし平坦な@学園世界:2009/06/04(木) 23:06:37 ID:w5Wo/yjQ
「あれが噂の高須くん……お父さんに似てるね! あと、柊くんにも」
「柊先輩と? それはどうなんでしょうか……」
さっきの少女が考え込んでいる志宝エリスと一緒にこっちを覗いていた
父親に似てるってのは目付きのことだろうか。だとしたら、似てない父子かもしれない
それにしても、有名人は大変そうだ。柊蓮司も高須竜児も


「ど、泥棒ですー!」
スーパーの和やかな喧騒を、少女の叫びが切り裂いた。
常連さえいればどんな日用品でも販売されている、ミセ。
そんな商品の中には高値で取引されるような貴重品だって混じっているらしい
手の届かない値段だからって、諦めきれない馬鹿がいたのかも知れない
届かないモノに手を伸ばす。そいつはようやく自分のものになったと喜んでいるのだろうか
けれど残念ながら。ここでそんな手段で手に入れても、すぐに奪い返されるだけだ

「へへっ、カリン塔には行けなかった俺が、こんな所でこいつに出会えるとはなぁ!……っと!?」
笑いながら店内を爆走気分のそいつの目の前を、一本の葱が通りすぎる。丸っこいサングラスを道連れに
「お前、早くその娘に返してやれ」
名を、衛宮士郎という。魔法少女の兄にして家政夫(ブラウニー)といった
冗談みたいな肩書きの持ち主だ。ここ学園世界では珍しくもないらしいのだが
「出やがったなぁ、正義の味方! だがお前にも、今の俺は止められないっ! いけっ、シュガー弾!」
マスクをしていたそいつは、人差し指と中指で挟んでいた店の商品を自分の真下にぶちまけた
「……へーくしょん、くしょんっ! っていうかこれこしょうだろっ!?」
まともに胡椒を喰らいながらしっかり突っこんでいる衛宮は、苦労していそうだ

無事に店の外に出られたと思ったそいつは、何も持っていない手を天高く掲げた
「これで超神水は俺の……って、ない?」

「探し物はこれですか? お兄さん」
竹内理緒が何も知らない童女のような顔をして、件の超神水を持っていた
「おお、嬢ちゃん有り難うよ。そいつは俺のだから返してくれねえか?」
理緒の目が、獲物に迫る猫のように見えたのは気のせいではないだろう
「貴方のモノ? 違うでしょう。それは夕映さんのものです」
「年上の言うことは素直に聞こうな嬢ちゃん」
いやどうだろう。理緒がお兄さんなんて呼んだからややこしいが、
実はお姉さんなのかもしれない。そこの泥棒よりは、だ
「あたしは信じる人は選ぶんですよ?」
「嫌われちまったかな? なら、力ずくでぇ!」
理緒を見た目で判断するとろくな目に遭わない。
何せあいつは破壊の魔女だからな、魔女の外見は当てにならないとか
そして不用意に爆弾娘に近づいたそいつは、文字通りの意味で地雷を踏んだ
「――みぎゃ!?」
人間一人が目の前で黒こげに変わる経験は、そうあるものでもないだろう
業火の勾玉とかいったものを八十神高校の生徒から貰ったと聞いたのは、いつだったか

11 名前:しゅふの戦場、しかし平坦な@学園世界:2009/06/04(木) 23:09:13 ID:w5Wo/yjQ
「――で、どうして盗んだりしたんです?安いんだから買えばいいでしょうに」
超神水なんて大仰な名前がついてはいるが、ただの変わった飲み物なはずだ
飲んだ事こそ無いが、自販機に200円も入れればお釣りが来るだろうに
「……学生にはな、どうしても万引きしたくなるときがあるのさ」
歩は天を仰いだ。空は馬鹿らしくなるほど遠く、蒼く澄んでいた
どうやら、この万引き犯は本物の馬鹿だったらしい
なんとも馬鹿らしいが、とても平和でよいことだ
「はうー?それが若さって事なんでしょうか、ねー?」
口元に指を当て、可愛らしく小首をかしげるのは構わない。構わないが、
「あんたにだけは、言われたくない台詞だと思うぞ」
「そうでしょうかねー?」
理緒が悪戯猫を思わせる笑みを向ける。その目線の先は、件の万引き犯へ


「よお、嬢ちゃん。……夕映だったか? まあいいや。嬢ちゃんには悪いことしたな」
「……私としては無事に未開封で帰ってきたから、まあいいのですが」
トカゲに比べればだいぶましです、と理解できるものの少ない呟きを零す夕映
どちらにしても、目の前の万引き犯は聞いてないので関係ないのだが
「俺はな……ヤムチャが最強になれる可能性を証明したいと常日頃から思っててな
もしこいつを……超神水を飲んでいたなら、もっと違う展開になっていたと……」
「彼の代わり、というわけですか。しかしそんな策は無用ですよ
余計なことをしなくても、彼は元々トーナメントで優勝できるはずでした」
無粋な横やりさえなければ、といつのまにかそこにいた少女が加える
その格好は確か、澄百合学園の制服だったはずだ。
歩は澄百合学園について、ひよのから聞いたことがあった。何故か誇らしげに
『鳴海さん。世界は平和だと思いますか?』
『平和だろ、概ね』
『ふっふっふ……ところが! まだまだ世の中には
少年少女による血で血を洗う闘争が続いている学校があるのですっ!』
その中の一つが澄百合学園らしく、詳しくは聞かなかったが物騒だという理解でいたのだが

「ですので貴方の行為も無粋です。余計と言っても過言では無いでしょう」
「――ハハッ! そうだな嬢ちゃん。ヤムチャは俺の想像なんかより強いよな!」
「ところで夕映さん。私にも分けて貰えないでしょうか」
「ごちそうさまでした」
そんな人物が何故こんな所で万引き犯と意気投合しているのだろうか。不思議だよ
ね? と理緒の目が語っている。見知らぬ人間のギャップに驚いた後は
旧知の人間との交流を再開することにした。
「で、あんたは相変わらずか?」
「ええ。相も変わらず正義の味方のまね事なんぞをやってますよ」
「似合ってるのが世界の不思議だよ」
「そうですか? まあ本物ほどでは無いですけど」
その胡椒まみれになった正義の味方はどうしているだろうか。
そろそろ雑用込みで、後始末をこなした後だとしても復活する頃だろう
「おーい、犯人無事かっ!?」
「意識はあるな」
歩が目を向けると。会話をしていて体力が回復してきたそいつを、白いフェレットが興味深そうに覗いている
どんぺり、と声がした。飼い主に呼ばれたのか、白いフェレットは声の方へと去っていった
「固定ダメージ一回だから無事ですよ。まったく、あたしをなんだと思ってるんですか」
「いや……だって、だってなあ?」
衛宮の言いたいことが理解できた気がするが、それとは無関係に思いついたことがある
「……二人のブラウニー」
今度、気が向いたら広めてやろう

12 名前:しゅふの戦場、しかし平坦な@学園世界:2009/06/04(木) 23:10:30 ID:w5Wo/yjQ

それからは何事もなく、いつものスーパーの日常だった。平和が戻ったという事なのだろう
「お、またあったな」
「ああ、あんたは確か……正義の味方?」
意外な人物と再会したのはいいのだが、さてなんて名前だっただろうか
買い物籠に目が行ってしまって、すっかり思い出せない
「衛宮だ、衛宮士郎。で、どうかしたか?」
そういえば、件の魔法少女は衛宮という名字だった気がする
「いや、随分多いんだなと思ってな」
「よく食べてよく暴れるでっかい虎が来るからな、これくらいないと」
 気合いを入れて腕まくりする衛宮に、続く声があった
「大河も太るんだよな……神さまはどうしてその肉を上に向けてくれなかったのか
……いや、しっかりしろ高須竜児。そう、俺がしっかりせねば」
隣の高須が、虎の話を繋げた後に
「う〜聞いてあげたいけど、そればっかりは無理ッスよ〜
むしろね、そんなこと出来たらキキョウちゃんと一緒にリンちゃん位の胸を〜!」
その隣の未だ名を知らぬ少女が肉の話を繋げていた
微妙に会話が成立しているように聞こえるのが面白い
縁があるとすれば、同じ場所で同じ時間を共有していたぐらいなのだが
「灯ちゃんは今日空いてるかな、なんだか一緒に食べたくなっちゃった」
今の歩も、隣ではにかむ志宝と同じような気持ちなのだろう
この時間の所為で、ひよのの希望を叶えてみようかという気になった

食はスリルでショックでサスペンスなんだとか

納豆アイスでもあれば、面白い反応が見られるかな、と思いつつ歩は店内を再び回っている
「いきなり変なものと言っても、なかなか見つからないもんだな……」
「そこの道行く変な人」
「……どうしたものか」
「待って下さい。そこの道行く変なもみあげの人」
厄介な人間に見つかってしまった。だが変なものと言えばこいつかも知れない
疲れた顔で歩は立ち止まり、周囲を見渡す。自分だけが止まっている状況にため息を一つ
「残念だよな。そいつはもう行っちまったみたいだ」
「何言ってるんですか。貴方ですよ、貴方。ささ、いらっしゃい変なもみあげの人」
誤魔化せないのは解っているが、悪あがきくらいはしたかった
「嫌だ」
「分かります解ります。風子が魅力的すぎて
目を合わせられないのですね。ですが素直になりましょう」
「それだけは絶対にない」
抵抗しつつも、歩は店内へと引きずり込まれていく。
わざとか素なのかは知らないが、風子と話が噛み合うことは滅多にない
「さあ、いらっしゃい! 出張、風子の古河パンですよ〜」

13 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 23:10:56 ID:tE1HyngH
なるほど「、」「。」以外に改行も句読点的使い方する人ですか支援。

14 名前:しゅふの戦場、しかし平坦な@学園世界:2009/06/04(木) 23:11:48 ID:w5Wo/yjQ

「コロネ焼けたよ〜」
これまた小学生くらいの女の子が出来たてのチョココロネを並べていた
店内を見渡すと、大半がコロネと星形のパンで埋め尽くされていた
レジ近くにほんの少し、申し訳なさそうにせんべいパンや食パンが並んでいる
これで売り上げは大丈夫なのかと心配にもなるが、
親衛隊がいるから大丈夫らしい。世の中上手くできている

「では、オーソドックスなヒトデパンはいかがです?」
「コロネの基本、チョココロネはどう?」
気付くと、店員二人から商品を勧められていた。
期待の籠もった視線に晒されながら、歩はひよのの言葉を思い出していた
「普通のはいいから、なるべくショッキングなものを」
だから、スリルを求めてみることにした。そしたらどうしてか拗ねられた
「邪道だよ……あんなの邪道だよ……。でもコロネは王道なんだよ……?」
「テスラさん」
ヒトデとコロネを持った風子がテスラに近づく。コロネはテスラに奪われ、はむはむと喰われていく
「テスラサイコー!コロネサイコー!風子サイコー!」
「うん!」
半分閉じていた瞳が明るく輝き、テスラから風子へ飛び付く。幸せオーラが高まっていく
抱き合っているのを観ると、相変わらず同い年にしか見えない。しばらくして
「ではもみあげさん」
「鳴海だ」
「鳴海さん、ヒトデはそんな異端すら許容します。受け取って下さい」
妖しく光る星形が歩へと迫ってくる。その色は食べ物のものとは思えない
この娘は人の不安を煽るのが得意らしい。やはり無理矢理にでも帰るべきだったのか
「お前にレインボー!」

ここで受け取ったヒトデが、後にひよのの手により
小さなお空の虹になるのだが、それはまた別の話であろう

15 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 23:11:53 ID:qaaAN2sB
推理の絆とはまた懐かしいものをw支援

16 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 23:14:35 ID:w5Wo/yjQ
ろんぎぬすが有り、購買も学食もあって。じゃ手作り組どうしてるかなと思って
戦場っぽくなくても平坦な戦場っぽく。そんな現在名無しスーパー

新規組ー
スパイラル〜推理の絆 月臣学園 鳴海歩 結崎ひよの 竹内理緒
戯言・人間シリーズ 澄百合学園 萩原子荻
ネギま 麻帆良学園  綾瀬夕映
とらドラ ? 高須竜児
シャッフル! バーベナ学園 リシアンサス
小学生(NW) テスラ・陽炎・フラメル 
設定無しのオリキャラ 操気弾が出せればいいなと思っているDBファンの少年 

通りすがりすぎる通りすがり 夜禍人とみすず それぞれsola air

リストに月臣学園在ったので、いつか喚んでやろうと思ってました
この書きやすいと思ったらそうでもなかった螺旋組。かき分けって難しい
抹茶コロネもいいけど、シャイマール様は王道ヒロインだもん。ではー

17 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 23:17:05 ID:tBaodqx5
乙でしたー。
ただ、文末に”。”がないとなぜか微妙に読みづらく感じるのは何故だろう?



18 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 23:20:18 ID:tE1HyngH
文末だって気付かないままついつい次の行に目をやってしまうからじゃないかな、と思った。>文末の「。」

個人的には、ほぼ一貫してそういう書き方をされてる、ってことを確信しながら読めば
だいぶ読みづらさは緩和できた気がする

19 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 23:40:19 ID:qaaAN2sB
あぁ、スーパーといえば骨肉の争い(意味違う)だなぁww
乙でした。ネタの拾いどころが面白かったです

そうですねー、基本的には文の終わりが「。」つきなものに慣れてるからでしょうね<違和感
作者氏がポリシーを持って「。」をつけてないならそれでもいいでしょうし、読む人に読みやすい文が書きたいってならつけてもいいと思いますー。

えー、それから……エラそうで申し訳ないのですが、かなり想像力の鍛えられる文章だと思います。
ぶっちゃけ状況説明がほとんどないんで、イメージするのが難しいです。
対話形式ならそれでも問題ないのですが、たくさんの人間がしゃべって動いて考えてしているので、
状況の整理をしてくれる地の文がないと、かなりの部分を想像力で補う必要が出てきてこんがらがってしまいます。

自分が読んでみて想像しやすい文を書いてみるのもよいのでは?

もちろん、戯れ言ですがね

20 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 23:40:38 ID:w5Wo/yjQ
>>17>>18
指摘感謝です。ウィキに挙げるときになるべく修正しておきます

21 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/04(木) 23:42:52 ID:DNUb3K/y
乙!
主婦/主夫もまた日々戦いなんですね。わかります。
そして、スパイラルきたー!月臣を挙げた甲斐があったぜ!

22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/05(金) 05:34:17 ID:e12Oi4OA
乙ですー

月臣キター! おまけにバーベナもキター!
よもやこのスレで、タイムセールマスターな神界のプリンセスを見ようとは……

23 名前:ボウライさんゴメンなさい。:2009/06/05(金) 21:57:35 ID:P/rDwxnM
柊とベネットとサイトは、素でボウライと仲良くなりそうで侮れない。

24 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/05(金) 22:31:34 ID:IQXIwK2U
               fl  _  fl
             ,γ」|]l| |l[」.ト、 
             |{_||‖l|r.||::||||}|
              |/\j::||L||::|レ'::|  ……通りすがりの保管ライダーだ。
              |::::::::\j|./ :::::|
                 ',:::::::::::}|{::::::::::,'
                V=-'|‖`ー','   / ̄ ̄¨\
               〉7tl_j|_jレ'ス´¨7/´ ̄二二|  _r、 r-. 【学園世界】
        __==/ ̄ヲ´:::::::////: :/  /´ ̄ ̄V  f`\::/::/  ●学園世界の戦い(魔神皇編)#05-02
       ト、\、___//::::::::/ /// _f|  / ̄ヽ.: : : : |  〉:::ヽ:::::}   ●執行委員 #05-01 #05-02 #05-03 外伝03
       ゝ.\_/´::::::::::|  j_|´¨='t∠_: : : :',: : : :j /:::ゝ:::::/   ●悪魔達の日々 #01 #02 #03
         V-|:::::::::::::/_,-' レ'´_,.jレ ̄ ̄`ヽ.==≦、/∨:::::::/!   ●運び屋は魔王様
.            ゙Y::::::///| | f´: : : : :>、`ー-、::∨\二ニン'   ●しゅふの戦場、しかし平坦な
            ∨´ /_,.-'| j_j 、 : : : : : : :\  f:::|  / ̄´:|   ●前スレ>126>140>141 仮面ライダー ディケイド他
          _∨ /::::::::ゝ、._ |: : : : : : :イ `ヽ弋:\/:::::::::::j
        r‐f´:::\}:::::::::::::::::: ̄ヽ ̄:  ̄/     \::::::::::::::ノ
          ,∨´`ヽ:::|:::::::::__::::|: : : : : :| rt      ̄ ̄
    r‐y=='、    L:jf ̄ ̄ ̄Y=-tュ─frヘス     【学園世界以外】
    _,.j::ノ::`ヽ ∨ /L|-f´ニヽ--'|oo|〕::::::::∧',∧     ●LOM あるいはある異邦人の物語 #04
  /:::レ'::::::::::レ'´  弋L弋ニソ ̄7ユリ´¨: ::∨ ',∧     ●前スレ>193>250 Fate/stay night
 ゝ'ヽヒ}|:::/        |: `ー‐' ̄::::::::::|: : : : : V ',∧

前スレ>373>375>377>379>392>426>427>441>444>506にある学園紹介はとりあえずあとで。

25 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/05(金) 22:39:46 ID:VDdbboV1
>>24
乙!
あぁ、保管庫管理人の役割なわけかw

26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 02:03:02 ID:sFXzd0zF
まあ、せりふに意味はないんでお気になさらず

27 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 03:05:01 ID:jurmAEsO
九つの世界を巡り、きくたけはそのネタに何を見るのか…

「仮面ウィザァド…ダダダブルオゥ」
「仮面ウィザァド…コココイズミィ!」
「仮面ウィザァド…ドドドリィムキィッドゥ!」
「仮面シィカア…シシシンゴォ!」
「仮面クェスタァ…グググラァフゥ!」
「仮面オゥキィ…カカカガリィ!」
「仮面ノゥブル…カカカウントォ!」
「仮面シンフォニィ…ロロロゥゼリエェ!」
「仮面ダイナスト…ダダダイシュウリョオゥ!」

28 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 06:42:44 ID:GVTKswL+
きくたけ世界ならエルフレアの仮面の天使ルカもお忘れなく!……本当にあっけなく負けたけどwww

あとは……マッドマン系かな?w

29 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 09:49:29 ID:Hu/1obcJ
>>24

管理人さん乙です!

所でちょっと皆さんに聞きたいのですが・・・・・・・
リーチフォーザスターズのリプレイのアゼルのネタバレって
SSに使うとやばいですかね?やっぱ??
ディケイドとのクロスでちょっと今考えてるのですが
どうしても掛かっちゃうのでどうしようか悩んでるのでご意見いただきたいのですが・・・・

30 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 09:58:20 ID:sFXzd0zF
しょっぱなに書いとけば?
ネタバレ気にしてたらSSなんて作れないし。


31 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 10:02:12 ID:t2hIhYtH
付属シナリオはともかく、リプレイのネタバレは別に良いんじゃない?
気になるなら冒頭にスルー推奨の注意書きを

32 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 10:07:48 ID:Hu/1obcJ
>>30
>>31

すばやい返答ありがとうございます。
それではとりあえず冒頭に注意書き入れることで対処しようと思います
ありがとうございました

33 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 10:14:10 ID:5DkHtyGW
最新ファンブックのネタバレSSあるのに、割と今更な気はするがなw

34 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 10:57:17 ID:3+t/DhQh
ステラがもう出てきてるしね。つか、ネタバレしないとルー様が死んだふりのままになるし。

35 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 12:32:00 ID:EvlBVtRy
そういや666もあるならいくつかは学園世界に紛れ込んでいたりしてなw

36 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 12:57:04 ID:6PKz+UeZ
そう言えば、余所では良く見掛けられる
ガンダムシリーズやドラゴンボールやグレンラガンや恋姫無双とのクロスって
NW!とじゃあ自分は未だに御目に掛かった事が無いなぁ。

他シリーズは兎も角ガンダム00のGN粒子や疑似GN粒子なら
ウィザードの月衣や侵魔冥魔の疑似月衣の影響突破して普通に戦えそうだし、
Z戦士達やフリーザ以降の敵達なら本気の魔王連中とも互角以上に渡り合えそうだし、
超銀河グレンラガンや天元突破グレンラガンも本気の魔王連中(ryだし、
恋姫無双ならいつものNW!3〜5レベルシナリオの調整度合いなら
御互いのキャラの戦士としての魅力を潰す事無くクロス出来そうなんだけれどねぇ。

37 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 13:15:38 ID:3pSAhpIt
>>36
どれも最強厨が沸きそうだなぁ。恋姫はよく知らないけど。

とりあえず等身大基準と巨大ロボ基準とのクロスは、だいぶ無理があると思う

38 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 13:21:20 ID:5DkHtyGW
>>36
自分で書くヨロシ
なんていわれるかは知らん

39 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 13:24:07 ID:3pSAhpIt
だいたいよく考えれば、ドラゴンボールとは既にクロスしてるじゃないか。


ほら、七つの宝gy(ディバイン・コロナ)

40 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 13:33:59 ID:BnGz88z/
実はガンダムはリレーの時に出てるんだよな
運命のシンが

41 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 13:37:32 ID:hq4RNHR0
ナイトウィザードが、もとから勝手にクロスオーバーものじゃないか。

アンデルセンと志貴と仮面ライダーとゴルゴ13を再ge(ヴァニティーワールド)


42 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 13:38:57 ID:5DkHtyGW
>>40
あれは他にもスパロボ参戦キャラいたね
ナイトウィザードとクロスしたかと言われると微妙だけど

……つーか、ナイトウィザードとクロスした作品のが少ないんじゃないのかアレ

43 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 13:50:58 ID:t2hIhYtH
ロボット物はサイズ的に描写しにくいんだよねえ
いや、スルトで巨大な人型魔王を撃破したりはしてるが……
400m(雑魚魔王)→km単位(奈落超★魔王)→40mとロトの紋章の異魔神もビックリの縮小率だったなあ

44 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 14:10:42 ID:6GHBgZod
鋼機や精霊船がリプレイに出てくればロボットものとのクロスが本格化するかもだけど。
今のところサイズが違いすぎるのが難しいよね。
NW内描写的にはウィザードはロボットとも十分戦えるけど、例えば柊がMSを叩き斬るとかやると
今度はガンダム側を弱く描写しすぎとかなりそうだし。
Gロボとか真マジンガーみたいに人間パートの方がロボット戦より比重が多いとかなら別だろうけど。

45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 14:15:41 ID:5DkHtyGW
>>44
それにしたってS=Fとのクロスにするか多重クロスにするかだろ?
リプレイで出たからってナイトウィザードと巨大ロボット作品とのクロスの垣根が低くなるわけじゃない

よくも悪くも、このスレでSSを本当に書こうって人たちは堅実なんだろうな
そこが好きなんだが

46 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 14:45:16 ID:0hGMQ/UZ
>>45
そう言やぁ、某魔砲少女クロスでクロス先の巨大ロボットを魔法媒体機器に無茶改造するみたいに、
クロス先の巨大ロボットを手頃な箒サイズに無茶改造させてでも
そのクロス先とNW!をクロスさせよう、って御人は今の所は
見掛けた事が無いですねぇ。

47 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 14:57:54 ID:6+IvQ3l5
人間と巨大ロボってパワーレベルに絶対的な差があるよな。……って思ってたんだが。
某マスターアジアとかダブルクロス・トワイライト3巻とか見てて「超人ぎみなら(場合によっては)サイズ差突破もアリか」と考え始めた今日この頃。

48 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 15:12:32 ID:3pSAhpIt
>>47
タイトルは「最終決戦! グレンラガンvsつばきんぐ」で一つ。

49 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 15:24:26 ID:0hGMQ/UZ
真面目な話、グレンラガンのアンチスパイラルってその思想的に
ウィザード達と敵対するのは当然として、侵魔や冥魔にとっても敵に成り得るよな。

螺旋生命体=良質プラーナを生み出せる存在を滅ぼそうとするってのは、
そのプラーナを捕食している侵魔や魔王連中にしてみれば
「獲物の種絶滅を画策する危険存在」
として敵対理由充分だし、冥魔から見てもそもそも冥魔は「世界の全てを
破壊したがっている」んだから、現状宇宙の存在維持を最優先させている
アンチスパイラルからすれば冥魔も螺旋生命体とは別ベクトルで危険存在と認知しそうだし。

50 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 18:43:55 ID:5HVQL/Cg
ヨマコ先生とあかりんで2大ガンナー夢の競演とか。

51 名前:みつやん:2009/06/06(土) 19:00:27 ID:jYsFm2ZO
>>24
ちょっと出遅れ気味に、保管庫の方乙です!
地味に誤字脱字、構成の破綻を修正させていただきました。一ヶ所トレントがレントになってたORL

前回の感想下さった皆様、ありがとうございました!
『米俵』ラッシュに、よかったウケた! と一安心ですw
それ以上に、『はわ天下』にウケたとおっしゃってくれた方に、万歳三唱!(<落ち着け)


で、ちょっとロボ話(?)にも乗ってみたり。
個人的な意見ですが、設定とかのすり合わせが出来ても、サイズが違うと描写が難しいと思うんですよ。
ただバカでっかい敵をぶちのめす、とかはまだしも、ロボ物とクロスするとなると、味方側にもロボ出ますし。
味方内(ウィザードとクロス先の味方)にサイズ差が出来ると、自分は少なくともお手上げです。
でかい方ばっかかが目立ってしまうか、小さい方が逆にバランスブレイカーな化け物じみて見えてしまうか……
昔(@学園世界で盛り上がる前)、普通にフルメタとのクロス書こうとして、アルくんがうまく演出できず諦めましたとも……(遠い目)

ただ、書けないけど読みたい、げに業の深い自分。
アニメナイトウィザードの宇宙戦のあかりんみてると、ド派手なデカモノバトルが読みたく……

52 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 20:21:40 ID:wvUBfNb7
柊が巨大化すればいいんじゃね?

53 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 20:45:43 ID:7FAnqH5c
5メートル前後ぐらいなら相手に出来んじゃない?アスラクラインの
アスラ・マキーナぐらいの大きさとかなら何とかできると思うぞ。
アスラ・マキーナそのものを相手にするのが設定上やりづらいなら
量産機(カーバイト)とかなら相手にすれば犠牲が出ることもないから
容赦なく相手に出来るからいいんじゃないかな?それ以外の作品でも
そういう無人系ロボがいるだろうし。

54 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 21:19:45 ID:6+IvQ3l5
>>51
まあやり方次第じゃないかしらねえ。真正直に正面から取っ組み合って殴りあうばかりが戦いではないわけだし。

55 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 21:22:32 ID:Xg11D8Fz
クロス先に主役ロボがいるならウルトラマンの防衛隊みたいに
あかりんとかが援護に回るならやりやすいかもしれませんね
あとは昔のゴジラ映画みたいに人間サイズパートと大型パートを分けて
互いに状況が影響しあうようにするとか?

56 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 21:56:31 ID:6+IvQ3l5
サイズ別で軸をずらしたネタとしては、「味方ロボが無敵な敵ロボを引き受けてる間に、人間が無敵な敵ロボ内部に侵入して内側から制圧」なんてのもあったなあ。
あとは、「巨大ロボは巨大敵と肉体戦を、人間は巨大敵と精神戦を」なんてケースとか。これは大抵敵にネタの仕込みが要るけど。

57 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 22:13:49 ID:pwdHNtCM
同時進行する戦闘を描写するのはTRPGで同時進行で別々で場所の戦闘するくらいには難しそうだな

58 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/06(土) 22:46:40 ID:5DkHtyGW
同時進行を書いたSSとか、ここにあったっけ?

59 名前:学園世界ネタ:2009/06/06(土) 23:05:56 ID:Xg11D8Fz
まあ、同時進行ってかなり技術のいるギミックだと思いますし、
やっぱ難しいですよねぇ。


と、話の流れをぶった切って申し訳ないのですが、朝に聞いたアゼルの話とは
別物なんですが、SS短編一本23時半頃から投下よろしいでしょうか?

60 名前:学園世界ネタ:2009/06/06(土) 23:32:30 ID:Xg11D8Fz
あれ?ID朝と変わってる?
まあ、いいやとりあえず投下初めますね。

クロス先はフルメタルパニックふもっふです。

61 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/06(土) 23:39:10 ID:Xg11D8Fz
それじゃあ開始します


「・・・野球部・・ですか・・・?」
「うむ・・・。」
そうおもむろにうなずいて都立陣代高校生徒会長林水敦信は話を続けた。
ここは陣代高校生徒会室、いつもどおりの怪しさ全開の雰囲気で自分を向かえ入れた会長が言うには
あるちょっとした問題が起きたらしく、そのことで自分が呼ばれたらしいのだが・・・・

「学園世界への転移という混乱が収まった現在、学業と共に放課後部活動も再開されるようになったのだが、
他校の部活との交流試合を行いたい、という声があがってね」

「ああ、そんな話もありましたね。」

せっかく知り合ったのだから他校の部とも試合したいというのは、まあ運動部なら当然のことだろう。

「まあ大丈夫なんじゃないですか?交流試合くらい元の世界でもありましたし。
そりゃあ『あいつ』みたいなのがあっちこっちの学校にいて無茶苦茶やってくる!
とか、言うなら話は違うでしょうけど・・・」

脳裏に『あいつ』の今までの被害の数々が浮かぶ。
今は極上生徒会に出向していてこの場にはいないが、
一人でも厄介なのにもし『あいつ』みたいのがいっぱいいたら・・・

「その点は問題ない。あくまで交流試合を求めているのは他校においても同じ部活今回ならば野球部なのだから」

「じゃあ問題ないんじゃ・・・・
あれ?もしかしてうちの野球部ってずば抜けて弱くてそれでいつぞやの用に廃部寸前ってことですか?」

「すくなくとも廃部寸前ということはないし、特に弱小であるわけでもないが・・・
問題は当たらずしも遠からずといった所だな。・・・・・・美樹原君」

「はい。会長」

そういわれると林水の後ろに、秘書よろしく立っていた生徒会書記美樹原蓮が、
手に持っていた紙袋から、そっと一本のビデオテープをとりだし
それを生徒会室備え付けのビデオデッキにいれ再生しだした。

「?なんのビデオです会長?」
「まあ見たまえ」


・・・再生された映像を一言でゆうならば『B級コメディー野球映画』とでも言うところだろう。
衝撃波をまとったボールがバットを粉砕し、
ホームランコースのボールがいきなり垂直に落下しだしてキャッチャーのミットに収まり、
バントで打ったボールがものすごい勢いで場外に飛んでいく・・・。


当然相手側は点など入らずあっという間に試合終了。
残ったのは死屍累々とした陣代高校野球部の敗者の群れのみである。 

ただただ一方的に相手チームによる非現実的なプレーが行われ映像は終了するのだった。




62 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/06(土) 23:43:03 ID:Xg11D8Fz
「・・・なんですかこれ?」
「試合の映像だが?」

「いや、・・・どっかの映研の作品ですか?
CGは凄いけど肝心の話がこれじゃあ・・・って陣代高校野球部!?」

「ああうちの野球部だ」

「いやうちの野球部って・・。
まあ、たしかに負けてる方の学校名に自分とこの名前使われるのはあまりいい気はしませんけど・・・。
ああ!
それでうちの部員達が怒って『この映像』作ったとこに抗議しに行っちゃったってことですか?」

運動部というのは得てして血の気の多い連中が多い。
『この映像』をみれば気を悪くもするだろう。


だからといって、ただでさえややこしい状態のこの学園世界で、他校と揉め事を起こせばどうなるか・・・。
下手をすれば極上生徒会の出張るほどの事態になりかねない。


「・・・・・・安心したまえ。特に野球部から抗議などは受け取っていない
まあ、それどころでもないのだろう。
この映像自体別に作られた映像などではないしね。」

「へ?・・・作られた映像じゃないって・・・?」

「うむ。・・・これは前回行われた交流試合の記録テープだ」




『総合学園都市』学園世界ができる以前から、数多の学園が集合して作られた都市であり、
その特徴として『能力者開発』を念頭においた特殊な学園である。
当然。そこに通う生徒達も普通ではなく、
彼らは俗に言うところの『超能力者』である




「・・・つまり・・・これはその超能力学園の野球部とうちが試合した時の記録だと・・・?」
「・・・・・・・そう言うことだ。」
「ってかこれどう考えても反則でしょこれ!?」
「特殊な道具を使っているわけではないあくまで本人の身体能力の延長上のものだそうだ」
「いやでも!?ってか開発したならドーピングじゃないんですか!」
「残念だが、少なくともドーピングの種類の中に超能力開発というものは、現在の所存在しない。
存在しない以上、
本人の身体能力の延長上であるという主張を、受け入れざるをえないのが現実だ」
「そんな!それじゃあうちみたいな普通の野球部じゃ鼻から勝負にならないじゃないですか!」
「まあそうなるな。ちなみに部員達も君と同じことを考えたようでね。
逃げるように次々と退部を願い出たそうだ。」
「!!!」
「・・・・敗北のショックも大きかろうが、何よりも『未知の力』に対する恐怖が強いのだろう。
なんとか、顧問教師が説得して思い留まらせる事はできたそうだが・・・」



63 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/06(土) 23:46:48 ID:Xg11D8Fz
野球の実力ではなく、
今まで体験した事の無い超能力という未知の力に敗北したのだから、無理も無いだろう。
ふう・・と、どこからとも無くため息がもれる。
その息は誰が漏らしたものなのか・・・・・・・・
生徒会室を静かな沈黙が包んだ。


「・・・でぇ、あの?それでどうしようと?
いや私だってなんとかしたげたいとは思いますけど・・・。
でも、それこそ今回はついてなかった野良犬にでも噛まれたぁ〜。
とでも思って、心機一転するよう励ますくらいしかできないですよ?」

実際問題、他にできることなど無い。
なにせこちらは何の力も無いただ『戦争バカ』が一人いるだけの普通の高校なのだから

「・・・我が校だけならそれでもよかったのだがな・・・。」
「へ?我が校だけって言うと?」
「私立穂群原学園高校・私立桃月学園など我が校と同じ基本一般の生徒が通う学園において同じ様な問題が発生している。」

「・・・あ〜なるほど。」


学園世界として混じりあったのはなにも特殊な能力者を有する学園だけではない。
なんの特別な力を持たないその他大勢の一般学生が混ざる以上このような問題が起きることはある意味当然の事であった。

「とはいえ、彼ら特殊な力を持つ者たち・・・仮に『能力者』としようか。
彼らの数も決して少なくはなく、また能力者である前に『学生』である以上、
事は非常にデリケートな問題を孕んでいる。
よって明確な基準はあえて作らず、
今後はどのような競技においても試合前に各校ルールの『すり合わせ』を行う事が義務付けられる事になるそうだ。
トラブルの対処法としては極上生徒会の存在もある以上、無駄な火種を作る必要もあるまいということでね。
今後この件に関しては各校理事会などが中心に微調整を行っていくことで決着がついたそうだ。
・・・・・ただ、今回の事件でショックをうけた学生達も又大勢いる以上彼らの心のケアも必要になってきてね。」
「はあ・・・まあコテンパンにやられたのは事実だしなんか発破かけないといけないのはわかりますけど・・・きっかけって?」
「なに、幸い問題が発覚したのはスポーツだ。スポーツで起きた問題であるなら同じスポーツで解決すればいい。」
「うん、まあ・・・王道ですねそうゆうのって。
・・・・・・まさか、うちの野球部にもう一度試合して更に勝てと?」
「テレビなどで使い古された手段ではあるが、それだけに効果の期待できる手段だろう。
なに無理に勝つ必要は無い、
要は一般人でも善戦する事ができるとわかれば、少なくとも未知の相手に対する恐怖はある程度、払拭できるだろう。」


まあ、強引ではあるが理屈は判らなくはない。
なにせ、これから先しばらくは、嫌でも
超能力や魔法なんていう今まで非現実の世界の存在といっしょに生活しなければならないのだから。

(まあ、それはしかたない事だと思うけど・・・・・・・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・嫌な汗が背中を流れる・・・

善戦するほど野球部を鍛える。と言うのも、どだい無茶な話だが、
“なぜそれがうちの部なのか?”とか、というか“私はなぜ呼ばれた?”とか・・・・・

とにかく嫌な予感が全身を駆け巡った。


「あの〜それで何でうちの野球部が再戦することに?」



64 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/06(土) 23:53:34 ID:Xg11D8Fz
「理由の一つには我が校が以前からこの手の特殊な生徒に対して耐性がある為だな」
「耐性・・・・」

たしかに、日常的に下駄箱が爆破され、グラウンドに地雷が埋まり、
又、ある日など校内全域でバイオハザードが起きて、
さらに!それら全ての事件の犯人が“堂々と”登校してくる学校など他にはないだろう。

(いや!たしかにみんな『アイツ』には慣れてるけど、それとこれとは話が違うんじゃ)

「もう一つの理由は・・・・・・・まあ可能性の問題だな。
・・・・やはり少しでも善戦できるよう、似たような前例があり、更に勝利した我が校が選ばれたのも仕方あるまい。」
「前例・・・って」


・・・・・・・嫌な予感はすでにほとんど確信にかわっている。


「無論。以前のラグビー部の一件だ。」


(ああっ・・・やっぱり・・・)


その発言を聞くと同時に私、陣代高校生徒会福会長“千鳥かなめ”は、
床の上に力なくガクっと崩れ落ちたのだった・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・。





「ってな事があったのが一週間前。
・・・・・・その翌日には宗介の奴が、『まかせろ』とか言って野球部員を勝手に連れて、
合宿をここ『私立輝明学園』で行いだして現在に至る・・・と・・・。」

正直、ここまで前回と同じだともはやため息しか出ない・・・ 
ここまで送りだしてくれたクラスメイト達の励ましにもどこかあきらめムードが漂っていたし。


「・・・・あの・・・千鳥・・かなめさんですね?」
「ふえ!?」


考え事の海に沈んでいた意識に、急に声を掛けられ慌てて回りを見渡す。

周囲では輝明学園の生徒達が、暗いオーラをまとってぶつぶつ独り言を口走っていた自分をものめずらしそうに見ていたが。

声を掛けてきたのは周囲の生徒達ではなく、生徒達の後ろにいた大きな本を抱えた長い黒髪と黒いスーツが特徴的な女性だった。

「はじめまして・・・。
私はこの学園で教師をしているリオン・グンタと申します。・・・ここであなたに会うのもこの書物に書いてある通り・・・」

・・・・・・なんか不思議な人である。



65 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/06(土) 23:58:50 ID:Xg11D8Fz
「え、あ、どうも始めまして!
え〜と都立陣代高校生徒会より参りました。千鳥かなめと言います!
今回は当校の問題にご協力いただきましてありがとうございます」

ペコリ、とあわてて挨拶を返す。

「どうぞ、お気になさらず。
今回の問題は、こちらとしても看過できる問題ではありませんでしたし。
さ、こちらです」

そうゆうと、静かに笑みを浮かべ
リオン先生は周りで見ていた生徒達に道を空けるよう言いながら歩き出した。

「そう言って頂けると助かります。
それで・・・あのリオン先生・・でよろしいでしょうか?
あの、変な質問だと思うんですけど・・・・・・・
宗介・・・あ、いや・・・・相良君達は何か、その・・・失礼を働いたりしてないでしょうか?」

いきなり変な質問だとは自分でも思うが・・・・
それでも、前回の『アレ』があった以上、
先に確認しておかないと不安が募るばかりで仕方が無い。

しかし・・・・・
彼女は手にもった大きな本を広げながら、パラパラとページをめくりながら

「ふふ。可笑しな質問をされますね。
・・・なるほど・・・ふふ。
・・・・大丈夫ですよ。ご心配には及びません。
皆さん楽しそうに練習に励んでいますよ」

と予想と大きくはずれた答えを返してくれた。

「・・・楽しそう・・・ですか・・・?宗介たちが??」
「ええ・・・信じられませんか?千鳥さん」
「正直・・・とても」

『あの宗介』が楽しそうというのも信じられないが、
ほとんどの部員達が退部しかけるほどだった野球部が、そんな簡単に立ち直るものだろうか??

「ふふ、その様ですね。
・・・・・・まあ百聞は一見に如かずといいますし、見れば判るとおもいますよ。
今の時間だと・・・。
ああ・・・そうですか・・・もう少ししたら彼らも休憩時間のようです」
「へ?あ、はい・・・・・??」

少々あっけに取られながら先生のあとをついて行く。
・・・しかし本に休憩時間でもメモしているのだろうか?先ほどからパラパラとページをめくりながら歩いているが???

「あの〜先生?その本いったい?」
「うん?・・・・ふふふ。・・・それは・・・」
「それは??」
「・・・それは秘密です。」

もし自分が男ならそれだけで骨抜きにされてしまいそうな極上の笑みをうかべ、リオン先生はそう答えた。







66 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/07(日) 00:03:55 ID:Xg11D8Fz
「よし!二十分休憩に入るぞ!!」
『輝明学園地下体育館』元々は別の目的で作られた元来秘密の訓練場。
ここが都立陣代高校野球部の現在の合宿所である。
元の目的が目的のため、地下でありながらその敷地は広くちょっとしたドーム球場クラスの広さを有している。
スピーカ越しに響く男の声を受け、部員達がそれぞれ休憩に入った、丁度そこに

「・・・さぁ、着きましたよ。」
「うわぁ。本当に野球場みたい・・・って、あ!宗介〜!!」

リオン先生に連れられた千鳥かなめがやってきた。

「千鳥か。どうかしたのか?わざわざこんな所まで?」

むっつり顔にボサボサ頭の少年。陣代高校生徒会安全保障問題担当・生徒会長補佐官及び現極上生徒会執行委員相良宗介である。
・・・・あいも変わらず、こちらの気もしらず間の抜けた発言をする宗介にスパーン!!と伝家の宝刀・ハリセンを頭に食らわせる!!

「・・・なかなか痛いぞ千鳥。」
「どやかましい!!あんたまた勝手なことして!!」
「・・・なるほど。そんな所から出しているんですね。」
「問題ない極上生徒会を通して申請は行っている。林水閣下にも許可は得ている。」
「そうゆうことじゃなくて!あ〜もうっ!!・・・はあ、まあいいわ。どうせ何いっても無駄だろうし。それで野球部の皆は無事!?」

そういって周囲を見渡してみる。休憩中の部員達は特訓が激しいのか、
ユニホームはボロボロ体のあちこちにテーピングと痛ましい格好をしてはいるが、
そこには痛い敗北を期した相手と再び戦う羽目になった悲壮感など微塵も漂っていない
皆その顔には笑みすら浮かべていた。

(・・・て、あれ??てっきりもっと酷いことになってると思ってたのに???)

なまじ以前のラグビー部の惨劇を知る分、覚悟してやってきたので少し拍子抜けする気分だった。

「そう心配するな。俺だって学習している。
前回の反省をいかして、今回は俺一人で行うのではなく極上生徒会の友人のコネクションを頼ってみた。
丁度その道のエキスパートがいると言う話を聞いたのでな」

そう語る宗介の顔にも満足げな笑みが浮かんでいた。

「へ?じゃあ今回はあんたが前みたいな特訓してたんじゃないの!?」
「無論だ。・・・流石は異世界。このような訓練方法があったとは。今回は俺もよく学ばせてもらった。」
「へえ?・・・じゃ、じゃあ今回はそのエキスパートの人が指導していたの?」

『エキスパート』つまりプロが監修していたなら酷いことにはなってないはずだろう。
どんな特訓かは判らないが、どうやら少なくともあの悲劇は回避できたらしい。
あれほど落ち込んでいた部員達の変わりようもそのプロのおかげだろうか。

「肯定だ。俺はあくまで補佐に回り彼女の補佐をメインに行っていた。」
「・・・彼女?」

・・・・・なんか気になるワードが出てきた気がするんだけど・・・?

「ああ。同じ極上生徒会執行部の柊蓮司の友人の女性なのだが・・・千鳥?」
「・・・ふうん・・・そうなんだ・・・。」
「お、おい・・ち、千鳥?お、落ち着いて聞いてくれ?我々には何か・・そう!大きな誤解がある気がするんだが・・・・?」
「・・・別に?・・・そんなことないわよおぉぉ。相良君はずっと!その『女の人!』と『一緒に』特訓してたわけだ。ふ〜ん。ほ〜おぉぉ!!」

ニコリと微笑んで答える。
なにか宗介がだらだらと汗を流しているが知ったことではない。ジリジリと詰め寄っていく・・・・・・と



67 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/07(日) 00:09:13 ID:56RMeo6S
「大丈夫ですよ千鳥さん。彼女にはちゃんと思い人が別にいますから・・」
「へ?」    (た、助かった・・・。)
「ですからあなたが嫉妬する必要はありません。」
「・・・・!!!い、いや!別に私は!し、ししし嫉妬なんかしてませんよ???!!」

口元に笑みを浮かべたリオン先生がからかうようにそんな事をいってくる。
真っ赤になったこちらを見る先生の顔は実に楽しそうだった。

「そうですか?まあ・・・何と言おうと真実はこの書物に書いてある通り・・・・。」
「ちょぉ!!本に書いてあるってどうゆう!!!」
「それは秘密です♪ふふ・・・・。」
「なあぁぁ!!!」
「まあそれはさておき。「いやさておきといわれましても!!」千鳥さん。用事は済まさなくてよいのですか?」

そうあっさり話題を摩り替えられ、本来の目的を思い出す。

「ううぅ・・・。わかりました・・・。」
「むう。よくわからんが心配しなくても今回の訓練方法が知りたいなら後でデータをまとめて提出するが「うるさいっ!!!」・・・すまん・・・。」
「あ〜もうっ!!んっ!!ほらこれ!野球部のみんなに差し入れ。まさかまた食事制限とかしてないでしょうね」

そういって友人達と協力してつくったおにぎりの入ったバケットを差し出す。
作っている時に一緒に手伝ってくれた仲間達が
「なんか・・・こんな所も前といっしょだねぇ。」などと言っていたが・・・・・ま、まあ気にしないことにしよう。

「問題ない。部員達も喜ぶだろう。・・・よし!全員集合!!!副会長が差し入れを持ってきてくれたぞ。」

掛け声一発休んでいた部員達がダッシュで集まってくる。さわやかに駆け寄ってくるその姿はまさにドラマなどで見られる『高校球児』の姿そのものだろう。

「ありがとうございます!」「いただきます!」

そう口々に感謝の意を述べながらおにぎりを食していく部員たち。
その姿には以前のラグビー部のような血に飢えた獣の姿は微塵も感じられなかった。

「・・・はぁ〜。まさかここまで立ち直らせることができるなんて・・・。ちょっと本気で凄いわねそのプロの人」

絶望の淵にいた筈の部員たちを立ち直らせるだけでも困難だったろうに。
などと関心していると入り口のほうから

「何をしているの?リオン・グンタ」

静かな・・・・・・・・・しかし、強い警戒を含んだ声が聞こえてきた。
ん?と振り向いて声のほうを見ると、輝明学園の制服に身を包んだ赤い髪に赤い瞳の生徒がこちらを無表情に心なしか睨み付けるように見ていた。

「・・・・あらあら。私はただ、こちらの陣代高校の副会長さんをここまで案内してきただけですよ?緋室灯さん」

睨まれているにもかかわらず顔に微笑を浮かべながらリオン先生が答える。
緋室灯と呼ばれた生徒はこちらを見た後

「?くれは?いや違う・・」

と少し驚きながら、油断無くこちらに近づいてきた。
ぴりぴりとした空気がただよう

「ふふ、御心配なく。今の私はただの“鉄道と秘密が好きな学園教師”リオン・グンタです。・・・・少なくとも今ここで何かをすることはありません。」

こちらの顔をみてリオン先生が不適に微笑む。その笑顔に少しだけ寒気を感じつつも
この二人・・・仲悪いのかな・・・??などと考えていると



68 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 00:11:03 ID:oIiIer/t
かなめのハリセンの出し方って秘密だったのかw 支援

69 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/07(日) 00:14:53 ID:56RMeo6S
「遅かったな緋室。執行部で何かあったのか?」

と宗介が彼女に声を掛ける。

「大丈夫。執行部は関係ない、少しくれはと話をしていただけ。」
(?くれは?さっきもこちらを見て呟いてたけど・・・そういえばどっかで聞いた名前ね?)
「赤羽くれは理事長代理 ・・・現在この輝明学園の理事長代理を勤めている方です。
・・・ああそういえば彼女は少し千鳥さんに似ていますね」

(思い出した!どっかの理事長がすごい若いって話がうちの学校内でも噂になって!)

「確かその人が 私に似てるってことで風間君たちが騒いでたっけ・・・なんかいろんな逸話のある人で」
「・・・混乱を収めるためにと行われた学園の全校集会で、
自身の疲労と混乱がピークに達したあまりに全ての説明を『はわ!』と『はわわ!』だけでこなした通称『はわはわ朝礼』。
一年前の写真が新聞部などを通して流通したために各校の胸囲の貧しい女生徒達が衝撃のあまり暴徒と化した『赤羽印タオル事件』。
それに伴う貧乳愛好家の男子生徒達の「貧乳はステータスだ!!希少価値なんだ〜!!!」という魂の叫び声を発端とする、
貧乳VS巨乳の『学園世界天下分け目の乳合戦』などなどの事ですね」

律儀にリオン先生が解説してくれる。・・・ああ、あれは大変だった。横にいる宗介と向こうの緋室さんもいろいろ思い出しているみたいで

「・・・・いままで、多数の暴徒を鎮圧してきたが・・・あそこまで恐怖を覚えたのは『あの時』の用務員以来だった・・・。」
「・・・あの後、くれはしばらく脳が完全に死んでいた・・・。」

・・・まあとにかく大変だったのである。
うわさではどっかの世界の大魔王とかいうのが
「わたしだって!わたしだってね〜!!小説なら!!!本気さえ!!!!っ本気さえだせればぁぁぁ〜〜!!!!!」と泣きながら
「裏切り者〜!!!」と叫びつつ大暴れしてものすごい被害を出していたらしいし・・・。
まあそんな事件の中心にいた人なので学園世界ではちょっとした有名人なのである。
・・・正直あまり似ていると言われても嬉しくないような・・・・。
と微妙になった空気のおかげかリオン先生と緋室さんの間のぴりぴりした空気も収まったようである。

「・・・緋室灯。よろしく。」

と緋室さんがこちらに声を掛けてくる。

「あ、どうも。え〜と、陣代高校生徒会副会長の千鳥かなめです。よろしく緋室・・さん?」
(あれ?そういえば学年って、いくつなんだろこの人?宗介は呼び捨てにしてたけど・・・。)
「千鳥。彼女は三年だ」

悩んでいたら宗介が答えてくれた

「あ!すいません緋室先輩!!」

慌てて訂正する。

「・・・別に・・・いい。先輩は要らない。」
「え?そうですか」
「・・・あかりん、って呼んで。」
「うえ!?」
「・・・・冗談。灯でいい。私もかなめって呼ぶから」

意外とユニークな人のようである。

「あーそれじゃあ、えっと灯さん?」
「なに?」
「あのあなたが宗介の言ってたその道のエキスパートって言う人なんですよね?」
「そう。」




70 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/07(日) 00:19:55 ID:56RMeo6S
簡潔に答えられる。
・・・なんというか想像してたイメージとかなり違う人だと思った。
なんかもっと明るい爽やかな笑顔を振りまいてるような人かな〜と勝手に予想してたんだけど。

「あ、あの今回はうちの宗介が迷惑かけちゃったみたいで・・・どうもすいません。」

宗介がここに来たのは、私が話をした翌日すぐにだったし彼女にもかなり無理をしてもらったろう。先に謝罪しておく。

「?別に謝ってもらうような事はない。問題は学園世界全体のもの。協力するのはあたりまえ。気にしないでいい。」

そう彼女はなんでもないようにいってきた。
行き成り協力させられたはずなのに、なんと暖かい言葉を掛けてくれるのだろう。

「そうだぞ千鳥。なにもキミが気にすることは「どやかましいっ!!」・・・痛いぞ千鳥」
「いいから!あんたも頭さげなさい!行き成り手伝ってもらったんだからせめて御礼ぐらいちゃんといいなさい!」

グっ!と頭を掴んで宗介にも頭を下げさせる。

「本当に気にしないでいい。私は気にしないから。」
「千鳥さん。頭をあげてください。そんなにされると逆に緋室さんが困ってしまいますよ?」

灯さんとリオン先生がそれぞれ声をかけてくれる。

「あ、あははは。すいません、なんか逆に気を使わせちゃって。」
「別に、いい。」
「ふふふ、千鳥さんも大変ですね。」

リオン先生は何か察したらしい。・・・まあいつも宗介のフォローばっかしてるから・・・。
とりあえず突っ込まれる前に話題を変える

「でもほんとすごいですね。野球部の皆すっごい生き生きとしてるし。立ち直らせるの大変だったんじゃ・・・。」
「問題ない。皆自分でたちあがった。私はただきっかけをあたえただけ。」
「へえ。」

・・・などと感心してると向こうから野球部の部長が歩いてきた。

「皆さん、もうすぐ休憩時間が終了しますよ。」
「うむ。了解した。」

そう宗介が答える。私はちょっとした好奇心から部長を呼び止めた。

「ああ、ちょっとまって。ねえ部長さん。」
「はい?なんでしょうか?」
「いや、その。・・・・みんなよくまた野球する気になったな〜って思って。一週間前にあった時とみんなまるで別人だし。」
「ああ、そのことですか。」

私の疑問に答えるその顔にも笑みが浮かんでいた。部長は語る

「・・・たしかに、前回の試合の後はとても野球ができる状態ではありませんでした。
圧倒的な彼ら超能力者の力になすすべもなく、どうせこれ以上やったってあいつ等に勝つことなんてできないとあきらめ、退部しようとも思いました。
辛かった。悔しかった。辞めたいと何度も思った。それは無理やりここに連れて来られた時も一緒です。」
「って、宗介ぇぇぇ〜!やっぱあんた無理やりつれてきたのね!」
「むう・・・。」

宗介の顔にダラダラと汗が浮かぶ。・・・しかし

「どうか攻めないでください!私達はむしろ感謝しています!!「へ!?」・・・
ここに来れたおかげで私達はもう一度野球をしようって思えたんですから!!」



71 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/07(日) 00:24:26 ID:56RMeo6S
グっと拳を握り部長は力説する。宗介と灯さんを見つめながら

「お二人のおかげで私達は勇気と強い自信をいただいたのです!
たかが一回の敗北がなんだ!?打てないなら打てるようになればいい!ボールが取れないなら取れるまで食いついていけばいい!!
たかだか一回超能力に負けたくらいで諦めるような腰抜けの集まりじゃないだろ私達は!!やられたならその悔しさをばねに何度でも戦ってみせる!!!
そう!!!私達は次こそ勝ってみせる!!!そうだろ?!!みんなっ!!!」
「「「ハイ部長!!!」」」「「「やってやる!!!やってやるぞ!!!」」」

部員達が部長の熱弁に続く、そこには敗北感など微塵もない。
あるのはただ、『勝利』への熱意のみ!!

「・・・いい返事だ、貴様ら!!!よし!!練習を再開するぞ!!!」

「「「「「「「「はい!!!!」」」」」」

部員達の熱意を受けた宗介の号令の元、皆がグランドへと向かう。
その勝利を目指してひた向きに突っ走る姿はまさに『スポーツマン』まさに生まれ変わった『新・野球部』の姿がそこにはあった。

「凄い・・・。凄い!凄いです!!」

私も思わず凄いを連発してしまう。それぐらい興奮する光景だった。

「これなら!この調子で練習すればきっと向こうともいい勝負が!ううん!!もしかしたら勝つことだってできるかもしれない」
「・・・大丈夫。今の彼らは強い。たかだか超能力なんかに負けはしない。」

静かにしかし自信ありげに灯さんがうなずく。
その顔にはわずかながら笑みが浮かび、やさしい眼で彼らをみている。

「うん!これならいけます!!それで!?試合はいつ行います?一月後?いっそ一週間後にでも!!」

な〜んてちょっと調子に乗ってみる。
まあ、いくら皆のモチベーションが高くとも最低でもあと二週間は「試合は明日。前回の試合と同じ球場で行う」・・・・・へ???

「・・・あの?・・明日??」
「そう。」
「すでに相手の学校には連絡を入れてあります。」

いままで興奮する私を見ていたリオン先生が補足してくれる。
・・・・って!!え!?明日ぁ〜!??

「ちょ、ちょっと待ってください!!いくらなんでも明日って!!早すぎますよいくらなんでも!!」

というかそんな簡単に勝てるような相手じゃない!もともとちょっと練習したくらいで勝てる相手じゃないからうちが選ばれたはずだ!しかし

「かなめ。」

慌てている私に灯さんが静かに力強く声を掛ける。

「大丈夫。彼らはこの一週間それだけの事をしてきた。」
「でもっ!!」
「彼らを信じてあげて」
「!!」

・・・そういわれるととても言い返せない・・・・・・・・せめてもの反論として

「でも・・・実際相手の連中、凄いんですよ?こう球なんか、ばぁ〜〜!!!ってとんで凄い勢いで打とうとしたらバットが逆に砕けたり・・・」

あの映像でみた相手の凄さを伝える。早まって、もしまた負けたら彼らは今度こそ立ち上がれない。しかし



72 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/07(日) 00:29:44 ID:56RMeo6S
「心配しないで。どんな事があっても彼らは負けない。そのためにいままで辛い練習に耐えてきたのだから。」

灯さんが強く説得してくる。・・・・部員達をここまで導いてきたのは彼女だ。
今日見に来ただけの自分なんかよりよっぽど彼らの事を理解しているだろう。
その彼女がここまで言うのだから・・・やはり大丈夫なのではないか?
今日始めてあった彼女だけど宗介も信頼しているみたいだし、なによりその道のプロの言う事だ。
素人の自分と違い、相手の実力を理解した上での判断のはず。
プロがここまで言うのだから・・・間違いないんじゃないだろうか?
先ほどの部長の熱弁と皆の自信がその証拠だろう。

「・・・そう・・・そう、ですよね。私達が信じないと。・・・信じます。私も信じますよ!彼らならきっと勝ってくれますよね!!」

そうだ!他校の生徒の灯さんが信じてくれているのに、生徒会の自分が信じなくてどうするというのだ!!そのことを少し恥じながら強く同意する。

「かなめ。・・・・・・・・・・ありがとう。」

私にむけて灯さんが見惚れるほどのやさしい笑顔をむけて礼を言ってくる。

「いえそんな。私の方こそ・・・」

・・・ちょっと照れくさくて思わず笑みがもれた

「彼らは必ず勝利してくる。」

もう一度、灯さんが強く断言する。

「そう・・・たとえ・・・命にかえても!!!」

・・・・・・はい????

「え?あの・・・灯さん?・・・???」

戸惑う自分を無視して灯さんが部員達の所へ歩いていく。
思わず残ったリオン先生の方を振り向くが笑ってるだけでなにも答えてくれない・・。
灯さんに気づいた部員達は一斉に動きを止め、皆始めから打ち合せていたかのように見事に整列する・・・・・・“笑顔のまま”で。

・・・・・・そ、そういえば・・・・ここに来てから今までずっと部員達はずっと『笑顔しか』浮かべていなかったような・・・・・・・・

てっきりそうゆう人なんだと思ってたけど・・・部長さん・・・さっき悔しかったとか言ってた時も笑顔のままだったような・・・・。
整列した部員達をよく見てみる。浮かんでいるのは笑顔のみ。

『何か同じような』笑顔のみ・・・。

「あ・・・あの・・・リオン先生?」
「はい?なにか。」
「これって・・・まさか・・・」

言い終わるより先に整列した部員達の横から宗介が正面に移動し、部員達の方を振り向いて・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・って!!この光景は!!!!


「ようし!!いくぞぉ!!!!!!お前達の目的はなんだ!!!」
「「「キルキルキル!!!キルキルキル!!!」」」
「お前達の役割は何だ!!!!」
「「「「キルキルキル!!!キルキルキル!!!」」」」



73 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 00:29:45 ID:JNCib5OF
支援 します

74 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 00:34:24 ID:bSCF9XJX
ロンギヌス式洗脳受けてるー!!

75 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/07(日) 00:35:27 ID:56RMeo6S
さらに灯さんがそれに続く

「・・・あなた達は赤羽理事長代理を愛している?学園世界を愛している?」
「「「「「「「はわわ!!はわわ!!はわわ!!はわわ!!はわわ!!!!はわわ!!はわわ!!はわわ!!はわわ!!」」」」」」」

・・・・・・輝明学園地下体育館に部員達のはわわコールが響きわたる。
・・・彼らの顔はそのフレーズに完全に陶酔しきっている・・・。

「な・・・あ、ああ・・・・」
「・・・行えば誰でも今すぐ“GEBOKU”・・アンゼロット城が誇る究極☆訓練法『ロンギヌス式訓練法』・・・・・・
これはその『お試し版』と言ったところですね。」

アンゼロットの置き土産の一つでしょう。と淡々と部員達によるサバトの儀式をみながらリオン先生が教えてくれる。

・・・・アンゼロットってだれ?とかなぜそこで赤羽理事長代理?て言うか、下僕って何!?とかいろいろ聞きたいことはあるんだけど

「・・・あの・・・リオン先生・・・それってつまり・・・・」
「タチの悪い洗脳ですね。」

・・・・・・・

「なっ!!なああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」






・・・・その後の事は、大方の予想通りの結末だろう・・・。
確かに彼らは特異な力などは何一つ使わなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・だが!
なぜか仮面を付け入場してくる部員達。
それを応援する応援席を埋め尽くす同じ仮面をつけた(みたことの無い)OB達。
一緒に応援する(マスコットのつもりか!??)ずんぐりむっくりとしたねずみっぽい着ぐるみ。
異様な光景に混乱する相手校に追い討ちを掛けるように、自ら剛速球のボールにぶつかっていく我らが野球部員達。
さらに守備でも曲がっちゃいけない方向に腕を曲げながら体ごとボールを受け止める鉄壁の守備陣。
・・・・無論この間も彼らの仮面からはみ出た口元には明らかな笑みが浮かんでおり、
その口から試合中ずっと「キルキルキル。キルキルキル。」の呟きが漏れていた。

・・・・すでに球場は一種のホラー空間と化していた・・・。

当然、この状態で相手側にいつもの調子が出るわけもなく、
なんかいろいろおかしい部員達の姿にいい様のない恐怖を覚え得意の超能力もその力を発揮できず、
前回とは打って変わって試合結果は陣代高校野球部の圧勝となった・・・。

曰く「まるでゾンビと試合をしているようだった・・・」と


・・・・球場内に部員達とOBの勝利の歓声が響く



76 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 00:44:17 ID:JNCib5OF
怖っ!?

77 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/07(日) 00:44:33 ID:56RMeo6S
「「「「「はわわ!!!はわわ!!!はわわ!!!」」」」」
「ふもっふ!!」
「「「「「はわわ!!!はわわ!!!はわわ!!!」」」」」
「ふもっふ!!」
「「「「はわわ!!!はわわ!!!はわわ!!!」」」」」
「ふもっふ!!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・その歓声を聞きながら、私はただ笑っているしかできなかったわけで・・・

「・・・・はっ・・・・ははは・・・」

・・・なんか向こうの方でうちの校長に思いっきり謝っている巫女装束の女の人とか、
その横で頭を抱えてる幸薄そうな男の人とかいるけど・・・
あ、足すべらしてグランドの方に落ちていった


「・・・全ては定められていた結末。この結末もこの書物に書いてある通り」

そういいながらリオン先生がこっちにやって来た。

「・・・・知ってたんなら教えてくださいよ。」

いや、ほんとに。

「だって・・・・・・・・・・・・」
「だって?」
「・・・だってぇ。聞かれなかったしぃ〜。」

と、ものすごいいい笑顔でリオン先生はお答えになられた。

・・・もはやなにも言うまい。



「・・・て言うか元々の目的ってこの場合どうなるんだろ?」
「うふふ。・・・ああ、大丈夫ですよそれは」

私の呟きに先生が楽しそうに答える

「・・・みなさん“いくらなんでもこいつ等とやるよりはましだろう”と感じたそうですから・・・・・・。」



「「「「「「はわわ!!!はわわ!!!はわわ!!!」」」」」
「ふもっふ!!」
「「「「「はわわ!!!はわわ!!!はわわ!!!」」」」」
「ふもっふ!!」
「「「「はわわ!!!はわわ!!!はわわ!!!」」」」」
「ふもっふ!!!!!」
「「「「はわわ!!!はわわ!!!はわわああぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」」」
「ふもっふううううううぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・納得。




78 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 00:47:01 ID:GS/ieK9L
群田理生とリオン先生のダブル秘密侯爵ストーリーの実現が見えた始縁!

79 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 00:57:03 ID:H2IAViHF
サッカーしてると超次元サッカーな中学生が出てくるし、野球してると男球に手も足も出なかったりするし、
テニヌしてると恐竜が滅亡してオルフェノクが出てくるし、本当、学園世界は地獄だぜ

80 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/07(日) 01:00:02 ID:56RMeo6S
ちなみに、今回の一件が学園世界中に広まり、赤羽理事長代理の逸話
通称「はわわ伝説(☆れじぇんど)」にまた新たな1ページが刻まれたそうだが・・・・
それはまた別の話。






・・・・・・野球部達の歓声溢れる球場を出て、帰路につく。

「はわわぁぁ〜・・・はわぁぁぁ」
「・・・まあ・・・元気出せよ・・・くれは・・・。」

途中、グランドで揉みくちゃにでもされたのであろう柊蓮司と疲れた顔の赤羽くれはを目撃したが・・・今は放置しておこう。
今この学園世界で騒ぎを起こすのは私の望むものではない。

そんなものよりも


・・・嗚呼。思わず身が震える。
愛おしい思い人に優しく愛撫するようにそっと本のページをめくる。


「・・・・素晴らしい」


そう・・・・・本当に興味深い。

・ウィスパード
・AIM拡散力場
第八世界、ファージアースではないこの学園世界にのみ存在する。
主八世界とは違う別の理に支配された秘密の数々。

・・・知りたい。

・・・もっと秘密を。

この学園に溢れる秘密のすべてを!

・・・そのための教師の姿。自然に自由に歩きまわるための仮初の器の一つ

「うふふふ。・・・せいぜい長引いてください。この素晴らしき学園世界よ。」


私が『この世界の秘密』を全て知るその時まで



我が名は『秘密公爵リオン=グンタ』

我が書物の前に全ての秘密は白日の下に晒らされる・・・。



81 名前:繰り返されるウォークライ@学園世界ネタ:2009/06/07(日) 01:07:05 ID:56RMeo6S
以上です!
支援してくださった皆さんありがとうございました!!

リオン先生に関してはまあ、写し身の一つと言う事でご了承下さい。

はわわ伝説はその場のノリで書いた事なので深く考えないで下さいね?

ではまた。



82 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 03:36:38 ID:DyJ4vYHg
投下乙です。

>一年前の写真が新聞部などを通して流通したために各校の胸囲の貧しい女生徒達が衝撃のあまり暴徒と化した『赤羽印タオル事件』。

つまり虚無の使い手と灼眼と死神様の鎌使いと電磁砲と宇宙人が荒れ狂った地獄と言うわけか…ゴクリ

83 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 09:08:46 ID:OOYgdlTo
ふとアイディアの垂れ流し。

アニメでも小説でも
シャイマールとしての力及びアイン・ソフ・オウルを失った志宝エリスだけれど、
その志宝エリスに或る日唐突に<<異能者>>や<<同調者(メディウム形態:アイン・ソフ・オウル 
能力はDVDブックレットの各宝玉データから数値−5な感じで)>>
に目覚めさせる(クラスチェンジさせる)ってのはアリかな?

84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 09:43:35 ID:VzOiTilo
>>82
なぜそこにポンチ吸血鬼がいないんだ

85 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 10:45:20 ID:2qJVzqD3
>>81
GJ! そーか、よく考えればあかりんも宗介と同類だったなw

【馬鹿は自分がHOTで同じ番号に入れた二人であることを忘れている】

ヒロインsはどこの世界でも苦労してるんだねぇ・・・・w
とりあえずかなめ女史に幸あれww

>>82
むしろ桃源郷(ひんぬー乱舞的な意味で

86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 11:27:34 ID:O3iQ6mQr
投下乙でした〜
とりあえず今回の騒動で一番不幸だったのはかなめじゃなくてくれはだなぁw
あとノリノリでつねリオンてんてー。
もしかしたらベル以上にこの世界を堪能してませんか?(w

つーか、
>「はわわ伝説(☆れじぇんど)」
このフレーズに某乙女繚乱三国志艶義なスメルを感じ取ってしまうのは気のせいだと信じたいw

87 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 15:40:58 ID:UZkcEEKZ
幼女な孔明かw

88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 15:47:13 ID:zIGCrp7l
楽しそうだなあ魔王達w

89 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 15:58:07 ID:sukf+5pF
>>83
アニメ版は遺産取り戻せば普通に戦えるとか言ってたような
……つまりカニアーマーエリス

90 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 16:01:37 ID:VzOiTilo
というか、前に何回かそんな話をされたことがあったような。

ここ、そんなに新規が入るようには思えないんだがなぁ……

91 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 16:03:36 ID:wonTKlF/
アームドエリス!

92 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 16:06:31 ID:gWY2/LIx
エリスの服の色に合わせた遺産にしようぜ
つまりイカアーマーだ

93 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 17:35:27 ID:lC0cLfa4
学園世界ならいいんじゃね?量産のバリエーション豊かなボン太くんスーツとかオリジナルちょっとあっても許される感じだし

普通のSSなら何か魔王の陰謀とか根拠と理由があって説明できるならアリかな?

94 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 17:40:16 ID:kCYEVC/X
>>83
メディウムはコレの後継機だな。
ttp://syuuamamori.blog.so-net.ne.jp/blog/_images/blog/syuuamamori/2619672.jpg

95 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 18:23:59 ID:gWY2/LIx
エリス復帰ネタ今思いついた
だけど学園世界でエリス復帰が2パターンあるのはまずいか

96 名前:罵蔑痴坊(偽):2009/06/07(日) 18:27:58 ID:ATFoaCRl
じゃあ、連作シリーズ『小ネタ・エリス再覚醒』とか。

……考えないつもりだったけど、何か考えよう。

97 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 18:40:37 ID:VzOiTilo
書けばいいじゃん
平行世界の集まり的な側面もあるんでしょ?<学園世界

98 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 19:45:52 ID:2qJVzqD3
書いちゃえ書いちゃえww
かくいう俺もエリス復帰でショート・キャンペーン程度予定のSS書いてるがwww

99 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 19:59:18 ID:gWY2/LIx
エリス大人気だな

100 名前:魔人と陰は絡み合う@学園世界:2009/06/07(日) 20:03:09 ID:DyJ4vYHg
8時半から、投下します。

101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 20:06:44 ID:kjlwvPEy
>>99
そりゃ、このまま二次創作からも消え去ってしまうのは惜しい、アニメオリジナルキャラだからねw

>>100
支援待機!

102 名前:魔人と陰は絡み合う@学園世界:2009/06/07(日) 20:29:27 ID:DyJ4vYHg
ユミから少し離れたその場所で、佐藤はただじっと待っていた。
(あいつらは…カゲモリは玲子さんを守ろうとしていた)
この2週間、戦い続けて気づいたのは、彼らが本人に気づかれぬように玲子を守っていたことだ。
銃で、剣で、魔法で。佐藤の仲魔たちはカゲモリらしき者たちに何度となく殺されている。
(魔神皇は、玲子さんを連れ戻すか、殺せと言っていた)
魔界からの逃亡者が発生したことは、魔神皇の支配に甘んじていた軽子坂学園高校の人間に、希望を与えた。
密かに魔界に潜伏するもの、強制労働に従事するもの、そして、実験台となる日をおびえながら待つもの…
最大の抵抗者であった佐藤たちが捕まり、1度は失われた、帰れると言う希望。
それは、最後の1人、玲子が"外"の人間と共に魔界から逃げ出したことにより、再び取り戻された。
だからこそ、魔神皇は、逃亡者を決して許さない。
(…けれど玲子さんには桜花さんがついている)
それを為すのに最大の障害となるのが、玲子のガーディアンである、桜花。
攻撃力こそさほどでもないものの、味方を守ることにかけては桜花以上の存在を佐藤は見たことが無い。
(…そう、"守護霊"なんだ)
そこに佐藤たちがつけこむ隙がある。だからこそ、ユミを1人で行かせた。
(あとは、僕次第…)
前回と同じ手は通じない。桜花がプラーナと呼ぶ力を開放すれば、佐藤のバインドボイスなどたやすく弾かれる。
玲子をどうにしかしようとするならば、あの桜花を真っ向から倒すしか無い。
(僕は桜花さんを倒して…)
―――イキタママ、クウ
「違う!」
頭に浮かんだ考えに佐藤は思わず叫び声を上げる。
(…頼む、待ってくれ。ケルベロス。あとほんの少しなんだ。その後だったら、僕の魂だってくれてやる)
自らと一体化した、かつての仲魔に懇願する。
自分の中の悪魔としての本能はどんどん強くなっている。多分そう遠くない未来、佐藤は完全に魔獣となる。
それを悟ったからこそ、佐藤はこの方法を選んだ。
(玲子さんを連れ戻して、魔界皇を油断させる。そして…)
「…来い。ミズチ、パワー、ジャターユ、セルケト、バステト」
自らの仲魔、厳選したベストメンバーを召喚する。これでアームターミナルの中には、もう仲魔はいない。
アームターミナルを外し、佐藤はそれをパワーに渡す。
「パワー。これを安全な場所に。壊されたら、替えが効かないからな」
「承知しました、サマナー佐藤」
パワーが頷き、それを少し離れた寮の屋上にそっと置く。
(あれを解析すれば、かなりの情報になる)
その様子を見ながら、佐藤は思う。
あの中の情報があれば、奴らは、カゲモリはいずれ必ず魔神皇にたどり着く。そして…
(頼む。魔神皇を倒してくれ)
自分たちに為せなかったことを託す。それが、佐藤のやりたかったことだった。
はぁはぁはぁ…
佐藤の耳が、聞きなれた声を拾い上げる。ああ、彼女だ。他の足音は聞こえない。
どうやらユミはうまくやってくれたらしい。
「…佐藤、くん?」
「やあ、玲子さん、桜花さん」
振り向いた顔にもう迷いはない。佐藤は冷酷な魔人としての顔で玲子に言った。


103 名前:魔人と陰は絡み合う@学園世界:2009/06/07(日) 20:31:57 ID:DyJ4vYHg
―――ユミ

時は少しだけ、遡る。
「行くよ」
その言葉と同時に、ユミがふわりと浮きあがり、弾丸の如く突撃してくる。
「当たるか!」
玲二が横飛びに回避すると同時にライフルで攻撃する。
「はん!効かないね!」
それを急停止して翼で受け止め、返す刀とばかりに玲二に翼を振り下ろす。
「ぐう!?」
頭を守るべく、クロスさせた腕にもたらされた、巨大な槌を叩きつけられたような衝撃に、脳を揺らされた玲二が膝をついてうめき声を漏らす。
「まずはアンタから…っくう!?」
そのまま追い打ちをかけるべく、玲二に向きなおった直後、翼の根元に差し込まれた金属の冷たさと痛みにユミが顔をしかめる。
「…玲二は殺させないわ」
大ぶりなコンバットナイフをユミの翼の付け根に深々と差し込んでなお、エレンの表情は変わらない。
「ちぃ!?」
ナイフのせいで動きが鈍くなった翼に舌打ちしながら、嫌な予感を感じたユミはとっさに横に飛ぶ。
バンッ!
まさにそのユミのいた場所に、踊るように横に回ったエレンが手にした熊狩り用のショットガンの弾丸が撒き散らされる。
「…玲子、玲二の傷を治して。アレは、私が引き受けるから」
距離を取るべく後ろに飛んだユミに油断なく銃を向けながら、エレンは冷静に玲子に指示を出す。
「は、はい!」
突如始まった戦闘にようやく対応した玲子が、慌ててディアラマを玲二にかける。
「…ありがとう。玲子」
傷が治った玲二が立ち上がり、再び銃をユミに向ける。
「やっぱり、一筋縄じゃあいかないか」
明らかに人間以上の存在である魔人との戦いの厳しさに嫌な汗をかきながら。

「…ただものじゃないね」
迷いのない、並みの悪魔ならあそこで穴だらけになって死んでいたであろう連続攻撃にたらりと汗を零しながら、ユミがひゅうと口笛を吹く。
「桜花さん以外はいくら強いって言っても正直人間相手だと思ってたけど、どうやら考えを改めた方が…!?」
慌てて移動した、さっきまで立っていた場所に玲二とエレンの2人の銃弾が叩き込まれる。
「…容赦ないね」
「あいにく、手加減出来るほど、俺たちは強くないからな」
「だろうね…」
ばさりと翼を閉じる。銃弾への盾となるように。
「アンタらは、強い。けど、生命力は…"人間並み"だ」
先ほどの翼での攻撃。あの程度でディアラマが必要になるほどのダメージを受ける。
その生命力の差が、"人間"である彼らと"魔人"であるユミとの最大の違いであり、戦闘経験で劣る由美がつけいる隙。
「その人間が…絶対零度の空間に耐えられるか…見せてもらおうじゃないか」
「こ、これは…!?」
魔力が集中していく気配に玲子はぞくりと身を震わせる。膨大な魔力の量。
玲子はただ1度だけ見たことがある。これに匹敵する“魔法”を。
「玲二さん!エレンさん!こちらへ!」
慌てて再び攻撃しようとした2人に呼びかける。2人が頷き、無言で玲子と桜花のそばに滑り込む。
「桜花さん!」
「はい〜!任せてください!」
ありったけの人魂を召喚し、巨大なバリアを形成する。そして…
「マハラギオン!」
同時に玲子が新たに習得した炎の魔法で"壁"を作り出した次の瞬間。
「―――マハブフダイン!」
辺り一帯が、絶対零度の空間に凍りついた。


104 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 20:33:45 ID:WoG8Hbw5
支援とさせていただこうか。

105 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 20:33:51 ID:kjlwvPEy
試演

106 名前:魔人と陰は絡み合う@学園世界:2009/06/07(日) 20:36:29 ID:DyJ4vYHg
「…とんでもないな」
炎の壁でへただれた向こう側、空気が凍結し、瞬時にすべてが白く染まった空間に玲二が息を飲む。
「はい〜。私でも玲子の援護がなければ大変なことになってました〜。ナイス判断です、玲子」
自らの分身たる人魂のダメージがわが身に返ってきた痛みに顔をしかめながら桜花が言う。
「いえ…前にマスターのあれを見て無かったら、対処しきれませんでした…」
あと少しでも対処が遅れていたらと考えて、玲子はあの厳しい特訓に感謝しつつ、ぶるりと身を震わせる。
あの地獄の特訓でエヴァが"見本"と称して1度だけ使って見せた、学園世界においては修錬場の中か、満月の晩にしか使えない、『闇の福音』の最強魔法。
「"おわるせかい"…今の魔法はあれに匹敵します」
ユミが魔人となっている以上、強い力を得たのは分かっていた。事実、パワーもスピードも以前とはケタ違いだ。
だが、それ以上に…
「驚いたかい?これが今のアタシ…魔人の魔力って奴さ」
ただでさえユミが得意としていた魔法の威力がとてつもないことになっている。
「…桜花さんがこれでも倒せないとは思わなかったがね」
そう言いながら、次の魔法に集中する。
「アタシと合体したのは、"ノルン"とか言うどっかの神話に出てくる女神でさ、時と…生き物の生死を操る力を持ってる」
対象は、桜花。
「こいつは、そのうちの1つ」
他の連中にはともかく、"桜花には"危険な魔法をユミは発動させる。
「成仏しなよ―――ハマオン!」
「…!?きゃああああああああああああああああ!?」
桜花の足元から光が噴き出す。
温かい、死者を慈しむ光。それは容赦なく桜花と"現世"へのつながりを断ち切り、桜花を"昇天"させようとする。
「私は…玲子を置いていくわけにはいかないんです〜!」
必死にプラーナを開放し、現世との繋がりを保つ。そして…
「はぁはぁ…な、なんとか耐えました…」
脂汗を流しながら、桜花が言う。
「けど、何度も喰らったら…」
人ならざるものの存在そのものを削り取る、"破魔"の魔法。現世との繋がりを削り切られれば、待っているのは、"成仏"だ。
「…玲子」
その様子を見て、玲二が玲子に言う。
「ここは、一旦退却だ。相性が悪い。一旦引いて体勢を立て直す。いいな?」
玲二の提案に、3人が頷く。
「いいか?いち、にの、さんで逃げる。後ろを向かずに一気に走れ」
3人が再び頷くのを見て、玲二が掛け声をかける。
「行くぞ…いち、にの、さん!」
玲二の掛け声と同時に玲子が桜花と共に駆けだす。
「待ちな!逃がさないよ!」
桜花を倒せなかったのが痛いが、それ以外は佐藤の読み通りの展開に、ユミが内心ほっとしながら2人を追いかける。
後は、向こうで待ち伏せしている佐藤と合流して、不意を突いてこいつ等を倒し、玲子を捕まえる。これで終わりだ。
「…それは、こっちのセリフだ」
そんなことを考えていたせいか、ユミは、反応が遅れた。
「な…アンタ!?」
玲二とエレンはその場から1歩も動いていない。その場にとどまり、ユミを待ち受けていた。
玲二は時空鞘から一丁の、拳銃と呼ぶにはあまりにも大きな銃を抜く。しっかりと鳩尾を狙って構え、反動に備える。
元々"人間用"じゃないそれは、威力がでかい分、反動も洒落にならない。


107 名前:魔人と陰は絡み合う@学園世界:2009/06/07(日) 20:39:11 ID:DyJ4vYHg
ドゥン!ドゥン!ドゥン!ドゥン!ドゥン!ドゥン!ドゥン!ドゥン!

8発の弾丸を全て打ち尽す。反動がきついが何とか全弾肺と鳩尾に叩き込む。
ユミはそのあまりの衝撃に動けない。音が響くたびに身体に大穴が開いていく。
「ぐっ…め、メディアラハン!」
飛ぶほどの力も残らず、ユミは地面に落ちる。このままでは死ぬことを確信し、とっさに回復魔法を自らに施す。
「なんとか、効いたか」
ユミの様子に幾分ホッとして、玲二が言う。
玲二が使った銃の名は、デザートイーグル.50AEマキシマムカスタム。
50口径のマグナム弾が使える最強の拳銃を更に対化け物用に威力強化改造した、人間相手に使えば間違いなくオーバーキルとなる…通称"モンスターマグナム"
「…ちきしょう、さっきのは、ブラフかよ」
はめられた。その事に悔しさをにじませながら、ユミが呟く。
「悪いが、アンタはここで足止めだ。俺たち4人の相手をしてもらう」
4人?ユミがその言葉の意味を理解するより先に。
―――こおる大地(クリュスタリザティオー・テルストリス) !
地面から突き出した氷柱がユミの右の翼を貫く。翼から力が抜け、だらりと垂れさがる。
「やれやれ。ずいぶんと苦戦しているじゃないか?」
「…ダメージは軽微。お2人とも、戦闘行動の続行に問題はありません」
その魔法の使い手と彼女の従者が玲二のそばに降り立ち、思い思いの言葉をかける。
「よお。遅かったじゃないかエヴァ」
組織最強の氷魔法の使い手に、玲二がマガジンを交換しつつ、言う。
「フン。途中で茶々丸のブースターが切れてな。走って来た。多少は遅くなるのも仕方あるまい」
魔法の媒体となる魔法薬を指の間に挟みつつ、エヴァが玲二に返答する。
「それより、玲子と桜花はどうした?姿が見え無いが」
「ああ、コイツと桜花の相性が最悪だったからな。逃がした」
「…そうか」
短い会話を交わしたのち、玲二とエヴァがユミに向きなおる。
「強いか?」
「ああ、化け物並みの体力に傷を治す回復魔法とお前並みの攻撃魔法の使い手、あとは幽霊を成仏させる…お前、やばくないかエヴァ?」
「心配するな。死者向けの魔法は私には効かん」
「そうか」
ユミから一瞬も目を離すことなく、玲二がエヴァに相手の情報を伝える。
「ちぃ…何を悠長な…」
もう、桜花はいない。まとめてマハブフダインで凍りつかせるべく、ユミが集中しようとした時だった。
「させません」「やらせないわ」
ゴンッ!ザシュ!
茶々丸の鋼の拳と、エレンのコンバットナイフ。2つの凶器が同時にユミを襲う。
「くぅ!?」
鈍い衝撃と鋭い痛みに集中を乱され、ユミは魔法を発動できない。
「…1つ忠告しといてやる」
魔法薬を媒体に生み出した氷の矢を浮かせて、エヴァが言う。
「妨害と護衛用の戦士(ぜんえい)くらい用意しろよ…魔法使い(こうえい)」
いつもの皮肉げな笑みを浮かべて、挑発するように。


108 名前:魔人と陰は絡み合う@学園世界:2009/06/07(日) 20:42:46 ID:DyJ4vYHg
―――佐藤

「な、なんで…」
目の前に立ちふさがる、佐藤とその仲魔たちの姿と、玲二たちがついて来ていないことに気づいた玲子が茫然と呟く。
「ああ、やっぱりか…」
玲子と桜花が2人だけでこちらへ来た。その予想通りの展開に佐藤が言う。
「こっちは3人だけど、足止めしてるのはチャーリーだけ。ちょっと考えれば1人足りないことなんてすぐに気づく。
 玲子さんはともかく、一緒にいるのはカゲモリの連中…あいつらなら気づくことくらい、分かってたさ」
身構え、戦闘態勢をとりながら、更に言う。
「一番弱い魔人であろう僕と、桜花さんをも1撃で殺しうる、強力なハマオンが使える由美さんだったら、危険でもこっちと戦う方がマシ。大方そんな考えじゃないかな」
「じゃ、じゃあ玲二さんたちは…」
「ああ、多分向こうで由美さんと戦ってるんだろうね」
玲子の問いかけに頷く。今頃はユミも足止めを食らっているのだろう。
もしかしたらすぐに残った2人を倒してこっちに来るかも知れないが、そんな希望的観測は、しない方がいい。
「玲子さん、僕らと学園のみんなのために、君には向こうに戻ってもらう」
淡々と、こちらの要求を告げる。
「一応言っとくけど、僕らの仲魔をなめない方がいい。いくら桜花さんがいるって言っても、君たちだけじゃあ、僕らには勝てない」
佐藤と、その忠実な仲魔たち。彼らのコンビネーションは、完成されている。確かに
「諦めて大人しくついてきてくれるなら、僕らはこのまま帰る。他の2人と一緒にね。これなら誰も死なずに済む」
佐藤の言葉に、玲子が戸惑う。
「…玲子?」
「桜花さん」
俯いたまま、桜花に聞く。
「桜花さんは、私たちだけで、佐藤君に勝てると思いますか…?」
不安げな問いかけ。それに桜花は悲しそうな顔をしたあと、言う。
「…難しいかと」
桜花のウィザードとしての経験からの答えを、正直に告げる。今の玲子に嘘は通じないことは、分かっていたから。
「そうですか…」
玲子は唇をかみしめて、この1ヶ月のことを思う。
輝明学園での新しい生活と、新しい友達。
強くて、親切に銃の扱い方を教えてくれた玲二と、ひたすらに厳しいけど確かに強くなれる道を示してくれたマスター。
そして…魔界に残してきた、大切な友達を助けたい。そんな、意思。
それらが頭の中を巡る。そして…
―――…。……。
耳元で聞こえた、囁くような、ごく小さな声。それに後押しされて、玲子は決断する。
「桜花さん、前に言いましたよね?諦めなければ…」
顔をあげて、傍らの桜花に尋ねる。
「…はい。何とかなるって考えるのが、ウィザードです」
前に進むことを選んだ、宿主に、嬉しそうな声で桜花が答える。
「分りました。答えは…」
きっと佐藤の方を向いて、言う。
「…Noです。例え殺されても、私は最後まで戦います」
強い決意を込めて。
「…そうか。残念だ」
はぁ、とため息を吐いて、佐藤が言う。
「悪いけど、手加減はしない…本気で行くよ」
佐藤の言葉に、佐藤の仲魔たちが反応し、行動を開始する。
逃がさないよう周りを囲み、戦闘態勢を取る。
「サマナー兼魔人である僕の…最後の戦いだ」
相手が魔人皇では無く、玲子なのが残念だけど、生き残る道を探った結果だ。後悔はしない。
そして佐藤は。

ワォォォォォォン!

高らかに仲魔たちに戦いの始まりを告げる、遠吠えを上げた。

109 名前:魔人と陰は絡み合う@学園世界:2009/06/07(日) 20:43:53 ID:DyJ4vYHg
今日はここまで。マハブフダインを防いだのはルール的には桜花さんの《ワイドカバー》。ほんま桜花さんはディフェンダーの鏡やで。
ちなみに玲二は基本的に銃特化のスペシャリストでエレンは銃以外に投げナイフと近接格闘にも精通したオールラウンダーっぽい感じです。
…まあ、射程範囲外の狙撃とか原作見る限り銃の扱いも玲二より上な気がしないでもないのは、ご愛嬌。
そして、前回返し忘れたレス返し。

>>497
魔人皇の最終目標は、今のところ秘密。一応メインのクロス先に選んだ作品の設定を使う予定です。

110 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 20:54:27 ID:Z8N+qSn+


こおるせかいが使えるってことは、満月限定とはいえフルパワーが出せるってこと?
エヴァ強すぎじゃね?

111 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 21:08:23 ID:Czgz9Zsf
>>110
まぁ、学園世界での戦闘に赴いた際のエヴァは舞台装置以外の何物でもないからな。
その強さ故にこそ。

112 名前:魔人と陰は絡み合う@学園世界:2009/06/07(日) 21:18:23 ID:DyJ4vYHg
>>110-111
エヴァ様は満月時なら隊長殿を遙かに上回り、魔王とタイマン張れそうな勢いの超人です。
ただし、私が書く場合には基本PCとして参加するときの満月の日に戦闘が発生することはありません。

そんなわけで、PCとして参加する場合はそこそこ高Lvなキャスター/吸血鬼。苦戦や昏倒もあり得る後衛職ってことで1つ。

113 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 21:26:43 ID:yVGBkbxg
乙ー。

俺のイメージではエヴァ様はレベル36.くーどーおーとかと互角。

114 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 21:29:57 ID:Z8N+qSn+
強さに文句が言いたいんじゃなくて、前提がおかしいんだよね。
おわるせかいは登校地獄の呪いと麻帆良の学園結界から開放されないと使えないレベルの魔法。
麻帆良の学園結界が学園世界全体に拡大されてる云々という記述が過去にあったし、
満月だからという理由でそこまで力を取り戻すのはおかしいんじゃないかという話。

お話そのものにはなんのアレもないです。続きを楽しみにしてます。

115 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 21:34:00 ID:zdO6d/P8
陰でこっそりと「どりーむ。ここは実は俺の月匣の中。世界法則は上書きされるのだ、どりーむ」とか言ってるのかも

116 名前:魔人と陰は絡み合う@学園世界:2009/06/07(日) 21:35:46 ID:DyJ4vYHg
>>114
ぬ。満月の晩には全力解放状態かなーと思ってました。
当方の勘違いっぽいです。すみません。

ちなみに代わりと言ってはなんですが、学園世界内では満月時以外でもそこそこは魔法が使えるってことにしといてください。
でないと戦える時と戦えない時のギャップが激しすぎるので。具体的にはタバサと同等くらいです。

117 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 21:42:23 ID:VzOiTilo
あれ、混乱してきた。
まほらの学園結界の拡大云々〜ってこの作者氏の設定だっけ?
設定ゴチャゴチャしすぎてわかんなくなってきた

118 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 21:42:43 ID:2qJVzqD3
>>115
あの人なんか教師でいたこともあるし、いてもおかしくないなw

119 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 22:22:44 ID:gWY2/LIx
>>117
基本作者個別と思っていいだろ
エヴァの強さについても同じ
魔王より強いか弱いか同等かは作者の好きなように

120 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 22:36:12 ID:zIGCrp7l
ある程度共通見解はあったほうがいいと思うけどな
その上で話の都合で変化させるのは構わないが

121 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 22:40:27 ID:PEaIkqTo
あるに越したことは無いが、その手のが増えれば増えるほど書く際の敷居を高くするからなあ

122 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 22:42:43 ID:gWY2/LIx
特に強さのバランスは作者の好みがもろにあらわれるから固定しない方がいいだろ

123 名前:117:2009/06/07(日) 22:49:35 ID:VzOiTilo
>>119
そうじゃなくて、作者氏ごとの設定がいっぱいあるから
このキャラはこっちでは出ててこっちでは出てなくて、とかこの設定はこっちの作家さんは拾っててこの人が言い出してこの作者氏は設定通してなくて
っていうのがいっぱいありすぎてちょっと混乱したから確認させてほしいんだけど、って意図の発言だったんだけど……
別にそれが悪いとか統一しろとか言ったんじゃなくてわかる人いない?って意味でさ

……失礼なこと言ってたならごめん

124 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 23:02:39 ID:gWY2/LIx
>>123
失礼じゃないと思う

俺は全部呼んでいるけどは説明できるほど把握はしてないな
というか把握できている人いるんだろうか

125 名前:魔人と陰は絡み合う@学園世界:2009/06/07(日) 23:03:55 ID:DyJ4vYHg
>>117
学園世界における学園結界の設定は、私が言いだした設定ですね(玲子の一日(よる)参照)

と、言うわけで、エヴァ様の設定は私的にはこんな感じで。
まとめた結果、微妙に本編と齟齬が出てますので、あらかじめご了承ください。

エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル

カゲモリの麻帆良学園代表生徒。組織の参謀役で600年生きてる吸血鬼。
見た目は子供だが、その実力はカゲモリのほぼ全員が認めている。
本来は魔王並みの魔力を持つ常識外れの存在だが、学園世界を覆う謎の結界にエヴァの力を制限する2つの魔法、
『学園結界』と『登校地獄』が取り込まれた結果、学園世界内を自由に歩き回れる代わりに魔力が大幅に弱体化した。
それでもそこそこ高レベルのウィザードに匹敵する実力を持っている辺り、ただものでは無い。
満月時にはある程度本来の魔力が戻る(フルパワーにはほど遠い)
ちなみに自らの領域とでも言うべきエヴァの茶室及び修錬場内では本来の実力に近いレベルで魔力を使う事ができる。

126 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/07(日) 23:06:46 ID:VzOiTilo
>>125
お忙しい中ご返答ありがとうございます。

127 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 19:52:45 ID:4y6HcUiy
>>121
俺なんかNW以外のカゲモリメンバーをほとんど知らんが
『そんな奴はカゲモリの話書いちゃいけない』
なんてこともないはずだしな

128 名前:学園世界ネタ:2009/06/08(月) 19:55:02 ID:QPcx4mrp
八時半ごろから投下よろしいでしょうか?

129 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 20:21:38 ID:EmvWrIR9
>128
どぞ。

130 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 20:22:59 ID:QPcx4mrp
それでは投下します。

クロス先は主に仮面のメイドガイです。

後、ベル様が思いっきりポンコツです。
ご了承下さい。

131 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 20:27:57 ID:QPcx4mrp
「・・・とうとう・・・来てしまった・・・・ここまで・・・・」

学園世界の喧騒の中、誰に聞かれるでもなく一人の少女の悲しき呟きが風に消える。
出来ればここには来たくはなかった・・・ずっと・・・。

その思いの内にあるのは、諦めか・・・それとも絶望か・・・・。

だがしかし、どれほど辛くとも彼女はやがてここに足を踏み入れていただろう・・・・
それが、彼女の運命なのだから・・・・。

しかし、だからと言って問題を先送りにするわけにはいかない。
それは人間ならば決して避けては通れぬ道だし、
なによりまさか逃げるなどと、己のプライドが許さない。

そう!!大魔王として恐れられる自らのプライドが!!!!!

拳をグッ!と握り締め、
ウェーブのかかった銀髪をデパートの室内の空調の風にたなびかせながら、制服の上にポンチョをまとった少女『ベル・フライ』

裏界第2位の大魔王『蠅の女王ベール=ゼファー』は、己の目の前に立ちはだかった憎っくき敵を睨みつけていた。




ワゴンのプレートにデカデカと貼り付けられた看板に書かれた忌々しい文字
『Aカップブラ各品こちら↓』
の文字を。




実際、以前も少しは気にしていた事ではあったが、別にそこまで胸の事を気に病む事はなかった。
元々あくまでこの体型は楽だから取っていた姿だし、その気になればCだろうがDだろうとどんな体型にだって変化出来るのだから!!
だから別にアゼル達といても特に気にしなかったのだけれど・・・・

ここにきて、文字通り“予想外の事態”が起きたのがいけないのだ!

今も周りを見渡してみればあちこちに存在する

C、E、D、D、C、D、C、D、E、C、D、E、G・・・・・ってG!!???

「うっそなにあの胸!?ってかあの制服・・・・・・・・・麻帆良の中学生の制服じゃないの!?まさか・・・・・・あれで中学生だっての!??」

あまりの衝撃に思わず叫んでしまう。
慌てて口を押さえるがもう後の祭りだ。こっちに気づいた相手が「うふふ・・・。」と笑いながら去っていく姿に言い知れぬ敗北感を覚える。

そう。
どうゆうわけだか知らないけど、この学園世界にやって来た者たちの中にはやたら巨乳の
それも『爆乳』と呼んでいいんじゃないか!?と言うレベルの女生徒や女教師が多いのである。

・・・どれくらい凄いのかって、
なんせアゼルで普通サイズなんじゃないか?と思えるくらい凄いのがあちこちにいるのだ!

・・・・となれば、当然私のような胸の小さい。・・・・まあ、私はわざとこのサイズにしているのだけれども。
それでも!これだけ巨乳が多いと流石に気にならないと言えば嘘になる!!!!




132 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 20:32:59 ID:QPcx4mrp
・・・・・・でも、残念ながら現在この学園世界において
自分はベル・フライであり、あくまで人間なのである。
ただの人間がそんなポンポン体型を変化させるわけにはいかない。
しかも最近、アダルトモードになるのはなんか異常に疲れるし。
それでも無理して変身すればニヤニヤしながらリオンが何かいいたそうにこっちを見てくるし・・・。
だからと言って巨乳の連中を八つ裂きにしてしまえば、
それはそれでやっぱ魔王としてなんか負けたような気がするし・・・・・・・。

そんな訳でこの学園世界に来てからの私は
なるべくこの手の話題は避け
あまり胸に関わる所には近寄らないようにしてたのだが・・・・・・
そろそろ新しいブラが欲しくなってきてしまったのだ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・というか、
そこまで嫌ならブラ買わなきゃいいんじゃ?と言われるだろうが
やっぱり『魔王』として身だしなみは大事だし!!
じゃあ誰か適当な落し子辺りに買いに行かせればいいんじゃないか?
と言われれば自分の下着なんだから自分で選びたいし!!!!

と、そうゆうわけで仕方なくこうしてアゼルにも黙って一人で
持てるプラーナ全力で使用してなんとか、“あの”リオンも撒いてこのデパートに来たのである。

蠅の女王が・・・・
裏界第2位の大魔王たるこのベール=ゼファーが・・・・
こんなコソコソしなきゃいけないなんて・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!
屈辱ではあるが、
だからと言って普通に堂々と買い物に来て、
万が一にもアイツ等にでも会おうものなら!!

〈んふふ〜。ふ〜んベルったら、こ〜んなお子ちゃまぽ〜いのが好みなんだ〜。
あ、そうか!元々お子ちゃま体型だもんね〜♪お♪こ♪ちゃ♪ま♪べ♪ル♪〜〜♪♪〉

〈ふふふ、ご心配なく大魔王ベル。私は別に興味はありませんから。
・・・ああ、そういえば私もそろそろ新しいのを買おうと思っていたのですが・・・・・
よかったら参考までにどのようなのが良いか選んでくれませんか?〉

うっきぁああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!
すっごいム・カ・つ・くうぅぅぅぅ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!

・・・・・すっごいいい笑顔でこんな事言ってきそうな二人の顔が脳裏に浮かぶ。


と、とにかくさっさとブラ買って帰ろ。見つからない内に・・・・・・・





133 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 20:33:15 ID:EmvWrIR9
めがっさポンコツだっ!?
支援。

134 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 20:38:51 ID:QPcx4mrp
「ねえねえみくるちゃん、みくるちゃん!これ見てこれ、これ!!スケスケですっごいセクシーよ!!」
「ふ、ふえぇぇ。そ、そんなの恥ずかしくて付けれませ〜ん。」
「な〜にいってんのよ!この黒いのとかなんて絶対みくるちゃんに似合うわよ!!」
「そうにょろ〜。みくるもたまにはこうゆう派手なの付けないと〜。ねえハルにゃん?」
「そ〜よ鶴屋さんの言うとおり!なんなら団長命令で無理やり付けさせるわよ!!」
「ふえええぇぇぇぇぇ」

「あのな〜ミゾレ。オレのブラ選ぶだけじゃなくて自分のも選べよ!」
「え〜!!でもほらカナちゃん。私って雪女だし!!」
「説明になってねーよ!!」
「お前等くらいでかい胸なら逆にノーブラの方がエロいよな〜。
ん?!いや待てよ・・・・むしろ服の上から透き出るぐらいの黒の下着とか付けた方がエロいか!??」
「って!どこから湧いて出たこのエロ保健医!!!」
きゃいきゃいわいわい回りの雑音が聞こえてくる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
〜〜っ!!全く・・・どいつもこいつも!!!

とにかく無視よ無視!さっさと買わないといつリオン達にバレるか判ったもんじゃない。
え〜と・・・。
ん?あのポニーテールの子・・・・・・。





「そんじゃ英子。あたし向こうで自分のブラ見てくるからぁ〜!」
「キミはほんと遠慮がないな!こうゆう事に関して!!」

たったった〜と軽快なステップを踏みながら
無駄にでかい乳を揺らして去っていく友人、藤原なえかに対して最大限の皮肉をこめた返答をしつつ、
私、和泉英子は自分のサイズ・・・つまりはAカップブラのコーナーに向かって歩き出した。

ワゴンにデカデカと『Aカップブラ各品こちら↓』と書かれた看板が癇に障る。

くそう!もともとなえかやフブキさんの所為で肩身が狭かったのに!
この学園世界に巻き込まれてからは、新手のイジメか嫌がらせか何かなのか!?と、叫びたくなるほどの状況なのだ!!!
右を見ても左をみても乳、乳、乳!!
なえかやフブキさんレベルの巨乳のオンパレード!!!!!

・・・・なんだこれは!?
遂に世界が巨乳に支配されたとでもいうのか!?
特にあの麻帆良学園とか、麻帆良学園とか、後麻帆良学園とか!!!!!
さっき見たあの子!あれで中学生って一体何食ったらあんなのなれるのよ!?
なえかどころか、いつぞやのリズよりでかいって普通じゃないよ!!!???

 ・・・・はぁ。虚しい。
もういいや。さっさとブラ買って帰ろう・・・・・・・・。

さてと・・・・。
ん?あの銀髪の子・・・・・。






135 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 20:40:59 ID:0BnHLsG6
リオンの言葉使いはもうちょっと略式少ないと思うなぁ、支援。

136 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 20:44:49 ID:QPcx4mrp
女性客で賑わう下着売り場の真ん中、ワゴンの前で二人の少女が運命の出会いをはたした。
この瞬間世界には二人以外の存在はおらず、二人ともお互いの姿しか見えていなかった
目のあった瞬間互いに気が付いたのだ。
人間かどうか、捕食者とその餌だとか何だとかは関係ない。

『同じ』だと!同じように悩み、同じように苦しむ『同類』だと!!

そう・・・・・・・かつてベルが敵のトップである『アンゼロット』と『赤羽くれは』の二人と共に、
『Aカップ同盟』を結んだあの時のように!!!!

そういえばあの時も下着売り場だったような・・・・・・。
あの時と同じように、どちらからともなく歩み寄って互いが互いにグッっと手を握り合う二人。
二人にとって言葉は意味を成さず、互いに握り合ったその手が全てを物語っていた。
周囲ではまだ他の女性客達の声が聞こえる・・・・・・・・・・・。

「先輩これなんてどうでしょうか?」
「あ、あのな桜。だから、こうゆうのは遠坂とか他の奴に選んでもらってくれって・・。」
「だめです!前々からの約束じゃないですか。・・・・・それとも先輩は私といるのが嫌なんですか?」
「そ、そんなわけないだろ!!」
「だったら選んでください♪」

「・・・・ん〜これでいい」
「拙者は多分これ位でござる」
「もう。エスカさんもカエデさんも、だからサイズ測っておいて下さいっていったのに!それじゃあお二人には小さ過ぎます!!。」
「ううぅ面目ないでござる。拙者まだこちらの『さいず』というのがよくわからんでござるよ〜。」「・・・・面倒。」
「・・・・・・はあ、もう!!とにかく、早く決めましょう。お兄ちゃん達あまり待たせ過ぎると悪いですし。」
「う〜〜・・・・・・・・拙者、どうせなら師匠に選んでほしかったでござるよ・・・・・」
「駄目です!!!下着売り場なんかにお兄ちゃん連れてきたらどうなるか・・・・・・・・
言っておきますけど、一応イムちゃんにちゃ〜んと見張ってもらってますから、
お兄ちゃんのとこ行っても駄目ですからね!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・握った手に力を入れ、強く、強く握り合い互いに耐える二人。
ここで切れてしまえば、楽にはなるかもしれないが
それは巨乳に敗北したも同じ事である・・・・・・。
ただひたすら冷静に、冷静にと自分自身に言い聞かせる。
その姿はある意味美しい光景なのかもしれない。
・・・・・・・・理由さえまともならばだが。


「まいったなあぁ。
ま〜た大きくなってるよ。いい加減成長止まってほしいんだけどな〜。
英子達に何言われるか・・・。全く、巨乳も楽じゃないのに。」

ピク!

「・・・・・・・ふ、ふふふ。あ、そう・・・そんな事言うんだ・・・・なえかの奴〜っ!」

「ううぅ。ただでさえお金ないのに・・・・また買い変えなきゃいけないなんて〜。
ああ、自分の胸が憎いです。
・・・・あ!・・・・・そういえばベルさんとか、結構控えめだったな〜・・・・・・
やっぱ、あれぐらいのほうがお金掛かんなくて楽なのかな?」

ムカ!!

「・・・・・み、翠ったら、
随分と好き勝手言ってくれるじゃないっ・・・・・・・・・!!!!」



137 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 20:54:15 ID:QPcx4mrp
ギリギリギリギリ!!!!!!

周囲のその他大勢にまぎれて、知り合いの(聞きたくない)呟きが聞こえる。
・・・正直、今にもブチギレそうなのだが、
ここでキレてしまえばそれこそ敗北を認めるようなものだ!!
互いにきつく手を握り合い挫けそうな心を落ち着かせる。

しかし・・・・

「あれ?英子どしたの?そんなとこで小さく蹲って??何なら選ぶの手伝おうか????
あ、そっちの小さい子お友達?」

「ん?そこにいるのは・・・・ああ!ベルさんお久しぶりです!
もしかしてベルさんもお買い物ですか?そうだ!よかったら御一緒しませんか。
私のサイズだとかわいいの無くて〜。
あれ?そちらの方はベルさんのお仲間の方ですか?」

えへへ〜。と、こちらに気が付いた二人が
空気を全く読まずに悪気ナシでフレンドリーにトコトコ歩いてくる・・・

でかい胸を揺らしながら・・・。



((・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ、なんか・・・・・・・もうどうでもいいや。))



もう、ゴールしてもいいよね・・・・・・・・・・・・・・。

ぷつん!

と、自分達の頭がキレる音がした気がした。
顔を見合わせて
『ニッコリ』
とふたり笑顔を作る。・・・・・・・目は全く笑ってないが。

「?英子??」
「?ベルさん??」


巨乳二人があれ?何か様子がおかしいな??と思ったその瞬間


「ディバイン・コロナァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
「巨乳なんかいなくなれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」


ドガアアァァァ!!!!!!!!
魂の叫びと共に放たれた巨大な爆発がデパートを襲った。

「うわぁぁぁ!!!ちょ!?まさかこれはいつぞやの“牛乳魔石の呪い”と同じぃぃぃ!?!?」
「いやあぁぁぁぁ!!!ベ、ベルさん!?お、落ち着いてくださぁぁぁい!?!?!?!?」


「「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」」




138 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 20:58:35 ID:QPcx4mrp
うわあああぁぁぁん!!!!!!
と、二人の少女の咆哮と爆音がデパート中に響き渡った。

後に残ったのは少女達に破壊された下着コーナーの残骸と
倒れてピクピクしてる二人の哀れな被害者のみである・・・・・・。

「ベ、ベルさん・・・・なんで・・・行き成り・・・・・・??」
「え、英子の奴いつの間に・・・あんな変な力を・・・・・???」

ガクッ・・・・・・。

・・・・まあ、デパートの中にやたらめったら特殊な連中が大量にいたので
他にケガ人などもでなかったのが不幸中の幸いといえるだろう・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・
「ククク!!自ら地雷を押しに行くとは。やれやれ、毎度毎度世話を焼かせるKYご主人だ」
「あのイノセントの少女・・・・・・さしずめ『小さな(胸の)奇跡』と言った所ですか?
ふふふ。無駄ですよ。大魔王ベル。あなたが今日ココに来る事は、最初から全てこの書物に書いてある通り・・・・・・。」






「う、うううぅぅぅ。」
「ふ、うふふふふふふ。」

デパートから遠く離れた食堂街にあるファーストフード店内に二人の少女の壊れた笑い声が響く。
・・・・・・魂の一撃を怨敵(巨乳)二人に叩きこんだ後、そのままダッシュでココまで来たのだが・・・・・・・・
追い討ちを掛けるようにある事に気が付いたのだ

・・・・・・・・・そういえば結局ブラ買って無いじゃん!!と。

「う、うふふふふふふ・・・・・・・・・
折角行ったのに・・・・これじゃあせっかくリオン達から隠れた意味無いじゃないの〜!!!」
「うううぅぅ〜。もうあの店行けないよおおぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜!!!!!!!」


あはははははは〜〜〜〜と完全に壊れた二人の声が店内に響く。
店としてはいい迷惑だが、
万が一にでも今声を掛けようものなら間違いなく骨も残らずケシズミだろう。
すでに二人以外の客はいなくなっていた。
る〜ららら〜。と哀れな敗者(貧乳)二人の嘆きの声と、店員達の“どっかいってくれ”という切なる願いの嘆きが店内に渦巻いていた。

「大体ねぇ〜!!!!!巨乳が何だっていうのよぉぉぉぉ!!!!!
 あんなのただの肉の塊じゃないのおおお!!!!!!」
 「そうだ!!!巨乳が全部悪いんだああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うわあああぁぁぁぁぁ〜〜ん!!!!!!と絶叫する二人
店内にいた従業員の一部も激しく同意していたりするが・・・・・・・・・

 「どちくしょうぅぅぅぅぅ〜!!!!!!!
 こ〜なったら英子!!今日は飲むわよ!!!!!」
 「巨乳がなんだぁぁぁ〜!!!!店員さ〜ん!!!!牛乳おかわり!!!!!!」
 「チマチマしないで、牛乳有るだけぜ〜んぶ持ってきなさい!!!!!!!!!!」



139 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 21:02:17 ID:v8Rg8w0f
リオン様、ずいぶんと楽しそうだな・・・・支援w

140 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 21:02:59 ID:4uEPDsi1
ひんぬー支援

141 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 21:04:52 ID:QPcx4mrp
 ぎゃあぎゃあ言いながら店員に牛乳を注文する二人
 ・・・・・・・・・あまり飲みすぎると腹を壊すのだが・・・・・・・・・

 「「こらぁぁ〜!!!さっさと持ってこ〜い!!!!!!」」

 たちの悪い酔っ払いか何かかキミ等。・・・・・・・・・・・・・・店員達のツッコミは胸の中にしまわれていた。


 「くくく!!!!何やら平原のごとき真っ平らな無乳共が無駄な行為に生をだしているようだな」
 「ふふふふふ。駄目ですよ大魔王ベル。そんなに飲んだところで膨らむのはお腹だけ。と、この書物にも書いてあります。」

 「やっかましいいいっぃぃぃぃっ!??????」
 「うるさああああいっ!!!!!!!!」

 ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!と、いらん茶々入れてきた相手に振り返って・・・・・・二人は固まった。
 そこにいた奇妙な格好の二人組みに。
・・・・・・・いや、二人とも知り合いでは有るのだが、お互い知り合いは片方ずつで、もう片方の奇妙な格好に固まっていたのだ。

二人組みの一人、大男の方は特に奇妙で筋骨隆々としたその体つきの威圧感もそうだが、何よりもその服装・・・・・・
カチューシャの付いた仮面にエプロン、フリルと言うにはいささかギザギザすぎるロングスカート・・・・・・
パッと見ではメイド服・・・・・・普通女性が着るはずの服を身に纏っているのだ。
これを奇妙と言わずして何を奇妙と言えばいいのか?と言うほど突っ込み所満点な格好なのだ

「くはははははは!!蠅の女王よ、お初にお目にかかる。俺の名はコガラシ!!メイドガイのコガラシだ!!!」

メイド服の変態・・・・・コガラシと言う男がベルに向けて挨拶をする。
格好は完全に変態だが、その仕草は目上の者に対する敬意に満ち溢れている。
・・・・・・まあ、逆にその優雅とも言える仕草の所為でベルは固まっているのだが・・・・・。

「し、師匠!?????」
「って、えええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!え、英子あんたこの変態と知り合いなの!?!?」

変態を師匠と呼ぶ英子に驚いて、声を掛けるベル。
まあ、まさかこの変態と知り合いとは思うまい・・・・・・

「あらあら・・・・・。いけませんよ?大魔王ベル。こちらのコガラシは、こう見えて超一流のメイドであり、
家事、奉仕、ボディーガード、教鞭などなど数々の分野におけるエキスパートの方なんですよ?」

おそらく、その奉仕の腕は“誘惑者エイミー”とすらいい勝負でしょう。と、
本人が聞いたら泣いて否定しそうな事を言ってくるリオン

「・・・・あ〜そう!!これがエキスパートねえ?・・・・・所でリオン?」
「はい?」
 「・・・・・・なんであんたまでメイド服着てんのよおぉぉぉぉ!!?!?!??!」

 ベルがリオンの姿に激しく突っ込む。
 そう、英子まで固まった理由・・・・・それはリオンが、何故かいつもの服ではなく“メイド服”・・・・
それも“コガラシと同じデザインのメイド服”
ただし袖は破られておらず仮面ではなくただのカチューシャだが・・・・・・・・で現れたからである。

「ああ。・・・・うふふ、それは・・・・・・・」
「「それは・・・・・??」」
「・・・・・・・・秘密です。」

と、いい笑顔で言ってのけるリオン



142 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 21:09:46 ID:WIKBhr9m
なんか中の人的に妙に納得する組み合わせだぞ?!支援

143 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 21:11:58 ID:QPcx4mrp
((趣味だ!!絶対趣味だ!!!!!))

単に着てみたかったんだ!!と、二人して突っ込みたいが、リオンの笑顔の裏の黒いオーラに気圧されて突っ込めない二人。

「くくく!!!たかだか贅肉の大小程度でここまで大騒ぎ出来るとは!!!!
いやはや、流石は裏界代2位の大魔王よ!!」
「いえいえ。そちらの和泉英子さんもなかなかの者ですよ。あの怨念のパワーには目を見張る物がありましたし。」

なんなら魔王候補になりません?と笑いながら英子に声を掛けるリオン

「ほほう・・・・!さしずめ“怨念の魔王”エイコ=イズミとでも言ったところか?」
「ああ・・・・・・。いいですねそれ」

それいただきです。とコガラシに笑顔で同意するリオン。・・・・・・・実に楽しそうである。
こう・・・・・・・なんて言うか・・・・・・新しいおもちゃ的な意味で・・・・・・・

「!!ぜ、絶対お断りです!!!」

慌てて否定する英子。

「あらそうですか?・・・・・それは残念です・・・・・・。」
「むう?なかなか名誉な事だと思うが??」
「い・り・ま・せ・ん!!!!って言うか!!なんの怨念なんですか!?何の!!!!」
「それは・・・・・・ねえ?」
「くくく・・・・・・・・決まっておろう?」
「嫌ああぁぁぁぁ!!!聞きたくない!!ゼッタイ聞きたくないぃぃぃぃ!!!!」

怨念の魔王って・・・・というか!“何の”怨念かとか考えたら嫌すぎる!!!!

「・・・・それより!!一体どうしてここが分かったのよリオン!?」

英子の魔王勧誘は置いておくにしても、何故一番ばれたくない相手にばれたのか!?
と問うベル

「ああ、それは勿論。この書物に書いてあったからですよ?」

ケロ。っと答えるリオン

「ってそんな事まで書いてあるのその本!?」
「ええ・・・・・・勿論。何なら今後のベルの面白エピソードを今ここで公開しましょうか?」
「ほう!大魔王の珍場面とは!!くくく!!これは楽しみだ!!」
「するな!!!っていうかリオン!!!!そんなの公開したら、あんたでも殺す!!!絶対殺す!!!!!」
「ふふふ。冗談ですよベル。私が、そんな楽し・・・・・もとい、あなたの逆鱗に触れるような事するわけ無いじゃないですか。」
「今楽しいって言いかけたでしょあんたぁぁぁぁ〜〜!!!!!!!!!!!!!」

うっきゃああぁぁ〜〜!!!!!!!!と吼えるベル
実にいい弄られっぷりである・・・・・。

「うう〜ぅ。なんなのよこの二人〜!!」
「・・・・・・・いろんな意味で恐ろしい組み合わせだわコレ。」

“メイドガイ・コガラシ”と“秘密公爵リオン・グンタ”・・・・・・・ある意味ベルと英子にとって最悪の組み合わせであろう。
何せ一人相手でもいつも弄ばれているのに、それがセットで弄りに来ているのだから・・・・・・・・・
正直、さっさと追い返したい。



144 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 21:17:39 ID:QPcx4mrp
「っていうか何の用よ!ど〜せ笑いにきたんでしょ!?」
「くっそう!!貧乳で悪いか〜!!!」

まだ牛乳で酔っ払ってるのかコイツ等・・・・・・と言わんばかりのやさぐれっぷりでリオン達に絡むベル達

「あらあら・・・・・・。私達は何も言っていませんよ?」
「くく!その通り。例え主で無かろうと救いを求める声あれば!手を差し伸べるがメイドガイの奉仕の魂!!!
貴様等も俺の奉仕の餌食となるが良い!!!!」

そう言って不適な笑みを浮かべるコガラシ

「・・・・・・ってことは!!なんか手段があるんすか師匠!!!!」

思いっきりコガラシの言葉に食いつく英子

「ちょ、英子!!!!大丈夫なのコイツ??」
「いや〜。アレで結構頼りになるのよ師匠。内の町内じゃ救世主扱い受けてたし。」
 「・・・・・・・ってことは。マジで・・・・・・」
 「たぶん・・・・・」

ひそひそと話し合う二人。
実際、元の世界ではやりすぎる事はあったがそれでもやる事はやってのけるのがコガラシだ。
聞いてみる価値はあるだろう。・・・・・・・・・・・ほとんど悪魔の取引でしかないが。
返事を聞かぬ内からどこからとも無くコップを取り出し、そこに怪しい液体を流し込むコガラシ

「くはははは!!!肉が無いなら作ればいい!!!
このメイドガイ特性栄養満天超☆高カロリードリンクを一口食せば貴様等の貧弱な体にもブクブクと脂肪が!!!」
「「いるかあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

どがしゃ!!!!と二人の息のあったコンビネーションによる両サイドからのクロスアッパーで沈むコガラシ・・・・・・・

「はあはあ・・・・・・・な、何考えてんのよコイツ!!!」
「太っちゃ意味ないじゃないか〜!!!」

まあ、そりゃそうである。

「ぬう?脂肪が付けばそれだけ贅肉も増えるのは当然。
貴様等のただでさえ未成熟な肉体にはある程度の脂肪も必要だと何故わからん?」
「「わかってたまるかああぁぁぁぁぁぁ〜!!!!!!!!!!!」」

再び撃沈

「・・・・・・・いけませんよコガラシ。この二人が求めているのはあくまで胸だけ・・・・・・・。
体重の増加は望んでいません・・・・・・・・」

まあ、そんな夢のような話はあるわけありませんけどね。と口元に手をやり妖艶に微笑みながら語るリオン。
なんというか・・・・・・・・今のベルと英子にはない色香がある。

(っく〜なにあれ!!あれがアダルトの強みだって言うのか〜!!!)
(うううぅぅぅ〜!!リオンの奴〜あんただって・・・・・・・)
「何か?」

ニコリ

「え!い、いや別に何もないわよ!!??」

慌てて言い繕うベル。ほんとあの妙に威圧感のある笑みは苦手だ・・・・・・・・横で英子もブルブル震えている。



145 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 21:19:02 ID:4uEPDsi1
なんというポンコッツw

146 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 21:23:16 ID:SP1fSLnK
どこぞの魔族ハーフ娘の「貧乳はステータスなのですよ!」というセリフが脳裏をよぎった支援

147 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 21:23:21 ID:QPcx4mrp
「まあいいでしょう。それはそれとして・・・・・・コガラシが駄目ならもう一つの手段を使うとしましょうか・・・・・」
「「え!?」」

リオンの発言に驚く二人。
と、いうかリオンがこんな事に手を貸してくれるなんて・・・・・・・

「・・・・・何企んでるのアンタ?」

胡散臭げな表情でリオンを睨むベル。
 しかし、リオンは微笑んだまま

「いえ別に・・・・・ただ、ベルが見落としている事について助言してさしあげようかと・・・・・・・・」
「助言?」

何の事だろう?

 「え〜と・・・・・・。その見落としいてる事に気付くと巨乳になれる・・・・・・・と?」
 
 そんな都合のいい話があるのだろうか?

 「ええ。まあ、巨乳とは行かないかもしれませんが・・・・・・・少なくとも今よりは」
 「ベル〜!!!!!早く思い出せ!!今すぐ思い出せ〜〜!!!とっとと思い出せぇぇぇぇぇぇ〜〜〜!!!!!!!!」
 「ちょ!?ちょ!?英子!!!止めなさい!!!!!!頭が〜〜!!!!!!!!!」

 ガックンガックン揺らさせて思わず悲鳴を上げるベル。
 これが他の人間だったりウィザードだったりすれば間違いなく即!滅殺!!なのだが・・・・・・・・・・
 下に恐ろしきは女の胸に掛ける執念か・・・・・・・・・

 「はっ!!ゴ、ゴメン思わず!!!」
 「〜〜〜っ!!あんたねえぇぇ〜。普通私にこんな事したら跡形もなく焼き殺すわよ!?」

 うがあぁぁぁ〜!!と吼えながらとりあえず憂さ晴らしに英子のほっぺたを左右に引っ張るベル
 
 「まあまあ落ち着いて・・・・・・。それより思い出しませんか?大魔王ベル?」
 「ううぅぅ〜。そんな事言われたって・・・・・・何かあったかしら?」
 「思い出せ!!!そこにあたし達の未来が掛かってるんだから!!!」
 「わ、わかってるわよ!!まったく・・・・・・。え〜と・・・・・・・・・・・・?」

 英子の迫力に気圧されながら、必死に記憶を探るベル。

 (・・・・・・全く・・・・・。大体なんで私がこんな必死にならなきゃなんないのよ?
 ・・・・・・・そりゃあ、私だって気にしてるし、今までだって“Aカップ同盟”とか思わず組んだりしちゃってたけど・・・・・・)

 頭の中で愚痴をこぼすベル

 (だからといってこの世界に来るまで、ここまで胸を本気で気にした事ないし
 大体それなら同じ仲間のくれはだって・・・・・・・・・・ってくれは!?)

 はっ!とある事に気が付くベル

 (あれ?そういえばうっかりしてたけど・・・・・・・・いつの間にかくれはって・・・・・・!!!!!)
 「ふふふ。ようやく気が付いたようですね。」

 “赤羽くれは”現在この世界にいるウィザード達の実質的なトップであり、ベルとも何度も面識のある女性
 元の世界において一時期ベル、そしてアンゼロットと共に“Aカップ同盟”なるものを組んだ事もある彼女なのだが・・・・・・・



148 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 21:29:19 ID:QPcx4mrp
「ああああああああ〜〜〜!!!!!!!!!!」
 「うっうわあああぁぁぁ〜!?どうしたの?ベル??」
 「そうよ!!くれはよ!!くれは!!!!!」
 「?くれはって輝明学園の赤羽くれは理事代理の事?」

 ?と頭に疑問符を浮かべながら英子が疑問の声を上げる。
 若い理事と言う事で学園世界においても有名なくれはだが彼女はたしか・・・・・

 「あの人がどうかしたの?そりゃあ巨乳ってわけでもないけど・・・・・・
あの人 普通に和服着てても胸が分かるくらいには胸あるよ?」

 私等と関係ないじゃん。と英子は問う。
 そう彼女は“今の”くれはしか知らない。・・・・・・・・・だが

 「だから!!!その事よ!!!!」
 「?」
 「だって!アイツは元々・・・・・・・・去年の今頃まであきらかに私達の同類だったのよぉぉぉぉぉ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!」
 「な、なんだってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 元々限りなくBに近いAであったくれはだがそれにしてもここ最近・・・・・・
一年どころかマジカル・ウォー・ウェアの頃から急に!明らかに!!増えていたのだ!!!!

「ちなみに、こちらが約一年前の彼女の写真です。
ああ、そういえば以前私がアンゼロット城で見た時にはもうしっかり胸がありましたね」

と、リオンが付け加える。
写真の中のくれはは明らかに今と比べて格段にサイズが小さかった。成長期も過ぎた18の女性にしては明らかに大きくなりすぎだ。

(そういえば!!!“あの事件”の時、私も見たような・・・・・・・・それどころじゃなくて気が付かなかったけど・・・・・・・)

 ベルの頭に衝撃が走る。
 それはずっと信じていた者に裏切られたかのような衝撃であった・・・・・・・・・・。
 
 ふと、窓の外から空を眺める・・・・・・・・・・・
 デパートで暴れてからまだそんなに時間は経っておらず外はまだ明るい。
 しかし、その晴天の空にははっきりと青い月が昇っていた・・・・・・・・・・。
 その“真昼の月”にこの世界にはいない銀髪のロングヘアーの少女の姿が浮かぶ。
 ずっと敵対してきた敵同士ではあったが・・・・・・・・・浮かんだ彼女の、ニコリとした笑顔の幻影の右手の親指が下に向いた時、
 初めて二人の気持ちが一つになった。

 (そう・・・・・・あなたもそう思うのね?アンゼロット・・・・・・・・)

 ゆらり。と席を立つベル。
 それに付き従うように英子もゆらりと立ち上がる。
 
 「・・・・・・・どちらに行かれるのですか?大魔王ベル」

 クスリ。と笑みを浮かべたままリオンがベルに問う。
 リオンの思惑に乗るのは気に入らないが・・・・・・・・今はそれ以上に・・・・・・・。

 「決まっているでしょ?」
 「当然」

 「「裏切り者に死を!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」

 そして出来れば、その膨胸術を我等のモノに!!!!!!!!!!!!!!!



149 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 21:30:54 ID:U2hwyj0p
こ、これが赤羽印のタオル事件か!?

150 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 21:34:56 ID:QPcx4mrp
 「「赤羽くれはああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」」

 どどどどど!!!!と土煙を上げながらベルと英子は去って行った。
 お代も払わず・・・・・・・。

 「あ、あのう。お勘定・・・・・・・・・」

 恐る恐る店員が残ったリオンに声を掛ける。

 「ん?ああ、そうですね・・・・・・・・領収書いただけます?名前はベル・フライで・・・・・」

 あとでちゃっかり請求するつもりらしい・・・・・・・・







 「はわわっ!?はわあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!?!?!?!?!?!?!?!?!」
 「く、くれは様お逃げください〜〜!!!!!」

「「「「「「「「「「「「「赤羽くれはあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 輝明学園に暴徒の群れが押し寄せる!!
 恐らく学園世界において今までここまでの騒ぎがあったろうか?と言うようなレベルの暴徒の群れだ。
 ロンギヌスやウィザード、執行委員の“一部”が防衛網を引いているが・・・・・・・・・

 「ああ!!!いのり!!ねがい!!なんで!!?!?!?」
 「ごめん京介!!!でも!!!!私達だって結構気にしてんのよぉぉぉぉ〜!!!!!!」

 「うわあ〜!!!!お、落ち着けルイズ!!!!」「シャナもそんな気にしなくても・・・・・・・」
 「「うるさい!うるさい!うるさい!うるさ〜い!!!!!!!!!!!!!!!」」

「な、長門?」「(ギロリ!!)・・・・・・・何?」「!!!い、いや・・・・・何でもない・・・・。」「・・・・・・・・そう。どいて」「お、おう・・・・・・・」

 「っておい!?リリィにリコまで!?」
 「うっさい!!私の勝手でしょう!!!」「すみませんマスター・・・・・・・でも、やっぱり私も・・・・・・」
 「うわ〜い!!何かのお祭りですの〜??ナナシも参加して良いって言われたですの〜〜!!!!!!!」
 「ああああぁぁぁ〜〜ややこしいことにぃぃ〜!!!!!!」「お兄ちゃん!!こうなったら・・・・」
 「ちょ!?まて未亜!!!」「・・・・・・・うふふ。やだな〜冗談だよお兄ちゃん」(マスター。今目が本気だった)

 「ちょおおぉぉぉ!?何やってんの神楽ちゃ〜ん!!?!?!」
 「黙れ駄眼鏡。駄眼鏡は駄眼鏡らしくそこらで踏み潰されてパリーンと割れてるといいネ。」「ちょ!ひど!!!」

 「うぎゃあああ〜〜!!!あっちでとうとう衛宮のとこのセイバーさんがぁぁぁぁ!!!!!!!!」
 「お退きなさい!!!!貴方達にナイムネと下げずまれてきた者達の気持ちが分かりますか!!!行きますよセイバーさん!!!!!!」
 「はい、アキハ。この剣に誓って我等に必ず勝利と栄光を!!!!“約束された(エクス)!!勝利の剣(カリバー)”ァァァァ!!!!!!!!!!!!」

 
 ・・・・・・・・あっちこっちで造反が起きていた・・・・・・・・・。
 まあ、いかにコンプレックスを持ってる女性が多いかと言う事だろう・・・・・・・・。
 ベルと英子だけだったはずがどこから聞いてきたやら一人、また一人と増えていって気が付けばものすごい数になっていた・・・・・・・・。
 輝明学園の付近のあちこちで悲鳴が上がる。
 ある者は裏切り、またある者は彼女達を止めようと、すでに周囲は混乱の坩堝と化していた。



151 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 21:44:50 ID:D4M+h6hM
さるさん?

152 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 21:45:11 ID:SP1fSLnK
魔王、ウィザード、魔法使い、フレイムヘイズ、宇宙人、救世主候補、夜兎族、英霊、紅赤朱……

大々災害大々惨事、ここに極まれり支援。

153 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 21:46:35 ID:QPcx4mrp
 「はっわあああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!なんでええぇぇぇぇぇぇ〜〜〜!?!?!?!?!?!」

くれはの悲鳴が校内に響きわたる。
だが、被害はますます広がる一方である・・・・・・・・・・・

「わぎゃあああ〜〜!!!なんだ!?あのドラゴンは〜!??!?!?!」
「うわ〜ん!!!以蔵〜!!!邪魔者共を吹き飛ばすのじゃ〜!!!!」
「うおおおおお〜!!!!ブラストー!!!!!地獄のそこまで覚えて置きやがれ!!ブラスト・ハンドそれが俺の名前だ〜!!!」
「だから!!ブラスト・ハンドはわらわじゃ〜!!!!!!」「俺だっつってんだろうがぁぁぁ〜!!!」
「こら〜!!!以蔵!!!!モルガンちゃんも止めなさ〜い!!!!!」「・・・・・・・・お嬢様・・・・・・あの二人はどうしたのですか?」
「なんでも、昨日『ウルトラ以蔵ブラックRX』と言う人と一緒に襲ってきた『モルガン00』という方の『ツインドライブ』が凄かったとかなんとかで・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」「とりあえず鎮圧いたしましょう。」「・・・・・・そうだな。マーヤ頼む。」「了解しました。」

「あ、あのう・・・・・・インデックスやビリビリ、小萌先生達は理解できるのですが、何故に五和さんまでそちらにいらっしゃるんでせうか?」
「あはは〜。上条ちゃん、先生達は分かるってどういう意味ですか〜??」「と〜ま〜。それってすごく失礼なんだよ〜。懺悔するなら今の内かも〜。」
「ふ〜んそんな事いうんだ〜。ふふふ、私の電撃だけだと止められちゃうけど・・・・・妹達(シスターズ)と一斉に攻撃したらどうなるかしらねえ?」
「ふふふ・・・・・、貴方には分かりませんよ。いつもいつも、女教皇(プリエステス)とサイズを比べられる者の苦しみは・・・・・・・・・」

「は〜はっははは!!悪の魔法使いたる私を止められると思っているのか〜!!!」「どきなさ〜い!!!邪魔すると叩っ切るわよ〜!!!!!!!」
「マ、マスタ〜!!アスナさんも〜!!!!誰か止めてくださいぃぃぃ〜!!」
「無理だぜ兄貴。ってかエヴァンジェリンはともかくなんで姉さんまで《ドガッ!!》ぎぃやあああぁぁぁ〜〜〜!!!!!」
「ああ!?カモく〜ん!!!!」「ふふふ、あかんえ〜カモ君、乙女には色々あるんよ?あ、ネギ君も邪魔したらあかんよ?(ニッコリ)」「こ、このちゃん!?」

「・・・・・悪魔でいいよ。悪魔らしいやり方で、お話(胸を大きくする方法)聞かせてもらうから・・・・・・。行くよ。レイジング・ハート!!!」
「あたしの邪魔するなら容赦はしねえ。やるぞ!!グラーフアイゼン!!!!!!!」
「な、なのは!?」「ヴィータまで・・・・」「あらあら・・・・・・・ちょっとからかいすぎたかしら?」「シャマル!!お前が余計な事言うから!!」
「あははは。ウチとしては揉み甲斐のある娘が増えるのは大賛成なんやけどな〜。」


・・・・・・・・もはや大混乱である。すでに防衛隊のほぼ半分が造反。被害は80%を超えていた。


「げえっ!!柊蓮司があっさりやられたぁ!?!?!?」「ああ!?!?高町恭也が妹さんたちに!?!?」
「あっちで遠野志貴が割烹着の悪魔に連れ去られたぞぉぉぉ〜!!」「馬鹿な!!!ダグラス君の防御がまるで紙のように!?」
「え〜い!こんな時に衛宮はどうした!?」「間桐さんと病院行きました。デパートで指切ったそうで。」「この非常時に!?」
「あ。間桐(ワカメ)がなんか向こうで紫の髪の長い長身の女の人に殺られた。」「それはいつもの事だ!」「ですよね〜。」

「ってかじじい四天王はどうした!?」「だめだ!!!あいつ等そろいもそろって老人なのをいい事にボケたふりしてごまかしてやがる!!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「あんの、くそじじい共がああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」

防衛隊の生き残り達の叫びが学園世界に木霊する。
もっとも、だからと言ってどうにかなるわけでは無いが・・・・・・・・・・・・・



154 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 21:52:24 ID:t+tb8kWb
ここに地上の地獄が出現した…支援

155 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 21:53:24 ID:QPcx4mrp
「うわあああぁぁぁ〜〜!!!もうだめだぁぁぁぁ〜!!!!!!!!」
 「馬ッ鹿野郎!!!!こんな所で諦めてたまるか!!!!!俺は貧乳派なんだ!!!!」
「貧乳こそ至高の存在!!!!貧乳はステータスだ!!!!希少価値なんだ〜!!!!!!!!」
「ハアハア・・・・・ロリッ娘ばんざ〜い!!!!!!」「キモっ!?」「なんだと!!!!我が信仰を侮辱する気か!!!!!」
「本当のことだろうが!!!胸はでかいのに限るに決まってるだろうが!!!!!」
「貴様ああぁぁぁぁ!!!!巨乳派の人間かあああぁぁぁぁ!!!!!!」「あたりめえだ!!“ILOVE巨乳”これ我が魂!!!!!」
「何だと!?ふざけるなあぁぁぁぁぁ〜〜!!萌は永遠なりぃぃ〜!!!!!」「うおおぉぉぉぉ!!!!!チチ、シリ、ふともも〜!!!!!!」
 「ふっ!!俺はボインちゃんが大好きでな!!!!」「「「富士原なえか乳ファンクラブ推参!!!!!」」」

 「はわああああぁぁぁぁ〜〜!!!!!何か変なのも来たぁぁぁぁぁぁ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」






 「くくく!!!!上に立つべき者にあえて試練を与え成長させるもメイドの務め!!!!!!
 さあ!!!!見事この試練を乗り越えてみせるがよい赤羽くれは!!!!!!」

 輝明学園の屋上で下の混乱を眺めながら、
グッ!!と右手の親指を思いっきり下に向けコガラシが叫ぶ。

・・・・・・どうやらこの騒ぎの元凶はやはりコイツらしい

「ふふふ。すばらしい・・・・・・・異世界の英霊にフレイムヘイズ、アバターの召喚器・・・・・・・・・・etc
主八世界以外の秘密と言うのは実に興味深いです・・・・・・・・・・」

クスクスと、笑いながら熱に魘されたような笑みで自らの書物を見つめるリオン。
パラパラとページを捲りながら、ほう。と妖艶な声を上げる。
輝明学園のドサクサに紛れてこの世界に溢れる色々な秘密を調べているようだ。
それに・・・・・・・

「さあ、教えて下さい。赤羽くれは・・・・・・・・・」

「くくく!!!そういえば貴様も奴等とあまり変わらんむ《ドス!!》ぐはあぁ〜!!!!!」

ぴゅ〜ぴゅ〜とリオンに刺された場所から血を流しながらコガラシが昏倒する。
一見するとちょっとしたサスペンスシーンだが・・・・・・

「・・・・・・・・・何か言いましたか?あまり女性に対して失礼な事を言うものではありませんよ。」

無表情になって(心なしか怒りを含みながら)コガラシを見つめるリオンの手に持たれた凶器が“フォーク”なのがやたらシュールだった。

「ちょっとぉ〜!!!何やってるんですかコガラシさん!?私はただ
“なえか様の安全の為に、学園世界の防衛隊の力を調べて来てください”って言っただけなのにぃぃ〜!!!
なんて騒ぎ起こしてるんですかこのお馬鹿あぁぁぁぁ〜〜!!!!!!!!!!!」

コガラシとおなじ富士原なえかのメイド“フブキ”が通信越しに騒いでいるが・・・・・・・そんな物誰も聴いちゃあいなかった。






156 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 21:55:29 ID:SP1fSLnK
その日、学園世界は修羅界と化した支援


主人公ズ(とワカメ)がゴミのようだ……!

157 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 21:58:35 ID:QPcx4mrp
一方その頃、学園の防衛網はとうとう崩壊寸前にまで陥っていた。
今だ増え続ける造反者(無論女性)にすでに防衛隊に手の打ちようはなかった。
くれはに決断の時がせまる。

「はわあああぁぁぁぁ〜〜〜!!!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ!う、うう〜。・・・・・・・・・・こうなったら仕方ないわ!」
「!!くれは!?まさか!!」

くれはの側近である緋室灯が叫ぶ。
くれははさっきまで、はわはわ叫んでいたのが嘘のように静かに・・・・・

「・・・・・・うん。ここまでありがとう、あかりん。」
「・・・・・・・いいの?」

それはくれはにとって決して誰にも知られたくない秘密だったはず。
だが・・・・・・・

「仕方ないよ。皆の気持ちも・・・・・・分かるもん」

元々くれはもあちら側の人間だ。
いや今でもそうだろう。
彼女達の気持ちは痛いほどよくわかる。
だから・・・・・・だからこそ、こんな“無意味”な事にはケリを付けなければならない。
たとえ・・・・・・自分がどれほど傷付いても
彼女達の想いに答えるためにも、自分は学園理事代行なのだから!!!!

「・・・・・・・・・分かった。赤羽守護者代行。どうかお気を付けて」

そのくれはの姿に灯が敬礼で答える。
周囲を見れば護衛に付いていたロンギヌス達(女性)やマユリ達もくれはに向けて敬礼し彼女をしっかりと見つめていた。
これから死地に向かう彼女のその勇姿をその眼にしっかりと焼き付ける為に

「うん」

くれははただうなずく事で灯達に答える。
その姿はさながら処刑場に向かうジャンヌダルクの如く、儚く美しい姿であった。

学園の正面玄関へと向かったくれはは暴徒と化した少女達を見渡す。
すでに防衛隊は壊滅しており、防衛隊に参加していた者達は皆気絶していた。
もはや、ここにくれはを守るものは何も無い。
そこにあるのは、嫉妬、切望、憤怒、欲望ありとあらゆる負の感情の渦であった。
ふと、暴徒達の中から他とは違う感情・・・・・悲しみすら含んだくれはに対する怒りの感情“裏切り者”に向ける感情が向けられた・・・・・・。

「・・・・・・まさか、こんな理由で戦う事になるなんてね」

寂しい笑みを浮かべながらくれはの元へ歩いていく少女・・・・・・この騒ぎの第一人者・・・・・

「ベル・・・・・・・・・」

くれはもまた、寂しそうに彼女の名を呼ぶ・・・・・・・・。
お互いもともとウィザードと魔王・・・・・敵同士ではあったが、それでも・・・・・・それでも、この同盟だけは不変だと信じていたのに

「ふふふ。もう逃げ場はないわよくれは・・・・・・・」


158 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 22:00:21 ID:SP1fSLnK
甘食支援。

159 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 22:00:46 ID:BhiBmuh2
支援


160 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 22:01:33 ID:QPcx4mrp
・・・・・・・・その後、この事件が語られる事は無かった・・・・・・・・・・。
暴動に参加したした者、くれはを守ろうとした者・・・・・・・・全てのこの事件に関わった女性達が口を噤んだからである。

分かっている事はただこの後、暴動に参加した女性達とくれはの間に何者も踏み込めないほどの固い強い友情が結ばれた事と
暴動を治めたくれはの評価が上がり学園世界の防衛網がより強固になったこと、
じじい四天王が当分の間、皆から白い目で見られ続けたこと。

そして・・・・・この事件が『赤羽印タオル事件』と呼ばれるようになった事だけである。
不敵に笑うベル・・・・・・だが、その口数は余りにも少ない・・・・・・・。

「・・・・・・うん。そうだね・・・・・ごめんね。」
「!!貴方は私とアンゼロットを裏切った・・・・・・・。いまさらそんな言葉で私達が!!」
「ちがうよ・・・・・・・。」
「え?・・・・・・・・」

静かに・・・・・・しかしはっきりとくれはがベルの言葉を否定する。
違う?・・・・・なにが!何が違うというのか?

「・・・・・・・今回の件は・・・・・・・・・私の弱さが生み出した事なのかも知れない・・・・・・・・だから。幕引きも私がやらなきゃね。」

弱弱しく・・・・・・しかし、しっかりと前を向いて暴徒の群れと対峙しながらくれはが宣言する。

(終わらせる?なんの事よ!私達はアンタの秘密を暴いてそして・・・・・・・!?)

そこまで考えてベルは、はっ!と気が付く。

なんで今まで気が付かなかったのか?・・・・・・まさか・・・・・・・くれはは!!!!!!!

皆の視線がくれはに集まる。敵意をむき出しにした彼女達を睨み返しながら!!!!

「しっかりと見なさい貴方達。・・・・・・・これが、これこそが!!!私!!!赤羽くれはの秘密よぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」

そう叫び、ガッ!!!と自らの胸に手を突っ込むくれは!!!!

「!!!!!!!!や、止めなさい!!!!!くれはああぁぁぁぁ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!」

真実に気が付いたベルが止める暇もなく・・・・・・・・そして・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・





161 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 22:03:59 ID:QPcx4mrp
残り????日?

事件は終わった。ただその背後に赤羽くれはの尊い犠牲があった事を我々は忘れてはならない。

「は、はわあ・・・・・・はわ・・・・・・・はわわ・・・・・・・・」

そして・・・・・・・

「・・・・・・・〜っ!!!くれはぁ〜・・・・・・・あんた・・・・・・馬鹿よ!大馬鹿よおぉぉぉぉ!!!!」

くれはの横にそっと寄り添い、共に涙する少女。
今回の騒ぎの第一人者大魔王ベール=ゼファーの姿があった事も・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・


世界の守護者代行赤羽くれは・・・・・・・彼女が元の世界に戻り、世界を平和にするその日まで



162 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 22:07:25 ID:4uEPDsi1
やっぱそーゆーオチかw

163 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 22:08:19 ID:QPcx4mrp
うわあああ!!!!最後でミスった!!!!修正置きます!!

不敵に笑うベル・・・・・・だが、その口数は余りにも少ない・・・・・・・。

「・・・・・・うん。そうだね・・・・・ごめんね。」
「!!貴方は私とアンゼロットを裏切った・・・・・・・。いまさらそんな言葉で私達が!!」
「ちがうよ・・・・・・・。」
「え?・・・・・・・・」

静かに・・・・・・しかしはっきりとくれはがベルの言葉を否定する。
違う?・・・・・なにが!何が違うというのか?

「・・・・・・・今回の件は・・・・・・・・・私の弱さが生み出した事なのかも知れない・・・・・・・・だから。幕引きも私がやらなきゃね。」

弱弱しく・・・・・・しかし、しっかりと前を向いて暴徒の群れと対峙しながらくれはが宣言する。

(終わらせる?なんの事よ!私達はアンタの秘密を暴いてそして・・・・・・・!?)

そこまで考えてベルは、はっ!と気が付く。

なんで今まで気が付かなかったのか?・・・・・・まさか・・・・・・・くれはは!!!!!!!

皆の視線がくれはに集まる。敵意をむき出しにした彼女達を睨み返しながら!!!!

「しっかりと見なさい貴方達。・・・・・・・これが、これこそが!!!私!!!赤羽くれはの秘密よぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」

そう叫び、ガッ!!!と自らの胸に手を突っ込むくれは!!!!

「!!!!!!!!や、止めなさい!!!!!くれはああぁぁぁぁ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!」

真実に気が付いたベルが止める暇もなく・・・・・・・・そして・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・





・・・・・・・・その後、この事件が語られる事は無かった・・・・・・・・・・。
暴動に参加したした者、くれはを守ろうとした者・・・・・・・・全てのこの事件に関わった女性達が口を噤んだからである。

分かっている事はただこの後、暴動に参加した女性達とくれはの間に何者も踏み込めないほどの固い強い友情が結ばれた事と
暴動を治めたくれはの評価が上がり学園世界の防衛網がより強固になったこと、
じじい四天王が当分の間、皆から白い目で見られ続けたこと。

そして・・・・・この事件が『赤羽印タオル事件』と呼ばれるようになった事だけである。

事件は終わった。ただその背後に赤羽くれはの尊い犠牲があった事を我々は忘れてはならない。




164 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 22:11:04 ID:QPcx4mrp
「は、はわあ・・・・・・はわ・・・・・・・はわわ・・・・・・・・」

そして・・・・・・・

「・・・・・・・〜っ!!!くれはぁ〜・・・・・・・あんた・・・・・・馬鹿よ!大馬鹿よおぉぉぉぉ!!!!」

くれはの横にそっと寄り添い、共に涙する少女。
今回の騒ぎの第一人者大魔王ベール=ゼファーの姿があった事も・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・


世界の守護者代行赤羽くれは・・・・・・・彼女が元の世界に戻り、世界を平和にするその日まで

残り????日?





165 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 22:11:06 ID:EmvWrIR9
乙。
時に、>153でワカメがやられた時の「ですよね〜〜」は亀山薫と見ました。

166 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 22:23:23 ID:QPcx4mrp

少女達の憂鬱・・・・あるいははわわ伝説その1

以上で終了です。

ううぅ〜!!まさか最後の最後でこんなヘマするなんてぇえ〜!!!
>>160
>>161
はミスです、すいません。

一応補足
こないだのフルメタクロスと同じ作者です。

モブの皆様・・・・・>>155の連中は思いつきで元ネタはありません。
あとデュアルセイバー組は本編では無くファンディスク”クロスセイバー”
の設定を使っています。(一応混乱の無いように伝えておきます)

ベル様とリオンさんはギャグ用にキャラ崩しすぎたかもしれませんが、
気になった方は申し訳ありません。ご了承下さい。

以上です。長々と言い訳失礼しました。



167 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 22:24:08 ID:PiWrvate
乙!
これは大変良い大惨事。例えるなら、学園世界の大惨事は宇宙一ィィィイイイ! くらいに良い大惨事。

>>158
貴様、(まほろまてぃっくを)見ているなッ!

168 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 22:25:44 ID:bBkNHxcc
>>165
「作者乙」ですねわかります。
 
>>164
投下乙でしたー。
くれはの「秘密」は当然リオンの知るところだったわけだから…
これだけの豪華面子がリオンに完全に手玉に取られてたわけか。
さすが魔王……ってますます大魔王のポンコツぶりが際立ってしまうw

169 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 22:26:01 ID:gU62vWXT
GJ!
なんてノリノリなんだコガラシwリオンと相性良すぎるww
でも思うんだ、貧乳だからこそ出た人気もあるってことを。
彼女たちには自分のそれを信じてほしい。

170 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 22:34:50 ID:QPcx4mrp
支援してくださった方々もありがとうございました。

やっぱ早い段階でタオル事件って事は、ばれましたね(笑)

>>169

ですよね〜。ただ彼女達の近場に那波 千鶴さんとか神裂 火織さんがいた事が、
学園世界の不幸だったと言う事で

>>168
リオンさんに弄られてこそ大魔王ベルというものです!!

ではまたその内。



171 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 23:01:05 ID:v8Rg8w0f
>>166
GJ!まったくあんたはなんてカオスを作りだすんだいいぞもっとやれwww
リオン様もメイドガイも楽しそうだなあwwww


しかし、なのはさんは3期のアレでまだご不満なのだろーかw

172 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 23:02:27 ID:EmvWrIR9
>171
まだ小学生だからね。

173 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 23:15:50 ID:v8Rg8w0f
>>172
わかってないな。
真のひんぬー教徒とは、将来性のある娘は対象外なんだぜ?(めっちゃいい笑顔でサムズアップ

174 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/08(月) 23:31:19 ID:EmvWrIR9
>173
だって、当人はそんな事知らないし。

175 名前:少女達の憂鬱@学園世界ネタ:2009/06/08(月) 23:38:55 ID:QPcx4mrp
といいますか
どっちにしろシグナムというトップがいますからね(笑)

まあ、アスナや五和達と同じ、近場に強敵がいる所為と言う事で

176 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 04:40:23 ID:eq6TyuB3
そういえばジャックバウアーの吹き替えでおなじみのコガラシの中の人の天敵は秘密侯爵の中の人だったなww(某伝説のウェブラジオ的に)

あまりに周りの状況がカオス過ぎて失念していた。

177 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 05:42:04 ID:z6mHM3va
しっかりと作者様は某伝説のウェブラジオネタも入れてた。GJ!

思わず「フォークキタ―――――!!」って叫んでしまったよw

178 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 06:55:04 ID:vH4nq/Ev
エンディングは是非この曲でw
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm5160641

179 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 08:14:19 ID:jPzDM4B8
>「くくく!!!そういえば貴様も奴等とあまり変わらんむ《ドス!!》ぐはあぁ〜!!!!!」
??? ファンブックのイラストやDVDの初回特典の4コマによるとリオン様はかなりスタイルよさ気なんだが…

180 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 08:56:18 ID:SkaM3cUs
誰も言わないっぽいけど言わない方がいい空気なんだろうか?

とりあえず作者氏は何かしらラノベでもいいから本を読むべきだと思うよ
読みづらさがハンパないと思うんだけど、そう感じない人の方が多いのかな?

181 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 09:18:18 ID:e+XNZvsR
そもそも氏の作品は読んでないので問題ないのだよ
ログ流し見してる時に!と・の多さが目障りなんで鳥つけてくんねぇかなぁとは思ってたけど

182 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 09:19:14 ID:vH4nq/Ev
エディタの仕様か、スペース入ってたり入ってなかったりで行頭の開始位置が統一されていない点は見づらかったけど
それ以外の点では読みづらさを感じなかったな。

>>180はどこを読みづらいって感じたんだろうか?
読みづらいってのは、いわゆる文章の癖、その人に合う合わないの問題だったりすることもあるから
本を読んで直す類の問題じゃなかったりするからねぇ。

183 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 09:28:08 ID:LkrY+TvU
クロスSSスレを1から追ってきて、
本で読みやすい文章と、掲示板で読みやすい文章って違うんだなあ……ということを学んだよ。


184 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 09:30:39 ID:E6DUvLtf
『!』や『?』の後、改行なしなら文頭には空白を1つ挿入し、『・・・』は『…』に変換してもらえるとありがたい

185 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 09:51:04 ID:Zl2bkGOi
プロを目指してるとかならともかく、そうでなければこの程度の文章のクセは問題視できんなあ。スマートになるならそれに越したことは無いが
それよりも、赤羽印タオル事件のカオスぶりを賞賛したい

186 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 09:54:17 ID:ndhRAf0j
作者さん乙です。
はわわ伝説(☆レジェンド)の詳細がw
某はわわ軍師が出演してるアニメのED曲のタイトルもあたし☆れじぇんど!っていうんだよなぁ…w
いや、何も関係はないよ?

187 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 10:39:43 ID:wbMUTRGm
文章のクセの話は個人によるものも大きいし、詳しいわけでもないので何とも言い難いんだが……
題材にフルメタル・パニック(ラノベ)選んだり、文中に禁書目録(ラノベ)のキャラ出してる人に
「ラノベでもいいから本を読むべき」って意見は何かヘンじゃなかろーか?

188 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 11:02:04 ID:LkrY+TvU
掲示板で見やすい形式と、保管庫で読みやすい形式とはまた違うんだろうなあ。

189 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 11:41:06 ID:iEflSf3T
>>187
お前ここの板が何処か分かってないだろ

190 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 11:41:40 ID:4guxz16k
というか専ブラを使っているかどうかとか画面サイズによる改行の入り方でまた変わってくるしなぁ

191 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 12:20:19 ID:wbMUTRGm
>>189
……お前さんの住んでる地域ではアニメ版禁書に五和さんって人出て来たのか?

192 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 12:37:46 ID:SkaM3cUs
>>185
「この程度」が気になる人もいるんだわ、許容範囲も人それぞれだから。

うまくなれ、とか失礼なこと言いたいわけじゃなくて、この程度のことが気になる人もいて、
掲示板に書いてる以上は他の人に見てもらいたいってことだろうから、ちょっと直せばもっと読んでもらえるようになるんでは?って話。

作者が直すしかない場所だから言ってみたが、この程度で読みたくなくなる人は読まなくていいってことなら余計なお世話になるんだがね。

つーか、改行とかの問題じゃないだろコレ。

193 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 12:53:04 ID:MYDz79FW
何だこの具体性に欠けた上から目線は
占い師みたいに誰にでも言えるようなこと言ってるし


194 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 12:56:02 ID:ausGQXM4
技術論は荒れる原因なので、ご遠慮ください。

195 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 12:59:16 ID:1TCnHOf0
>>192
じゃあ読まなければいいんじゃね
そも、作者がそれを望んで投下してる前提でもないのに、批評家気取りで叩いたり講釈たれたりする奴はスレにイラネ

196 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 16:27:28 ID:ey8X7RYO
>>180-195
・・・・・・今回の「少女達の憂鬱@学園世界」で自分が皆に言える事は、唯、一言。


『  混  沌  (  カ  オ  ス  )  を  読  め  !!  』


途中の非混沌な文章読むに、この書き手さんは地力は普通に読み易い
文章を書ける方だと推察出来ます。
つまり、今回のは『視覚的にからして混沌大騒動な文章に意図的にした』
って事でしょうよ。謂わば『イロモノ企画物』。
結果的に言えば「今回は、読んで読み切れない方は敢えて置いて行く! 暴走上等っ!w」
って事だと。
ま、一回位か「こう云うノリのシリーズ」と書き手も読み手も割り切れば、アリでしょw

ま、敢えて書き手さんにも言うなら、意図的に早口喋りにでもする描写を
挿し挟まないなら、!マークと続く次字との間には空白ひとつ入れた方が
文章が多少は見易くなりますよ。
(暴動シーンは大混乱っぽさを分かり易くする為に空白無しでも○)

後、微妙に誤字誤変換が多いです。
全文完成させた後で、一度はじっくり自分自身で読み直した方が良いでしょう。

197 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 16:36:27 ID:30f6T122
うおー、スゲー上から目線なヤツが現れたぞw

SSスレってこうやって衰退していくんですね、わかります

198 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 16:43:05 ID:z6mHM3va
ちと>192が投げっぱなしにも程があるんで。
もし自分が「少女たちの憂鬱」を読みやすいように直せと言われたらここを直すという部分を列挙しときますね。

注:コレはあくまで「自分ならこう直す」であって、正解ではないです。目安程度に。

・「!」が多用されすぎてて読むテンポを阻害してるので、減らしたほうがいいかと。
 「!」は通常1つ、多くて2つ。どうしても強調したい時だけ3つぐらいがベストと個人的には思ってます。
・同様の理由で 「・・・」は「…」(三点リーダ)で代用可能した方がいいと思います。文字数も減らせます。
 三点リーダを使用する場合でも、長くて「……」にしておいたほうが良いでしょう。
・通常時に「・・・」が多用されているため場面転換時の「・・・・・・」が少々ウザったいかも。
 場面転換が幾度かあるので、余計目に付くようです。
 文章の区切りは改行1つ空け、場面転換は改行二つ空けでも分かってもらえるかと思います。
 もっと分かりやすくしたいというのであれば、空白行と空白行の間に「※===※」のように記号を挟んでも良いかも。

199 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 17:01:10 ID:MYDz79FW
>>197
上から目線読者様が増えると職人はどんどん離脱していくからな
実際は職人ばかりじゃなくて普通に読んでいる読者も上から目線読者様のレス読んで引いていく
その結果レスはどんどん衰退していくことに
その兆候がとうとうここにも出てきたな

200 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 17:05:34 ID:LkrY+TvU
*** などで段落わけをするときは

 (全角空白) ***

と、頭に全角空白を入れてくれると、保管庫の人は助かります。
Wikiコマンドとして認識されちゃうので。


201 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 17:08:03 ID:Zl2bkGOi
まあ、誰も求めてないダメ出しを長々ぶちまける上から目線は、基本的にあぼんでいいんじゃないか

202 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 17:29:20 ID:ausGQXM4
>>200だけはためになった。

203 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 18:34:59 ID:zNr1fbwR
>>197-201
っつかさー、それなら
「読み手の方で読解力や行間読む力を全力で発揮しますんで、
どんな悪文やアンチヘイトの方でも書き手なら大歓迎ですっ!!w」
ってのがスレの過半数超えでの総意って事で良いのかい?

ま、自分はそれで全然おkだけれど。

204 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 18:38:25 ID:zNr1fbwR
あ、>>203は要は「読めない読み手の方が悪い」って事ね。

205 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 18:40:27 ID:MYDz79FW
なにげにアンチヘイトと文章書く技術を混同して扱うなよ
一緒くたにして扱っていいものじゃないだろ

206 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 18:47:42 ID:zNr1fbwR
>>205
(言ってる当人に取っては)善意のつもりの指摘や改善意見を
「ウゼぇw」の一言でシャットアウトするって点じゃあ、
どっちのを書いた場合でも結局は同じでしょう?

ま、書き手側にしてみりゃあ、自己流踏まえる上で敢えて
違えてる部分や技法を態々指摘されるってのは、確かにウザい事は確かだけどね。
端で見ている読み手にしても「(読めた自分達は)充分に楽しめてんだから、
今更そんなウザい事言って水差すなよな!」って感情は理解は出来ますけれどね。

207 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 18:48:05 ID:ausGQXM4
内容に突っ込み入れるのは割りと普通にやってる。
文章に難癖つけるのは嫌われる。
そういうこと

208 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 18:49:33 ID:x1WtloBi
読まれないよりはマシさ、たぶんorz

209 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 18:51:03 ID:30f6T122
>>203
書き手は誰でも大歓迎だよ。ただし、読む読まないはこちらの自由だからな
自分に合わない作品は読まないし、ケチもつけない。それだけのことだよ

210 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 18:55:08 ID:zNr1fbwR
>>207
だから、>>204の「(その技法に読み連れて行って)読めない読み手の方が悪い」
って事に帰結するでしょう?

正直、自分は「少女達の憂鬱@学園世界」自体は楽しんで読まさせて貰ったクチだし。

211 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 18:58:15 ID:zNr1fbwR
>>209
本心ではアンタに全面同意ですわ。

っつーか、あまり読まれない書き手が「自分の作品の何が悪いんだろう?」
ってのに自分自身で気付けなきゃあ、良作どころか佳作への道も遠いと思うしね。

212 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 18:59:40 ID:MYDz79FW
>>210
アンチヘイトも許可みたいな流れにするなと言うことだ
その感覚が理解できん

213 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 19:06:03 ID:zNr1fbwR
>>212
アンチヘイト基にした二次創作だって、その思考と二次元との相性の問題が有る
とは言え、亥に一つ位の確率程度には稀に良作が有るからね。
(ま、そのアンチヘイト具合を割り切れなけりゃあ、そもそも楽しめないけれど)

単にアンチヘイト作品ってだけで間口から門前払いの差別はしたくないだけ。
少なくとも個人的には。だけれど、それで読むかどうかも此方次第だけれどね。

214 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 19:15:14 ID:zNr1fbwR
っつうか、論点がずれたなぁ。
元々は「読み手を選ぶ文体に対して、それを読んだ一部の人が『読み難いです。
もっと文体を簡素化すれば読み易くなると思います。話自体は面白いから
惜しいです』って意見が出された」ってのが始まりだった筈。

で、その上で自分の弁を言えば
「あの文体があの作品の味なんだから、読めてない方が悪い」
って事になります。あいも変わらずにね。

215 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 19:20:09 ID:MYDz79FW
>>214
どう考えてもアンチヘイトと文体の問題を混同してしているとしか思えん
アンチヘイトがOKという感覚にも賛同できない
発端の書き込みには話が面白いと取れるようなことは書いていない

216 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 19:27:24 ID:zNr1fbwR
>>215
なら、テンプレに
「書き手の文体や技法に関する意見や批判は一切禁止します」
とでも新たに盛り込みます?

アンチヘイト作品に関しては、テンプレに既に
「御互いの作品を尊重しましょう」って挙げてるんだから、
そもそもアンチヘイト作品が好んで投下されるとも正直思えないし、
来たら来たでテンプレを建前に禁忌無くそのアンチヘイト作品にブーイング咬ませられるし。

217 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 20:34:17 ID:ausGQXM4
とりあえず言えることは、今の議論は面白くないってことだな。

218 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 20:37:43 ID:KyNlt+Te
というか一人だけが勝手な解釈でアホな事垂れ流してるだけだからな。
議論として成立してるかあやしい。

219 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 21:33:42 ID:Q0ca0edZ
こういう馬鹿にかまうと、肝心要の作品の投下が減るという本末転倒な
事態がおきるんだ。批評厨はイラネ、うぜえから消えろ

220 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 21:37:23 ID:NeI7YJ+n
けどまぁ、読む方が読みやすいってのは大事だわな

221 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 22:31:41 ID:OMCYvQ+z
結局の所はSSを書く人も、レスを書く人も、読む人の事を考えましょうってことだろう。

222 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 22:38:07 ID:ktFEaF55
と、言ったところで次のお話。

繰り返されるウォークライを読んでてふと思った。
宗助とかあかりんの他にも学園世界には芝村舞とか龍宮真奈とかそう言う軍人ノリな連中とか
そもそも軍人育成する学校とかあるけどさ、やっぱり類友って奴で近しい属性同士だと学校間の垣根を越えて親しくしてたりすんのかな?

223 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/09(火) 23:10:15 ID:4guxz16k
同族嫌悪という言葉もあるから場合によるんじゃないか?

卿<逆に考えるんだ
   書き手が書きやすいように設定を組んじゃっていいさ、と
   こう考えるんだ

224 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/10(水) 00:51:11 ID:HYsBZheo
軍人同士なら昔懐かしいとか、意見が合うよ気が合うよ、となりそうだ
錬金術同士だからって大徳寺先生と光明は、意外と活き活きと語り合うかも知れない
しかし陰陽師同士だからってはわわ巫女と陰陽博士のつっちーの話はきっと合わない

225 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/10(水) 01:10:25 ID:kUYxJuOm
待て、はわ巫女とにゃーにゃー陰陽博士なら弟妹談義で盛り上がれるのでは?

261 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/10(水) 18:26:44 ID:kUYxJuOm
またみたいだね。
確認したとこもう依頼出てるみたいだし、あとで投下しようとした時に落ちてたらどうするべきかな

307 名前:名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/10(水) 18:46:49 ID:kUYxJuOm
投下予告に来たんですが……
そういう雰囲気じゃないっぽいので新スレ立ったら投下しにきますね。
ではでは。


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